ありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
生まれて初めての小説投稿で色々ご不便をおかけした部分もあるかと思いますが、何とか終わらせることができました。
最初は誰も読んでくれないんじゃないかと思っていましたが、YAWARA!のファンで二次を許容してくださる方がいらっしゃったのでよかったと思います。
実はこのあとがきを書くのは二度目なのです。
最初は2月に書いていたのですが、事情が変わったことでそれを投稿することができなくなってしまいました。
お気づきとは思いますが、新型コロナウイルスの影響で東京2020が延期になってしまったからです。
この小説は今年の元日から東京2020の開会式前日で終わる予定でした。
エピローグが開会式なのもそのためです。しかしそれは叶わず来年になってしまいましたね。
しかし、このYAWARA!の世界の中では予定通り始まったということにしておきました。
この小説を書き始めたのは2017年です。ずっと頭の中にあった柔と松田のその後を文章にしたいと思ったのです。
それはただ単に自分の中の妄想を吐き出さないと、モヤモヤしたままになってしまうと思ったからです。少しずつ書き始め途中で行き詰まり中断し、再開し、中断しの繰り返しでした。
しかし2019年の秋ごろに来年はオリンピックイヤーだと気づいたときに、へたくそでもこの小説を世に出したいと思ったのです。ネットもあまり詳しくなく、SNSも不慣れだけどいい機会だと思ったわけです。でも五輪が延期になりこの連載も中断すべきか悩みましたが、やり始めた以上は続行しようと決めました。
小説を書くにあたって女子柔道について調べていくうちに、一人の人物を知りました。
「ラスティ・カノコギ」さんです。作中に出てきたラスティはこの人がモデルです。というか、ほぼこの人です。
日本ではあまり知られていないですね。私も数年前に知りました。ラスティがいなかったらソウル五輪もバルセロナ五輪も女子柔道はなかったのです。それだけ偉大な人です。
このことを知ったとき、自分が書く小説にも登場させたいと思いました。なのでちょっと無理やり感があったかもしれませんが……
マンガではスルーされがちな実際の事件なども入れてみました。賛否あるとは思いますが、その時、その場所にいて何もないのは不自然だと思ったのです。そこから何かが生まれても不思議じゃないと。
(新型コロナウイルスは最終話を書いた後に発覚したことだったのでさすがに入れられませんでした)
ここからはちょっと反省点などを書いていきます。
まず、本阿弥さやかの出番が少ないです。ファンの方がいたら申し訳ないです。
本編の中に実はさやかと風祭のストーリーもあったのですが、これは柔と松田の物語なので入れませんでした。
マンガでもそこまで深く描かれていない二人なので必要ないかなと思いました。
小説の中でさやかが「進之介さん」と呼んでいるのは、「何か」があったために人前ではそう呼ぶことにしたというだけです。間違って書いているわけではないんです。
二人きりの時は「進ちゃん」と言っていると思います。
二つ目が試合シーンの少なさです。
私は柔道に全く詳しくありません。試合を見るのは好きだけど、技とか全くわからないのです。
ですので、試合シーンはごくシンプルに書いています。ありえない技のかけ方などがあるかもしれませんが、その時はスルーしてください。
三つ目は時代背景が曖昧なことです。
90年代のことを今思い出すのはとても苦労します。ネットで調べてわかる範囲で書いています。
携帯電話はまだ主流じゃなかったので、柔と松田の連絡方法は固定電話かエアメールとさせていただきました。FAXは猪熊家にはなさそうだったので。
インターネットもまだ普及する前なら電子メールも不可能かと。ポケベルに関してはあまりよくわからなかったので、使わないことにしました。
言葉に関しても「アスリート」や「ストーカー」という言葉が広く使われるようになったのはいつからかわかりませんでした。私の印象では2000年以降な気がしました。
※本編で松田のエアメールが届いてなかったという場面があったのですが、無事にその後配達されました。遅くなることもあったようですね。
四つ目はタクシーのおじさんの出番がない事です。
小説にはマンガで登場したキャラクターをできるだけ出そうと決めていました。そしてオリジナルキャラクターは極力出さないようにしようと。
しかし、マンガでかなりキャラの濃いタクシーのおじさんを出す場面がどこにもなかったのです。
忙しい二人がスペインに旅行なんて行くはずないし、新婚旅行では英語の通じるところに行くかなと思ったのです。おじさんがNYや日本に行くというのも現実的でないかなと。
でもきっといつか二人はおじさんに会いに行くと信じています。
五つ目はタイトルです。
各章と各話のタイトルはあまり考えて付けていません。もう少し考えたらよかったなと今更ながら反省しております。
でも今のところこのままにしておきます。
他にいろいろありますが、この辺りでやめておきます。
考えだしたらキリがなかったので。
ただ、私はYAWARA!が大好きでこの中に出てくるキャラクターも全員好きで、みんな不幸になって欲しくなくて想像した結果を書きました。
違う意見もあるとは思いますが、私の中のYAWARA!の物語はこういう結末になったという話です。
それでは長い連載を読んでくださって本当にありがとうございました。
次回作の予定は今のところありませんが、また何か書いたときには投稿するかもしれませんので興味があるものでしたら一度読んでみていただらけたらと思います。
来年の東京五輪が無事に開催されることを願って終わりにします。
ありがとうございました。