TSロリが逝くダンまちゲーRTA   作:原子番号16

1 / 22

2022/12/13追記
冒頭の名前に関するガバを修正しました。


計測開始~オラリオ入りまで
mp.1『キャラクターメイキング』


 英雄になったりならなかったりするゲームのRTA、はぁじまるよー!

 

 今回取り組んでいくゲームはこちら。大森藤ノ氏が原作を務めていらっしゃるライトノベル、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』通称ダンまちをモデルにしたアクションRPGです。

 縛り内容は主に三つ。バグ・チート禁止、秩序にして善(ロールフルグッド)の維持、そして小人族(パルゥム)縛りです。

 

 はい、よーいすたーと……はまだしません。計測開始までもう少し時間があるので、今のうちに本RTAのゴールについて、お話しします。興味無いよという方は下記の時間までスキップすると幸せになれるかもしれません。

 

 さて、このゲームにおけるエンディングは使用キャラやその立場によって個数や内容が変化します。有名なのは闇陣営(イヴィルス)を除く全ルートで到達可能な共通エンド『黒龍討伐』、異端児(ゼノス)スタートで人類との共存を実現するエンド『真の友愛』などでしょうか。目指すルートによってレギュレーションが設けられており、発売から数ヶ月が経過した現在、多くの先駆者様方の動画を拝見させていただいています。

 

 

 まあ、この動画ではどのルートも完遂しないんですけどね。

 

 

 結論から言いますと、本RTAは、プラチナトロフィー『世界最速の第一級(レコードホルダー)』の取得までを計測区間としています。

 この最速というのは【敏捷】の話ではなく、【恩恵(ファルナ)】を得た時点からLv.5、つまり第一級冒険者になるまでのスピードに依存します。ようするに四回ランクアップするRTAというわけです。

 

 

 オープニングが終了したところで、早速ですがキャラエディットのお時間です。

 

 薄々察していただけているかと思いますが、このゲームは原作・外伝キャラのルートの他に、オリキャラ、いわゆるエディット武将によるフリーシナリオが用意されています。ボリュームたっぷりですね。

 

 容姿は適当に決めます。

 

 諸々の設定をして……

 

 さて、ここからが問題。特記事項の決定です。

 これはエディットキャラ特有の仕様で、特技や体質、特殊な背景のようなものをキャラに付与することができます。原作の人物で例えるなら、ベルきゅんの体質【透明の魂】やフィンの技能【超直感】、カサンドラちゃんの祝福である【未来予知】、ヴェルフが背景とする【鍛冶貴族】などです。

  エディットキャラは原作キャラに比べて能力値などが劣る分、こういった特記技能を自由に選択できるのが利点です。

 ちなみにエディットキャラにSSランク【透明の魂】を付与する場合、くっそ重いバッドステータスの付与が必要となるので、【透明の魂】プレイをしたい人は素直にベルきゅんを選ぼうね!

 余談ですが、両足欠損盲目発声不可能の【透明の魂】を習得キャラで闇陣営(イヴィルス)含むネームドキャラ全員との好感度MAXを達成なさった方の動画が先日公開されています。概要欄にURLを貼っておきますので、ぜひご覧になってください。

 

 はい、事項の決定が終了しました。

 当然ながら、ここで選択する事項は事前に決めてあります。

 

 

 Sランク体質【幸運】。

 Hランク背景【重度の実験体(マイナス)】。

 Cランク資質【妖精眼(グラムサイト)】。

 

 

 こちらの三つの説明は、おいおい行おうと思います。

 

 

 スタート位置はRTA勢御用達、通常プレイでもおすすめされるひとつ、【極東の社】に設定します。タケミカヅチ様の孤児院ですね。ここが優秀なんですよほんと。

 

 それでは最後に名前を決めとうございます。

 名前に関してですが、入力速度を考慮しまして、ホモ……と、したいのはやま↑やま↓なのですが、変な名前にすると出会うキャラからの初期好感度が悉く低めになるのでキャンセルだ。

 というわけで、一身上の都合により───

 

 

『フリューガー・グッドフェロー』

 

 ───とさせていただきます。

 え? 長い? おっそうだな(肯定)。ファミリーネームに関してはちゃんとした理由があるので許してくれたまえ(大佐)。まあ誤差だよ誤差。

 

 ファーストネームに関しては完全に私の趣味です。

 

 

 それでは計測開始まで、さん、にい、いち───はい、よーいすたーと。

 

 

 

 

 

 

 

 はい、スタート直後ですがいきなりイベントです。

 農家の子供である少年、フリューガー・グッドフェローくんが、ひとりで山を散策してます。空気がおいしそうですね。表情も笑顔です。無邪気だなぁ。

 

 そんな顔立ちのそこそこよろしい小人族(パルゥム)の少年は、散策に夢中になっていて、背後から近づいてきた一人の人物に気がつけませんでした。

 

 背景【重度の実験体】……あっ(察し)。

 

 というわけでフリューガーくんが拉致られました。この背景を習得したキャラクターは、スタート直後に実験体として拉致されます。たとえハイエルフだろうがボッシュートです。加害者はランダムなのですが、今回はエルフの女性でしたね。

 

 この時点で、フリューガーくんの【心的外傷:エルフ】の習得が確定しました。

 

 

 ここで、【重度の実験体】について、お話しします。

 

 こちらの特記背景は、バッドステータスを発生させるもののうち、かなりヤバい位置にあります。これより下のマイナス事項は片手で数えられるほどしかありません。

 コイツのヤバいポイントとしては、Fランク以下、つまりバッドステータスを発生させる事項を最低四つ、多い時には(ここの)つ以上も押し付けてきた挙げ句、当該キャラクターに軽度から重度の人間不信を与え、対人コミュニケーション力を著しく減少させます。勘弁してくれよ……。

 そのうちのひとつは、拉致られた相手の種族に対する【心的外傷】で確定しています。今回はエルフですね。レフィーヤちゃんやリヴェリアママ、その他ネームドエルフとの交流がだいぶキツくなりました。

 通常プレイでもくっそ辛い特記事項ですが、もちのろん、無策でコイツを抱え込んだ訳ではありません。何がなんでも【幸運】を習得したかったのはありますが、それ以上にアドを取れるようチャートを組んでいます。

 

 まま、そう焦んないで。ビールでも飲んでリラックスしな(920隊隊長)。

 

 

 フリューガーくんがどんな実験のモルモットにされるか、それによって他のマイナス事項が決定されます。

 ここでHランク以下のヤベーやつを引かされた場合、大抵リセットです。GランクでCoC(クトゥルフ)の狂気表とどっこいどっこいなので、Hランクを引かされるとくっっそキツいです。Iランクはクビだクビだクビだ。『血液が鳥になる』とかウォーハンマーじゃあるまいし。

 

 ……ですが、はい、その可能性は限りなく0に近くなっています。

 なぜなら、Sランク体質【幸運】を握っているからです。

 

 【幸運】はその名の通り当該キャラの幸運値(LCK)に補正をかけ、発展アビリティ【幸運】の発現条件を達成する特記事項です。

 あくまで幸運値をガン上げするだけなので、例えば確定イベントによる不運な出来事を、これだけで覆すことは出来ません。

 が、ある程度ランダムで決定される物事に関しては相当やってくれます。

 つまり、この特性は【重度の実験体】で押し付けられるマイナス事項にも影響してくれるのです。

 例を挙げますと、直前の試走の際習得したマイナス事項は最低の三つ、かつ低確率でひとつだけ付与されるプラス事項もAランクのやつをきっちりゲット出来ました。これって勲章ですよ……(自画自賛)。

 

 さて、今回はどうなりそうですかね?(20倍速)

 

 実験シーンを垂れ流すのもアレなのでね、救出イベントがくるまで倍速していきます。

 誰かが助けてくれるまでに行える自由行動はランダムな上、そう多くはないのですが……よし、目当てのやつが出てきてますね。

 

 予定通り、『鉄格子の隙間から星を見上げる』を連打します。

 

 日数の経過によって減少する正気度(SAN)は、実験の内容によって増減するのですが……今回はそれなりに当たりなようです。隔日で周りの子供がぽつぽつと消えていってます。実験によっては毎日ガバッと消費されていくので発狂しないだけマシという他なし。

 肝心の内容ですが……どうやら、『他種族の子供をエルフにする』実験を行っているようです。有名なヤツですね。

 

 動機としては単純で、

 

 

 同族すら拒む隔離されたエルフの里

 

 ↓

 

 人口の減少

 

 ↓

 

 せや!! 他種族の子供(さら)って同族にしてから孕ませたろ!! これで子沢山や!!

 

 

 ……いや頭おかしいですって! 勘弁してくださいよほんとに。エルフの里やべーな。これは焼き払われて残党(多大な偏見)。クロッゾの旦那ッ! おもいっきしやっつけてやれーッ!(SPW)

 

 何がたち悪いかって、世界から隔離されたエルフの里には大抵『古代』の魔法が現存してることなんですよね。だから種族をいじるなんて無法がまかり通ってしまう。

 この実験において最もやってはいけない行動は、被害者の氏に様、および氏体を見ることです。全身に性器を生やして息絶えてるヤツとか目撃した日には発狂不可避ゾ。

 大人しくエルフの魔法を浴びて、怪しげな薬品に浸かりましょう。

 

 ちなみにですが。

 この実験によって、フリューガーくんの種族がエルフになってしまった場合、リセットです。

 【幸運】があるので余程のことがなければ大丈夫なはずですが……

 

 

 

 

 

 

 

 えっ。

 

 

 

 

 あっ、ふーん。

 名前をホモにしなくて本当によかったですね、これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───はい、無事に救出されました。今回は五年間、原因は一般正義のファミリアによる粛清でしたね。研究者の方々とはもう二度と会うことはないでしょう。

 救出された後の処遇ですが、近場の孤児院───タケミカヅチさんちに預けられることとなりました。地味に別大陸まで拉致行為に及んでいたことが明かされる研究者軍団、ガチすぎて笑っちゃいますよ。

 実験体にされた子供は薬品によって記憶をボロボロにされているため、元の親を探すのは極めて困難です。かわいそうに……。

 

 それでは、今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

名前:フリューガー・グッドフェロー

 

特記事項

ランクS【体質:幸運】

ランクH【背景:重度の実験体】

ランクC【資質:妖精眼(グラムサイト)

 

NEW!!

ランクF【疾患:心的外傷(エルフ)】

ランクG【疾患:変貌への恐怖】

ランクF【背景:性転換】

ランクG【疾患:女体恐怖症】

 

ランクA【資質:侍】




 フリューガーの由来を知ってる方は微レ存でいらっしゃるだろうけど、

 グッドフェローと『妖精眼』の関連まで知ってる方は流石にいないじゃろ(慢心)


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。