コミュレベル0×コミュレベル100=∞?   作:空丘ルミィ

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主も何か新しい試みにチャレンジしてみっかな・・・









レベル7:少年は合宿で新しい試みをする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月5日

 

今日はRoseliaのみんなと海に合宿に行く日だ。この日が来るまでに僕の方でスケジュールを立て、湊さんたちも納得してくれたみたいだったのでこの合宿でまた一つ成長できればいいんだけど…

 

【午前5時40分:電車内】

 

あこ「ふわぁぁぁ…眠い…」

 

リサ「あはは、あこ眠そうだね。何してたの?」

 

あこ「昨日…ソロでNFOのクエストをこなしててレア素材を取りに行ってたんです・・・」

 

風音「・・・あこさん、今日が合宿だって言ってましたよね?できるだけ徹夜は控えてほしいと言っていたんですが…」

 

紗夜「仕方ありませんね…宇田川さんは私たちの中で最年少なので楽しみの一つや二つはあるんですから」

 

友希那「まったく、これから合宿だというのに緊張感がないわよあこ。」

 

燐子「あこちゃん…コテージの近くのバス停に着くまで寝る…?」

 

あこ「りんりん…うん、寝るー…zzz…」

 

風音「…寝るの早いですね。今日の合宿のことをなんだかんだで一番楽しみにしていたのはあこさんでしたから」

 

リサ「たしかに、あこは今日になるまで練習でも活き活きしてたもんねー☆アタシも楽しみだなー♪」

 

紗夜「向こうに着いたらまずは楽器などを降ろさないといけませんね。それから…」

 

風音「まずは曲のイメージをどんな風にするかを掴みたいので海に行きましょうか。そこで各自イメージを考えるということでどうでしょう」

 

友希那「ええ、私は構わないわ。」

 

紗夜「風音くんが立ててくれた合宿のスケジュールです、私たちはできる限りのことを精いっぱいするだけです」

 

風音「今井さんも白金さんも構いませんか?」

 

燐子「はい…私は大丈夫です…」

 

リサ「うん、アタシもそれでいいよー☆」

 

風音「わかりました。向こうに着いてから楽器を降ろし次第海の方に出るということで。」

 

燐子「スケジュールが決まったところで・・・これからどうしましょうか…?」

 

風音「…そうですね、あこさんはともかく僕はスケジュールの再確認とかをしていたのであまり眠れなかったんですよね…すみません、向こうに着くまで休んでていいですか?」

 

友希那「いいわよ。風音くんも私たちRoseliaのサポートメンバーだから少しでも体を休ませなさい」

 

風音「すみません…」

 

僕は海の近くの駅に着くまで寝た・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【電車内】

 

アナウンス「次はー、〇〇駅ー。次はー、〇〇駅ー。終点です。お忘れ物のないようにご注意ください」

 

風音「ん…?もう終点ですか…?」

 

リサ「おはよ、神無月くん。もうみんな降りちゃってるよ」

 

風音「今井さん?すみません、少しじゃないくらいに眠りこけていたみたいで…」

 

リサ「まだ疲れが残ってるみたいだしアタシがおんぶして行ってあげようか?」

 

風音「いえ、さすがに自分一人で歩けますって…よっ…と」

 

僕は体を起こして大きな欠伸をした後、電車を降りてRoseliaのみんなと予約しているコテージに向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前8時:コテージ】

 

風音「ここがコテージ…ですか。外見に違わぬほどの大きさですね。これくらいの大きさなら6人でも泊まれますね」

 

友希那「私たちも去年ここのコテージを借りて新しい曲を作ったのだけどまさかまた使うことになるとは思ってなかったわ」

 

紗夜「ですが湊さん、去年は去年です。今回の合宿でまた新しい曲を作ればいいんです」

 

リサ「そうそう☆気楽にすればいいって☆」

 

燐子「はい…皆さんで頑張りましょう…」

 

あこ「よーし!ババーンって感じにかっこいい曲のイメージを考えるぞー!」

 

風音「・・・とりあえず行きますか。」

 

僕たちはコテージに楽器等を置いて海に向かった…と思ったのだが今井さんが「せっかく海に来たんだし、休み時間で泳いだりしない?」と提案してきたので僕は一人海に向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前9時:海】

 

風音「早く来すぎたかな・・・」

 

リサ「おまたせー♪友希那と紗夜が着替えるのが遅くって…」

 

友希那「…当たり前よ。私たちの他に男の人は風音くんしかいないのだから」

 

紗夜「…なんで私まで水着を着ないといけないんですか」

 

あこ「えー!?いいじゃないですか紗夜さん!曲のイメージが浮かんだら遊べるんですから!」

 

燐子「私は…あこちゃんに賛成です・・・」

 

リサ「アタシもあこに賛成かなー♪神無月くんは?」

 

風音「・・・どうして僕に振るんですか。…はあ、曲のイメージが浮かぶまで遊ぶのは禁止ですよ。」

 

あこ「やったー!ありがとう風にい!」

 

風音「でも遊ぶような行動を見せたらコテージに帰りますからね。それくらいの気合は入れてもらいませんと」

 

あこ「はーい・・・」

 

それから僕たちは海で新しい曲のイメージを考えることになった…のだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午前11時:海】

 

風音「…なかなかいいイメージが思いつきませんね。湊さんは?」

 

友希那「…思いつかないわ。紗夜はどうかしら?」

 

紗夜「ダメですね…今井さんは…」

 

リサ「アタシもダメだね…あこは?」

 

あこ「ダメです・・・ババーンって感じのかっこいいイメージが浮かびません…りんりんはー?」

 

燐子「私も…思いつきません…」

 

風音「困りましたね…曲のイメージが浮かなばいとなるとこの合宿の意味がありませんし…ちょっと休憩しましょうか」

 

あこ「さんせーです!あこ、ちょっと考え疲れちゃいました・・・」

 

風音「僕も久しぶりに頭を使ったような気がしますね…期末テストはずっとそこそこいい点数が取れてましたからあまり頭は使ってなかったんですがまさかこれほどとは…それじゃあちょっと休憩しましょう」

 

友希那「だけど、早く曲のイメージを掴まなければ今度の主催ライブで新曲を歌えないわ。私はまだ探すわよ」

 

紗夜「湊さん、少しは休んだ方がいいです。湊さんは昨日私の家でずっと新しい曲のイメージを考えていたんですから少しは頭を冷やしましょう」

 

友希那「だけど…」

 

燐子「友希那さん…少しは休まないと…」

 

友希那「燐子まで・・・わかったわ、少し休憩するわ」

 

それから僕たちは海の家で昼ご飯を食べたりしてから再び新曲のイメージを考えた・・・が誰もイメージがつかめず、一度Roseliaのメンバーはコテージに戻った。僕は海の方に残り、少しでもイメージが掴めないかと思った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後4時55分:砂浜】

 

風音「なかなかいいイメージが浮かばないな…こういう時母さんだったらなんというんだろうな…」

 

リサ「なーに一人で黄昏てるの?」

 

風音「あ、今井さん…なかなか思いつかなくて…って、何でここに来てるんですか?みんなでシャワーを浴びてゆっくりしていると思っていたのに」

 

リサ「シャワーは浴びたんだけど、神無月くんのことが気になっちゃって来ちゃった♪」

 

風音「すみません、わざわざ足を運んでもらって。まだ思いつかないんです」

 

リサ「もう、いつまで考えてもしょうがないでしょ?今日はもう休んだほうがいいって」

 

風音「だけど…」

 

リサ「だけども何もないでしょ?ほら、みんな待ってるから早く戻ろ?」

 

風音「…はい」

 

僕は今井さんに言われるがまま、砂浜を後にした…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風音「痛っ」

 

リサ「どうかした?」

 

風音「足で何か踏んじゃったみたいで…何を踏んだんでしょうか」

 

リサ「足をどけてみたら?」

 

風音「そうします」

 

僕は足をどけて、さっきまで踏んでいたものを見た。そこにあったのは…

 

リサ「わぁ…綺麗な石だね。それも5つ」

 

風音「そうですね…何だかRoseliaの皆さんみたいです。皆さんの輝きがこの石に宿ってるといいますか…」

 

リサ「・・・ねえ神無月くん、これなら新しい曲のイメージにピッタリじゃない?」

 

風音「この5つの石が?…ですが確かにこれから新しい曲のイメージにピッタリかもしれませんね。持ち帰っておきましょう」

 

リサ「これで次のライブも乗り切れそうだね☆それじゃあ早く戻ろっか」

 

風音「はい、皆さんも心配しているでしょうし戻りましょう」

 

僕たちは一緒にコテージに戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【午後6時:コテージ】

 

風音「すみません皆さん、お待たせしました」

 

友希那「リサから聞いたわ、あれからずっと砂浜に居たそうじゃない。それで、新しい曲のイメージは浮かんだの?」

 

風音「はい、これを見てください」

 

僕はズボンのポケットに入れていた5つの石を出した

 

紗夜「これは?」

 

風音「砂浜から戻ってくる時に足で踏んじゃって、足をどけてみたらこれがあったんです。この5つの石はなんだかRoseliaの皆さんの持つ輝きに似ている感じがしたのでこれなら新曲のイメージに合っているかと思いまして」

 

あこ「わー!とってもきれいです風にい!これなら新曲のイメージにピッタリじゃないですか?」

 

友希那「・・・そうね、これならいけそうだわ。ありがとう風音くん」

 

風音「いえ、僕だけじゃ見つけれませんでした。今井さんが僕を呼びに来なかったら恐らくこの5つの石は持って帰ってこれませんでしたからこれは今井さんの功績ですよ。」

 

リサ「え、アタシ?な、なんだか照れちゃうな…」

 

燐子「でも・・・風音くんも頑張ってくれましたから・・・これはお二人の功績です・・・ありがとうございます・・・」

 

紗夜「ですが問題はここからです。この輝きをイメージにどのような歌詞にするかが残っています。これは私たちで何とかしますので風音くんは今日は休んでください。明日の夏祭りも控えていますので」

 

風音「でも・・・」

 

友希那「後は私たちに任せてゆっくり休みなさい。ただでさえ今日と明日のスケジュールを立ててくれていたから疲労が蓄積されているはずよ。」

 

風音「・・・すみません、後のことはお任せします。僕はシャワーを浴びてきますね」

 

僕はシャワールームに入ってかいた汗を流し、体を洗ってコテージのリビングに戻った。それから夜になるまで個室で起きていたら歌詞が完成したという声が聞こえたのでリビングに向かった・・・がみんなはソファーで寝たり机に突っ伏していたりしていたので僕がみんなをそれぞれが寝る部屋のベッドに連れて行ってタオルケットをかけてあげた。その代わりに僕の腕が悲鳴を上げたのでその日は何もすることなく自分のベッドで寝た・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 








前書きで言ってみたはいいけど何にチャレンジしてみるかね…







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