二週連続の雪。皆様は大丈夫でしたか?
私は仕事から帰ろうしましたが、車が雪で動けず、会社で一日を過ごしました。
ちなみに投稿が遅れたのは雪の影響ではありません。
私の文才がないせいです。すみませんでした
「よし。これで荷物の片づけは終了っと」
ゴミ置き場で最後のごみを捨てに来た兼一だがまだ例の物は片付いていなかった
「さて師匠達の贈り物どうするか。捨てるとばれたらあとが怖いし・・・ん?」
悩んでいると携帯電話が鳴り響く。番号を確認すると梁山泊からだった
「はい、兼一です!」
『やあ、兼一君。秋雨だ」
「岬越寺師匠!」
かけてきたきた人は柔術の師匠秋雨であった
「どうしました?」
『うん。我々からの贈り物はちゃんと大事にしてくれているかなと思ってね』
「えっ?」
今まさに捨てようかどうか迷っている最中です、とはいえない兼一。というかなんていうタイミングでで電話がくるのだろうか。本当にどこかで見ているんじゃないかと疑ってしまう
『というのは冗談で君の戦友から梁山泊に連絡が来たのだよ』
「戦友?それは一体誰・・・・・・!?」
兼一はばっと振り向くと同時に大きな音が鳴り響いた。
気を探ってみると一つは百代の気。もう一つはカラカル兄弟とは比べ物にならないほど大きな気であった
「場所は島津寮みたいだ。なんて場所で戦闘始めるんだ・・・」
『兼一君。どうやら忙しそうだから簡潔に言おう。君の戦友『ボリス・イワノフ』君がドイツで軍用機が日本の川神市に向かったという情報が入ったのだがなにか知らないか、とのことだ」
「ボリス!?・・・・・・ドイツの軍用機・・・」
ボリス・イワノフ。かつて兼一が生死をかけた死合いをした戦友である。そしてドイツの軍用機、兼一には心当たりがあった
「恐らくこちらの関係者です。ボリスには問題ないって伝えてくれませんか?」
『わかった。頑張りたまえ』
「はい!」
兼一は島津寮へと走り出した
「ぐはっ!?」
「マルさん!?」
島津寮では戦闘が行われていた。1人は百代。その相手は両手にトンファーを持った軍服の女性だった
「おいおい。その程度かマルギッテ?もう少し楽しませてくれると思ったのだがな」
「くっ・・・」
軍服の女性は『マルギッテ・エーベルバッハ』。ドイツ軍の中将を父に持つクリスの関係者だ。クリスの父の部下でクリスの姉的存在で『マルさん』と呼ばれている
「どうやら片目では無理があったようですね」
「え?左目見えるの?」
マルギッテが眼帯をとる行動に少女がクリスに質問する。
この少女は『川神一子』。名前の通り、百代の妹である。
「これはいわゆる自分で自分に課したハンデみたいなもの。能力が高すぎるのも問題です」
「ふん。ご託はいいからさっさとこ・・・・・・!?」
「はあ!」
マルギッテが一瞬で百代の懐に入り込み、トンファーの連撃を繰り出す。百代はなんとかそれを防ぐが反撃が出来ず防戦一方であった
「お、お姉さまが押されてるなんて初めて見たかも・・・」
「マルさん」
押されている中、百代は内心喜びを感じていた。久しぶりの強者、全力を出しても大丈夫な相手に
(これは久しぶりに・・・・・・死合いができるか?)
「っ!?」
「?マルギッテが下がった?」
「百代先輩が気をぶつけたのです。マルギッテさんもなんとか食い下がっているみたいですが、正直ぎりぎりな所でしょう」
「す、凄い・・・」
一子が2人の戦いを見て見惚れてしまう。一子の目標は姉の百代みたいに強くなること。次元の違う戦いを見て体が震えるのがわかる
「この・・・化け物め・・・」
「くくくっ」
「お、お嬢様の前で屈する訳にはいかない!」
トンファーを強く握りしめるマルギッテ。そして大きく踏み込んだ
「はああああああっ!!」
「見事」
百代の拳とマルギッテのトンファーがぶつかり合う
「ぐああああっ!?」
「マルさん!?」
マルギッテのトンファーが粉々に破壊されてしまう。そして、マルギッテがその衝撃によって軽く吹き飛ばされる。
百代は追撃をするため一瞬でマルギッテの懐に入り込む
「くっ!?」
「死ね」
「ま、マルさん!?」
「姉さん!?」
百代は最強の拳を振りぬいた
「なんだと?」
「・・・・・・」
「マルさん!」
マルギッテは無事であった。
確かに振り切った百代の拳。その拳はある者の掌によって受け止められていた。
「貴様何者だ?」
「・・・・・・」
その者は何も答えない。黒いジャージを着てフードを深く被っていたため顔は見えなかった
左手には百代の拳。右腕にはマルギッテを支えている
そして静かに黒ジャージが言葉を発した
「ひとつ問おう。どうして追撃した?」
「質問に質問で返すのは関心しないぞ!」
百代は蹴りを繰り出す。だが、黒ジャージはマルギッテを抱えたまま跳んで蹴りを交わす。そのままクリスたちが居るところに着地し、マルギッテを渡した。
「マルさん!」
「大丈夫。気絶しているだけだ」
「あ、ありがとう」
黒ジャージは百代の方へと向いた。そして百代の顔を確認するとその顔は笑顔だった。新しいおもちゃを見つけたかのような無邪気なものだった
「もう一度聞くぞ?お前は何者だ?」
「・・・・・・」
黙りを続けるのかと思いきや黒ジャージは顔を隠していたフードに手をかける
周りの全員が注目する。武神の拳を止めたのは誰なんだろうと
「なっ!?」
「ええっ!?」
「はあっ!?」
そのフードの中身を見た瞬間、気絶しているマルギッテ以外の全員が驚きの声を上げた
「私は史上最強戦隊の一人!」
その中身は素顔ではなく、どこかの戦隊物のマスクを着用していた
「その名は『我流ブルー』!!」
「「「・・・・・・」」」
全員がその正体に唖然としており、言葉を発すること出来なかった
『な、なんじゃそりゃー!?』
全員が思った言葉を松風が代わりに叫ぶのであった
現れた我流ブルーとは何者なのか!?(笑)
余談ですがランキング9位にこの作品がなっている所を見ました
まさかそこまで上がるとは思っていませんでした。読者の皆様のおかげですね。
そんな皆様の為にも更新が早くできるように頑張ります。
感想お待ちしております