真剣で最強の弟子に恋しなさい!   作:TE

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こんにちは、TEです。
ふと、お気に入り登録者を見たら500人近くもいてびっくりいたしました。
さらにはランキングで一時的にとはいえ25位と初ランキング入りを果たすことが出来ました。
ただの思いつきで書き始めた作品がこんなになっているなんて驚きです。
なんとか読者の皆様の期待に答えられるように更新を頑張りたいと思います。
長い前書き失礼いたしました。


BATTLE.7 協力者

「どうじゃ?この川神学園は?」

 

「そうですね。決闘というシステムには驚きましたけど良い学校だと思いますよ」

 

学園長室へと訪れた兼一は学園長こと鉄心とお話をしていた。

 

「それにまた一年生から高校生をやり直すなんて・・・・・・」

 

「仕方あるまいて。1年が一番百代とは接点が低い。秘密裏に護衛するにはそこが最適なのじゃ」

 

兼一が1年に転入した理由は百代の護衛。しかも秘密裏であるため正体がばれる訳にはいかない。その条件で合うのは息を忍んで見守っているか、1年に転入するかの二択であった。

しかし、兼一は隠密はさして得意な訳でもなく、ただ見守っているよりも勉強しながら、かつすぐに対応できる場所となればやはり1年の転入が一番だった。

 

「確かにそうですが・・・・・・」

 

「細かい事は気にする出ない。お主のクラスもさほど気にしておらんじゃろ?この学園には色んな生徒がおるからお主の転入を不審がる者はいまいて」

 

「確かに普通に同年代なノリで質問とかされましたね。そういえば、クラスに友達がいましたよ。剣聖・黛十一段の娘さん」

 

「ほう?あの剣聖と知り合いじゃったのか?」

 

「ええ。後、決闘でリレーをしている人たちがいましたけど、その中にも知り合いが・・・・・・」

 

「なんじゃと?それは誰なんじゃ?」

 

「不死川さんや九鬼さんです」

 

「ほう・・・・・・。知り合った経緯は?」

 

「今回と同じ護衛です。もちろん師匠達と一緒に。まあよくある裏社会見学です」

 

さも、当たり前のように言う兼一だが、視線を下に向けると足が震えていた。

 

「その時に仲良くなりまして。年も近かったですし」

 

「そ、そうか。ちなみに足が震えているようじゃが?」

 

「い、いえ。闇の連中が乗りこんで来た時、一番強い敵は師匠が相手したのですがそれ以外の武器を持った闇の部下たちは僕に押しつけられまして・・・・・・。『一対多数かつ護衛者がいる時の実践練習だ』とか言われて・・・・・・。ああ、囲まれてしまった!刃物!刃物怖い!!」

 

「す、すまん。もうよい。どうやら梁山泊の修行は常識を超越してるようじゃの・・・・・・」

 

「ええ。あっ!一つ思ったのですが・・・・・・」

 

「なんじゃ?」

 

「あの2人は闇について知っています。そこから情報が伝わる可能性があるんじゃないですか?」

 

「その心配はない。あの2人にも口止めしてもらっておる」

 

鉄心の言葉にやはりかと思う兼一。でなければとっくに闇について百代は耳にしているであろう。特に九鬼は世界でも有名な財閥。九鬼財閥と繋がりもある百代が知らないのはおかしい

 

「九鬼財閥はよもかく不死川の方はいろいろと条件を出してきおって大変じゃったがなんとか了承してもらった。」

 

「・・・そこまでして百代さんには秘密にしているんですね」

 

正直なところ兼一は百代に闇のことを秘密にすることに反対だった。心に不安定な要素があるとはいえ、いずれ知ってしまった時の反動が大きくなってしまうのではないかと

 

「じゃが、一生秘密にする訳ではない。心身共に成長し、心に余裕を持てるようになれば打ち明けるつもりじゃ」

 

「そうですか・・・・・・」

 

「兼一君が納得いかない気持ちもわかる。じゃが、今回は引いてくれんか?」

 

鉄心にも思うところがあるのであろう。兼一は黙りながらも頷いて返事を返した。

 

「すまないのう。さて、そろそろ本題に入るとするかのう。兼一君に会ってもらいたい人がおる」

 

「会ってもらいたい人?」

 

 

 

 

 

 

 

「我、顕現である!」

 

 

 

 

 

 

 

どどん!と効果音が付きながら登場したのは1人の男であった。

 

「学園長の呼び出しでここにはせ参上した!我に会わせたい人物とは・・・・・・ややっ!?」

 

「あっ、英雄くん」

 

「我が友の兼一殿ではないか!もしや、今日転入してきた者とは兼一殿であったか」

 

「そうなんだよ。いろいろ事情があって・・・」

 

「そうかそうか!して、学園長。兼一殿がここにいるとはもしや・・・・・・」

 

「うむ。兼一君は知っているようじゃがこの川神学園の生徒で九鬼財閥の長男『九鬼英雄』。今回の隠密護衛に協力してくれる者じゃ」

 

護衛の協力者。兼一1人では荷が重いであろうと鉄心の気遣いでもある

 

「英雄君が協力者か・・・・・・」

 

「おい。英雄様になにか不満があるのか、こら」

 

いきなり背後から女性の声が聞こえる。さらに兼一の首筋には短刀が突き付けられていたりする

 

「こんにちは、忍足さん。別に不満はないですよ。むしろ頼もしいくらいです」

 

「・・・ちっ。少しは動じたりしやがれってんだ」

 

「いえ、英雄君が入って来た時から気配をけして動いていたのは気付いてましたから。さすがは忍足さん。素晴らしい気配の立ち方です」

 

「ちっ、てめぇに効かないんなら意味ねえよ」

 

「あはは・・・」

 

短刀をしまいながら言うメイド服を着た女性。『忍足あずみ』は英雄の専属メイドである。だが九鬼のメイドはただのメイドではない。先ほど見せたように戦闘に特化している者が多い

 

「ふははは!あずみも兼一殿と久しぶりに会えて嬉しいようだな」

 

「はい、英雄様!とても嬉しいです!・・・・・・殺したいほどに」

 

ぽつりと兼一に恐ろしい事を言うあずみに兼一はただ笑うしかなかった。

 

「兼一殿。姉上や紋も会いたがっておったぞ!今度家に遊びに来るがよい」

 

「うん、せっかく近くまで来たから行くよ」

 

「うむ!2人とも喜ぶぞ!」

 

「盛り上がっておるところ悪いがその辺にして本題に入らせてもらえんかのう」

 

申し訳なさそうに鉄心が言うと兼一と英雄は話を止めて鉄心を見る

 

「と言っても特に話すことはない。普段通りに学園生活を過ごしてもらえればそれでよい」

 

「えっ、それで良いんですか?」

 

「本来は兼一君と協力者の顔合わせで来てもらったのじゃがその必要はないみたいじゃからのう」

 

「護衛が兼一殿であるならば我は何の異論もない!だろう、あずみ?」

 

「もちろんです、英雄さま!・・・・・・奴の寝首をかくチャンスが増える訳だ。ククク・・・」

 

「ははは、ありがとう。これからよろしくね、英雄君、忍足さん」

 

「うむ。大船に乗ったつもりでいるがよい」

 

再会と同士の挨拶もこめて兼一と英雄は握手をするのであった。




英雄とあずみさん登場!
兼一が九鬼と何があったのかはいずれ書きたいなと思います。

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