空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
佐伯真珠・木村哲郎
「全く佐伯先輩には参りましたよ、そこまで頼み込まれちゃ俺も人の子だ断りきれませんよ」
木村君は海自制服の制帽をかぶり直し
「それで、意識は戻ったの?」
私は聞き
「ええ、全く心配させやがって。でも俺達は優希がそんなに簡単にくたばるような男じゃないと知ってますからね」
彼は言いながら病院に入ろうとしたが
「げっ・・・マスゴミの奴ら・・・・ハイエナ並みの嗅覚だな・・」
東亜連邦との武力衝突が限定的に起こった為マスゴミはどうやら自衛官関係者、特に優希や木村君が属する第6護衛隊群関係者に話を聞こうと躍起になっている。
「マズイな・・・俺と一緒に行ったら佐伯先輩も色々言われますよ。」
木村君は言っている。あの後知ったが、優希はイージス艦「はぐろ」の艦長で木村君も同じくイージス艦「まや」の艦長職についている。木村君は不何がってるが
「いいわ、上等じゃない。私も色々と「マスゴミ」のクズ共に言いたい事あったものいい機会だわ」
私は言い
「だが、俺達と同じく制服を着ていない民間人に迷惑はかけられれません」
木村君は言うが
「私ね、この前の報道見てたもの、都合よく「歪曲したり」「隠す」このどこが真実を伝えてると言えるの?」
私は木村君に言い
「でも佐伯先輩も売れっ子の画家でしょう?マスコミ敵に回すと面倒ですよ」
言われるが
「そうなったら、画家辞めるしそうだなぁ・・・優希に責任とってもらうのもいいかもしれないな」
私は答え
「先輩・・・怖いですよ・・・・」
木村君はドン引きしていたが
「行きましょう」
私は一歩を歩み出そうとしたが
「ダメです、佐伯先輩に迷惑はかけられん、俺が先に行くからその後何気ないふりしてそのまま病院に入れ。病室のある階で合流しよう」
言うやいなや木村君はスタスタ行ってしまい、早速マスゴミに捕まる
「おい、あれ第6護衛隊群のイージス艦「まや」艦長の木村一佐だ」
直ぐに木村君を囲み
「木村さん、なにか一言お願いします。」
「第6護衛隊群の一員としてコメントお願いします」
「一ノ瀬一佐の容態についてなにかお聞きになっていませんか」
「また、一ノ瀬一佐が独断による暴走したとの噂もありますがソコの所どうでしょうか」
私はその間にスタスタと病院の中にはいる。その頃木村君は
「艦隊の一員としては基本的にはノーコメントです。ですがあえて一言言わせて頂くならばあいつは、一ノ瀬一佐は独断でなど暴走していないとだけ彼の名誉の為に言わせていただきます。以上です」
木村君も病院に入ってきた。
「全く、マスゴミの奴ら」
木村君は毒付きながら合流し
「よし、行くか」
木村君と私は彼の病室に行き
こんこん
ノックすると
「どうぞ」
声が聞こえ中に入ると、私も木村君その光景に驚いた
「西郷防衛大臣ッ」
木村君は慌てて敬礼するも
「敬礼は必要ないよ、一佐。私はここに防衛大臣としてではなく個人としてきている」
言われ
私はベットに目を向けると申し訳なさそうに優希がいた。
「なにはともあれ、無事で良かった。一ノ瀬君。艦は作れるが優秀な艦長はお金では買えない。」
西郷防衛大臣は言い
「ご心配をおかけして申し訳ありません、それに引き渡されたばかりの艦を傷モノにしてしまって何といって詫びればいいのか」
優希は艦長としての責任を感じているのかもしれない、しかし
「君の指揮は適切だったと検証結果が出ている。むしろ謝らねばならないのはこっちのほうだ。電子戦装備の脆弱さに気付けなかった。今「はぐろ」修復の為ドックに入っているがその際に対電子戦装備もアップグレードする事が決まった。君達に現場に不便な思いはさせないよ」
言われ
「はい、ありがとうございます」
優希は言っているが元気がない。
「ゆっくり体を休めてくれ。では失礼するよ」
言われて退室していった。私はやり取りを見ていたが我慢の出来る人間じゃないとも言えた。
「優希、災難だったな」
木村君は言い
「すまん、艦隊に穴開けて」
優希は言い
「気にすんな。むしろお前は自艦だけじゃなく。台湾の人達も守った。いずもにヘリで搬送されるその時までお前の事を心配していたぞ漁師の方々。」
木村は言い続けて
「それとなんだが、お前が送った画像なんだがやはり音響ソナーだった。それも露助製のな」
木村は言い
「あの後、第5護衛隊群を日本海から呼び戻してあの海域に送って音響ソナーを1個回収し全て破壊したとの事だ。」
報告を聞いて
「そうか・・・・秋津群司令に迷惑をかけてしまったな」
優希はいった。
「東亜連邦の奴ら悔しそうに遠目に見てたとさ。流石に知将・勇将とも言われる秋津司令率いる第5護衛隊群「いぶき」相手じゃ東亜の奴らも分が悪いと踏んだんだろう。」
丁寧に木村は説明してくれた。私は
「はい、これ見舞いの品」
クッキーを置き
「はは、退屈しなくてすみそうですね、スミマセン先輩・・・」
優希は笑いながら言うなか
私は真剣に
「木村君がいる前で今こと聞くのは卑怯だってのわかるけど、もう除隊してもいいと思う。ううん一ノ瀬は十二分に戦ったし、尽くしてきた。私は一ノ瀬がこういうふうな姿になるのを見ているなんて耐えられないよ」
言い
「・・・・・・・」
「席外そうか?」
木村君が言ったが
「そうして」
私は言ったが
「いや、このままでいい」
優希は言い
「そう思ってくれるのはありがたい、でも俺だけ尻尾巻いて逃げるなんてできない、艦隊の皆は俺にとって家族同然だ。真珠先輩がそう言ってくれるのもありがたいことだけども」
優希は言い
「また現場に戻ってきてくれるのか?」
木村は言い
「当然だろ、俺は「艦長」だぞ。東亜のやつらにやられて黙ってられるか、次にやり合う時がくれば倍返しだ。」
優希は木村君に言っている
「それは頼もしいが・・・・その・・・なんだ・・・えっと」
木村君は口ごもり
「はっきりしろ、お前らしくもない」
優希は言い
「分かった、言うぞ。「佐伯先輩の気持ちにも気付いてやれ」と俺は言いたいのさ」
木村君はバツが悪そうに言い
「・・・・・・・・」
優希は
「へっ?!」
間抜けな顔をして
「この鈍感野郎」
優希は木村君に怒られ
私は顔を赤くし俯くなか
「はっ?!、えっ?!」
状況を飲み込めて居ないのは優希だけだった。その後、混乱する優希を放置し私達は外に出る
「佐伯先輩、頑張って下さい!!」
グッドラックとでもいいたそうな顔をし
「おっと、俺はこれから艦隊の艦長会議なので失礼します」
木村君は行ってしまった。
第6護衛隊群 旗艦 DDV194 「ずいかく」
「しかし今回は本当に一ノ瀬一佐にとっては災難だったな」
艦隊司令の白谷群司令は言い
「中国の次は台湾ときましたか、懲りない国だ」
ずいかく艦長の風吹一佐も頷き
「だがこれではっきりした事がある。」
口を開いたのは海江田一佐だ
「かの国は我々と一戦交えるしたくをしていると判断出来る。」
海江田一佐は言い
「ああ、俺も海江田に同意見だ」
深町一佐も言い
「先の襲撃は我々に対するメッセージかはてまた最新鋭のイージス艦の性能がどれほどのものか探りを入れに来たか」
言い
「いずれにせよ、一ノ瀬一佐はよくやってくれた。東亜連邦の奴らも防御能力の高さを目の当たりにしただろう。11発撃って到達しかけたのが一発のみ。それもECMさえ装備していれば事実上は被弾0」
白谷海将補は言い
「今日、一ノ瀬の見舞いに行きましたが「艦隊に迷惑をかけて申し訳ない」とのことでした。」
木村一佐はいった。
「いや彼はよくやってくれている。」
白谷群司令は言い
「だが「まや」「はぐろ」が改修・修復で抜けたイージス艦の穴は大きい事はいがめない」
白谷群司令は腕を組み悩み
「そうですね、「まや」だけなら改修作業と言っても大掛かりなものではないのでそうそう時間はかからないと思われますが」
木村は言い
「問題は「はぐろ」か・・・爆圧により右舷艦首付近破損、電子戦装備換装か。こっちは少し時間がかかりそうだな」
白谷群司令も言い
「そうですね」
艦隊幹部もイージス艦が抜けた事による穴埋めに頭を抱えていた。
次回~変わりゆく時間~を予定しています。