空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中] 作:特殊作戦群
艦隊前衛 イージス護衛艦DDG180「はぐろ」
CIC
「艦砲射撃?!」
「ずいかく」からの指示に思わず俺は言い、無線からは風吹一佐の声が聞こえる
「ああ、「あしがら」砲雷長時代に培ったその技術と腕を是非に見せて頂きたい」
風吹一佐はおだてるように言ったが
「おだてには乗らんが命令ならやるしかないだろう、了解」
俺は無線機を置き
「艦長?」
砲雷長の小林三佐が言い
「レーダー上に表示されてる東亜連邦海軍の巡洋艦二隻を「艦砲射撃」で無力化しろとさ」
椅子に座り
「艦砲射撃?!」
小林三佐は言い
「そんな無茶な、確かに向こうの主砲とこっちの主砲では射程はこちらが有利ですが、敵艦のレーダー圏内に入らねばなりません、向こうは二隻こっちは一隻ですよ」
小林三佐は言うが
「泣き言言うな、この時の為の訓練だろうが」
俺は言ったが
「リスクが高すぎます、17式を使えれば数発で片が付きます「ずいかく」に再考を求めるべきです。」
小林三佐も言い
「それだけではダメなんだろう。それよりも撃沈してしまえば艦隊全艦で救助活動をしなければならないだろう。艦隊にそんな余裕はないはずだ。「艦砲射撃」なら当たり所さえミスらなければ「航行不能状態」にしてしまえる、それに風吹艦長になにか考えがあるんだろう、あいつの事だ。」
俺は言い
「それにやれと言われたらやるしかない・・・艦隊の前に出るぞ、全速前進」
命令を出し、イージス護衛艦「はぐろ」は輪陣形を抜けだしたのだった。
第6護衛隊群 旗艦「ずいかく」
艦橋
「副長、「はぐろ」が増速前に出ます」
部下が言い、矢口二佐は双眼鏡を除き
「一ノ瀬・・・・」
離れ行く「はぐろ」を見て矢口二佐はつぶやくのだった。それと同時に先ほどの会話を思い出すのだった
「風吹一佐、」
艦長である彼を呼び止め
「群司令に艦砲射撃を進言されたのは、攻撃効果の観点の意味もあるでしょうですがこれ以上の東亜連邦人乗員のの死傷者を出さぬようにその考えも?」
聞き
「仮に撃沈した場合、我々艦隊は救助活動に動く事になる、特に矢口お前は発言上の責任がある分強硬に主張する、当海域の「航空優勢」「海上優勢」の確保が我々の急務だ、艦隊に救助の余裕はない」
風吹一佐は言いさらに
「実のところさして心配はしていない。「優希」なら必ず成功させる事が出来ると踏んでいる。」
言い
「根拠は?」
聞き返すと
「イージス艦「あしがら」の砲雷長時代のデータを前に見た事があった。どの艦の砲雷長よりも抜群に優れていたからだ。指揮官になった今も艦の乗員らに最適なタイミングで指示を出すだろう。だから「はぐろ」を指名した」
「なるほどな」
矢口二佐が先ほどの会話を思い出している頃
春島北東 40㌔洋上 イージス護衛艦DDG180「はぐろ」
CIC
「本艦はこれより春島沖合を目指します」
乗員が言い
「全く、無茶難題を押し付けやがる。」
呟きつつも
「まぁ・・・やれと言われればやるしかないわな」
言い乗員と共にレーダーを見る、そして
「本艦レーダーコンタクトッ、東亜連邦海軍巡洋艦「ルサ」「スラーグ」も二隻を探知、目標艦二隻春島北北東洋上30㌔。」
レーダー要員が言いもう一人が
「速度20ノット・針路0-9-0・距離40㌔、本艦主砲射程距離到達まで後30分」
報告を聞きつ
「{本艦の主砲127㎜砲の射程は30㌔、向こうの主砲射程に10㌔勝るこいつを生かす}」
思いつつ
「砲術長、両艦共に第一目標は露天甲板の対艦ミサイル発射筒だ、1㎜の誤差なく着弾させろ」
俺は言い、砲術長も
「了」
返答し
「敵巡洋艦との距離、40㌔ッ」
先の尖閣有事以降2度目となる近代艦同士の海戦が始まろうとしていた・・・
次回~5インチの意思~を予定しています。