空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

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凶報を受け、演習を切り上げ艦隊は急ぎ小笠原諸島へと急行する事になる。


第20話~第6護衛隊群現場海域へ~

先島諸島 第6護衛隊群 旗艦「ずいかく」

 

CIC

 

乗員達はモニターに釘づけになっていた。

 

「やはりか・・・」

 

風吹一佐は言い

 

「艦長の嫌な予感が当たってしまいましね」

 

矢口二佐も悲痛な表情でモニターを見る。

 

そこに

 

「風吹一佐、矢口二佐、本艦隊に命令が下った。演習を切り上げ先島諸島から現場海域の小笠原諸島へ急行せよとの事だ。防衛大臣より自衛隊全部隊に対して「防衛出動待機命令」が発令される見通しだ。現場に向かうまでに「東亜連邦」の妨害がある事が予想される。」

 

群司令の白谷司令は言い

 

「「防衛出動待機命令」」

 

風吹一佐も矢口二佐も言い

 

「我々が対東亜連邦の先鋒を担う事になる。奴らは交渉に応じるような国じゃないと言う事はよく知っているはずだ。」

 

群司令は言い

 

「「了解しました」」

 

風吹一佐、矢口二佐は言い

 

風吹一佐はインカムを取り

 

「「ずいかく」艦長より各艦へ、本艦隊は演習を打ち切り小笠原諸島海域に向かう。これは訓練ではない、繰り返す、これは訓練ではない、自衛隊全部隊に対し「防衛出動待機命令」が発令されるとみられる。ここから先の我々が向かう海域は既に戦場である事を心せよ。対空・対潜警戒を厳せよ」

 

言い風吹一佐はインカムを置いた。

 

「とうとう起こっちまった・・・・か」

 

風吹一佐は言い

 

「大丈夫か」

 

矢口二佐は言ったのだった。

 

 

 

 

艦隊防衛イージス護衛艦DDG180「はぐろ」

 

CIC

 

「防衛出動待機命令?!」

 

艦内放送を聴き、モニターを見ながら翼は驚きつつ言い

 

「難しい判断の中よくぞ防衛出動待機命令まで一気に出してくれました。」

 

冷静に俺は言い、

 

「艦長これは・・・・」

 

砲雷長の小林三佐は言い

 

「ああ、確実に出るだろうな、戦後二度目となる「防衛出動」命令が」

 

俺は言い

 

「防衛出動」

 

小林三佐も言い

 

「ああ、要件は満たしている。領土が不法に他国の軍隊・武装集団に占領され既に日本国民が亡くなっている、それも武力衝突でだ。」

 

言い、インカムを取り

 

「艦長より総員へ、本艦は演習を切り上げ小笠原諸島へと艦隊の一員として急行する。皆、怖いと思う者もいるかもしれない、不安に感じるかもしれない。だが島民の方々はそれ以上の恐怖に晒されている事を忘てはならない、全てはこの日の為に備えてきたと思え、最後になるが、誇りを持て。領土奪還にこの艦を含む第6護衛隊群が選ばれたということを…!!、総員の奮闘を期待する。以上」

 

言いインカムを置く。

 

「そうですね、艦長、副長は先の有事でも最前線にいたとか。冷静なのは戦闘を経験しているからこそなんですね、艦長が指揮官で良かった。」

 

小林三佐は言うが

 

「とりあえず、目の前に任務に集中しよう。転舵用意ッ」

 

指示を出したのだった。

 

 

 

艦隊防衛イージス護衛艦DDG179「まや」

 

CIC

 

「二度目か・・・・」

 

CICにて木村一佐は言い

 

「艦長、」

 

大室二佐は言い

 

「うむ、艦長より総員へ達する。本艦隊はこれより敵占領地帯にへと向かう。我々は一人ではない。皆隣を見ればわかると思うが我々は家族だ。困難な任務とも言えるかもしれないが必ず我々は国民を守り領土を奪回する。必ずだッ!!以上。」

 

木村一佐はインカムを置き

 

「転舵用意っ」

 

指示を出す

 

「か・・・艦長、本当に戦場に・・・」

 

大室二佐は言っている

 

「無論だ。恐らくは「東亜連邦」も我々が出てくる事を読んでいるだろう。現場海域の海上優勢と航空優勢の確保が我々の任務になるだろう。」

 

木村一佐は言い

 

「そうですね・・・・いよいよですね」

 

大室二佐は言い

 

「心配するな、必ず俺達は生きて帰るんだ。」

 

木村一佐は副長の大室二佐に言い

 

「はいっ」

 

大室二佐も頷いた。

 

 

 

艦隊防衛汎用護衛艦DD120「しらぬい」

 

CIC

 

「防衛出動待機命令?!・・・・嘘だろ」

 

艦長の如月修二二等海佐は言い

 

「マジの本番ってことですか・・・艦長」

 

副長の三上優也三等海佐も言い

 

「・・・・・来る時がいよいよ来って事か・・・」

 

艦長の如月二佐は言い

 

「まさか・・・自分が戦場に行くなんて・・・・」

 

言う副長に

 

「三上三佐、我々は自衛官・軍人だ。警備員ではない。覚悟を決めよう。」

 

諭すように如月二佐は言い、インカムを取り

 

「艦長より総員へ達する、本艦はこれより占領地帯へと向かう事になる。本艦は艦隊の対潜警戒の一翼を担う、艦隊の耳になる。総員気合を入れていけ。日本の土地代が高い事を東亜のれん中に教えてやるぞ、総員の奮闘を期待したい以上」

 

インカムを置き

 

「転舵用意っ」

 

如月二佐は指示を出し

 

「俺も正直な事いえば実戦は初めてだよ、胃の中がフラフープになりそうなほど緊張している。こんな時どっしりと構えているであろう一ノ瀬一佐や木村一佐が頼もしい」

 

如月二佐は言いつつ

 

「{だが、動揺はするなよ指揮官が同様すれば下に伝染するきいつけろ}」

 

三上三佐に耳打ちし

 

「{了解です艦長}」

 

三上三佐も頷いたのだった。

 

 

 

 

艦隊防衛汎用護衛艦DD116「てるづき」

 

「防衛出動待機命令か・・・・・いよいよ来る所まできちまったか」

 

てるづき艦長加藤貴明二佐は言い

 

「先の有事から数年、平和に暮らせると思っていたんですけど、平和は長続きはしないということですかね」

 

副長の高山三佐は言い

 

「しょうがない。、俺達がやるべき仕事は一つだいかなる時も国民と領土を守る事だ」

 

加藤二佐は答え

 

「実戦は俺も初めてだが緊張しても始まらない。特に俺やお前指揮官が緊張すれば下に伝染しちまうぞ」

 

加藤二佐はモニターを見つつ言い

 

「はっ、了解しました艦長」

 

高山三佐は言い

 

「転舵用意っ、艦隊に動きを同調」

 

加藤二佐は指示を出し

 

「はっ、了解しました艦長」

 

 

 

艦隊防衛潜水艦SS509「せいりゅう」

 

「おっ、政府の奴ら覚悟決めたみてぇだな」

 

艦長の深町一佐はプリントアウトされた指示書の紙を読み、横から見ている副長の速水二佐も

 

「えっ・・・「防衛出動待機命令?!」」

 

ぎょっとしたような表情で言い

 

「おまえなぁ、人の庭に銃持った奴が入り込んできたら追っ払うのは正当な権利だぞ」

 

深町一佐は紙をくしゃりを握り潰し

 

「好き勝手に他国の領土に侵略し、殺戮しようときやがったんだ、だったら同じリスクを背負う事を教えてやろうじゃねぇか、それが防衛力の意味だという事をな」

 

深町一佐は速水二佐に言い

 

「転舵用意、艦隊前衛に付けろっ」

 

命令を出したのだった。

 

 

艦隊防衛潜水艦SS510「しょうりゅう」

 

「ふむ、政府は腹を括ったか」

 

艦長海江田一佐は言い

 

「そのようです、事と次第によってはこのまま戦後二度目となる防衛出動命令が発令される見通しになるかと思われます。」

 

副長山中二佐は答え

 

「我々は先の有事を経験している。慌てる事はない、訓練通りに任務を遂行するだけだ。我々護衛艦隊の任務は「ずいかく」を守る事だ。」

 

海江田一佐は言い

 

「はっ、心得ております艦長」

 

山中二佐も言った。空母機動部隊の敵は潜水艦とはいったものだがせいりゅう・しょうりゅう艦長は只者ではない。リムパックの演習に置いて米海軍空母機動部隊を相手にし艦隊防衛網をすり抜け空母を10回仕留める程の知将・勇将とも言われている人材だ。

 

「我々の仕事をこなそう、山中転舵用意っ、せいりゅうの脇につける」

 

海江田一佐は指示を出し

 

「了解しました艦長」

 

山中二佐は言った。

 

 

 

第94航空団

 

「いよいよか・・・」

 

航空団司令深山一佐は言った。

 

「司令、いよいよですね・・・94航空団の初陣も」

 

副団司令の三河二佐が言い

 

「整備のほうは大丈夫か?突然の命令だが「飛べません」じゃ話にならんし何のための艦載機だってなっちまうからな」

 

深山一佐は言い

 

「整備のほうは現在45%は完了しています。全機45機整備完了はもう少しかかりますが海域につく前には確実に全機飛べる状態になります。」

 

三河二佐が報告し

 

「整備をスピードアップさせろ」

 

命令を出し

 

「了解しました」

 

着々と迫るその時に備え航空団は機体の整備を急がせ艦隊は初の初陣を飾る事になる小笠原諸島海域へと急ぎ急行するのだった。向かう場所は既に戦場であると艦隊全員が認識しているのだった。




次回~西ノ島の空に散る命~
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