空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
小笠原諸島近海
海上自衛隊 汎用護衛艦DD-118「ふゆづき」
「艦長、この海域に来てもう二週間ですが特に問題があるようには見受けられませんね」
左舷ウィングに本艦艦長一ノ瀬優希二等海佐、副長高本翼三等海佐が出て言った。
「そうだな、しかしここ一帯の西ノ島・そして春島・無人の秋島の特に西ノ島の住民は常に東亜連邦の驚異に晒されている。海域に駆逐艦や巡洋艦が目撃されている報告も上がっている」
俺一ノ瀬は言い
「艦長、やはり・・・ですかね」
副長高本三佐も頷いた。東亜連邦は西ノ島・春島・秋島の領有を激しく主張し自衛隊と一触即発の事態を何度も起こしている。
「中に戻りましょう、艦長」
高本三佐に言われ俺は艦橋に戻り
「副長、では艦橋で指揮を頼む」
言い
「了解」
高本三佐は敬礼し俺はCIC「戦闘指揮所」に行く。戦闘指揮所に入り自分の椅子に座る。
「砲雷長、どうだなんかあったか?」
尋ね
「いえ、ソナーにも何も反応はありませんオールクリアです」
砲雷長は答えた。
「ふぅ・・・・・・」
一息吐いた時
「レーダーコンタクト・・・・中国船籍の貨物船です・・・距離14キロ」
レーダー要員は言い
「貨物船か・・・」
この海域はよくもわるくも緊張する海域であり東亜連邦の潜水艦もしくば駆逐艦がの出没地帯とも言われている。
「黙って見送ってやれ」
俺は言った。今の日中にあの時のような戦闘が集結した時のような憎悪の感情はない、互いに未来に目を向ける為にも。
一人感傷に老けていると
「艦長、ソナーに感あり・・・・識別信号に反応ありません。」
ソナーマンが言い
「おいでなすったか」
どうやら東亜連邦の潜水艦のようだ、俺は言うと席に座り
「!!艦長魚雷発射官開口音探知」
突然の事で一瞬真っ白になりかけるが
「こんちにわで挨拶がわりにズドンか?それでどっちだ?本艦かそれとも中国船籍の貨物船か!」
言うと同時に
「自衛艦隊司令部に報告しろ、事は緊急だ民間の船舶にも関わる」
直ぐに通信員に指示を飛ばすと同時にインカムを取り
「艦長より総員へ対潜戦闘用意ッ、繰り返す対潜戦闘用意ッこいつは演習にあらず」
艦内に警報が鳴り響き直ちに戦闘態勢に移る。
「艦長、艦隊司令です」
言われインカムを付け
「一ノ瀬二佐です。」
言い
「一ノ瀬二佐、報告は直ちに官邸に上げる、貴官らがいる海域はグレーゾーンだと言う事はわかっているな事戦闘は許可しない万が一撃ってきたら回避行動に徹せよいいな撃ち返してはならんいいな!!」
命令を受け
「了解しました」
言い通信を切る。それと同時に
「艦長、魚雷発射音探知ッ」
ソナー要員は叫び
「魚雷の目標は?」
すぐさま席に着き
「中国船籍です、マズイ・・・距離20キロ」
言い
「あの豚足じゃ魚雷を回避は出来ないぞ・・・・」
俺はモニターを見つつ言い
「中国船籍、救難信号を発信」
通信員は言い、
「・・・・・・・・・・・・ソナー魚雷と貨物船までの距離は?」
言い
「はっ、本艦の位置から魚雷まで距離10キロちょうど貨物船の中間ポイントです」
艦の艦長として俺はこの船の乗組員200名と726億円のこの船を守る義務がある、だがそんな体裁は「人と命」があっての話だ。魚雷が命中すれば貨物船といえどもただでは済まない
「間に入らねばなるまい・・・・」
呟き
「艦長、しかしそれは艦隊司令部の命令から大きく逸脱する事に・・・」
砲雷長は言い
「責任は俺が取る、機関最大、最大戦速魚雷と貨物船の間に割って入るッ」
命令を下した。自分の首が飛ぼうが構いやしない、艦はスピードを上げて魚雷と貨物船の間に向かって突っ走る。
貨物船籍side
「船長、魚雷です!!」
乗組員は言い
「馬鹿な、この海域で民間船舶を攻撃だと!!」
船長のワン・リーカンは言い
「機関室、エンジン出力最大!!魚雷をかわせッ!!」
指示を出し
「国際救難信号を出せ」
言い
「付近を航行中の艦は・・・・いました、日本海上自衛隊所属護衛艦「ふゆづき」です。」
乗員は言う中
「船長、「ふゆづき」接近します・・・・このコース・・・・まさか魚雷と我々の間に割って入ろうと・・・・」
貨物船sideアウト
「総員テッパチを付けろ、左舷要員退避急げッ」
命令を出し
「マスカー開始ッ、デコイ一番、三番、発射準備ッチャンスは一回こっきりだスカせばドテッ腹に魚雷をご馳走される羽目になるぞ」
叫び
「艦長、所定のポイントに入ります」
レーダー員ソナー要員が言い
マスカーの気泡で魚雷のセンサーを攪乱、デコイを発射し魚雷を攪乱する。距離的には一回ターンすれば燃料切れで魚雷は貨物船までは到底届かない、だがチャンスは一度きりしくじった場合は貨物船の楯となり我「ふゆづき」を持ってして貨物船を守る。
「デコイ一番、三番発射ッ」
命令し魚雷の射線上にデコイを打ち出す。
「頼む・・・・食いついてくれ・・・・」
言い
「魚雷、二本ともデコイに食付きました。魚雷ターンしデコイを追っています。」
ソナー要員からの報告に胸をなでおろしつつも
「敵潜の位置は」
言い
「当海域から離脱した模様です・・・・」
報告を聞き
「ふぅ・・・・・」
中国船籍の貨物線より回線開けのコールです」
通信員が言い
「わかった回線開け」
俺は言いインカムを取る
「こちら日本国海上自衛隊護衛艦「ふゆづき」艦長の一ノ瀬二佐です」
言い
「中国船籍貨物船船長ワン・リーカン船長だ、貴官らのおかげで無事に帰れそうだ本当にありがとう、本当に・・・・・・」
船長は感無量といったようで
「ご無事で何よりです、今のうちに海域を離脱しましょう何があるかわかりません」
そう言っていると自衛艦隊司令部より緊急の通信が送られてきたようで
「直ちに帰投せよ」
の一文字だった。
「{了解って返信しとけ}」
小声で通信員に言い
「本艦も帰投命令が出ています道中の途中まで護衛したいと思っていますが」
言い
「それは・・・・よろしいので」
いわれCIC内部の乗組員を見るが誰ひとり嫌な顔をしていない
「ハイ、」
答え
「よろしくお願いします」
こうして「ふゆづき」は中国船籍貨物線を護衛しつつ海域を離脱した。これが俺の最後の航海になるその時感じ俺は海を目に焼き付ける為に艦橋に上がった
「ご苦労」
俺は言い
「艦長・・・・・」
翼は・・高本三佐は言うが
「人として間違った事はしていない、自衛官としては大間違いかもしれないがな」
俺は言い艦長席に座った。
第二話~解任~を予定しています。