ダンジョン外に出会いを求めるのは間違いじゃないお(改名)   作:ミラノ風お好み焼き

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どうも!ミラノ風お好み焼きです!!

新しく2人の方が感想を書いてくれました!
ありがとうございます!!

昨日は夜の内にあげたかったんですけど……
ちょっとヘスティアについて考えてたら時間が過ぎてました!(*´∀`*)
『わかる〜。やらなきゃいけないこと後回しにしてな!わかる〜』
って思ってくれると嬉しいです!

さて今回、ヘスティアと出会ったジョジョ。どんな物語を織り成すのか!
ご覧ください。



第9話 神と人間。価値観は違うが考えることは同じ。

「ジョジョ?……ああ!

『ジョ』ーンズ・『ジョ』ースターで『ジョジョ』か!面白い渾名だね!

分かったよ!ボクはこれから君の事を『ジョン』君って呼ぶよ!!」

 

 

神ヘスティアは屈託のない顔で宣言した。

 

 

「いやいやいや。話聞いてた?つか『分かった』って何が分かったんだよ。

何も分かってないよ君は。さっきの自己紹介で『ジョジョ』って呼んでくれって言ったよね?覚えてる?」

 

「フッフ〜ン。

確かに君はそれを言ったし、ボクもそれを覚えている。

でもでも!君、他の人達にもそんな自己紹介をしてるんだろう?

この出会いは運命なんだ!!そんなボクは皆と同じ渾名で呼びたくない!

 

どうしたら良いんだろう?分かった!『Jones』から引っ張ってきて『Jon』君と呼ぼうってね!」

 

 

ジョジョは戦慄を覚えた。彼女の身勝手さに。

「(え?何この神?自分勝手にも程があるぞ。

だが、まさか神様と同じ呼び名を提案されるとは)」

 

 

ジョジョは少し昔の事を思い出していた。

それは自分をこの世界へと送り出した神様、そいつも同じ呼び名『ジョン』を提案していた。

「(まぁ良いか、それでも、さ)」

だからジョジョは諦めた。と言うか、こう言う奴には何を言っても無駄だと言う事を知っていた。

 

 

「分かったよ、神ヘスティア。君は俺の事を『ジョン』と呼ぶ。

それで了解したよ。」

 

「む、そんな堅苦しい呼び方じゃなくても良いのに。

ムムムムム……

そうだ!ボクが『ジョン』と呼ぶかわりに、君もボクの事を『ヘスティア』と呼んでくれても良いぞ?」

 

 

……ハァ

「分かったよ『ヘスティア』。これで良いか?」

「うん!バッチリだよ!!」

 

ヘスティアは親指をたててジョジョの方へ向けてきた。

 

「それで……お願いがあるんだけど……」

 

ヘスティアのテンションが急に落ち着き、何故かモジモジし始めた。

ジョジョはその姿に『萌』を感じてしまい動けない!!

 

「今晩、泊めて貰えないかい?」

 

 

 

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「いやっほぉぉい!」

ヘスティアリビングにあるフカフカのソファーに飛び込む。

 

 

ジョジョは自分の借宿に帰ってきた。

色々買って来たものを保存庫に入れ、タオルや服、その他諸々を順序よく置いていく。

 

 

一通り終わったため、ヘスティアが寝転んでいるリビングへ向かう。

そこにはだらしない顔をしたヘスティアがいた。

「でへへへへ。もう此処から動きたくないよぉ」

 

その対面にある肘掛のあるチェアに深く座る。

 

「それで?なんであんな所で泣いていたんだ?神なんだから自分のファミリアくらいあるだろ?」

単純な疑問だったジョジョはヘスティアに話しかける。

 

----ビシッ

とヘスティアの身体が固まり、ゆっくりと起き上がる。

ソファーの真ん中にキチッと座り手は膝の上に。

 

 

「実は、ボクには眷属が1人もいないんだ。」

「(え?いきなり重たい話?ちょっと待って、心の準備が……)」

ジョジョが内心あたふたしているがヘスティアは構わず続ける。

 

 

「天界にいた頃、下界に降りていった神友たちが皆んな直ぐに眷属を作っていたのを見てたんだ。だから1年前、ボクも下界に降りて来たんだ。でもいつになっても眷属が出来なかったんだよ。

住む所もなくてボクの神友のヘファイストスって言う神にお世話になる事になったんだ。」

「(よ、よかった。とりあえず『全滅』とかじゃなくて。でも、マジで?1年間何してたんだこいつ。)」

ジョジョはヘスティアの計画性の無さに白い目を向ける。

--------自分の計画性の無さを棚に上げて。

 

 

「それでお世話になる時から今までご飯食べて、寝て、おしゃべりしてご飯食べて、お出掛けして、ご飯食べて、寝て、を色々繰り返してたんだ。

 

それでもヘファイストスは面倒を見ててくれたんだ。

でも、今日のお昼に、保存庫にあったヘファイストスのプリンを勝手に食べちゃったんだ……。

それで今までの事とか怒られて……夜に知らない所へ放り出されちゃったんだ。

……ウ、ヴェェェェェェンン!!」

 

 

遂にヘスティアが泣き出した。

ジョジョは念のために持っていたタオルを渡し、涙を拭くように行く。

 

「(え?マジ?こいつそんなことしてたの?

聞く限りその神ヘファイストスはめちゃくちゃ面倒見いいじゃん!

1年て!……いや、人間と神の時間の感覚にズレがあるのか?それを踏まえてもすげぇな。

……そしてこいつはすげくないな。

1年間何もしてないじゃん。泣いてる理由聞いただけなのに何でこいつの悪い所しか頭に入ってこないの?)」

 

 

 

 

少し時間が経ち、落ち着いて来た頃。

俺は喉が渇いたので飲み物を取りに行こうと立った。

 

「あ!何か飲み物取りに行くの!?ボクの分もお願い!!」

 

ソファーに寝転びながら肘掛けに背後首を掛け、此方を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------プッッツゥゥゥゥゥン-------

 

 

そんな音が何処かからした。

ジョジョは飲み物を取りに行く足を止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ--------

 

 

 

 

ジョジョからとてつもない圧力を受けたヘスティアは止まった。

 

 

「ど、どうしたのジョン君?そんな怖い顔をして……」

 

 

 

 

 

ジョジョはゆっくりヘスティアへと近づく。

ヘスティアからはジョジョの目が見えない。

何故か影が出来て見ることが出来ない。

しかし、ヘスティアは分かっていた。

ジョジョが怒っていた事を。

 

 

 

 

 

 

 

「お前、今が変わるチャンスなんじゃねぇか?」

 

 

 

 

 

 

 

距離1メートルにして漸くお互いの目があった。

ジョジョはヘスティアに顔を近づけ、指をさす。

 

 

「テメェ!!

何でヘファイストスがお前を追い出したか分かってんのか!!?

『自分の行いを振り替えろ』って事じゃねぇのかよ!!

話を聞く限りだかお前は追い出されるまで!!『まだ』自分の思うままに生活してたんだろ!?

 

それが遂に『他に迷惑をかける』ことをし始めたんじゃねぇのか!!?

ヘファイストスはまだ事が『プリン』で済んでる内にお前にそれを気付いて欲しかったんじゃねぇのか!!?

『神友』だからそこまでしてるんじゃねぇのか!!?

普通だったら『一銭にもならない』どころか『消費するだけ』の奴何て手元に置いておくか!!?

 

 

----もう一度振り返ってみろ!!ヘファイストスの気持ちを!!

ヘファイストスは『本当に』怒ってたか!!?

もう一度考えてみろ!!これからのお前を!!

お前が眷属の『母』たり得るかを!!!

 

----まだ『外側』の気分でいるんじゃねぇか!!?

 

 

 

----いい加減気付けよ!!

お前はもうオラリオを創る『一部』だって事を!!!」

 

 

 

俺はヘスティアに言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少し、考えてみろ。俺はそこら辺をぶらついて来る。ゆっくり、考えてみな。」

 

 

 

ジョジョはその場からクールに去る。

 

 

「(タバコでも吸いながら30分くらい歩くか。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで何も変わらないのなら、そこまでだっただけ。

 

『神を救うものはいない』

 

そういう事だ。

 

 

 

 

____________________________________________

 

--------ヘスティアside--------

 

 

 

 

膝を抱えて俯いて自分の殻に閉じこもる。

ジョン君はボクの心に訴えかけていた。

 

 

「(ボクは、どうしたらいいんだろう。)」

 

 

ボクはジョン君に言われた事が胸に刺さっていた。

ジョン君の『母』という言葉。

自分の不甲斐なさ。

ヘファイストスの優しさ。

 

 

「(ヘファイストスはボクに眷属を作って欲しかったのかな?)」

 

 

ボクは誰よりもヘファイストスの優しさを知っている。

天界からの付き合いである。

ヘファイストスがボクに『怒る』なんて初めてだったから、そればっかりに気を取られてた。

 

昔、天界でヘファイストスを見ていた時があった。

 

その時、眷属に怒っていた事を思い出した。

そうか……

 

 

「(ヘファイストスが『怒る』時は相手を心配している時だけだった。)」

 

 

そうだった。

ヘファイストスは鍛治師の神だ。

呼び悩んでいた眷属に怒って、考えさせて、歩み寄っていた。

無茶をやる眷属に怒って、付き添って、分かち合っていた。

 

 

 

----ヘファイストスはボクに『家族』について考えて欲しかったんだ。----

 

 

 

今のボクの姿は眷属に見せられるだろうか。

ボクの生活で眷属に失望させないだろうか。

ボクの態度で誰かが助けてくれるだろうか。

 

そんな事は無いとボクでも分かる。

 

 

「(だからヘファイストスは『プリン』の時に怒ってくれたのか。)」

 

 

ボクは理解した。

理解したからこそ分かってしまった。

ボクは涙が止まらない。

タオルで拭いても、また新しい涙が流れてくる。

 

 

「ごめんよ、ヘファイストス。それに、ありがとう。

こんなボクの事をちゃんと考えてくれて……」

 

 

それと同時にそれを教えてくれたジョン君にもお礼を言っていた。

 

 

「ありがとう、ジョン君。

君に今日会わなければ、ボクは何一つ変わらないままだった。

君に会わなければ、ヘファイストスにもっともっと迷惑を掛けてた。ひょっとしたら神友で居られなかったかも知れない。

だから、ありがとうジョン君。

ボクを救ってくれて。

 

ボクは君との出会いがとっても嬉しいよ。」

 

 

 

 

ヘスティアが流していた涙は自分の不甲斐なさを呪う涙ではなかった。

----有り難さを知り、その嬉しさから来る涙であった。----

 

「(ボクは変わるよ、ヘファイストス。

まずは手始めに、ジョン君をボクの眷属にする!!)」

 

 

 

顔を上げた時、彼女の顔は……

 

 

 

 

 

 

 

--------覚悟を決めた顔であった--------

 

 

 

 

 

 

 

 

「(………どうやって誘えばいいんだろう?)」

 

 

そんな顔は直ぐに無くなってしまった……。

……今までの神生で1度も真剣に誘った事がないから分かんない。

 

だけど!考えるぞ!ジョン君が帰ってくるまで!!

 

 

 

 

--------ヘスティアside out--------

 

 

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______________________

 

 

--------あれから30分後--------

 

 

 

……フゥーッ

 

ジョジョは3本目のタバコを吸いながらブラブラと歩いていた。

 

 

その時肩を叩かれた。

「おい、手前に話がある。聞いてくれんか?」

 

「(うげぇ!!歩きタバコしてたからか!!?

『その辺に毒息撒き散らしてんじゃねえよ!』ってか!?

やめてくれぇ!!頼む頼む!!)」

 

----突然声を掛けられる事に対しての耐性がないジョジョであった----

 

 

 

「手前、この辺りで白い服を着た神を見なかったか?」

「(なんだぁ、ヘスティアの事かよ。てことは恐らくこいつがヘファイストス、もしくはその眷属って事になるな……多分)」

 

 

「俺が宿から出で来て30分くらいだが、その時間には見てねぇな。」

ジョジョは意地悪な返答をした。

 

 

これで例え神でも『ジョジョが既にヘスティアと出会っている』ことは分からない。

何故ならジョジョは『嘘』をついていないからだ。

----『宿から出て30分』だが、『その時間』は見てない----

ジョジョの言葉に嘘はなかった。

 

 

ジョジョはなにも、意地悪をしたかった訳ではない。

今のヘスティアが戻ったとしても、きっと同じ事を繰り返すだろう。

だから此処でもう少し考える時間をあげたかった。

 

 

「そうか、礼を言う。何か分かったら『ヘファイストスファミリア』に連絡をくれ。ギルドの掲示板でも良いぞ。では。」

 

 

「えぇ。『また』会いましょう。」

 

 

 

 

そう言い合い、2人は別れた。

 

この時、ジョジョは戦慄していた。

 

身体が震えている事に気付いていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「(マ、マジか!?サ、サラシだと!?あの褐色の肌に映える白のサラシだとぉ!!す、すげぇモン見せて貰いましたよ!!大きさだとヘスティアとワッショイワッショイじゃねぇか!?)」

 

 

 

 

サラシが強烈過ぎておかしくなっていた。

 

----後にジョジョ、彼は『萌え』で大きな事件を起こしてしまう。しかしこの時のジョジョはまだ知らない----

 

 

 

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----それから10分後----

 

 

「ただいま帰りましたよ、っと」

ジョジョは玄関で靴を脱ぎ、リビングの扉を開ける。

そこには……

 

 

 

「ジョーンズ・ジョースター君。君がまだ入るファミリアを決めていないなら、ボクの眷属になって下さい。」

 

 

 

そこには正座をし、床に手を付き、会釈をするヘスティアがいた。

 

 

 

 

「(何か、見つけられたかな)」

 

ジョジョはそんな姿を嬉しそうに見ていた。

 

 

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ありがとうござました!
如何でしたか?ヘスティアは少しだらしないイメージがあったのでジョジョに注意して貰いました。
でもヘスティアの萌はそこも含めて何ですよ。

しかし、「だらしない」と「あまえる」は別だと解釈してます。
ヘスティアは甘え上手だと思うんです。

なので此処で「だらしなさ」を克服出来れば、
『末っ子のお母さん』が生まれると思ったわけですよ。
可愛いだろうな……。

さて次回、ジョジョはどんな選択をするのでしょうか。
自分の中に2つの選択肢が浮かび上がっています。悩んでます!

次章(後数話後)、ラキア王国編をやるか、アイズ面倒見編をやるかリアルに悩みナウ。*内容は変わりませんよ、ただ順番をどうしようかなって。

  • ラキア王国編
  • アイズ面倒見編
  • お前が考えた作品が最高さ⭐︎
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