クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Another Story 作:クロスボーンズ
「じゃあアンジュ達は二日前に目覚めたんだね」
コンテナ内にて。現在アンジュ達はナオミと情報を共有をしあっていた。
「ええっ。それにしてもここ、狭いわね。しかも時々激しく揺れるし」
現在コンテナ内にはアンジュ、タスク、ナオミ。そしてドラゴンとなったヴィヴィアンの四名でぎゅうぎゅう詰めとなっていた。それにさっきから激しい揺れが続いている。お陰で肘とかが他人にぶつかってしまう。
「こっちには女の子も乗ってるんだ!もっと丁寧に運んでくれ!」
タスクが外に聞こえるように叫ぶ。しかしあまり改善されている感じはない。
「全く。なんでこうなったんだろう。もしあのままドラゴン達さえ来なかったら・・・」
「なによ。やらなくて要求不満なの?」
タスクの言葉にアンジュが反応する。
「え!?や、ヤルって・・・」
「そうよナオミ。私襲われそうになったのよ」
ナオミの顔が赤く染まった。何を想像しているのか、容易に想像できる。
「ええっ!?あれは君から誘って・・・」
「本当にあなたって年柄年中発情期なのね」
「違うって!うわっと!」
またコンテナが大きく揺れた。中にいるアンジュ達も態勢をくずす。そして今回もまた、タスクの顔がアンジュの股間へとダイブされていた。
「どこに顔を埋めてるのよ!」
「仕方ないだろ!不可抗力なんだし!」
「いつまで発情してるのよ!」
「だから違うって!」
「た、タスク!タスクの手が私のお尻触ってるんだけど・・・」
「ちょっとタスク!!あんた何してんのよ!!」
「これも不可抗力だ!わざとじゃないよ!」
「そ、そうだよ。不可抗力なら仕方ないよ。わざとじゃないし、それに狭いし我慢するよ」
「えっ!?じゃあ・・・このまま触ってていいかな?」
「・・・やっぱりやだ。顔がエッチなんだもん!!」
「ええっ!!?」
「ナオミ!浴びせる蹴りを入れるわよ!」
「離してよタスク!えい!えい!!」
「痛い痛い痛い!骨が折れる!だれかーたすけてー!!!」
この後タスクが二人にボコボコにされた事は言うまでもなかろう。
このような会話がコンテナ内に響いていた。しばらくするとコンテナの揺れが収まった。揺れが収まる直前に床が何かにぶつかった感覚があったため、地面にコンテナが降ろされたのだろう。
コンテナの扉が重く開かれた。開かれた入り口には例の女の門番達がいた。その二人の手には相変わらず武器が握られてもいた。
「出ろ」
四人は外へと出た。シルフィーもドラゴンから降りる。するとそこは先程までいた廃墟ではなかった。なんというか、どこが神秘的な場所であった。
「大巫女様がお会いになられる。こちらへ」
「きゅー」
突然ヴィヴィアンが倒れこむ。その首筋には針が刺さっており、それを取り囲む様に女性達が集まってきた。
「ヴィヴィアン!?ヴィヴィアンに何をしたの!?」
四人が問いかけるが、それに対して二人は武器を構えた。答えるつもりはないという事だろう。ヴィヴィアンには医者らしき人物達がやってきた。彼女達がヴィヴィゴンを何処かへと運んでいった。
「あの子に手荒な真似はしません。それは保証します」
緑服の女がそう言う。そして三人は案内され奥へと進んでいった。部屋に入った途端、辺りの雰囲気が変わった事に皆が気づく。部屋中に威厳が溢れかえっている。
「連れてまいりました」
その部屋の一番高い所。部屋にいた者達は皆仕切りの裏におり、その姿は確認できなかった。
「異界の女達。それに男・・・」
仕切りの裏側にいる人物が呟く。
「名は何と申す」
「人に名前を聞くなら自分から名乗りなさいよ!」
「貴様!大巫女様になんたる無礼!」
例の二人が武器をアンジュに向ける。話し合いの場がいきなり戦闘場に成りかけた。声の主は余程偉い地位にいる存在らしい。タスクが小声で嗜める。
「特異点は開かれていない。どうやってこの世界に来た」
四人は顔を見合わせて黙り込んだ。気づいたら此方にいたなど言える訳がない。しかし仕切りの背後の存在は質問を畳みかける。
「大巫女様の御前なるぞ!答えよ!」
「あの機体。あれはお前が乗ってきたのか?」
「そこにいるのは本物の男か?」
「何故シルフィスの娘と一緒にいた」
「うるさーい!聞くなら一つずつにして!第一ここはどこなのよ!?今はいつ!?あなた達は何者なの!?」
遂にアンジュがブチ切れだ。一方的な質問責めをされれば怒りたくもなるだろう。
「貴様!!なんたる無礼!」
二人の女性ががまた武器を抜いた。今の状態では、間違いなく血が流れる雰囲気となった。
「威勢の良いことで」
突然仕切りの後ろからある人物が姿を現した。
「貴女!・・・あの時の!」
「あの時、謎の兵器に乗ってた!」
アンジュとシルフィーは思い出していた。あの時、アルゼナルがドラゴンの大襲撃にあった際、謎の空間で出会った女の事を。目の前の人物はその時の女であった。
「真祖アウラの一族にしてフレイヤが姫。近衛中将サラマンディーネ。ようこそ、誠なる地球へ。偽りの星の者達」
「サラマンディーネ。知っておるのか?この者達を?」
仕切り越しに大巫女と呼ばれた存在がサラマンディーネに尋ねる。
「ええ。先の戦闘で、我が機体と互角に渡り合えたビルキスの乗り手。歌を知る者達です」
そう言いサラマンディーネは二人を指差した。
「ビルキスの・・・乗り手」
「この者達は危険です!生かしておいてはなりません!」
「処分しなさい!今すぐに!」
仕切りの後ろから物騒な言葉が聞こえてくる。
「やれば?死刑にされる事には慣れてるわ。でもね・・・ただで済むとは思わないことね・・・」
アンジュは臨戦態勢に入っていた。既にシルフィーも襲いかかる算段をしていた。
「お待ちください皆さま。この者はビルキスを動かせる特別な存在です。あの機体の秘密を聞き出すまで生かしておく方が得策かと存じます」
サラマンディーネの発言に、仕切りの後ろでざわめき合っている。恐らくどうするかの相談でもしているのだろう。
「よかろう
サラマンディーネを先頭に、部屋を出ようとしたその時である。
「ちょっと待て!!!!!」
突然仕切りの背後からハモった怒声にも似た大声が響き渡る。しかもこれまでの威厳溢れる言葉遣いではない。余りに予想外の出来事にシルフィー達だけでなくサラマンディーネ達まで驚いた。
「そなた!!その右手の腕輪は何か!?」
シルフィーのつけている腕輪を一斉に指差している。
「これ?これは太陽の腕輪。これがどうしたの?」
「・・・・・・いや。良い腕輪だと思っただけだ」
いきなり偉そうな連中の口調が元に戻った。余りに変であった。
「は?何を言って・・・」
「早く行け!!!」
有無を言わせぬ大声が響く。サラマンディーネ達がアンジュ達を引き連れて慌てて部屋を出て行った。
「・・・・・・」
部屋に残った者達は無言であった。何か言いたいが言い出せない様な雰囲気が、その場を支配した。やがてその場に乾いた笑いがした。
「ははっ。ま、まさか・・・な」
一方アンジュ達はサラマンディーネによって客間の様な一室へと入っていた。
「ご苦労。ナーガ。カナメ。二人はお下がりください」
そう言われると、ナーガとカナメは部屋の外で待機した。
「まず言っておきます。あなた方を捕虜として扱うつもりはありません。シルフィスの娘も、治療が終われば直ぐにでも会えますよ。あなた方の機体も、我々が責任を持って修理します。とりあえずこちらへどうぞ」
そう言われて四人は部屋のある場所へと来た。そこは茶室であった。サラマンディーネが茶道で茶を淹れる。そしてそれを四人の前にだす。
「なんのつもりよ」
「長旅でお疲れでしょう。まずは一息つきませんか?」
考えてみればシルフィーとナオミは食事中にドラゴン達がやって来た為ロクに飲食をしていなかった。その為出された茶を何の躊躇いもなく飲みほした。
一息ついたのち、タスクが話を切り出した。
「俺はタスク。アンジュの騎士だ。質問してもいいかな?サラマンディーネさん」
「なんなりと。タスク殿」
「ここは・・・本当に地球なのか?」
「ええ」
タスクの質問にサラマンディーネは当たり前の様に答える。
「じゃあ君達は・・・」
「人間です」
こちらも当たり前の様に答える。
「だけど、地球は俺たちの星で、人間は俺たちだ。だとしたらここは・・・」
「・・・もし、地球が二つあるとしたら?」
その言葉に四人が驚く。地球が二つあるなど想像したこともなかった。
「並行世界に存在したもう一つの地球。一部の人間達がこの星を捨てて移り住んだ、それがあなた達の地球です」
「地球を捨てた?一体なんのために?」
タスクが疑問に思う。しかしその答えはアンジュやシルフィー。ナオミ。そしてタスクにも予想がついていた。
「あなた方もあの廃墟で見たのではないのですか?この地球に何が起きたのか・・・」
「戦争と汚染・・・そして文明の崩壊・・・」
その言葉にタスクの顔が曇る。タスクはその言葉の重さに。アンジュが湯呑みを
「つまりこういう事でしょ?あんたがいて、地球が二つあるってことは・・・」
次の瞬間、アンジュは飲んでいた湯呑みを割った。湯呑みは見事に砕けた。その中の破片を一つ取りサラマンディーネの背後に回り込む。サラマンディーネの首に破片を突きつける。
「お、おいっ!アンジュ!!」
三人が慌てて止めようとする。
「私達を元の世界に戻す事も出来るのよね!?」
「サラマンディーネ様!」
外で待機していたナーガとカナメが駆けつけた。
「来るな!近づいたら殺すわよ!」
「野蛮人め!やはり早々に処分するべきだったか!」
「姫様を解放しろ!さもなくばこの者達の命はないぞ!」
カナメがタスクを人質に取る。例の薙刀で今アンジュがサラマンディーネにしている事と同じ事をする。人質の取り合いという事だ。ナーガもシルフィーとナオミに二本の刀を向ける。
「タスクなら殺しても構わないわ!」
「ええっ!?」
「タスクは私の騎士だもの!私を守る為なら喜んで死んでくれるわ!ねっ?タスク」
遂にアンジュがとんでもないことを言い始めた。しかし、こんな中でも、サラマンディーネは冷静であった。
「・・・帰ってどうするのですか?待っているのは機械に乗って私達を殺す日々。それがそんなに恋しいのですか?」
「だっ!黙りなさい!!」
破片をより強く突きつける。だが痛いところをつかれたのか、アンジュの言葉には若干の焦りが見えた。
「偽りの地球。偽りの世界。偽りの戦い。あなたは知らなさすぎる。付いて来なさい。貴方に真実をお見せします」
そう言いサラマンディーネが立ち上がろうとしたその時である。
「あんたらが偽りの地球の来訪者?
突然開きっぱなしの扉から三人の女性がズカズカと入り込んできた。そしてシルフィー達を品定めするかの様に見てきた。
「へー貴女達が来訪者か。それに男が一人」
「お前達!無礼だぞ!姫さまが応対中の客間にノックもせずに入るとは!!」
「これは失礼しましたね。ですがノックをしたくともノックする扉がなかったもので・・・」
一人が皮肉めいた口調で口答えをする。二人は慌てて入ってきた為、扉は全開であった。するとサラマンディーネが三人を睨みつけた。
「口論は結構です。それで貴女方は何の御用で来たのですか?」
「何、総帥から御命令を受けて来ました。確かえっと・・・君だ。ちょっと気になることがあるので少し来てもらえますか?」
女達は同時にシルフィーを指差した。
「私に?何よ?」
「それを検査するために呼び来たんだよ。ほら、
早く来な」
「ちょ、引っ張るなっ」
「では姫さま。失礼しますね。どうぞ先程の騒ぎの続きでもなさって下さい」
そう言うと女達は乱暴に扉を閉め、出て行った。
「何よあいつら!感じ悪いわね!特にあの態度!!あれが客に対する態度なの!?」
「君が言うんだ・・・」
今もアンジュはサラマンディーネの首元に湯飲みの破片を押し付けている。これが客のとる態度なのかと皆に問えば絶対違うと返ってくるだろう。
【コンコン】
客間に丁寧なノックが響いた。
「どうぞ」
「失礼します」
すると一人の女性が部屋へと入ってきた。威厳溢れる厳かな雰囲気を醸し出している。
「姫さま。先程部下達の無礼をお許しいただきたい」
そう言うと一人の女性が深々と頭を下げた。
「貴女は確か・・・」
「私は、黒の部隊の行動隊長を務めさせていただくアスカと申します。改めて姫さま。先程は私の部下達が非礼を働き、誠に申し訳ございませんでした!」
そう言うとアスカは扉を丁寧に閉めて出て行った。
「とにかく付いて来なさい。真実をお見せしましょう。ナーガ。カナメ。留守を頼みますよ」
そう言うとサラマンディーネは近くに置いてあった刀を取ると立ち上がり、出口へと向かった。その態度は人質にされている感じを全く出していない。
「ちょ、ちょっと待ちなさい!人質にしてるのは私の方よ!」
アンジュが慌てて後を追いかける。
部屋を出たアンジュとサラマンディーネはドラゴンに乗りある場所へと目指していた。相変わらずアンジュは破片を向けて人質扱いの様にしているがサラマンディーネの方は全く気にしていないらしい。
ドラゴンはしばらく飛び続けた後、ある場所へと
降り立った。そこにはある壊れかけの柱があった。
それをアンジュは知っていた。
「ここにも・・・暁ノ御柱が」
「我々はアウラの塔と呼んでいます」
そう言うとサラマンディーネはアンジュを連れて、柱の中へと入っていった。柱の中は外見と同じでボロボロであった。
「ここはかつて、ドラグニウムの制御装置の役割を担っていました」
「ドラグニウム?」
「ドラグニウム。それは22世紀末に発見された、
大きなエネルギーを持つ超対象整流子の一種」
サラマンディーネは何かを操作していた。それはエレベーターらしくアンジュを乗せてエレベーターは降りていった。
「世界を照らすはずだったその光は、直ぐに戦争に投入されました。その結果、環境汚染や民族対立。貧困や格差。これらのうち、何一つ解決することなく人類社会は滅んでいきました」
「そんな地球に見切りをつけた一部の人間は、新天地を求めて旅だって行きました。そして残された人類は環境汚染された地球で生きていくために、ある一つの決断を下しました」
エレベーターが目的地にたどり着く。そこから降りる二人。
「自らの体を作り替え、環境に適応すること」
「作り替える・・・?」
「そうです。遺伝子操作によって、生態系ごと作り替えたのです。その先陣を切ったのがアウラです」
「アウラ?何よそれ」
「アウラ。汚染された世界に適応するために、自らの体を遺伝子操作した偉大なる祖先。あなた達の言葉で言うなら、最初のドラゴンです」
目の前には映像が出されていた。これまでアンジュが戦ってきたどのドラゴンでもなかった。その姿はアンジュにも神々しいと感じ取れた。映像が切り替わった。そこにはドラゴン達が現れた。
「私達は罪深き人類の歴史を受け入れ、贖罪と浄化の為に生きていくことを決めたのです。アウラとともに」
サラマンディーネが翼を広げる。そしてアンジュの腕を掴むと空中へと飛び上がった。そこからは様々なものが見えた。
「男達はその身を巨大なドラゴンへと変え、その身を世界の浄化の為に捧げました」
「浄化?」
「ドラグニウムを取り込み、体内で安定化した結晶にしているのです」
映像には巨大なドラゴンが何かを取り込んでいるシーンが映し出された。
「女達は時に姿を変えて男達と働き、時が来れば子を宿し、育てる。アウラとともに、私達は浄化と再生の道を歩み始めたのです」
「そんな事があったの・・・」
「驚かれるのも無理はないでしょう。ですが・・・アウラはもういません」
「どうして?」
「拐われたのです。ドラグニウムを見つけ、ラグナメイルを創り出し、世界を破壊し、そして捨てた
エンブリヲによって・・・」
「なっ!エンブリヲですって!?」
アンジュの中であの男の姿が映る。そして映像にはアウラを拐うエンブリヲの姿が映し出されていた。更にそのエンブリヲの付近では黒いラグナメイルがエンブリヲを守る様に身を寄せ合っていた。
その中には、ヴィルキスも含まれていた。
「あなた達の世界は、どんな力で動いているか知っていますか?」
「マナの力よ」
「そのエネルギー源は?」
「マナの光は無限に生み出されるものよ・・・まさか!?」
アンジュが嫌な予想をする。ここまで来た以上、
その予想は半ば確信めいていた。
「そうです。マナの光。理想郷。魔法の世界。それらの全てを支えているのはアウラの持つドラグニウムなのです」
「しかしエネルギーはいつかなくなります。補充する必要がある。一体どうやってアウラはドラグニウムを補給していたと思いますか?」
「・・・まさか!」
再び嫌な予想がついた。
「ドラゴンを殺し、体内にある浄化し、結晶化したドラグニウムを取り出しアウラに与える。それがあなた達が命懸けでしてきた戦いの本当の意味なのです」
「エネルギーを維持するために、私達の仲間は殺されて、その心臓をえぐられ、結晶化したドラグニウムを取り出された。これが貴女達のしてきた戦いの真実です」
「・・・」
「わかっていただけましたか?偽りの地球。偽りの世界。そして偽りの戦い。その言葉の意味が。それでも、偽りの世界へ帰りますか?」
「当然でしょ。たとえあなたの言った話が全て本当だったとしても、私の世界はあっちよ!」
アンジュは即答した。
「仕方ありませんね。では、貴女を拘束させてもらいます。これ以上私達の仲間を殺させる訳にはまいりません」
次の瞬間、サラマンディーネは尻尾を使い、アンジュの持っていた破片を叩き落とした。これでアンジュは丸腰だ。
「くっ!」
「ご安心を。殺しはしませんよ。貴女方と違って残虐で暴力的ではありませんから」
「アルゼナルぶっ壊しといて、何を!」
アンジュが慌てて距離を取る。
「あれは龍神器のテスト実験です。アウラ奪還に、貴女達の存在は障害になると判断しての行動です」
「それで何人死んだと思ってるの!」
「赦しはこいません。私達の世界を護る為に。それに、貴女も同じ立場なら、同じ事をしたのでは?皇女アンジュリーゼ」
「!!なぜ私の名前を!?」
「そちらの世界に、私達アウラの民に情報を与えている内通者がいるのです。その名はリィザ・ランドッグ」
アンジュは思い出す。ジュリアの近衛長官を務めている女を。あの女もアウラ側の人間であったのだ。
「心当たりがあるみたいですね。あなたが考えているその人物も私達と同じアウラの民です。さて・・・」
サラマンディーネは一気に近づき、アンジュに固め技を放つ。
「しばらくの間、眠ってもらいますよ」
こうしてアンジュは意識を失った。
本編中に現れた女三人組はカリン、エマ、アクアと名付けます。基本的にこの作品のオリキャラの名前に特に深い意味はありませんけどね。せめて呼ぶ名前くらいないとつまらないと思ったので。
まぁモブだったら名前もないけどねw