空母ずいかく194 THE GREAT GAME [更新停止・改修作業中]   作:特殊作戦群

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一進一退の戦いが続く中、北方艦隊にも情報はもたらされる


先の有事の「英雄・知将」が動く事を・・・・・


第57話~東亜連邦北方艦隊~

東亜連邦北方艦隊 旗艦 グルシャ

 

CIC

 

自衛隊護衛艦「てるづき」を雷撃で撃沈し、その一報に沸くCICだったが同時に凶報ももたらされる

 

「司令、自衛隊空母を仕留める事は出来ませんでしたが駆逐艦1隻を撃沈しました」

 

艦長からの報告を聞き司令官は

 

「フム・・・・流石対潜防御は伊達ではないか・・・だが駆逐艦1隻を撃沈したのは大きい。自衛隊の准空母の護衛はイージス巡洋艦2隻、汎用駆逐艦2隻、そのうちの1隻を潰したのは大きい戦果だ、焦る事はない。こちらは護衛の駆逐、巡洋艦艦数は6、艦載機もまだ補充が効く分こっちが勝っている。」

 

司令官はこの段階では余裕を持っていたが

 

「艦長、司令、本国より入電です」

 

通信員が言い

 

「読み上げろ」

 

艦長は言い

 

「はッ、増援の為、日本海より「第5艦隊」が本海域に向けて進出してくると事、注意されたし、尚中国が日本支援を表明し、人民解放海軍艦隊の出動を確認」

 

電文を読み上げ、内容を聞いた艦長と司令官は

 

「やはりでてきたか・・・・第5艦隊・・秋津竜太少将・・・」

 

司令官は言い

 

「先の有事の英雄と言われた「いぶき」当時の艦長、今現在司令官のですか・・・」

 

艦長も言い

 

「今現在の「空母いぶき」のデータはあるか?」

 

乗員に言い

 

「はい、先の有事以降、戦闘のデータを検証後に艦載機の搭載機数を減らしてます。初期段階では予備機含め17機でしたが、今現在での搭載機数は予備機含め12機恐らくは2個飛行小隊規模と思われます、艦載機を減らした分哨戒用の汎用ヘリの機数を増やしています。」

 

データを確認し乗員は言い

 

「1飛行小隊としても5機編成の10機2個飛行隊の・・・・予備機が2機か」

 

艦長は腕を組み

 

「だが経験が豊富な厄介な艦隊だ、「質と知恵」で「数の暴力」に勝利した、これは無視できない要因だ」

 

司令官も言った。東亜連邦にとっては「第6護衛隊群」も厄介な存在ではあるがそれよりも厄介な存在が「第5護衛隊群」だった。確かに搭載艦載機機数は圧倒的に自陣が有利ではあるが慢心すれば先の尖閣有事の中国と同じ末路を辿る事になる。

 

「ですが、汎用駆逐艦を沈めても空母も護衛のイージス巡洋艦も無傷です。よく自衛隊の潜水艦にかぎつけられなかったと思いましたよ」

 

艦長は言い

 

「ああ、その通りだ。だがこれで時間を稼ぐ事は出来るはずだ。増援が来ると言っても直ぐにという訳でもない。それに駆逐艦の乗員救助と艦隊の陣形の変更の為に時間を食うはずだ」

 

腕を組みモニター上にフリップとして表示されている「第6護衛隊群」を見て言い

 

「では、混乱に乗じて一気に叩きますか?」

 

艦長は言ったが

 

「いや、艦長敵は恐らくはそこまでは混乱はしていないだろう。敵艦隊は極めて優秀でいてそして沈着冷静だろう、今攻撃すれば余計な損害を増やすだけだ。しかしだし艦載機の損耗によるダメージは大きすぎるな。やはり航空自衛隊と我が国のパイロットの練度の差は開きが大きすぎる。これでは予定をかなり繰り上げて本国に補充機の要請をしないといけないかもしれんな・・・」

 

司令官は言い

 

「私も同意見です、最初の小手先調べで20機上げましたが約半分の9機が撃墜されるも自衛隊空母が発艦させたF-35J/Bに損耗を与える事は出来ませんでした、16機中只の1機にもです」

 

艦長も同調し

 

「やはり「敵艦隊」、「敵航空団」実に侮りがたしだな」

 

司令官は頷きつつ言った。

 

「中国艦隊も動くと言う事だが規模は?」

 

尋ね

 

「はっ、北海艦隊広東艦隊が自衛隊空母部隊の代わりに半島監視任務を肩代わりしつつ病院船がミサイル駆逐艦2隻に護衛される形で第5艦隊に合流しこちらに向かってくると思われます」

 

乗員は司令官に言った。

 

「厄介だな・・・・第5艦隊に増援として合流か・・・・」

 

司令官は艦長に

 

「艦長、貴官なら最初にどっちを叩く?、「第5」か「第6」か」

 

尋ね

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

少し考えたのち

 

「私ならば「第5艦隊」を先に叩きます。「第6艦隊」も脅威ではありますが脅威レベルが違います。それに合流されれば大艦隊になる上に我々だけでは手に余り太刀打ちできなくなります。准・軽空母が2隻、日中イージス巡洋・駆逐艦も6隻、汎用駆逐艦も3隻、潜水艦3隻、艦載機機数も2隻合計で57機ほぼ互角になります。」

 

艦長は自身の考えを司令官に伝え

 

「攻撃するとなると、日本自衛隊第6艦隊のイージスレーダーや早期警戒機のレーダーを避けて飛行し「第5艦隊」を叩く事になるな」

 

司令官は言い

 

「はい、ですがこれは博打です。万が一発見されれば・・・いえ発艦する際に早期警戒機に発見されるでしょうからそこからいかに姿をくらまし、かつ第6艦隊の防空網に引っかからずに行けるか・・・ですかねほぼほぼ不可能なレベルですよ」

 

ため息を付きつつ艦長は答え

 

「だが、この「第5艦隊」にも対処せねんばならない、我々に時間はあまり多くは残されてないだろうな、上も恐らくは我々に発破をかけてくるだろう」

 

司令官は言い

 

「増援が来る前に自衛隊空母艦隊を全滅させろと言う事ですか・・・・」

 

艦長も言い

 

「ああ、所詮政治屋は現場の事など何も理解はしていないだろう、まぁそういう所では私も日本の自衛隊員らに同情はするがね。上が無能ならば苦労するのはいつも現場だ。それを忘れてはならない」

 

司令官は言い

 

「そう思えれば司令の言う通り、日本の自衛隊員らも同志のようなものですね」

 

モニターに映る自衛隊艦隊を見て二人は言うのであった。




次回~島民の様子~を予定しています。
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