空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

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伊部総理が下した「一手」とは


第54話~最良の一手と信じて~

日本海 第5護衛隊群 旗艦「いぶき」

 

CIC

 

「秋津群司令、お電話です」

 

隊員が言い

 

「ハイ、司令の秋津です」

 

秋津群司令が電話に出る

 

「秋津群司令、総理からの緊急の命令だ全艦春馬群島に急行してほしい」

 

西郷防衛大臣からの指示に

 

「防衛大臣、失礼ですが本艦隊が此処を離れれば誰が半島監視の任を引きつぐのですか?」

 

群司令の秋津海将補は尋ね

 

「それに関してだが、総理自身が直接お話をされたいそうだ。代わります。」

 

そう言い受話器を変わったのだろう

 

「秋津司令、伊部です。至急艦隊には春馬群島に急行して頂きたい。第6護衛隊群の事は?」

 

伊部総理は秋津海将補に言い

 

「ハイ、伺ってます。護衛艦「てるづき」が撃沈され死傷者が多数出ていると」

 

秋津は答え

 

「その通りだ、秋津司令。現在現場海域に向かってる第2護衛隊群だけではカバーしきれないのが現状だ。それらの状況を鑑みて春馬群島に急行してほしい。補給艦も手配も行う。」

 

伊部総理は言い

 

「了解しました。補給予定地は統合任務部隊司令部に送ります。」

 

秋津司令は言い、最後に

 

「で、総理誰が我々の監視の引継ぎを?」

 

その答えに

 

「・・・・・・」

 

「!!」

 

秋津群司令も驚きを隠せないようだった。しかし

 

「昨日の敵は今日の友・・・か」

 

受話器を置いた後呟き

 

「新波艦長、全艦に打電これよ本艦隊は海域を離脱、春馬群島に急行する。全艦転舵命令を」

 

それに新波一佐も

 

「了解ッ」

 

命令を出すのだった。

 

 

遡る事数時間前

 

 

「総理、中国大使館大使代理と武官がお見えになられました」

 

外務省職員に言われ部屋に入り

 

「わざわざありがとうございます」

 

伊部総理は言い

 

「隣国の友が窮地に立たされているのなら助けるのは当然の事です。これは貴国から我々は学びました。」

 

大使代理は言い

 

「伊部総理、駆逐艦「てるづき」の乗員に哀悼の意を捧げます。日本の船乗りはいつの世も勇敢でシーマンシップにのっとっているのだと歴史が証明しております。」

 

武官張大校が頭を下げ

 

「ありがとうございます」

 

伊部総理も頭を下げる。そして

 

「伊部総理、自衛隊と日本はどのように作戦を今後進めていくおつもりですか?」

 

中国大使代理は聞き

 

「ハイ、日本海より、秋津海将補率いる「第5護衛隊群」を「第6護衛隊群」のサポートの為向かわせます。」

 

中国大使代理は

 

「成る程、伊部総理は秋津少将率いる第5艦隊が抜ける穴を我が国の機動部隊でカバーしてほしいと」

 

中国大使代理は言い

 

「ハイ、お力を貸して頂きたいと」

 

伊部総理は言い

 

「分かりました。本国の首席閣下に直ぐにでもお伝えいたします。我々としてもこの有事のどさくさに紛れて何か問題を起こされたらたまったものではありませんからね

それと貴国の期待に応えるとお約束致します。それからこれはおせっかいかもしれませんが我が海軍から病院船とその護衛の為のミサイル駆逐艦を派遣し第5艦隊に合流させて頂ければと思うのですが」

 

中国大使代理は言いその申し出に

 

「{これなら「てるづき」乗員の治療も行える!!}」

 

伊部総理は内心思い

 

「感謝致します」

 

伊部総理も言ったなぜなら自衛隊には病院船は配備されておらずこれまで協議はされてきたがその都度配備はお流れになっていたからだ。そして互いに固く握手を交わし正式に中国が支援に動く事を約束してくれたのだった。




次回~第5護衛隊群、春馬群島へ~を予定しております。
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