IS/XU 《インフィニット・ストラトス/クロスユニバース》 A∞B   作:龍使い

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この小説は翼本編を含め、各コラボ先のネタバレなどを多大に含んでいます。
そういうのが駄目な方は、ブラウザバックをお願いします。

龍使い


序章《プロローグ》

おや、これはこれは……珍しいこともあるものですね。

ようこそ当劇場へ、お客様。

客ではない? いえいえ、貴方は立派な観客なのですよ。

何かに魅入られてたのか、はたまた偶然か、それとも無意識なものか……様々な理由が星の数ほどあればこそ、貴方は当劇場に足を踏み入れることができたというもの。

あぁ、そう警戒なさらずとも結構です。このまま踵を返すのであれば、誰も止めは致しません。

去る者は追わず来る者は拒まずが当劇場のモットーでございますから、ね。

それでも見たいというのであれば……ご説明を始めましょうか!

 

これより始まる演目は混沌にして苛烈!

ある世界を舞台に数多の可能性が集まり、巨大な敵を倒すというありふれた英雄譚!

しかし、あぁしかし! それは果たして正道なものであるのか、それとも異端であるのか!

さぁ、今宵の舞台の幕を上げましょう!

 

これを最後まで見届けた貴方が、この物語をどう評するのか……。

 

 

 

 

 

――楽しみにしていますよ、【()()()】?

 

 

 

 

 

 

 

 

――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつてここには繁栄があった。

 

永きに亘る興亡の輪廻を経て、幾度かの波乱と数え切れない命の明滅の果てに、ようやく円熟の刻を迎え、平穏の凪を安泰とするに到った。

 

だが、命は命である。

どれほど高度な知性と文明を得たとして、生の肉を持つ者の奥底に眠る獣を抑え続けるのは至難の業だ。

 

やがて打ち破られた静寂は、轟音と共にこの地表を震撼させ、瞬く間に千年の王国に終わりをもたらした。

燃え尽き焼け爛れた星の上、生き残ることが出来たものは僅かばかりしかなかった。

 

選択は二つ――。

すなわち、“やり直し”か“旅立ち”である。

度重なる問いと答えの果てに、導き出したのは道を分かつという決断だった。

一方は贖罪の意思に駆られ、やり直す事を選んだ。

もう一方は一縷の望みを懸け、遙かな旅路へと赴いた。

 

私はやり直す事を選んだ。

燃え尽きた星を救うべく、八方思索を尽くし、あらゆる技術を駆使し続けた。

 

やがて幾千の昼と夜の末、私は救いの萌芽を得るに至った。

だがそれは全ての尽力の末、行き詰まりの果てに気づいたものだった。

自然は、私の想像を容易に超越していた。

どれだけ焼かれようと、どれだけ毒されようとも、この星は自らの力で刻を要して傷を癒す力を持っていた。

 

前提を履き違えていた。

いつの間にか、私は自分こそこの星の意識でありその責任を負うものだと錯覚していた。

だが所詮、私は命だ。

最も新しく星から生まれた者が、星の意識を代弁し代行しようなど、身の程を弁えぬにも程がある傲慢である。

 

気づけたときには、既に私は老いていた。

もはやかつての躍力はない。

間近に迫る死を見据え、ただ穏やかな最期を得る術を探す臆病者と成り果てた。

今は在りし日を瞼に移し、懐かしむ日々を送っている。

 

心残りはない。

……いや、せめて去って行った同胞の安否が気掛かりなのが、唯一の心残りか。

それを確かめようにも、私に手立てはない。

 

せめて。

せめてあともう少し早く気づけたなら。

もっと早く。

もっと早く己を省みる事が出来たなら。

 

……。

もはやこの後悔に意味はない。

今はただ、己の命の果てを受け入れるしか、道はないのだ……。

 

 




新年あけましておめでとうございます。龍使いでございます。
本編最終更新から一年過ぎましたね、ハイすみませんでしたごめんなさい(平服
活報でも言ってましたように、リアル事情が色々な意味でありまして、執筆に手が回ってませんのですはい(汗

そんなこんなな状況で、先日……というには時間が開きすぎておりますが、活報でお知らせしたように、本日はコラボ小説の投稿となります。
といっても、翼本編のキャラも出てこない序章だけの投稿になりますが(汗
コラボ本編に関しては、こちらも含めて各作者さんと打ち合わせしながらの執筆になるため、更新速度は思いっきり亀になると思います(汗
各作者さんたちも自分の小説があるため、ここにかかりっきりというわけにもいかんのですよね(汗
それでもまぁ、仮設レールは組みあがってますので、あとは思い思いにこのコラボ小説を完成させることができればなぁと思っています。

ではでは、本日はこれにて
今年も思いっきり亀な更新になるとは思いますが、それでも本編ともども完結目指して頑張っていきたいと思います。
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