空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
佐伯宅
真珠・日向・菖蒲 アトリエ
私達が結婚しはや数9ヶ月
「は~あ」
ため息を私は付き
「もう、おねぇちゃん何回目の溜息よ」
「ホントホント」
筆を置き日向と菖蒲は私に言い
「何回目だろう」
私は答える
「もう・・・しっかりしなよ「母親」になるんだからシャキっとしないと」
菖蒲に言われ、お腹をさすりつつも今は海の上であろう最愛の人の顔を思い浮かべる。
先島諸島 第6護衛隊群
夜間飛行訓練の為に動いていた。
艦隊防空イージス護衛艦DDG-180はぐろ
CIC
「順調か?」
副長の翼に声をかけ
「はい艦長、発艦・着艦問題なく進んでいます。」
言い
「海図を出してくれ」
俺は言い
「どうしたんですか艦長」
俺はディスプレーに表示される海図を見て
「先島諸島から・・・小笠原諸島まで・・・やはり距離があるか」
言い
「艦長?」
翼は言い
「嫌な予感がしてな・・・」
俺は言い
「嫌な予感ですか?」
砲雷長の子林三佐が言い
「ああ、こうも距離が離れているとどうしても先の有事を頭に連想してしまってな、あの時はその隙を突かれて中国軍の占領を許してしまった。」
頭を掻きつつ答え
「確かにそうですね。あれ以降は海保の巡視船がいますがあそこは空白地帯になっています。連中ならやりかねない、巡視船じゃ軍用艦は止められない。」
翼も言い
「杞憂に終わってくれればいいんだが」
俺は言った。そんな中
「そういえば、艦長の奥様今妊娠何ヶ月なんですか、今度皆でお祝いだそうって話していたんですよね」
砲雷長の小林三佐が言い
「は?!小林三佐なんで知ってるんだ」
俺は言い直ぐに副長の翼を見ると目が泳いでいた。
「お前って奴は・・・」
翼を見て言い
「艦長すいませんでもおめでたい事なんですから皆にもと」
翼は言い
「ま・・まさか」
言うと
「艦隊の皆が知っていますよ。ずいかく艦長の風吹一佐も副長の矢口二佐も白谷群司令もまや艦長の木村一佐に、せいりゅう艦長の深町一佐にしょうりゅう艦長の海江田一佐もご存知です」
小林三佐は言い、俺は震えながら言い翼に振り返り
「つ~~~~~ば~~~~~さ~~~~~~~っ」
俺は翼を怒鳴り
「艦長、勘弁してください」
翼は怯えきっていた。
艦隊防空イージス護衛艦DDG-179まや
「どうも胸騒ぎがする・・・・嫌な予感がするんだなぁ・・・」
イージス護衛艦まや艦長の木村哲郎一等海佐は言い
「何が嫌な予感なんですか?艦長」
副長の大室二佐が言う
「先島諸島から小笠原諸島は距離が離れている。第5護衛隊群が日本海側に張り付いた状態で俺達第6護衛隊群は先島諸島だ。もし、東亜の連中が行動を起こすなら今をおいて他にはないと思ってな」
木村一佐は言った。そして此処でも
「そういえば話は変わるが副長、「はぐろ」艦長の一ノ瀬一佐が親父になるってもう知ってるな」
木村は言い
「ええ、おめでたいことです。何ヶ月か前にご結婚されたばかりで式には艦隊代表で艦長や司令達が参列したと」
大室二佐は言い
「まぁ、俺は新郎の高校の同級生だからわかるがようやくっていった所だな。まぁでも副長はしってるかは分からないが相手は世界で有名な画家だからな」
木村一佐は言い
「誰ですか、もったいぶらずに教えて下さいよ艦長」
大室二佐は言い
「佐伯真珠って知ってるか?」
言い
「知ってますよ、超が付く有名な方じゃないですか。」
大室二佐は言い
「はぁ・・・いいな一ノ瀬一佐も所帯持ちか・・・・」
勝手に落ち込む大室二佐を前に
「そういえばお祝いうちの艦は何出すんだ?」
木村一佐は言い
「それがまだ全然です。まぁ仕方がないですよね目が回るくらい忙しいんですから」
大室二佐は言った。
第6護衛隊群 旗艦 航空機搭載型護衛艦DDV194ずいかく
CIC
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
海図を見ながら二人無言になる
「艦長、よろしいでしょうか」
矢口二佐は言い
「多分同じ事を考えていると思うよ私も」
ずいかく艦長風吹一佐も言い
「先の有事の際もこの距離を突かれて占領を許しました、まして今回は現地に陸自の基地はない。いわば防衛の空白地点とも言える場所です。」
矢口二佐は言い
「ああ、俺も同じ事を考えていたよ副長もし「東亜連邦」が動くならば今をおいて他にはないと」
風吹一佐も言い
「何事もなければいいんですが」
矢口二佐は言い
「ああ、だが正直な所俺は胸騒ぎがするんだ、なんかこううまく伝えることができないんだが・・・」
風吹一佐はバツが悪そうに言い
「・・・・・・・・・」
矢口二佐も不安げな表情をしていたのだった。
「艦長、話変わりますけど、一ノ瀬一佐が父親になるって話でお祝いをとのことでしたが何か案浮かびましたか?」
暗い話を変えるために矢口二佐は言い
「そうだな、俺も何か考えていたがありすぎて絞りきれない状態だな」
風吹一佐は言い
「お二人共幸せそうなでしたものね、挙式の時のあの顔」
矢口二佐は言い
「ああ、それに今度はオメデタと来たもんだ」
風吹一佐は言い返し
「でもそうすると育休とか取るんだろうかな?」
腕を組みつつ矢口二佐は言い
「当たり前だな、奥さんに任せっきりなんてする訳無いだろあいつに限ってな」
風吹一佐も言い
「だとすると、高本二佐苦労しますね・・・」
苦笑し矢口二佐は言ったのだった。そんな中各員が抱く「嫌な予感」は最悪の形で当たる事になってしまうという事をこの時彼らはまだ知る由もなかった。
次回~恐ていた事態~を予定しています。