真剣で最強の弟子に恋しなさい!   作:TE
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久々の投稿です。
原作をちょいちょいやってますが、未だに1人も攻略できておりません!?

百代BADendは見ているのですが・・・

それを見て思ったのは正直な心が一番なんだなと思いました。

下手に誤魔化すとすぐに京endでそれはそれで面白かったです。

と、言うことで楽しんで読んでいただけたら幸いです。


BATTLE.12 早朝

「さて、行ってくるか」

 

朝の4時半。島津寮の玄関に兼一が立っていた。こんな朝早くから何をしているのだろうか

 

「け、兼一さん」

 

「あっ、まゆっち」

 

「ま、毎日修行お疲れ様です」

 

そう。 兼一は再び修行を開始していた。黒いジャージを着た兼一はさらに顔になにかを被った

 

「行ってらっしゃいませ、我流ブルーさん」

 

「はははっ、行ってきます」

 

先日、百代の一撃を耐えた我流ブルーのマスクを被った兼一は外へと走り出した。

そう。我流ブルーの正体は兼一であった。

 

師匠たちの贈り物がその我流ブルーのマスクだったのだが、まさか使うことになるとは思わなかった兼一。

再び付けることはないだろうと思ったがあることに気づく。このマスクがあれば正体がバレることなく修行が出来るのではないかと

 

そう思った兼一は一度試してみたら誰にもバレることなく修行に専念する事が出来た。さらには我流ブルーであると幾分かは力を使えることが出来るため一石二鳥であった

 

そう思っていたのだが数日後、由紀江にあっさりと正体を見抜かれてしまう。

理由を聞けば身のこなしで解ったそうだ。短期間とはいえ一緒に修行した仲なのだからと納得する兼一。本当は別の理由があるのだが兼一はおろか由紀江本人でさえよくわかっていなかったりする

 

「さて、まずはこの川神市の見学も兼ねてランニングをしよう」

 

そう言った瞬間、その場には兼一の姿はなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の時刻は朝6時

兼一は河川敷で修行を行っていた

 

「はあ!やあっ!」

 

空手、柔術、ムエタイ、中国拳法と基本の形を繰り返していた。それが終われば筋トレ。腹筋、背筋、腕立てなどを行う。

やろうと思えば誰でも出来ること。しかし、異常なのはその回数と速さだった。

形は一つにつき千回以上。筋トレにしては万を超えている。速さは一般人が見れば兼一の姿がぶれて見えるだろう。

もちろん、ずるはしていない。したら自分のためにはならないと分かっているし、何故かは分からないがサボるとすぐにバレてお仕置きを喰らうのだ。命がいくつあっても足りない

 

「あっ!我流ブルーさん!おはよう!」

 

「んっ?やあ、一子ちゃん。おはよう」

 

同じく朝練中の一子が兼一に挨拶を行う。何度かこのように出会ったりしているが、正体はバレていない

一子は兼一とあまり話したこともないのもあるが、一子の兼一に対する印象は園芸が好きな先輩と武術を嗜むとは思っていなかった

 

「毎日頑張って偉いね一子ちゃんは」

 

「えへへっ。でも我流ブルーさんと比べたら私なんてまだまだよ。もっともっと頑張らないと!」

 

拳を握り締め気合いを入れる一子に兼一は笑みがこぼれていた

 

「確か一子ちゃんは将来、お姉さんの百代ちゃんをサポートするために頑張ってるんだよね?」

 

「うん!将来、川神院の総代になったお姉様を師範代になった私がサポートするの!っと、言うわけで我流ブルーさん、私も一緒に修行をしてもいい?もちろん、我流ブルーさんと同じ内容で!」

 

「それはダメ」

 

一子のお願いに兼一は即答する

 

「何度も言っているけど私の修行内容を一子ちゃんが行えば日が暮れてしまうよ」

 

「うう~、じゃあまたお手伝いさせて!見るのも修行って言うし、私の修行の参考にしたいから!」

 

両手を合わせてお願いする一子。なんだかんだでこのやりとりは毎日行われている。

最初は断っているが何度もお願いしてくるので兼一が折れて了承している。今回もそうなりそうである

 

「わかった。では手伝ってもらえるかな?」

 

「うん!」

 

ぱあっと表情が明るくなる一子を見て兼一は適わないなと思うのであった

 

 

 

 

「おっ、兼一さんじゃねえか!おはようっす!」

 

「おはよう翔一くん。今日も元気一杯だね」

 

一子との修行を終えた兼一は島津寮に戻って朝食である

兼一に挨拶したのは風間翔一。由紀江が所属している風間ファミリーのリーダー。ファミリーからはキャップと呼ばれている

 

「おうよ!いつでもどこでも元気が一番だからな!」

 

「それとは真逆にクリスさんの元気がないようだけどどうしたの?」

 

「・・・・・・」

 

仏頂面にしながらご飯を食べるクリスに兼一が声をかける。しかし、返事が返ってこない。どうやら考え込んだら周りが聞こえなくなるようだ

それを見かねた大和が代わりに答える

 

「どうやらマルギッテに合うトンファーが見つからないんだそうだ」

 

「そう言えばモモ先輩に破壊されてしまいましたね」

 

『トンファーが拳によって木っ端微塵だったな~』

 

「でもよ。トンファーだったら何でもいいんじゃねえの?」

 

「いや、普通のやつだとマルギッテの力に耐えきれなくて壊れちまうんだと。俺もマルギッテにいくつか宛のある店を紹介した」

 

「さすが大和。既に手を打ってたんだね。付き合って」

 

「お友達で。でも全部ダメだったらしい」

 

大和もこればっかりどうにもならないらしくお手上げ状態のようだ

 

「うーん‥‥‥。僕の知り合いならなんとかなるかも知れない」

 

「おおっ!兼一さんの知り合いにトンファーを作れる人がいるのか?」

 

「いや、主に刀なんだけどあの人ならトンファーでも作れると思う。でも、腕前は超一流だからマルギッテさんも気に入ってくれるはずだよ?」

 

「それは本当か!?」

 

兼一の話に一番に食いついたのはクリスだった

 

「う、うん。多分、頼めば一週間以内には届くと思うけどそれでもいいかな?」

 

「うむ!宜しく頼みます。兼一殿」

 

兼一と約束したクリスは安心した表情に変わりご飯を食べ始める

 

「意外ですね?兼一さんってそういう関係のツテがあるとは」

 

「えっ?その、父さんの仕事関係で、ね?」

 

「へえー、どんな仕事してるんすか?」

 

「えっとその・・・」

 

翔一の質問に口ごもる兼一

 

「た、確か兼一さんのお父様はクレー射撃をやっておられましたよね?その関係ですか?」

 

「う、うん!そうなんだよ!」

 

「クレー射撃・・・。射撃は得意だけど銃は嫌い。でも大和のビッグマグナムは好き(ポッ)」

 

「朝から下ネタ禁止!」

 

こうして兼一たちの朝食が続かれるのであった

 

 

 

 

 

 

「まゆっち、朝は助かったよ。ありがとう。」

 

「い、いえいえ!お困りのようでしたので・・・」

 

「というか、よく知ってたね。僕の父さんがクレー射撃をやっていることを」

 

「えっと、一緒に修行していた時に家族の事とかお話ししたりしましたので・・・」

 

『あの時がまゆっちの人生初の長話だったぜ』

 

そんな長話したかな?と思った兼一だったがそこは流すことにした

 

「おい!白浜兼一はいるか!」

 

「あれ?忍足さん?」

 

ガラッと教室のドアが開かれるとそこにはメイド服を着た女性だった

 

「おおっ?居やがったな。ちょっと面貸せ」

 

「ん、なんだろう?まゆっち、ちょっと行ってくるね」

 

「は、はい。行ってらっしゃいませ」

 

兼一はあずみの元へと行く

 

「どうしました?」

 

「・・・腹が減った。焼きそばパン買ってこい」

 

「えっ?」

 

あずみの発言はもはや一昔前の不良みたいだった。普通ならば戸惑うだろう。どこかのスキンヘッドならば嫌そうな顔をして従うだろう

 

「はい」

 

「えっ?」

 

兼一は何かを取り出すとそれをあずみに渡す。

あずみが渡された物を見るとそれは焼きそばパンだった。

 

「念の為、常に買っているようにしてるんですよ」

 

「常にって・・・あたいが来なかったらどうするんだよ?」

 

「えっ?来なかったら来なかったらで僕が食べればいいですし、忍足さんは英雄君のメイドで頑張ってますからそれくらいの我が儘くらい・・・」

 

「・・・ちっ。おい、調子に乗るんじゃねえぞ!また来るからな!」

 

舌打ち+凄まじい剣幕で睨みつけながらあずみは去って行った

 

「最近よく来ますね、忍足さん・・・」

 

「えっ?まあ、最初は驚いたけど忍足さんも息抜きが必要じゃない?」

 

「そうかもしれませんが・・・」

 

なんか納得いかないような表情をする由紀江。そんな由紀江によくわからないといった表情をする兼一なのであった

 

 

 

 

 

 

兼一から焼きそばパンを貰った?あずみはその焼きそばパンを一口

 

「・・・・・・美味えな」




兼一の修行再開で一子強化フラグ?

ついでにマルさん強化?

まあ、原作はトンファーの替えはなんてすぐに用意できるんだけど、ここではマルギッテのトンファーは特注で替えが存在しない設定です。

後、原作やって気付いたのですがまゆっちって携帯持ってないんですね。

普通にメアド交換したって兼一が言っちゃったよ・・・

そこは皆様の寛大な広い心で流して頂けたらと思います。

次の更新はいつになるか分かりませんがよろしくお願いします。

感想もお待ちしております。




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