空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

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襲撃を退け艦隊は前進する中、東亜連邦は自衛隊に立ちはだかる。


第28話~敵潜撃沈~

哨戒ヘリ フリッカー9

 

「ソノブイ反応あり、艦隊前方60マイル敵潜です、数2」

 

その報告に再び艦隊に緊張が走る。

 

第6護衛隊群旗艦 「ずいかく」

 

CIC

 

「やはり、待ち伏せていたかこのまま直進したら撃ってくるか?」

 

白谷司令は言い

 

「群司令、此処は迂回しましょう。多少距離を食っても安全に当初の海域に向かうべきです」

 

副長の矢口二佐は言うが

 

「司令、直進しましょう敵は我々の覚悟を見極めようとしています。ならば我々の覚悟を示すべきです、「先の有事同様に」」

 

風吹一佐は言った。かつての有事の際に「いぶき」の前にも人民解放軍の潜水艦が立ちはだかった際にも今と同様の事があったのだ。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

白谷群司令は両名の意見を伺い

 

「お二方、意見具申はそれだけか」

 

聞き

 

「「はっ」」

 

風吹、矢口の両名は答え

 

「よし、直進だ」

 

決断を下し、風吹一佐がインカムを取り

 

「全艦、戦闘配置、繰り返す、戦闘配置」

 

通達し、警報と同時に艦内は水密扉が非常閉鎖されて行く。そして

 

第94航空団 艦内格納庫

 

「司令、艦隊は対潜戦に入ったようです」

 

航空団隊員は言い、深山航空団司令は

 

「心配するな、こいつは空母だ、魚雷の一発や二発では簡単に沈んだりはしない」

 

隊員達に言う。同時刻

 

 

艦隊防空イージス艦DDG180「はぐろ」

 

「風吹の奴、本艦に・・「はぐろ」に盾になれというのだな副長、「ずいかく」の前に出るぞ取舵20°機関全速前進、艦幅1500メートルに広げ」

 

俺は鉄鉢をかぶりつつ指示を出し

 

「了解しました」

 

翼も冷静に言い

 

「全速前進、「ずいかく」の前に出る。」

 

言い

 

「砲雷長、対潜戦闘用意っ」

 

小林三佐に指示を出し

 

「ボフォース対潜弾、07式対潜ミサイル発射用意」

 

「データ入力よし」

 

乗組員は言ったのだった。そして海中では

 

 

東亜連邦海軍 潜水艦

 

「艦長、敵艦隊に動きです」

 

乗組員は言い

 

「「ずいかく」右舷イージス巡洋艦速力上げ前に出ます、単縦陣を形成しつつあり艦隊速度に変化はありません」

 

モニターをチェックし報告し

 

「この前のまでの不抜けた自衛隊とは違うと言いたいのか?、勇ましい事だ「ずいかく」

 

東亜連邦潜水艦艦長は自衛隊を舐めたように言っているが洋上では・・・・

 

 

艦隊防衛イージス艦DDG180「はぐろ」

 

「東亜連邦潜水艦の交戦限界距離は7000メートルとデータがある。」

 

俺は言いその横で

 

「魚雷の射程は7㌔ですね」

 

副長の翼も言い

 

「後、1.5㌔で艦隊は敵射程圏内に突入する・・・・」

 

俺は言い

 

「敵潜に動きなし・・・チキンレースのつもりでしょうか?」

 

砲雷長の小林三佐も言うそして

 

 

「こちら、哨戒ヘリフリッカー7より「はぐろ」CICへ東亜連邦潜動きりません」

 

報告を受ける、その頃海中では・・・・・・・

 

 

 

艦隊防衛潜水艦 SS509「せいりゅう」

 

「図々し野郎どもだな、東亜の野郎どもは」

 

せいりゅう艦長深町洋一佐は言い

 

「は?!」

 

副長の速水三佐は反応し

 

「探知されちまってるのに動く気配すら見せねぇのはな」

 

深町一佐は言い

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

少し考え

 

「アクティブ・ソナーをブチ込んでやれ、同時に魚雷発射管外扉開口」

 

深町一佐は言い、それに

 

「艦長、敵艦は本艦と僚艦「しょうりゅう」を補足していません、ここで本艦がピンを打てば僚艦も発見されます。」

 

副長の速水三佐が艦長の深町一佐に意見を述べる。それに対し

 

「教えてやるんだよ、」

 

深町一佐は言い

 

「は?」

 

速水三佐は答え

 

「こっちが・・・俺達がいつでもお前達を「殺す」事のできる位置に陣取っているという事を教えてやるんだよ、海江田の野郎も同じ考えのはずだ」

 

深町一佐は言った。そして発射管室に指示を出す

 

「魚雷発射管室より発令所へ、魚雷発射管1番、2番89式魚雷装填確認目標敵潜との距離2850メートル、方位0-7-0データ入力完了」

 

発射管室から報告が上がり

 

「発射管室より発令所、魚雷発射管1番、2番注水完了」

 

発射準備完了の報告が発射管室から発令所にもたらされ

 

「魚雷発射管外扉開口準備」

 

深町一佐が命令を下し

 

「魚雷発射管外扉開口準備」

 

副長の速水三佐が復唱する。そして僚艦「しょうりゅうも」

 

艦隊防衛潜水艦 SS510「しょうりゅう」

 

「山中、ピンガーを撃て、発射後直ちに魚雷発射管外扉開口」

 

艦長の海江田一佐は副長の山中三佐に命じ、山中三佐も

 

「艦長、しかしそれでは本艦と「せいりゅう」が敵潜に補足されます」

 

山中三佐は言ったが

 

「深町も私と同じ考えに行き着いたはずだ。我々がいつでも敵潜2隻を葬れる位置に居ると言う事を教えてやるのだ」

 

しょうりゅう艦長の海江田一佐も深町一佐同様の結論にたどり着いていた。そして海江田一佐も深町一佐同様に魚雷発射管室に指示を飛ばす。

 

「魚雷発射管室より発令所へ、魚雷発射管2番、3番89式魚雷装填確認目標敵潜との距離2850メートル、方位0-7-0データ入力完了」

 

発射管室から報告が上がり

 

「発射管室より発令所、魚雷発射管2番、3番注水完了」

 

発射準備完了の報告が発射管室から発令所にもたらされ

 

「魚雷発射管外扉開口準備」

 

海江田一佐が命令を下し

 

「魚雷発射管外扉開口準備」

 

副長の山中三佐が復唱する。

 

そして2隻とも

 

「「ピンガー打ちます」」

 

それぞれのソナー要員がアクティブ・ソナーを敵潜に向けて撃ったのと同時に魚雷発射管外扉を開口した

 

 

東亜連邦海軍 潜水艦

 

カーーーーン

 

船体に当たる音が聞こえ

 

「!!、ピンガーです」

 

「右舷2時の方向、自衛隊潜水艦深度450おそらく「せいりゅう」「しょうりゅう」です。」

 

「艦長、敵潜2隻魚雷発射管外扉開口」

 

報告し

 

「動くなっ」

 

艦長は指示を出し

 

「艦長、敵艦隊魚雷発射圏内に入ります」

 

緊張のやり取りが続く中洋上で

 

 

 

旗艦DDV194「ずいかく」

 

「東亜連邦潜との距離、7㌔を突破しました」

 

「敵潜に向け、「せいりゅう」「しょうりゅう」魚雷発射管外扉開口」

 

状況情報が集まる中、報告を聞きつつ風吹一佐は

 

「{白谷司令}」

 

「{矢口副長}」

 

「{ここ既に・・・戦闘海域です}」

 

風吹一佐は内心思いつつその横の矢口二佐は

 

「{一体何を考えている・・・魚雷を撃てるはずない・・・こっちが撃ち返したらお前らはこの海域に沈む・・・死ぬことになるんだぞ・・・打てるはずない・・・}」

 

思っていた。そして海中で再び動きがあった。

 

 

艦隊防衛潜水艦 SS509「せいりゅう」

 

「!、艦長前方敵潜に動き」

 

ソナーが報告し

 

「敵潜1機関始動、回頭します」

 

その報告に

 

「回頭だと!、どっちだ」

 

深町一佐は言い

 

「ハッ、手前の一艦右です」

 

報告し、深町一佐はモニターを見る。

 

「・・・・なる程・・・・一艦は艦隊、もう一艦は俺達に対応しよってはらか」

 

深町一佐は言ったが

 

「!回頭終了、敵潜本艦・僚艦に向け正対、静止しました」

 

ソナーは言いそれと同時に

 

「敵両艦共に魚雷発射管外扉開口音ッ」

 

緊急の報告に

 

「開けやがったのか、此処でやろうっていうのかおもしれぇ」

 

深町一佐は言った。

 

 

艦隊防衛潜水艦 SS510「しょうりゅう」

 

「艦長、敵両艦とも魚雷発射外扉開口音探知」

 

ソナーが報告し

 

「なる程・・・此処で我々とやり合おうという事か?」

 

海江田一佐は言い

 

「艦長!!」

 

狼狽える山中に

 

「動くな」

 

指示を出した。、洋上では

 

「東亜連邦潜回頭、「せいりゅう」「しょうりゅう」に正対、更に両艦ともに魚雷発射管外扉開口音探知」

 

艦隊哨戒ヘリが各艦へ状況を報告する

 

 

艦隊防衛イージス艦DDG179「まや」

 

CIC

 

「どうあっても、こちらの動きを阻止しようというのか・・・・」

 

イージス護衛艦「はぐろ」の後方を追走するイージス護衛艦「まや」艦長の木村一佐は言い

 

「艦長!!」

 

副長の大室二佐も緊張しつつ言う。

 

 

旗艦DDV194「ずいかく」

 

敵味方両艦共に魚雷発射管を開口し銃口を突きつけあった状況下に

 

「風吹艦長、判断はどうか」

 

群司令の白谷司令は言い、これに対し

 

「はっ、これは正当防衛を成立させる要件「急迫不正の侵害」に当たる事は明白です」

 

風吹は言い

 

「急迫不正の侵害・・・・・・」

 

白谷司令は言い

 

「相手は既に我艦隊に対し明白な敵対行動をとっています、「殺らなければ」「殺られる」状況」

 

風吹一佐はモニターを見て言い

 

「本海域は公海ですが、既に東亜連邦は我々に敵対行動を行っています、攻撃意思を持った明らかな「敵」である事に変わりはありません」

 

風吹一佐が言い、更に

 

「洋上の我々は魚雷を回避できても近距離で敵潜と対峙している「せいりゅう」「しょうりゅう」が危険です、両艦共に洋上からの攻撃を察知するしか攻撃命令を把握できません」

 

モニターを見て風吹一佐は白谷群司令に状況を説明し

 

「白谷群司令、深町一佐以下150名・海江田一佐以下150名合計300名の乗員の命が掛かっています、群司令これは我々がいや「自衛隊」が超えなければならないハードルです。直ちに全艦に「攻撃命令」を」

 

風吹一佐は司令に強く言い、それを横で間近で見ていた副長の矢口二佐は

 

「{先の有事の際にも自衛隊は先制攻撃を封印した。必ず受身であった、それを今此処でそのハードルを越えようというのか・・・いや・・・出来るのか?}」

 

矢口二佐はやり取りを見て思っていた。

 

 

東亜連邦海軍 潜水艦

 

「艦長・・・・」

 

魚雷発射管外扉を開口したまま対峙するが

 

「洋上側も原則する素振りも見せず突っ込んできます」

「魚雷をブチ込みますか?」

 

乗組員も言い始める

 

「敵艦隊接近、直上まで6分」

 

報告をうけ

 

「撃てるはずが無かろう・・・・所詮は専守防衛等・・・・今の時代に通用するものではないと教えてやる、無論、日本人共の命をもってな」

 

艦長は薄気味悪い笑みを浮かべた時だった

 

「!!洋上より発射音多数ッ着水音探知ッ」

 

「なに!!」

 

「スクリュー音探知、魚雷です、洋上イージス巡洋艦より放たれた魚雷、数多数ッ」

 

ソナーが慌てて報告するも後の祭り、チキンレースでギリギリまで撃たなかった東亜連邦側の完全な負けであった。

 

「うわっッッ」

 

ソナーが耳を押さえ

 

「付近で魚雷爆発、自衛隊潜水艦より魚雷発射音、僚艦に命中!船体破壊音、浸水音、」

 

慌ててヘッドセットを付け直すも

 

「本艦に魚雷多数接近ッ艦長!!!!!」

 

ソナーの叫びも艦長には届かなかった

 

「・・・・・・・・・・・・・・ばかな・・・・」

 

次の瞬間に各艦から放たれた魚雷は東亜連邦潜水艦に数分の狂いなくそして外れることなく綺麗に命中し海の藻屑となった・・・遡る事数分前

 

 

 

旗艦DDV194「ずいかく」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

艦隊群司令白谷海将補は目をつぶり考えていたが、目を見開き

 

「・・・・・・風吹艦長・・・よかろう全艦に下令「敵潜を撃沈せよ」攻撃命令だ」

 

白谷司令は決断し全艦による敵潜へと一斉攻撃を下す事に決めたのだ。

 

 

 

艦隊防衛イージス護衛艦DDG180「はぐろ」

 

CIC

 

「了解、艦長攻撃命令です」

 

通信員からの返答に

 

「了解だ、前甲板VLS、07式対潜ミサイル目標敵潜ッ・・・・・」

 

横の副長の翼を見て

 

「・・・・コクン・・・」

 

翼も頷き

 

「撃てーーーッ」

 

命令を下しVLSより07式対潜ミサイルが飛んでいく。飛んでいくミサイルを見ながら

 

「{許せ・・・・真珠・・・まだ見ぬわが子よ}」

 

命令とはいえ多数の命を奪う事になった事を心の中で妻とまだ見ぬ我が子に俺は詫びていた。

 

 

 

艦隊防衛イージス護衛艦DDG179「まや」

 

「艦長、「ずいかく」より各艦へ攻撃命令です、07式対潜ミサイル発射準備よしッ」

 

報告を受け、副長の大室二佐を見て大室二佐も頷き

 

「撃てーーーッ」

 

「はぐろ」同様に07式対潜ミサイルが前甲板VLSより発射されて行く。

 

 

 

艦隊防衛潜水艦 SS509「せいりゅう」

 

「艦長、洋上発射音多数・・・これは・・・艦隊の敵潜への攻撃です」

 

これを受け

 

「よし、魚雷発射ッ」

 

深町一佐は命じ「せいりゅう」魚雷発射管から敵潜に向けけて魚雷が発射された

 

 

 

艦隊防衛潜水艦 SS510「しょうりゅう」

 

「洋上発射音多数、艦長!!」

 

副長の山中三佐は言い

 

「よし、本艦も攻撃だ魚雷発射ッ」

 

海江田一佐の命により「しょうりゅう」からも魚雷が敵潜に向けて発射され、東亜連邦海軍潜水艦は洋上と海中からのダブルパンチを見舞われ逃走、回避すらままならないう

ちに洋上イージス護衛艦からの07式対潜ミサイルと、付近に潜んでいた自衛隊潜水艦による雷撃で撃沈されてしまったのだった。

 

彼らがこの最悪の結末になった理由は一つ「舐めてかかった」事がこの結末を招いたといえよう。自衛隊も先の「有事」を経験し「撃つ」時は迷わずに「撃つ」事ができるようになったのだ。

 

 

旗艦DDV194「ずいかく」

 

CIC

 

「哨戒ヘリより報告、海上に敵潜とおもしき残骸とオイルを多数かつ広範囲に確認、繰り返す——」

 

哨戒ヘリからの報告に

 

「了解」

 

風吹一佐は返答するも周りは

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

静まり帰っていた、無理もないたった今「自分達」は敵潜2隻を撃沈し約300名の敵潜水艦乗員を「殺害」したのだから、そしてこれは直ぐに官邸にそして各国に上がる事になる。




次回~事実の重さ~を予定しています。


追伸 今回このような形にさせて頂いたのは特に映画での判断が優柔不断過ぎたものですから「殺る」と決めたら「相手」に配慮するような戦いをしないというものを個人的に今回は書いてみました。駄文失礼します。
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