魔砲少女プリズマフェイト ~dulce espejismo del destino~ 作:上城麟32
ずっと同じ文章だよね。
ちょいちょい変えてるけど。
今回は、ちょっと趣向を変えます!
なにせ、目標ではこの話でやっとプロローグが終わる予定なのですから!
そう、プレシアの帰還とバルディッシュ誕生を書きたいなと。
そして、アリシア復活エンドへ行くためにー。
今回はサービスサービスー!
……でも、もしかしたら、話を分ける可能性もあるので、
あしからず……
「あ、一志!とついでに、ルビー。
来てくれたんだ。」
「ついで、とは失礼ですね。アリシアさん。」
「ルビー落ち着け。アリシアも来たそうそうくっつくな。」
ここは夜天の魔道書の内部。
アリシアとプレシアの夢の中。
俺はリニスを使い魔にした後、
プレシアと紆余曲折ありながらも、
プレシアを吸収して、
アリシアが保管されてる研究室で、アリシアも吸収し、
アリシアとプレシアが望む空間を
夜天の書内部に作り上げた。
つまり、この空間の創造主たる我はいつでも、
夜天の書内部と夜天の書内部外部を行き来できるというわけだ。
「一志~?」
はっ!?なんか金ピカみたいなこと考えてたら、
アリシアに心配されてしまった……!?
「いや、なんでもない。というか本当に離れてくれ。
嬉しいけど、動けない。」
「ぶーぶー。全く一志はいけずだねー。」
「ぶーぶー。一志さんのいけずー。」
そうこう言いながら、アリシアはしぶしぶ離れてくれる。
ふぅー…くっつきすぎだろう。さすがに、年下とはいえ、
DTにとって肉体接触というのは難易度高すぎるのだよ。
「ん?ていうかルビーはなんでアリシアの味方をするんだ?」
「やですね~一志さん。私は常に可愛い子の味方に決まってるじゃないですか!」
ったくイイサムズアップしやがる。
気持ちはわかるけどさ。
もうかなり前になるけど、
アリシアがこちらで目覚めたとき、随分と混乱していた。
自分のこと、母親のこと、リニスのこと。
たくさんの話をした。それこそ日が暮れるまで、ずっと。
俺とルビーが根気よく話したからかようやっと落ち着いたアリシアは、
眠そうに目を擦り、なぜか俺の膝に頭を乗せて寝始めた……
そしたら丁度、アリシアに膝枕した瞬間、
プレシアが黒い笑みを浮かべて登場………。
なぜか黒い雷をそこらじゅうに落とされた…。
幸い、アリシアが膝の上にいたからか、
全部外してくれたようだけど……。
明らかに俺の寿命は縮まったことは言うまでもない。
「まったく自分の娘に当たったらどうするつもりだ!?
考えなしにもほどがあるぞ!」
「あなただけに当てる手段もありましたが、
もしも、ということもあるので、わざと外してあげたのです。
感謝くらいあってもいいのですよ?」
━━━━━━ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
と、黒い闘気を纏つつプレッシャーをかけてくるプレシア。
「まだ、私だってアリシアに膝枕してあげてないのに!
どうして、あなたのようなDTにその栄誉を奪われないといけないの?!」
「そうです!納得できませんよ!なぜ私ではなくDTの膝なんですか!?」
いやいや、お前らちょっと待て……
いくら俺が鋼でも心まで鋼じゃないんだぞ?
ってネタはいい。
「なぜルビーまでプレシアの肩を持つんだ?
ていうかルビー膝ないだろ?」
やれやれという風にルビーは溜息をつきながら…
「それはですねー。美少女への膝枕なんて、
永遠の夢だからに決まってるじゃないですか!!」
ガシっとプレシアを握手するルビー……
もうお前ら勝手にしてくれ。
ともあれ、寝ているアリシアをプレシアは回収して、
家に戻っていった。
「さて、一志さん。
これからどうするんですか?」
ルビーに言われるまでもなく、
今まで俺も今後どうするか考えてはいたんだが………。
結局は様子という、なんとも在り来たりな手法に落ち着いてしまったのである。
どうする行動するにしても、アリシアの状態やプレシアの気持ちを考えると、
なかなか動き出せずにいるのが本音だ。
そうこうしている内に、
昼は夜天の書外部でリニス達と生活し、
夜は夜天の書内部でプレシア達と生活するサイクルになっていた。
そんなサイクルになってから早2週間。
残り半月ほどでこの空間を維持できなくなる。
グダグダしてないで、
そろそろアリシアとプレシアに話しておかないといけないな…
という決意を秘めて一志はここに来たのである。
本当のことを告げるのは実際は勇気がいることである。
相手の反応が予想できないというのもあるが、
嫌われるかもしれないとか、傷つけてしまったらどうしようとか、
話す以前に余計なことをたくさん考えてしまうから、
それで躊躇ってしまう。本当のことを言うことを。
だけど、それでも、この結果を作り出したのは自分だ。
良かれと想ってやったことで、
もし、余計に相手を傷つけてしまったのなら、
なぜ自分がそうしたのか、きちんと相手と話さなければならない。
だから……
「そうだな。まずはアリシアと話すよ。
これからのこと、アリシア自身がどうしたいのか。
俺の考えてることもそのときにな…。」
━━━━夜半、ちょうどアリシアは目が覚めた。
そこにアリシアの部屋に不法侵入した少年とステッキが……
「キャーーーーーー!!」
「おわ!?ちょ・ちょっと待てアリシア!
俺だ。一志だ。少し落ち着いてくれ。」
「……一志?とルビー?
びっくりしたよ!?なんでいきなり私の部屋にいるの!?
ていうかどうして私の部屋に入れるのかな!?」
「まぁ、そこはほら……うちのルビーが……」
「あ~なるほどね………。」
アリシアは若干顔を引きつらせながらも、納得してくれたようだ。
ルビーはなぜか大変興奮しているようだけど…、
突っ込んだら敗けな気がするからここは黙っておく。
「さて、悪いな夜遅くに。
でも、そろそろアリシアとちゃんと話したかったんだ。
この世界のこととか、アリシアのこれからのこととか。」
アリシアは少し寂しそうに微笑んで。
「うん、わかってるよ。私は本当は死んでるんだよね?
だから、この世界が無くなれば、当然私も消える。」
「……そうだ。アリシアは、本当はもう死んでいる。
たしかにこの世界が無くなれば今のアリシアは消えることになる。」
━━そっか━━と呟くアリシア。
なぜかあまり悲壮感は感じないな。
知っていたのか?それとも予想していたのか…。
「一志はどうして、私達にそこまでしてくれるのかな?
私やお母さんも救おうとしてくれてるよね?
リニスも救ってくれたみたいだし、
なんでこんなことをしているのか理由教えてほしいんだけど…。」
上目遣いでこちらを覗き込むアリシア。
予想外の質問にすこし考えをまとめる。
なぜか………迷いながらも思ったことを言葉にこめる。
「誰かに誇れるほどの、そんな大層な理由なんてない。
ただ、俺の大切な使い魔の最初の願いくらい…
なんなく叶えてやるのが主だろう。
理由なんてその程度のもんだからな。
でも、もし、お前たちにも願いがあって、
それがもし、リニスと同じ願いなら…
俺は全力でお前たちの願いを叶えるよ。
………なにがあってもな。」
「………そっか、ありがとね!お兄ちゃん!」
「待ってくれ…なぜ、その呼び方になるんだ?
一瞬前までは呼び捨てだった気がするんだが…。」
「うーん…なんかそんな感じがしたからかな。
しっくりきたし、今度からはそう呼ぶね!
でも、二人っきりのときにしか呼ばれたくないなら、そう言ってね!」
どうしてこうなった…と思いながらも、もういいや。
と半ば諦めて、アリシアを今の状態から救う方法を話すことにした。
まず、今のままではどのみちアリシアに未来はないこと。
そして、アリシアが外の世界で復活するためには、
ロストロギア━━ジュエルシードが相当数必要であること。
それだけでは、もちろん復活はままならないので、
ルビーをリンカーコアに見立てて、
ジュエルシードとルビーを体内吸収することで、コアの再生を果たす。
記憶転写についても夜天の書とプレシア、リニスの協力があれば、
なんとかなるだろう。というようなことを大まかに説明した。
「ふーん。つまり今は無理だけど、いつかは復活させてやるよ!
ってこと?」
「うっ!?たしかに今すぐには無理だけど。」
「それにたしかここの空間だってそうは持たないって、
お兄ちゃん言ってたよね?」
「あ、それ嘘な。」
「え!?」
「いや、正確には嘘ってほどでもないんだけどな。
俺が外に出たりってのが今みたいに頻繁にできなくなるってことかな。
つまりな、ここの維持だけに努めて、あまりここから出ないようにすれば、
別に1ヶ月なんて期間の制限は受けないんだよ。」
本当はこのような魔力の使い方をしたら、
いつ倒れてもおかしくはないとサファイアに言われている。
だから、早くこの話はしなくちゃいけなかった。
でも、親子水入らずでの会話もさせたかったし、
二人だけの時間ってのも作ってあげたかった。
自分がなんとかすれば、誰かに幸せな時間を与えられるなら、
精一杯やってみたいと2機にお願いして、
ルビーにも多大な負担をかけて今はなんとか保っているのだ。
「ほんと困ったマスターですねー。
私達にまで嘘の片棒を担がせるなんて、
酷いお兄ちゃんだと思いませんか?アリシアさん?」
なぜかルビーに責められるてしまったが。
その後のプレシアの説得は俺よりアリシアのほうが、
余程適任なので、お任せするとものの数分で説き伏せてることに、
成功したらしい。俺だったらきっと、一日がかりだろうなと、
呟いたら、ルビーに
「一日で済めば、いいですけどね~」
なんて嫌味を言われてしまった。
そうこうしながらも、俺たちは無事?
アリシアとプレシアの説得?というか
親子(プレシア)の楽しい時間を若干邪魔しながらも、
なんとか当初の目的を果たせたのである。
そして、瞬く間に時間は過ぎて、半年の時間が経過する頃。
プレシアが管理外世界のとある場所で、
ジュエルシードらしき反応を特定したと報告してきた。
これから、アリシア復活大作戦が始まろうとしていた………。
というか、親子水いらずで話せって言ってなかったっけ??
はい、断念です。
親子の会話被せちゃうとどうしても、
プレシアがアリシアに説得される未来しか思いつかなかったので、
そうすると1ヶ月も経たずに出てきてしまう…
ちょっとそれは困る!
という個人的な都合から、二人の夢の中へ介入を開始したわけです。
いえね、言い訳すると一志が介入していない時間は親子水入らずなわけで…
って本当に言い訳ですね。
結構な難産でした。
ですが、なかなか難しくてこれも変える可能性を十分に孕んでいるので、
もし、変えることがあれば、活動報告でお知らせするつもりです。
では、また。
次は外伝予定です。
登場はもちろんリニスですが何か?