空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

54 / 60
現場から報告を聞き拡大する戦火を前に伊部は決断を下す・・・・・


第53話~決断~

官邸

 

「何?!」

 

伊部は護衛艦「てるづき」撃沈の報を受けると同時に

 

「オブザーバーとして司令部にいる中国武官からで艦隊を自衛隊支援の為に出撃を認めてほしいと」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

伊部総理は考え込み

 

「西郷防衛大臣、現場海域のバックアップの第2護衛隊群から代替え艦はなんとかならんのか?」

 

伊部総理は言い

 

「第二護衛隊群も水陸起動団の上陸支援と第6護衛隊群と共に海上優勢確保の任があります、手一杯の状態です。そもそも、水陸機動団も第2護衛隊群と「ずいかく」第94航空団の支援がなければ上陸作戦も難しくなります。」

 

西郷防衛大臣は説明し

 

「・・・・・・・・」

 

伊部総理は考え込み

 

「総理、我々にとれる選択肢は3つです。」

 

西郷防衛大臣は言い

 

「1日本海から第5護衛隊群を呼び戻し、第6護衛隊群の支援に向かわせる」

 

「2既に申し出があった中国と共に共同戦線を張る。即ち艦隊の支援を要請する」

 

「3同盟国の米軍に支援を要請する。」

 

西郷防衛大臣は言い

 

「デメリットは」

 

伊部総理は言い

 

「・・・・ハイ」

 

西郷防衛大臣は

 

「1に関しては、まず日本海側が手薄になり半島が何をしでかすかわからないという事です南も北も、そして第5護衛隊群が向かうとなると距離がありすぎるという事途中での補給が欠かせない状況になります。要するに時間がかかりすぎると言う事です」

 

「2に関してですが、これは戦う意味では有利でしょうがこれは即ち、「現場の自衛官達を我々は信用していない」というメッセージを与えかねないと言う事です。」

 

「3に関してはアメリカに体のいいように利用される上に水面下で莫大な「金」を請求されかねないでしょう某アニメ風に言えば「お助け料」とでもいったほうが良いでしょうか?」

 

 

西郷防衛大臣は説明し

 

「どれをとっても難しい判断だな・・・・西郷クン、君ならどれを選択する」

 

伊部総理は言い

 

「ハイ・・・・私はあえて「毒を持って毒を制する」やり方を取ろうと思います」

 

西郷防衛大臣は言い

 

「・・・・・・・・西郷クン・・・・」

 

伊部総理は言い

 

「私はこの国あっての国民と思います。この有事をまずは収束させる事を最優先します、現場で奮闘している全自衛官への謝罪や弁明はその後でも十分にできます。ですがこの有事で敗北すれば春馬群島だけではない、住民の生命や今後の日本すらどうなるかわからないような事態に発展します。我々政治家は国民の負託を受けて此処に居ます、ならば我々がする仕事はその国民に対して「責任」を取る事です。いかな形であれ」

 

伊部総理は西郷防衛大臣の話を聞き

 

「西郷クン・・・・・・・・」

 

言ったのち頷き

 

「諸君、この全責任は私にある」

 

伊部が受話器を取ろうとした時

 

「総理一人に腹切りはさせません、我々皆お供します」

 

関係閣僚は頷きあい

 

「諸君、・・・・ありがとう」

 

伊部総理は言い

 

受話器を取り、とある場所へと連絡を入れるのだった。




次回~最良の一手と信じて~を予定しています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。