魔砲少女プリズマフェイト ~dulce espejismo del destino~ 作:上城麟32
各人の思惑がありつつ、ジュエルシード集めに、とある管理外世界に訪れたフェイトと一志。
アルトセイムの森よりも一層深い密林地帯を探索中の出来事。
森を歩き、広大な空を飛び、交代交代で陸と空で探索を続ける二人。
もうこれいっそ脱ぐ! そして、エクスカリバーブッ波して~と思いながら。
探索中はあまり話さずに、もくもくとジュエルシードを探していた。
「なぁ、フェイト~」
「?どうしたの」
声の届かない距離だが、一志が突然ホロウインドウでフェイトを呼び出した。
「なんか水の音が聞こえてきたんだけど、そっちから水辺とか見えないか?」
「待って……。こっちからは特に水辺なんて見えてこないけど」
あたりを見渡すが森が鬱蒼と茂っているため、空からは視認できない。
なぜ一志が突然脱ぐだのと、SAN値が低下した発言をしたかというと、この密林暑いのだ。
普段デバイスがあったり、バリアジャケットがあったりで、適温になっている状態で模擬戦や戦闘訓練をしていたため、この慣れない気温や湿気といった部分が今は一番の大敵であった。
ジュエルシードを探すにも魔力は使うし、魔力を行使するということは集中を求められるものだ。
高温多湿の場所で熱気が体に纏わりつく。そんな状態で、二人の探索作業は遅々として進んでいなかった。
「やっぱり、ここからだと聞こえるんだよな~フェイト一旦こっちに合流してくれ」
「うん。わかった」
ジュエルシード集めは?と思いながらもフェイトも暑かったので、すぐに一志に合流した。
集中して探してみると確かに水音が聴こえる方角があり、そこへ向かおうとするも、一定の距離まで近づくとなぜか別の場所から水音が聴こえるようになるという怪奇現象が起きる。
明らかに結界が貼ってあると言う一志の言葉を信じてフェイトがサンダーレイジをあたり一帯に放つ。
そこから返ってきた反応で結界の位置とおおよその範囲を一志が特定。
すでに一志がアーチャーのカードをインストールして構える。
「偽・螺旋剣! 」
結界が破られ、目の前に広がる綺麗な湖を前にして一志が歓喜の声をあげる。
「ヤックデカルチャー!!」
フェイトがなに?という顔をしていたが、そこはスルーで頼むよ。
「やった。たどり着いたぞ。ついにやった!やってやったぞー!」
という意味不明な叫び声を発しながら湖のようなところに飛び込んで行く一志。
フェイトは苦笑しながらも自分も暑かったため、一緒に付いて行くことに。
「一志待って。この湖、上からは確認できないほどの結界があったから、湖に入る前にも結界が……」
貼ってあるかもと言い終わる前に一志は結界によってトランポリンのごとく弾き飛ばされてフェイトのほうに戻ってきた。
「ぶべら!?!?!?…………ふふふふふふふうふふふふふ」
なぜか不気味に笑いながら立ち上がる一志。
フェイトの呼びかけも聞こえていないようだ。
「結界ごと焼き払ってやる! このエクスカリバーでな! 」
手にはいつの間にかカードが握られており、今にもインストールしてセイバーになりそうな勢いだ。
それをすると湖の水まで蒸発しちゃうんじゃと考えたフェイトは速かった。
一志が怒りで我を忘れているとはいえ、見事な一撃を一志の後頭部に見舞ったのである。
「ごめん一志、ちょっと落ち着いて」
━━━━━━二人がこのやり取りをする数十分前の出来事
「うーん。やっぱり先に放し飼いにしておいて、タイミングよくバインドを外して二人に一気に近づかせることができれば、いくら一志さんの直感を持ってしても反応は一瞬遅れると思うんですよね~」
「そうすると、誰がバインド制御するかですね。私なら問題なく制御はできますが……」
「そうですね~。制御に関しては確かにこの中ではリニスさんが一番なんですが、一志さんの痴態を見た瞬間にタイミングを外してしまいそうなので、ここはサファイアちゃんにお願いします! 」
「わかりました。姉さん。ただ、私もフェイト様の危機になればどう判断するかは保障できませんが」
「仕方ないですね~。他に適任もいないことですし。それではイカを湖に放しますよ~」
「準備完了です。バインド正常に機能しました」
こちらの魔砲形態については今一再現できる確証はなかったのですが。案外、一志さんも私たちも問題なく適応できている不思議があるんですけどね~。そこは召喚という状態だったために何かこちらが適正を持たされたということなんですかね~。
等とルビーは思考しながらも、イカは奥深くに潜っていくそこに光る宝石に魅せられて……。
━━━━━━
10分ほどで目が覚めたのか起き上がってくる一志。
「あれ、フェイト」
「起きた?さっきはごめんね。頭大丈夫?」
と心配そうに寄り添いながら、頭を撫でてくるフェイト。
ただし、服装はかなりラフというか湖仕様に早変わりしていた。
上は黄色いキャミソールに下は間違いないあれはパンツさんじゃないか!
心の中で俺はロリじゃない。俺はロリじゃない。俺はロリじゃない……
と連呼してから目の前の女神を見つめる。
あぁ、もう俺ロリでいいや。と諦めて、しかし、頭大丈夫って発言はどうよ。
「悪いフェイト。ちょっと取り乱してた」
あれでちょっとなんだと苦笑しながら、フェイトが一志の手をとって湖に連れて行く。
「ここの湖、すごく水が綺麗なんだ」
とフェイトが呟きながら、手を取り合って湖に入っていく。フェイト、俺のHPはもうゼロだ。
「俺もう死んでもいい」
フェイトは、そんな発言に気を取られないくらい綺麗な湖で遊べることが、楽しかった。
今度は家族皆でこれたらいいなと思うくらいである。
そこに姉も入るのかと思うと少し胸が痛い気もするが、今は楽しいことを優先することにした。
最終的に水の掛け合いをしながらもキャッキャウフフ展開になってまたも一志は感涙していた。
フェイトと水遊びしながらも、ジュエルシードのありかについて思考する。
そうでもしないと思考がロリで埋め尽くされそうになっているため、必死である。
フェイトと一緒の探索は当初から難航するのは目に見えていたけど。
最近は特に、支援が得意なルビー達頼みだったからな。あとで帰ったら感謝しておこう。
さすがに今後は探索のときはアルフかリニスが必須だということは今回で嫌というほどわかった。
広大な場所を支援が得意じゃない二人だけで探索するのは今回で最後にしたい。
ただ、それにしても痕跡一つ見つからなかったのはおかしい。
1日中さがして2日目の朝を迎えようとしていた段階で湖が見つかるとかもう出来過ぎていると感じる。
違和感があった場所、湖、結界付き、タイミング、すべて怪しすぎる。
直感が反応するためにわざわざここにおびき寄せられていた気すらしてくる。
ここだけおかしいですよ~気付いて下さい~とルビーあたりが言わんばかりの仕掛け満載じゃないか。
さっきから敵意じゃないけど、何かの視線は直感に反応している感じがする。
ここで動いても感謝から入らないとリニスあたりの機嫌が悪くなりそうだから、この視線の先への対応は後で考えるとして、今はフェイト楽しく遊びますか。少し遊んでから今回のことと、今後のことへの話を視線の奴らと話し合っても罰は当たらんだろう。
思考するのもやめて、笑っているフェイトを見ると、初めて会ったときを思い出す。
最初はビクビクして、アルフとかリニスが傍にいないと話しかけてさえこなかった子が、二人っきりでも笑顔を向けて話してくれているというのは非常に感慨深いなとパンツを見ながら笑顔の少年。
そんな、一志が楽しんでいる傍で、二人を見ながら悪だくみをする影が三つ。
「ん~ん~~」
「サファイアちゃんなんとか抑えておいてくださいね」
「了解です。ただ、フェイト様達に気付かれない状態のままリニスさんをいつまでも抑えていられませんよ」
「仕方ないですね~予定とは違いますが、ここで投入しましょう~。サファイアちゃんバインド解除です! 」
「了解しました姉さん。イカを戦線に投入します」
一志が違和感を感じて小さな魔力が反応したような場所に意識を向けた瞬間
それは突然襲ってきた。
所謂あれはイカだなと、悠長に構えている俺は未だに目の前の光景を受け入れられていない。
というか、なんで日が出ているうちからあんな生物が堂々と出てくるんだ。
普通はそんなこと想像しないじゃなイカ!!
決してフェイトと二人だから今のうちにイイ思いをしておこうとか思っていたわけじゃない。決して!そう決してだ!!
フェイトが驚いたような声が聞こえた時には、イカの触手に捕獲されてた。
しかも、あの触手なぜか服を溶かすというナイスな……。もとい、なんてけしからん触手だ。
そして、あのイカはなぜに陸上を走って逃げるんだよ。以外に速いし服が溶けていくのはなんだか見ていて楽しとかって俺よそんな場合じゃないだろ!
イカが速い。それに文字通り密林を縫うように走っていくし、擬態しながら追撃を器用に躱していやがる。なかなかのイカだ。なにせカメレオンばりの擬態で見失うし、密林内の木に紛れて移動しているのがマジで分からなくなる。目に頼る動きじゃだめだ。
魔砲を周囲にバラまいて音と反響と魔力感知でなんとか居場所探りながら追うしかない。
というか追っても追っても見失う。一瞬で距離を離される……。
フェイトが捕まったのも、間違いなくあの擬態能力が凄かったからだろう。
そして、そろそろいい感じに触手が溶けた服と嚙み合ってエロ……ゲフンゲフン。
追いかけながらも眼福を楽しんでいるような変態はさておき。
「もう少しでバレるところでしたね」
「全くリニスさんにも困ったものです。追い詰めるまでは気取られないようにって言ってたじゃないですか~」
「すいません。どうにも自分を抑えられなくて……」
とシュンとしているリニス。
「まぁ、あれは間違いなくあられもない姿のフェイトさんを視姦していた目でしからね~」
というかあんなに大きく作ったつもりはなかったんですけどね~。魔力量まで増えたように感じますし。まさかと思いますが、意外とピンチになったりして。」
「ただ、あそこまでやる必要があったのでしょうか。フェイト様が捕まってしまうのは予想外です」
三人はそれぞれに不安がありながらも、今計画の第一段階を成功させたことにより少しは安堵していた。
ただ安堵していたのもつかの間、予想外のことにイカは予定とはかけ離れた動作と高性能さを発揮して地上を逃走していったのである。
三人は茫然と追いかける一志を見送りながら、一旦の思考停止を挟みつつもリニスがまず回復。
「お、追いかけましょう! あれはかなり予想より高い性能になっているようですが、ルビーがこの仕込みを?」
「そうですね~やったこととしては擬態できるようして、そのうえ、高機動脱がしスライム乙型で衣服すら溶かすぬるぬと、捕らえた相手を逃げられないように微小なAMFを発生させ触手で拘束するという最新型スライムイカですからね~。概ね予想通りの展開なんですけど。触手に触れている間だけAMFが対象に発動しているだけだったはずですから、AMFが一志さんの魔砲にまで干渉するような性能ではなかったはずですね……」
「そうするとフェイトは触手に捕まれていて、魔力も貯まらないということですか……」
そうやって三人が顔を見合わせてイカの高性能な能力談義をしている間にも一志とイカのチェイスは続く。
そもそも今回の当初予定していたプランは「イカから一志を救出せよ! 」というオペレーション。
一志がイカに捕まり、フェイトが颯爽と助けに入る。このミッションを成功することによりお互いの仲が深まり連携も発展してくれればという流れに持っていきたかったのである。普通は助けに入るのは男のほうではないかと展開が逆に感じると思うが。
「フェイト様が捕まるのは却下です」とサファイア。
「そのほうが展開的にもネタ要素的にも面白いですね~」とルビー。
二機によるプラン変更要請があったために、このプランで落ち着いたのであった。
ただし、リニス達が見落としたことがまだある。
なぜイカが突然高性能になったのか。
当初の予定と狂ってしまったことで判断が遅くなり、対応が後手に回ってしまったことによって、見落としたこと。それは、湖の奥底にジュエルシードが眠っていたという事実。
ジュエルシードがあったことにより改造されたイカがジュエルシードと超融合し、誕生した超スライムイカになっていたということをこの時点ではまだ誰も知らなかった。
その事実に三人が薄っすらと気が付き始めるのは、一志の魔砲がイカに通用しない状況になってからである。
「ちくしょー擬態と速さをイカしやがって、全くこっちの魔砲が当たらないな。それに案外賢いじゃねーか、あのイカ。まさかフェイトを中に取り込んでこっちが全力出せないようにしたってのも計算なのかね。」
悪態を吐きながらもスプライトムーブで華麗に木々を躱しながらイカを追いかける一志。
そのイカは木々に擬態しながらも全力で逃げる一択。
一志はこの追いかけっこの最中に何度か魔砲を撃って動きを牽制しているのだが、スルーされている。
本来なら当たれば、足止めにもなるし、致命傷になり得るほどの威力の魔砲を撃っているわけだが、AMFがなぜかイカを中心して周辺に発生しているため、上手く魔力も込められないし、無理な態勢で撃っても弾かれてしまうため、全く牽制の意味を成していなかった。
フェイトを傷つけないように抑えて撃っていることもあり、徐々にイカと一志の距離は広がりつつあった。
フェイトを傷つけずに撃ち込むには、魔力を微調整できないという彼の弱点が大いに足を引っ張る結果になっていた。
「しかし、あのAMF今の威力じゃ全然貫通できる気がしないな。しかも心なしか少しイカが大きくなっていっているように見えるが気のせいかな」
ブツブツと独り言が多くなってきたのは焦りからなのか、気遣いながら魔砲を打ち込めない状況にとまどいながら一志は悩んでいた……フェイトが多少ケガしてもクラスカードをインストールするべきかどうか。
「一志! 早くそのイカを止めて下さい」
「おぉ!? 今取り込み中だ。ってかなんでイカのこと知ってるんだ?やっぱりあれ、お前たちが……」
「一志さ~ん。今は問答している場合ではないんですよね~ちょっぴりこれは大ピンチってことでして~」
「一志さん。一刻も早くアレを止めて下さい。アレは再現なく大きくなっている可能性があります」
「サファイアまでいるのか!?」
「早くなんとかしてくださいよ~マスター」
「ルビー、よ~く見てくれ。明らかにデカすぎるだろ!結構離されたはずなのに、あいつがデカくなったせいか近くに見えるだろ!!」
「これはもしかしたらですが、ジュエルシードの影響かもしれません」
「やっぱり、そうですよね~明らかに当初予定していた性能と差がありすぎます。イカが大きくなった分、触手も肥大化、それに比例してAMFの範囲も大きくなったと考えられますね~」
「冷静に状況を分析しているところ悪いけど、AMFだけでも厄介なのに、フェイトにケガさせないよう助けるとか、高難易度すぎるんだが、早めに助言プリーズ!」と叫んでいる彼の言葉を拾うものは誰もいない。
一志達が問答を繰り広げている間にもイカはフェイトの服を溶かしきり、イカの目の上になぜか付いている水晶球のようなところにフェイトは入れられご丁寧にその場所にもAMF完備という万全の対策をしているのであった。
「くそ、今のままじゃ、じり貧だな。インストールしてでもAMFは突破しないと、フェイト救出どころか俺まで餌食になりかねないな。ここらでバシッといきますよ!やっておしまいリニスさん!」
「熱血しているところ申し訳ありません。一志さん、それはない思います。イカはフェイト様一直線でしたし、一志さんも狙えたはずなのにスルーですから。それは察して下さい」
「女子限定とかいうことか!!あの触手は女子限定なのか、サファイアさん!?
気付いていたさ。明らかにフェイトまっしぐらだったと思ったさ。ちくしょう。
俺の純情を弄びやがって。許さん! もうこれはブッパしかない! リニスさん。問答無用でやっておしまいなさい!」
「一志、勝手に盛り上がるのはいいですが、具体的にどうするのです? 今のところフェイトを傷つけずに救出する手段が無いから手をこまねいているわけですよ」
「ふっふっふっ、こんなこともあろうかと!! 日夜練習に練習を重ねたあのフォーメーションでいくぞ!」
「まだ調整も不安定なフォーメーションですか……。たしかに対策としては有効な手ですね。
しかし、一志の提案を吞んだとしても未完成なものではフェイトがケガをしたり最悪命の危険に晒す可能性すらあります。魔力調整ができるようになっていない今の一志とフォーメーションは少し一志でいうところの高難易度すぎるものではないですか?それに一志自身も自分の魔力調整が出来ずケガですまない可能性もあるのですよ」
「と優しい口調でリニスさんが諭してくれても、考えるのが得意じゃないアホマスターは大丈夫とかいうのでしょうけどね~」と小声でルビーが呟いたタイミグで、
「それでも今はそのフォーメーションで行こう!それに、俺はどっちかと言うと実践派。やってみれば、案外大丈夫!」
根拠のない自信が子供たる所以ですよね~。
しかし、きっと一志さんには甘々なリニスさんですから、おそらく試すことになるのでしょうね~。
「はぁ~たしかに、一志さんは実践で成長していくタイプですしね~。悪い案ではないですが、あまり試していないフォーメーションに頼らず、今後は切り抜けたいものですね~。今回は緊急ということで仕方ないですね~。一志さんの魔力の微調整は私がやります」
「リニス様も姉さんも一志さんに甘いですが、フェイト様を助けるためには仕方ありません。AMFの中和は私が担当します」
デカくなった分だけ、細かい移動で擬態を用いれなくなっているな。
小さいほうがまだ、擬態とのコンビがマッチしていたが、デカくて移動も遅ければ、追いつける。
イカの動く先に一志が回り込み、後からリニスがイカを挟む。
「いくぜクラスカード、セイバーインストール!これが、本家本元R&K近距離サンドイッチフォーメーション」
「そのネーミングは後で変更を要請します。ライトニングアクセル全開」
「ほんと話していないときは可愛い顔だから許せるんですけどね~。今回は人助けですからね。特別ですよ~ユニゾンイン!カレイドルビーですよ~」
「AMF中和フィールド展開します」
リニスが光剣をだし、一志はエクスカリバーを構える
「「一撃必倒!ダブルエクスカリバー!!!」」
その後、イカからフェイトを助けることはできたが、全員がべとべとになったため、イカが誕生した湖に戻って全員で水浴びをした。顛末はルビー達から説明されたが、まさかジュエルシードがピンポイントで湖にあるとは思っていなかったようだ。
たまたまだったと言っているが、明らかに動揺しているあたり、寸前で気が付いていたが、面白そうだからとりあえず試した可能性が高いとみている。さすがに魔力探知していなかったとかないだろうし……。
フェイトはリニスの膝枕でぐっすり寝ている。
ぬるぬるのなかもがいてAMFを切り抜けようと頑張っていたから疲れたんだろう。
ただ膝枕する担当を後でリニスに代わってくれと頼もう。
決してエロい意味じゃない。
誠心誠意を見せてたら、俺にもフェイトを膝枕する権利がもらえるかもしれない。
ともかく、無事ジュエルシードを回収はできた。
まだまだ先は長いが、なんとか回収してアリシアのリンカーコアをまず作れるようにしないとな。