空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
あの事件からより「東亜連邦」に対する世界の目は厳しくなった。奴らはやり過ぎたと言っても言い「中国籍商船撃沈・乗員虐殺事件」「台湾籍漁船襲撃事件」そして極めつけは「自衛隊イージス護衛艦襲撃事件」と日に日に危機感が募っていく。
そして日本でも「東亜連邦」に対する警戒論は強くなり防衛の空白地帯になっている西ノ島一体に自衛隊を配備する案が出されたが、相手に口実を与えかねないとし却下となる。そして、先の事件から修復と改修作業を受けていた護衛艦「まや」・「はぐろ」の2隻は部隊に再度引き渡され艦隊に復帰した。
佐伯宅
「優希、これここでいいの?」
呼ばれ声の主の所に行き
「ああ、ここでいいよ」
俺は言い真珠に向き直った。
「今更だけど本当によかったの」
真珠は俺に言い
「何が?」
聞くと
「えっと、私達家族との同居」
真珠は言った。そう。あの事件以降、艦は修理&改修でドック入りし俺は入院している為真珠先輩は毎日見舞いに来てくれたそして、俺達の距離はいっきに近づき交際を始め最終的に俺達は結婚し家族になる道を選んだ。俺は別に同居やそういったものに抵抗はなくむしろ真珠先輩のご両親や義妹の日向や菖蒲そして祖父など大変に良くしてもらって感謝している。
「いや、お義母さんやお義父さんに大先輩のおじちゃんにそして義妹の日向や菖蒲、家族ってこんなにも暖かいんだなって再認識してたところ」
俺は言い
下から
「真珠~~、優希く~~ん」
呼ばれ
「ご飯ね行こう」
下に降り
皆で席に付き夕食を食べる
「いやぁ、やっぱり娘はいいものだ。相手を咥えて戻ってくる。」
お義父さんは言い俺は
「あははは・・・」
苦笑するしかなく
「お父さん、義兄さんに失礼でしょ。私たちに気使って同居してくれてるのに。」
菖蒲が言い
「お父さん、飲んだくれはダメだからね!!」
日向も釘を刺す中
「どんな形でもいいじゃないの皆がこうして笑顔でいられるなら」
お義母さんが言い
「いいえ、こちらこそ至らない所があるかもしれませんがどうぞよろしくお願いしたします。」
俺は言い
「一ノ瀬中将の孫さんがわしの孫になるとはもうわしは思い残す事はない冥土のお土産になる」
おじいさんは言い真珠が
「もう、おじいちゃんたら曾孫抱くまで死んだらダメだよ」
言い
「はい、是非」
俺も言い
「嬉しい事を言ってくれる」
おじさんは泣きそうになっている。そんな中
「東亜連邦による蛮行が後を断ちません」
そのニュースに皆が釘付けになる
「フィリピン・台湾の漁船の拿捕・乗員の殺害と言う残虐な事件が後を断ちません。両国政府が抗議する中「東亜連邦」は
「領海内での操業は一切認めない、我々の領海での操業は万死に値する」
と声明発表しております。
このニュースに
「血も涙もない悪魔のような連中だな・・・・」
俺は箸を置きながら言い
「まったくじゃ」
同じ海軍の出身の真珠や日向と菖蒲の祖父も憤慨している。
「日本政府は、この東亜連邦の蛮行とも言える行為に対して抗議すると共に領海防衛の為に海上自衛隊の「第6護衛隊群」の派遣も視野に入れて検討している段階です」
レポーターは原稿を読む。
「嫌な世の中になったな。前にあった尖閣有事から日本と中国がせっかく手を取り合える所まできたのに、次は「東亜連邦」とは」
お義父さんは言い
「そうですね、私もそう思います」
俺は言い
「でも、くれぐれも無理はしないようにね貴方はもう一人じゃない真珠という妻が家族がいるんですから。私達も同じですけども」
お義母さんに言われる
「ええ、無理はしないです」
答え
「本当に約束よ?」
真珠に日向や菖蒲が言い
「もちろん、約束だ」
俺も言い、食後
「真珠、今更なんだが本当にごめん。」
俺は謝り
「新婚旅行の事?」
真珠は言い
「気になんてしてないよ、私は全部覚悟して承知の上で貴方と一緒になったんだよ。自衛官である夫がそう簡単に休みが取れない、ましてや今この情勢支える側の私がワガママ言ってどうするのよ。後で休みが取れそうな時二人で近場でもいいからゆっくり旅行でもしましょう?」
真珠は言い内心ここまで出来た妻に感謝しなければいけないのは俺の方だと痛感する。
「また明日から海の上だけど頑張れそうだよ」
俺は言い真珠をそっと抱きしめた。
次回~日・中・台・比・首脳会談~を予定しています。