クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Another Story 作:クロスボーンズ
ある日のアルゼナル。今日はアルゼナルにとって
大切な日だ。外からの補給物資が輸送機で送られてくるのだ。
アルゼナルの生命線。ノーマ達にとっても生活必需品から娯楽品などが新たにアルゼナルに送られてくるのだ。
「食料4医療1医薬品1」
「ブラジャー入りのコンテナはうちのもん。後で
下に回しといてくれ」
エマ監察官とジャスミンがコンテナの分別をしていた。アルゼナルがギリギリの状態であった為、この補給によって彼女達は心に余裕を取り戻し浮かれていたのだ。
だからこそ気がつかなかった。その後ろの物陰で、何かが動いた事に。
「総員かかれ!チンタラしてると晩御飯に遅れるぞ!」
メイが整備士達に指示を出していた。そんな中、
作業デッキの暗がりの中を謎の影は走っていた。
その頃第一中隊は、先程の出撃が終わり皆がアルゼナルに帰還した直後であった。島での出来事の後、
アンジュもシルフィーも二人なりに他のメンバーと距離を縮めようとしていた。
その為、とりあえず表立っての衝突は起こらなくなった。また、シルフィーからも話しかけたりと、
アルゼナル内での不穏な空気はかなり薄れていった。
しかしヒルダ、ロザリー、クリスの三名に関しては相変わらずだ。
ドラゴンとの戦いも、これまでと違いシルフィーが積極的になった為、戦場ではアンジュと競争しているかの様な具合でドラゴン達を狩っている。その為他のメンバーの稼ぎも以前よりも減っているのだ。
「あいつら!自分たちだけ荒稼ぎしやがって!」
「なんで戻ってきたの?」
「まるでゴキブリだな」
「よし。こうなったら」
そう言うとロザリーはなにかを取り出した。
「どたまにネジ穴開けてやる」
ロザリーの手にはネジが握られていた。
「やめなよ。司令に怒られるよ?」
「まぁバレなきゃいいじゃん」
「・・・それもそうか」
クリスは止めようとしたが、ヒルダに押される。
「よーし。見てろよ」
ロザリーが狙いを定める。アンジュの方を狙っているらしい。
すると突然シルフィーが背後を振り返った。バレたのではないかと、ロザリーは慌てふためく。
「ちっ!違う!違うぞ!今のはお前を狙ったんじゃなくて・・・」
しかしシルフィーはそんなロザリーの横を通り、交差点の様なポイント。その右側の通路を睨みつける風に見ていた。やがて大声で叫び始めた。
「誰だ!?そこにいるのは!?隠れてないで出てきたら!?」
「何言ってんだ?」
全員がキョトンとした。皆がシルフィーの見ている先を見る。そこには通路が続いており、あまり先が見えなくなっていた。
「シルフィー。一体どうしたの?」
ナオミが心配そうに声をかけるが、シルフィーは
通路の先を睨みつけている。
すると突然アルゼナル内部に警報音が鳴り響いた。
「各員に告ぐ!アルゼナル内部に侵入者あり!」
意外な言葉だった。この絶海の孤島アルゼナルに侵入する者がいるとは誰が予想していただろうか?
「対象は整備デッキを通り居住区に侵入した!付近のものは直ちに確保に協力せよ!」
するとシルフィーの睨んでいた通路で何かが動く
気配を感じ取った。その気配は他の第一中隊のメンバーも感じ取ったようだ。
次の瞬間には、シルフィーは暗がりへと走り出した。
「ちょ、ちょっと!シルフィー!?」
「もしかして例の侵入者か!?ならうちらで捕まえてキャッシュにしてやる!」
ロザリー達もシルフィーに負けまいと後に続いた。
やがて広い直線の道に出た。シルフィーは逃げているその人物に跳びかかった。島で培った狩のノウハウだ。
その人物は女性の様だ。メイド服を着ており頭のリボンがトレードマークというべきだろう。
「貴女はあの時の!?」
その子はシルフィーを見て驚いていた。するとそこに保安部達も駆けつけてきた。全員の手には特殊警棒が握られていた。
「やめてください!私はただ!アンジュリーゼ様に会いにきただけなんです!?」
アンジュリーゼ。その子は確かにそう言った。その名前を第一中隊の皆が知っている。
「え?今の声・・・」
後ろからアンジュの声がした。彼女はシルフィーがのしかかっている人物を見て驚いた顔をしていた。
「もも・・・か?」
「もしかして・・・アンジュリーゼ様?・・・アンジュリーゼ様ぁ!」
そう言うとその子はシルフィーをはねのけ、泣きながらアンジュに抱きついた。
「アンジュ。知り合いなのか?」
シルフィーが驚きながら尋ねた。
「え、ええ。知り合いよ。でもなんでここに・・・」
その子はアンジュの胸の中でなおも喜びの涙を流していた。
司令部ではエマ監察官が電話口で誰かと話していた。
「モモカ荻野目。皇女アンジュリーゼの筆頭侍女です」
「はい、元皇女の・・・ええっ!・・・わかりました」
そう言うとエマ監察官は受話器を置いた。
「委員会はなんと?」
隣にいたジル司令がタバコを吸いながらエマ監察官に問いかける。その問いにエマ監察官はため息を
ついただけで答えない。
「やはり、予想通りですか」
「ええ、あの娘を国に帰したら、ドラゴンやそれと戦うノーマ。最高機密が世界に流れる恐れがある・・・と」
エマ監察官は続ける。
「何とかならないのですか?モモカさんはここに来ただけなのに・・・」
「ただ来ただけ・・・ね」
「ノーマである私に人間の決めたルールを変える力なんてありませんよ。せめて一緒にいさせてあげようじゃありませんか」
「・・・今だけは」
そう呟くとジル司令はタバコを灰皿に押し当てた。
モモカさんは現在アンジュの部屋にいる。そこにはアンジュとシルフィーの二人もいた。
「貴女はアンジュの知り合いだったの。いきなり
掴みかかって悪かったわ」
シルフィーがモモカさんに謝っていた。
「いえ、そんな、お気になさらず」
そう言うモモカさんは、アンジュの髪をチラチラと見ている。
「あの、御髪、短くされたのですね・・・」
「ええ」
「いいと思いますよ!大人の雰囲気というか、これまでの姫様の雰囲気から脱皮されたような・・・」
「アンジュ。この人は・・・」
「モモカ。幼い頃から私の世話をしてくれた人よ」
素っ気なく答えると、アンジュが制服を床に投げ捨てる。
「お着替えですね!お手伝いします!マナの光よ!」
モモカさんの手が光った。するとアンジュの投げ
捨てた制服も突然光だし、宙に浮いた。
(あれがマナの光なのか・・・)
シルフィーは物珍しくそれを見ていた。一方アンジュは何処か冷めた様な、冷ややかな目でマナの光を見ていた。
「そう使うんだ。マナの光って」
ぼそっと呟いたアンジュの言葉にモモカさんがハッとした。手から出された光が消えて、制服が床に落ちる。
「ジル司令の命令で、明後日まであなたの世話を
する事になったわ」
「お世話だなんて!私がアンジュリーゼ様のお世話をしに!」
「誰それ?私はアンジュ。ノーマのアンジュよ」
アンジュの放った言葉にモモカの顔が曇る。
「聞いたわ。滅んだんですってね。ミスルギ皇国。私がノーマだとバレたから。あなたの帰る場所も
ないんでしょ?」
「アンジュリーゼ様・・・」
「・・・最初から知っていたのよね。私がノーマ
だって・・・よくもまぁ騙し続けてくれたものだわ。何年もの間・・・」
皇女時代、アンジュはマナを使わなかった。皇族たる者、自らマナを使う必要はない。アンジュはアンジュの父親、ジュライ・飛鳥・ミスルギに幼い頃からこう教えられた。
アンジュの代わりにモモカさんがマナを使う。こうする事でアンジュは自分がノーマだと知る事なく16年間生きてきたのだ。
自分だけが何も知らなかった。考えてみると滑稽で笑いが込み上げてきそうだ。
「まぁ、今となってはどうでもいいけど」
「・・・」
その言葉にモモカは何も答える事が出来なくなった。
「私はもう寝る。ベットは隣を使いな・・・」
そう言いかけたところでアンジュはシルフィーの顔を見た。ベットは小さく、二人で寝るのはあまり
お勧めできないからだ。
「私が離れるわ」
シルフィーが一つタメ息をついた後、簡単な荷造りをした。
「いいの?別に無理しなくていいのよ」
「貴女の為にわざわざ来たんでしょ?ならその間
だけでも一緒にいてあげなさい」
そう言いシルフィーは部屋を出た。
「じゃあ貴女はここにいる間、隣のベッドを好きに使いなさい」
そういうとアンジュはベットに横になった。
「私は、ずっとアンジュリーゼ様のお側にいたいのです・・・お願いします。アンジュリーゼ様・・・」
モモカさんはその場に跪き、泣きながら懇願した。リアクションこそ起こさなかったものの、その言葉をアンジュは聞いていた。
(ここは人間の住むべきところじゃないのよ。
モモカ・・・)
部屋を出たシルフィーはオメガの前に来ていた。
ここが一番寝るには最適な場所だと思ったからだ。
コックピット部分に乗り込む。島から帰ってきた後、彼女はコントロールユニットをメイ達が整備
できる様に挿しっぱなしにする事にしたが、今は
安全の為それを抜いた。
オメガの中でシルフィーは丸くなり、眠りについた。その姿はまさに、揺りかごに眠る幼子とでも言うべきか。
そこで見た夢が楽しい夢なら、どれ程良かった事か。
彼女は夢を見ていた。そこは以前見た廃墟の様な所であった。だが空には太陽も月も浮かんでいなかった。
目の前に突如機体が現れた。黒色を基調としている機体だ。だがその機体をシルフィーは知っている。
「黒い、ヴィルキス?」
目の前にはヴィルキスがいた。一機だけではない。カラーリングが違う機体が合わせて7機、目の前に存在していた。七機の両肩が開かれ、何かをチャージしているようだ。
次の瞬間には、両肩から光が放たれた。それらは目の前にあった島を、街を、大地を破壊しつくした。
目の前の機体の強さは正に圧倒的な強さであった。
すると突如として辺りが暗闇に包まれた。そして目の前の七機全てに赤い円錐状の物が突き刺さった。粒子が一箇所に集まり、機体を抉ぐるかの様にガリガリと突き刺さっている。次の瞬間には、ヴィルキス達は大爆発を起こした。
彼女には機体が爆発する瞬間、銀色の閃光の様な
ものが見えた気がした。
やがて目の前に一つの機体が現れた。辺りの暗さで全体の姿は全く見えなかった。だが暗闇の中で光る赤いラインに彼女は目の前の機体の名前を知って
いた。
「オメガ・・・なの?」
シルフィーが尋ねる。返事は返ってこない。
目の前の機体は、彼女が知らないオメガとでも言うのだろうか。するとオメガの中から何かが落ちてきた。シルフィーがそれを拾い上げた。機体の紅ラインの光にそれは映し出された。
人間の生首であった。首の辺りからは血が流れ落ちていて、それが手に付着している感触が嫌でも伝わる。驚きのあまりその生首を手放し、後退りする。一瞬だが生首と視線が合った気がした。
次の瞬間、彼女は転落した。そして彼女の意識は
闇へと閉ざされた。
「・・・んんっ?」
不意にシルフィーが目覚めた。目覚めるなり、彼女は辺りの異常性に気がついた。潮の匂いがする。そればかりか身体がびしょ濡れであり服が身体に密着している。今いる場所がオメガのコックピット内でない事がわかった。
そこは海中であった。いや、正確に言えば、アルゼナルにある砂浜が海に沈み、そこでシルフィーが目覚めた。
(なんで水の中に!?)
最初は慌てたが直ぐに落ち着いた。水の中ながら息が全く苦しくないのだ。
(・・・これ、あの夢の続きだというの・・・)
背後を見てみるとアルゼナルがあった。アルゼナルは全身が水に浸っている。海の中に水没しているという訳だ。泳ぎながらアルゼナル内部へと進んで行く。夢だからか、泳いでいても全く疲れない。
とりあえず自室へと泳いでいった。海水のせいか、錆びついた扉に手をかける。何故かは扉はすんなりと空いた。そこにはアンジュとモモカさんの姿はなかった。
他の部屋の扉も開けた。だが第一中隊はおろか、
アルゼナルにいる人全員の姿がそこにはなかった。それなのに服や本など、まるで生活していた跡だけを残し、人だけが消え去ったかの様な雰囲気だ。
(なんで・・・みんなどこに・・・)
シルフィーは困惑していたが、やがてある場所を目
指して泳ぎ始めた。
整備デッキには機体が並べてあった。普段見ているアルゼナルでの光景。そこに自分以外の人間、
いや、生物が消え去ったかの様な雰囲気である。
妙な胸騒ぎを感じ、ある機体の前に泳いでいた。
オメガだ。何故か人型兵器の姿になっており、コックピット部分が開かれている。
胸騒ぎが更に激しくなった。恐る恐るコックピット内を覗き込む。
そこには、自分がいた。正確に言うなら、自分と
思しき遺体が丸まっていた。顔は皮膚が削ぎ落とされ、既に骨となっていた。
自分だとわかる決めて。それは何故か唯一腐敗していない右腕に、自分のつけているのと同じ腕輪がつけられていたからだ。
(何よこれ・・・なんでこんな)
そう考えた瞬間、白骨死体がシルフィーめがけて
突然動き出した。
そして再びシルフィーの意識は闇に閉ざされた。
「・・・フィー。シルフィー!シルフィー!」
誰かが自分を呼んでいる。目を開けると心配そうなナオミの顔が目に入った。
「ナオミ?」
「大丈夫?酷く魘されてたよ?」
これも夢なのか。だがこれは現実だと何故か理解できた。そして現実であると理解した途端、彼女は安心感に包まれた。誰も生きてる人が居なかった夢のアルゼナルより、こうして目の前に人がいる。その安心感で彼女は落ち着いた。
「なんでここに?」
「一緒に朝食を食べようと思って部屋に行ったんだけど、そこにはいなくて。アンジュからオメガの所にいるんじゃないかって聞いたんだけど」
「・・・全身汗まみれだよ。シャワー室で流してから食堂に行こ」
そう言うとナオミはオメガから降りた。シルフィーもシャワーを浴びようとナオミに続いて降りようとした時。
【ピチャ】
身体に異変を感じた。重いのだ。見てみると服が身体に密着していた。私服で水に飛び込んだ時の感覚に似ている。これは流石に汗では片付けられない量だ。
(じゃあこれは汗じゃなくて海水・・・)
あの時と同じ光景が思い出される。初めてオメガが人型兵器となった際、自分は夢で負った怪我をしていた。あの時と同じだ。夢で見た様な出来事が、
現実世界の自分の身に起きている。
(・・・考えすぎか?でも・・・)
一抹の不安が残る中、シルフィーはオメガを降りて、シャワー室を目指した。シャワーで身体を洗い流し、予備の制服に着替えると食堂へと向かい歩き始めた。
食堂の入り口にたどり着いた時、何やら食堂内が
騒がしくなっているのに気がついた。
「騒々しいね。何かあったのかな?」
「・・・どうやらその原因はあれのようね」
二人の視線はある人物に向けられていた。その人物はアンジュである。その背中にはモモカさんを背負っている。
「アンジュ!それに・・・」
「アンジュ。モモカさん、一体どうしたの?」
まだ名前を覚えていないナオミに代わりに、シルフィーが率直にアンジュに尋ねた。
「丁度いいわ。二人共、モモカを運ぶの手伝って」
アンジュに言われ、二人はモモカさんの脚をそれぞれ持ち上げた。アンジュが向かった場所。それはハンバーガーの自販機であった。
アンジュはモモカにハンバーガーを買った。ついでに自分の分と二人の分も買った。
「じゃあモモカさん。3日間も飲まず食わずでここに来たって事!?」
ナオミがその事に驚いていた。シルフィーは気に
せずハンバーガーに喰らい付いている。
「ええ。そうらしいわ。全く聞いてなかった」
「申し訳ありません。アンジュリーゼ様にお会いする事だけを考えて、頭がいっぱいで」
「・・・ねぇ。モモカさん。聞きたい事があるんだけど」
ハンバーガーを食べ終わったシルフィーがモモカ
さんの方を向いた。その目は真剣な眼差しであった。
「なんでしょう」
「昨日、貴女は言った。【あの時】あれはどういう意味?貴女は私と会った事があるの?」
「えっと、それはですね・・・」
モモカさんが言葉を詰まらせたが、やがて口を開いた。
「実は空港において、貴女とそっくりの人物に手助けをしてもらったのです。アルゼナルに行く為に
輸送機の入り口まで案内してもらって」
【ガシッ】
突然シルフィーがモモカさんの両肩を掴んだ。突然の出来事に三人が驚く。そんな中、シルフィーが
彼女の目を見ながら聞いてきた。
「本当にそっくりだった?なにか違う所はなかった?」
「そういえば、確か髪は黒色でした。そして瞳の色も紅い色でした。声も違ってましたが、それ以外はそっくりでした」
「・・・そう」
そう言うとシルフィーはモモカさんの両肩から手を離した。
「シルフィー?一体どうしたの?」
彼女の声色が変わった事にナオミが驚きながら尋ねた。
(あいつだ・・・)
シルフィーが心中である人物を当てはめた。島で出会った自分そっくりな謎の少女。考えてみれば彼女は何者なのか。何故自分とそっくりなのか。何故、腕輪について知っているのか。疑問は絶える事なく襲いかかってくる。
「・・・なんでもない。疲れてるんだ、少しの間
寝てる」
本心を隠しそう言うとシルフィーはその場を離れた。ナオミも不安そうにその後に続いた。
「あの方は双子なのでしょうか?」
「さぁね。それよりモモカ。これがキャッシュよ」
アンジュは心ばかりのキャッシュをモモカに手渡した。彼女は初めてみるキャッシュに興味津々の様だ。
「これがお金というものですか。貨幣経済なんて
不安定なシステムだと思ってましたが、これはこれで楽しそうですね」
「ここでの必要なものはそれで買いなさい」
その時である!
「ギャァァァァ!!!」
突然叫び声が聞こえ、モモカは驚く。見るとそこには負傷したメイルライダーが運ばれて行た。
「痛いっ・・・痛いよっ・・・」
「ほらほら暴れんな。腕がくっつかなくなっても
知らんぞ・・・あれっ?腕は?」
「こちらです」
助手のような人が腕をマギーに渡す。
モモカは手にしたハンバーガーを見た。ケチャップを血と連想してしまい、吐き出しそうになる。
「・・・何なのですか、ここは?一体何をする所なのですか?」
「狩りよ」
アンジュはそう答えるとハンバーガーを一気に食べた。ハンバーガーの包み紙をゴミ箱に投げ捨てる。
「私も、いつああなることか・・・」
「アンジュリーゼ様・・・」
(傷ついておいでなのですね・・・お労わしや・・・私がお救いしなければ・・・私が・・・アンジュ
リーゼ様を!!)
モモカさんが心の中で、静かな決意を固めた。
書くネタが思いついたのにそれを書く時間がないって話、よくありますよね。今だけ精神と時の部屋に引き篭もりたい・・・
余談ですがメビウスの方もやっと手がつけられる様になりました。本来あっちの作品を完結させてからこっちの作品を執筆したかったなぁ・・・