Disruptor   作:てんぞー

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Belka - 6

「うお!? もう外が暗くなってる!?」

 

「げらげらげら」

 

「あ、時計弄ったな!?」

 

 エデン・ストランデッドというゲームを遊んでいたコントローラを置いて、ヴィヴィオを睨む。いたずらに成功したヴィヴィオはてへり、とかわい子ぶっているが許さない。両手で頭を抱え込んで、そのまま抱きしめるようにぎゅーっと、少しだけ力を入れる。

 

「あああああ、ゴリラの抱擁がぁぁぁあ―――!! ちょっとうれし―――ごふっ」

 

「ふんっ」

 

 両腕からヴィヴィオを開放し、コントローラーを握り直す。こいつの場合、間違いなく確信犯だし、窓の外を見て暗くなっている状態を見るに、もう既に父さんが迎えに来てもおかしくない時間でもあった。だが来ないところを見ると、父さん側も了承しているのだろう。まぁ、母さんはダールグリュン派だけど、父さんはゼーゲブレヒト派なのでさもありなん、という感じだろうか。まぁ、一泊ぐらいお泊りするのは別に自分でも構わないと思うのだが。

 

 そんなことを考えながらゲームに戻る。このゲームは、危険なモンスターが豊富な楽園に流れ着いた主人公を操作し、物資を回収して楽園からの脱出を目指すゲームだ。マルチで遊べるから、テレビのスクリーンを分割してヴィヴィオたちと遊んでいた。ヴィヴィオは狩りへと出かけているので建築や整地を自分とハイディが担当していた。

 

 ただ勢いで突っ込んでは爆死してアイテムを適度にロストしてくるから、物資が全く揃わないという問題が発生していた。まぁ、それを含めて結構面白かったのだが。とりあえず今建築していた家を完成させるだけさせてしまおうと、木材のチェックに入る。

 

 その間に復活したヴィヴィオが起き上がった。

 

「……じゃあさ、じゃあさ、一緒にフロ入ろうぜフロ」

 

「いいよ」

 

「ひゃっほー! あ、アインハルトちゃんも―――」

 

「入りません!! 入れる訳ないじゃないですかっ、もぅっ!」

 

「ふふふふ」

 

 盛り上がっているなぁ、と思いながらゲームを黙々と遊ぶ。結局、今日は丸一日鍛錬とかせずに遊んでばっかりだったけど―――まぁ、たまにはこんな日もいいのかもしれない。そんなことを考えながらじゃれ合うヴィヴィオとハイディを背にゲームの作業に戻る。意外と建築、凝り始めると楽しいのだこれ。

 

 

 

 

「やっぱデータが電子化されると抜くのが楽ねぇ」

 

 シスター服姿の少女が一人、暗闇の中に立っていた。

 

 周辺に人の気配はなく―――少女の姿からも、人の気配はしない。完全に生命反応が隠密行動の為に遮断されていた。そんな中で、教会の書庫に設置されている情報端末を前に片手を掲げていた。表示されるホロウィンドウは一瞬出現してはすぐに消え、また出現する。それを繰り返す事でありえない量の情報が、人間では把握しきれない速度で少女の中へと蓄積されてゆく。そもそも人間が閲覧、管理できる速度ではない。通常であればデバイスを通して必要な情報だけを検索して引き出すための端末だ。少女はそのプロセスを無視し、自分自身で全て情報を閲覧、スキャンしていた。

 

 それだけの能力を少女は―――イリス・セブンフィールドは備えていた。

 

 彼女が保有するテクノロジー、即ちフォーミュラと呼ばれるナノマシンは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()である。少なくとも、このまま科学力が進んだところで到達するのとは別種のテクノロジーである。そのマシンとしてのパワーはデバイスよりもはるかに小さくとも、次元違いのスペックを保有している。故にイリスは単独で情報の処理を行えていた。そしてそれを通し、

 

「成程、これがターゲットの情報、っと」

 

 ターゲットの情報を取得していた。

 

 そうやって闇の中の、消灯モードでホロウィンドウが表示される。そこに表示されるのは金髪の少年であり、そこに付随されるタグには《キャリアー》と書き込まれている。

 

「キャリアー?」

 

「きゅ、急に出てこないでよっ! 驚くじゃない……」

 

 ホロウィンドウを浮かべているイリスの横から、何の前触れもなくマント姿が出現した。相も変わらず全身を隠し、顔もフードで隠した男はホロウィンドウを覗き込みながらほうほう、と呟く。

 

「シド・()()()()()か。成程成程、その家名か。そっちが残ったか……」

 

「ねぇ、無視しないでよ」

 

「感づかれるからもうちょい感情をフラットにしろ。ヤバイ猟犬が徘徊してるからな」

 

「感情を抑えろって言われても……ねぇ……?」

 

 イリスは困惑した。少しぐらい感情を表に出したら嗅ぎつけてくる怪物が聖王教会にはいる、という男の発言は信じられなかった。少なくとも半径100メートル以内には人の反応を感知できなかった。いや、それに関しては男もそうだった。だが科学的ではない理論や理屈に関しては、目の前で見せられても首を傾げる事しかできなかった。ただヤバイ猟犬という言葉に関してイリスには覚えがあった。なんでもベルカ最強クラスの騎士が常に防衛のために聖王教会には駐留しているらしい。その事を言っているのだろう、と。

 

「ははぁ、成程な……カルマギアは聖王家の血のキャリアーなのか」

 

「それって重要な事なの?」

 

「ベルカという文化にとっては最高に重要な意味を持つぞ」

 

 くつくつと男は笑っている。

 

「イリス、宗教は解るか?」

 

「バカにしないでよ」

 

「そりゃあ悪かったな。まぁ、簡単な説明をすると、この次元世界では進んだ魔法文明が原因で神仏の存在があまり信じられていない」

 

 奇跡? そんなの魔法だろう?

 

 そういう認識が存在している。死後蘇った! というのもロストロギアで行える奇跡の一つだ。そうなると神話や伝説がひどくチープなものになってしまう。そう、宗教で揃えられる奇跡や伝承の類は全て魔法やロストロギアによって再現可能なのだ。神話の神々の争いですら、禁忌兵器の投入によって古代ベルカでは再現されていた。その事を考えれば宗教というものの無意味さが解る。説明出来てしまうのだから、だれも神の存在を証明する事が出来ない。神に対する信仰心が存在しなくなるのだ。宗教というもののパワーが薄くなる。

 

「だから、ベルカでは神に対する信仰ではなく祖に対する信仰が生まれた」

 

 祖霊信仰。信仰の一つの形である。多くの者が神を信仰しないこの多次元の世界では、神よりもかつての人たちへの信仰が生きる。その中でもとりわけ強い信仰を得ているのが、

 

「初代聖王、ってことよね?」

 

「正解だ。歴史の単位を一つくれてやろう」

 

 相変わらずの子供扱いにイリスがむっとするが、それこそ反応を見せれば子供と同じだ。だがその反応と考えを見透かす男にとっては、イリスの反応は可愛らしいものでしかなかった。

 

 そして話はベルカの信仰へと戻る。

 

「初代聖王はベルカという文明の礎を築いた、国父だ。ベルカという文明を生みだし、そしてベルカという次元世界のすべてを征服した。それだけにとどまらず、多次元に渡り侵略と征服を行い、大ベルカという概念さえも生み出した。これが約1000年前の出来事だ。ベルカという世界そのものが生まれたのはその前に遡るが……初代聖王が征伐に乗り出すまでは戦乱ばかりだったから、明確な文明としての巨大な形を得るのはこの頃だ。これを先史ベルカ時代、或いは次元戦争時代と呼ぶ」

 

 ベルカの歴史の話だ。聖王の話をするのであればここまで遡る必要がある。

 

「成程、ね。聖王はベルカという文明を語る上で絶対必要な要素なのね」

 

 男は頷いた。

 

「初代聖王が生み出した秩序はその後複数の王国に分割されて、別々の王によって管理された。だが大盟主として次代の聖王が他の国と手を結び、それぞれの国の平穏が保たれる。安定期に入ったベルカという世界は世代交代に成功し、国を富ませながら別次元からの侵略者や残された問題を対処しつつ、豊かな平穏をその後、500年間守り続けた」

 

「500年間の平穏ねぇ」

 

「まぁ、完全なる平和ではなく戦争や諍いの類は存在していたらしいな。それでも500年の間に、国を亡ぼすような大戦争には発展しなかった。その活躍には常に絶対強者として君臨している聖王と聖王家の存在があった。それがベルカのリーダーとして常に時代を引っ張ってきたんだ。……それがベルカの民にとってどれだけ頼もしく、そして伝説的だったからわかるだろう? 500年間、富んできたんだ。神話だよ」

 

 人の歴史とは死と戦乱の歴史だ。だがベルカのそれはその部分が欠けているのに、衰退することも力を失う事もなかった。ベルカという国は、一度もその領土を戦乱以降失ったことがなかったのだ。もはや神話に等しい活躍。それが聖王という存在に対する信仰心へと変わって行く。当時の人間にとって聖王家は現人神だ。

 

「……そしてその神話を締めくくるのは500年前の禁忌戦争、そしてその後の聖王統一戦争だ。ベルカという次元世界は禁忌兵器によって跡形もなく消し飛んだ。だがその最期を照らしたのは聖王オリヴィエによる愛と献身。オリヴィエ陛下が命と引き換えに聖王のゆりかごを動かし、それで争いは終わった……聖王の命を引き換えにベルカの民は生き延びたのさ」

 

「成程、そりゃあ神話になるわね」

 

 聖王は、ベルカの民を守り抜いたのだ。だからこそ今、こうやって次元世界に多岐に渡ってその足跡を残している。このベルカ自治区もかつての聖王の功績、そしてベルカの民がその後の秩序構築に大きく貢献しているからこそ存在するものだ。聖王信仰という形を決定打にしたのは聖王オリヴィエの活躍であり、それが現代のベルカ人の信仰心の中心となっている。自分たちがこうやって生きているのは、聖王オリヴィエのおかげである、と。

 

「だからこそ、聖王家の血は重い意味を持つ。()()()()()()()()()()()()()()()()()からな。残されたのは血を最低限残す為に撒かれた聖王家の外の種だけだ。だがそれも聖王家とは混ざらない。血が再び聖王家と混ざらないなら―――」

 

「世代を経る度に血が薄れる、って事ね」

 

 男は頷き、カルマギアのホロウィンドウを横にずらし、そしてもう一人、現代の聖王のデータを表示させるように指示を出す。それに従うイリスがヴィヴィオ・ゼーゲブレヒトのデータを出現させる。底表示されるのはDNAマップがかつての聖王と100%一致するものであるという事だった。

 

「……クローン?」

 

「いや、先祖返りだろう。聖王家は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()からな。自分の子孫が唐突に薄まった血を反転させて聖王家として覚醒する、とか。世代交代しても一定以下に血が薄くならない……とか」

 

 ベルカ聖王家は体を生まれた時点で改造し、その祖先も人体改造してたから、と軽く男が笑い声を零しながら肩を揺らした、その言葉にイリスは軽く引いたような表情を見せたが、同時に首を傾げた。その情報は、このミッドチルダの聖王教会データベースに登録されていない情報だった。信ぴょう性はともかく、そんな情報をどこから得たのだろうか……?

 

「ま、どちらにしろ面白い話だ。……ヴィヴィオ・ゼーゲブレヒトは先祖返りで、生まれた時点でオリヴィエ・ゼーゲブレヒトのDNAを完全再現されている。生まれと育ちは……廃墟都市のスラムか。そしてカルマギアの血は常に2か3割ほど聖王家の血を継いでいる、と」

 

 つまり、理屈上はヴィヴィオは古代の聖王と同じ肉体をしている。そしてカルマギア家はその血を保存する為の家としての役割を果たしている。イリスが検索する中で、家としてその使命を果たせているのはカルマギア家だけになる。党首であるジュード・カルマギアよりも、子であるシド・カルマギアの方がはるかに血が濃くなっていて、近代ベルカの歴史では最大のキャリアーとされている。だが彼にリンカーコアは存在せず、そして許嫁が存在する。個人情報の類をプライバシーに考慮する筈もなく、男とイリスは閲覧する。

 

 そしてその情報に男は気配を完全に闇と同化させた状態で腕を組んだ。

 

「……成程、な。見えてきた」

 

「何が、よ」

 

「カルマギアとその周辺が、な。後は本人がどう思っているか……って所か」

 

 イリスはそこらがとんとつかめていない。そもそもだ、この少女はこの男に()()()()()()()()()()()のだから、当然と言えば当然だった。だが男からすればイリスは必要な駒であった。その為に態々、エルトリアまでスペアボディを用意して回収しに行ったのだ。少なくとも少女の持つ能力と科学力は現代ベルカとミッドチルダでは、絶対に足のつかないテクノロジーだ。ここから二人を特定することは不可能、最高峰のテクノロジーだ。

 

 それを、目的の為には必要としている。

 

 なぜなら魔法を使用すれば、確実に足がつくのが現代なのだから。

 

 ゆえに魔法に頼らず、原始的か固有か、或いはトレース不可能な技術を隠密行動や策謀の為に利用する必要があった。

 

 そういう意味ではイリス・セブンフィールドは最高の人材だった。

 

 何より。モチベーションが皆無でも働かせる為の交渉材料が存在する、という点が最高だった。

 

「聖王教会の方はカルマギアとゼーゲブレヒトを結び付けて、血の濃い子供が欲しいという所だろうな。古代に行っていた人体改造の技術ももう枯れているだろうし」

 

「あぁ、次世代の王を擁立する事が出来れば権力が安定するってやつね」

 

「何よりもベルカが聖王で統一されるからな。権力が行使しやすい。だが今のカルマギアを見るとどうやら教会側ではなく、一般側に家が寄っているみたいだな……許嫁がいるのは教会に対する牽制か? だが教会に通っているみたいだし家の中で、意見が割れているのか……? パーソナルは抜けるが事情はデータじゃ抜けないな……やはり直接会って話を聞く必要があるか」

 

 男が腕を組んでぶつぶつと呟く様子をイリスは冷めた様子で眺めている。男の事情や思惑はどうでもよかった。イリスにはイリスの目的があり、だからこそ男の条件に乗った。完全に興味がないと言われれば―――嘘だろう。このベルカという世界の事情を通して、少しずつユーリの背景を知れているような気もしたからだ。

 

 なぜ、彼女があんな行動に出たのか。

 

 未だにその怒りと絶望と憎しみと怒りは消えない。ゆえに、イリスは行動する。そしてこの不満も飲み込んで男に従う。

 

「……どうでもいいけど、そんなに大事なの? この子。リンカーコアがないってことは《無能者》ってやつよね? 社会的弱者のレッテル張られた」

 

 その言葉に男は埋没していた思考を引き戻しながらイリスの言葉に頷いて答えた。

 

「あぁ……必要だ」

 

 このシド・カルマギアという少年は、重要だ。

 

「魔力がないから才能がないというのは誤りだ。この少年はおそらく、この世界で最も重要な才能を持っている。そのフィジカルから来るものではないぞ? 寧ろそっちは単純なおまけだ。肉体の強さなんてその素質と才能と比べればゴミの様なものだ」

 

「それは―――」

 

 イリスの言葉に、男は答えた。

 

()()()()()()()

 

 規格外の才能、レアスキル。それをシド・カルマギアは保有している。それを男は断言した。

 

「覚醒させるには道具が必要だがそっちはアロハに作らせている。だが覚醒させればそうだな」

 

 男はフードの下で、にやりと笑みを浮かべた。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろうな」

 

「っ……!」

 

 その言葉に、イリスの中で燃え上がるものを感じた。憎悪、怒り。過去を変えられるかもしれないという事実に疑うものと一緒に単純な希望を感じてしまった。あの時、あの研究所で―――あの虐殺の中で、自分はそのすべてを止める事が出来るのかもしれない。過去を変える事が可能だとすればあの結末をなかったことにできるのかもしれない。

 

 ユーリに真意を問いただせるのかもしれない。

 

 そんな幻想を抱いて、憎悪と怒りとを飲み込んだ。

 

 エルトリアの技術でさえ不可能なのだ、時間旅行なんて。そんな眉唾物の話を信じることはできない。だから燃え上がった感情を抑え込んで、データベースとのアクセスを断ち切った。

 

「……これでもう―――」

 

「ちっ、感づかれたか」

 

「……え?」

 

 ステルスは完璧な精度で行われていただけに、イリスは男のその発言に驚き、声を漏らそうとして口を閉ざした。その間に男は腰から剣を引き抜くと、それを縦に振るって空間に切れ目を生み出す。それが二つに割れるように開くと、人が一人通れるサイズの裂け目が生み出される。その向こう側に見えるのは聖王教会書庫の姿ではなく、月明かりが照らす廃墟の姿であった。そこに迷う事無くイリスと男が潜り込む。

 

 そしてポータルが消えた瞬間、

 

 ―――斬撃が走った。

 

 書庫の扉を両断し、そして男とイリスのいた位置を、その首を跳ね飛ばすような斬撃が駆け抜けた。男とイリスの脱出が一瞬でも遅ければ届いたであろう斬撃はもはや誰も残さない書庫の空を切り裂いて何も結果を残さず、

 

 真っ二つに裂けた扉の向こう側で、騎士カインが剣を振りぬいた姿で立っていた。

 

「……空気に人の感情がまだ残っているな。()()()()()()()()()()()()? ……逃がしたか」

 

 即座に状況を把握したカインは剣を鞘へと戻し、ホロウィンドウを開く。

 

「警備を固めろ。姫殿下にバレないように人を増やせ。食事の毒見を忘れるな。3時間前までの映像を遡って存在しない筈の人間を探せ。久方ぶりの侵入者だ。デバイスマスターを今すぐ派遣させて何を探られたのかを調べろ」

 

 各方面へと向けて素早く指示を出すと、書庫の中へと踏み込んだカインが、端末の前まで移動し、そこに人がいたであろう床に片手で確かめるように触れる。

 

「……一人……いや、二人か? 読み辛いな……」

 

 それだけを把握するとカインは立ち上がり、書庫を背に破壊された扉を出る。ホロウィンドウを出現させると連絡を入れて、指示を出す為に。

 

 少年少女たちがつかの間を安息を味わう裏で、

 

 静かに、大人たちの戦いと策謀が進んでいた。




 イリスちゃんは好きだから適度に不幸な目にあってて欲しい。

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