空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
議長国 日本
中国 主席
台湾 総統
比 大統領
と集まった。
「此度の犠牲者に対して日本国民を代表し哀悼の意を捧げます」
伊部総理は言い
「我が国も同様です」
中国の集金平国家主席も賛同し
「ありがとうございます」
台湾総統は言い
「先のイージス艦襲撃事件の際に国民を助けてくださったイージス艦艦長の一ノ瀬大佐に是非お礼が、いいえお礼では言い表せないと思っています。我国は大佐に勲章の叙勲をと考えています」
台湾総統は言い
「ありがとうございます、ですが本人は消して大した事をしていないというでしょうただ一言「シーマンシップに法っただけです」と」
伊部は言い
「しかし今後あのならず者国家を相手にどう対応するかですな」
比大統領は言い
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
全員が黙ってしまう。
「そもそも東亜連邦は空母機動部隊がある事をいい事に好き勝手やっている。対抗馬となるとすれば」
比大統領は言い
「我が国ですと「第5護衛隊群」と「第6護衛隊群」ですな」
伊部は言い
「うむ・・・我が国も出せない事はないがせっかく各国と友好的にできているこのタイミングで空母機動部隊を出すとまずは日本の国民に不安を煽る事になりかねない過去の有事を思い起こさせてしまうのではないかと」
集主席は言い
「我々も半島監視の意味を含めて第5護衛隊群は日本海に貼り付けているような状態ですし第6護衛隊群に至っては遺憾ながらまだ乗員の練度不足が歪めず昼夜を徹して訓練にしている段階です。」
伊部総理は言い
「ふむ・・・・アメリカ軍は宛にならんしな」
比大統領は言い
「確かに」
集主席も言った。米軍はアジアプレゼンから後退気味であり「米軍」はあてにならんとようやく気づいた日本は空母を持つに至った経緯がある。
「うーん・・・」
伊部は唸り
「難しい状況だな・・・」
集主席も
「うむ・・・・国内でも「報復」を望む声があるがおいそれと戦闘になれば大事になる。アジアを巻き込んでの大問題になりかねない。」
集主席も言い
「我々も先の有事でいかに対空母戦が難しいかを実感したとこであって実際に「東亜連邦」と仮定し「グルシャ」を沈めるとなると・・・・護衛の駆逐艦と巡洋艦を排除し潜水艦の雷撃で沈めるか、空爆で沈めるか難しい所だ。」
伊部もいう。先の有事では「いぶき」艦長秋津一佐の立案により撃沈ではなく空母機能を奪う作戦に出てそれが功を奏し勝利へと繋がった。しかしそれが毎度毎度通用するとは限らない。
「「「「うーーん・・・」」」」
頭を抱える一同だった・・・
次回~演習第二クール~を予定しています。