TSロリが逝くダンまちゲーRTA   作:原子番号16

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 アイズちゃん超強化イベントが始まるので初投稿です。
 後書きで長めの解説をしています。ご注意ください。

 (追記)文中でアイズちゃんの株を下げているような表現をしている箇所があります。合わせてご注意ください。すまねぇ……すまねぇ……(懺悔)


 佐藤東沙様から誤字報告をいただきました。ありがとうございます。
 鳥瑠様から誤字報告をいただきました。ありがとうございます。


mp.8『決戦/刃折れた人形姫』

 Lv.1にドラゴンと取っ組み合いさせるゲームのRTA、はぁじまるよー!

 

 早速ですが、もはや恒例となりつつある冒頭倍速です。アポロンの息子(意味深)と同棲(意味深)を始めたり『遠征』に誘われたりしましたが、全て倍速で片付けます。今後も重要な会話やイベントに関わる箇所以外は倍速していく予定です。まともにやってたらパート数100超えちゃうゾ。

 

 幼アイズとのイベントを間近に控えるフリューくんですが、ひとつだけやることがあります。占星術の効果を高める触媒(カタリスト)の作成です。

 こちらは魔法の杖のようなもので、所持することで魔法・魔術の結果に補正をかけてくれます。触媒は魔導士専門店で購入出来る他、魔術師系職業のレベルを一定まで上げることで、自作も可能となります。

 もっとも、触媒の購入には多額の金銭が必要となりますので、Lv.1でまともな触媒を購入するのは難しいです。正直アポロン様にめっちゃ可愛がられてるフリューくんならそれなりのを買ってもらえそうですが、今回のイベントでは自作のモノで十分だと判断しました。

 

 本来のチャートですと、迷宮帰りにパーティの面子から一人別れて材料を調達し、夜な夜なこっそり本拠(ホーム)の空き部屋で作成するつもりでした。ここで作成する触媒は使い捨てのモノで良いので、Lv.1の状態でも自作可能、材料調達の難易度も比較的低いので現実的なチャートだったと思います。

 が、今回の場合、早々にアスクレPとの二人暮らしが始まったので、更に難易度が低くなりました。

 なにせ自室が手に入ったので空き部屋を工房にする必要がなくなりましたし、何より材料をアスPから貰えるのが大きいです。

 本来のチャートでは可能な限り早期に11、12階層での狩りを開始して魔石を換金しまくり、仕送りと材料代を捻出する予定でしたが、材料代がなくなったことでかなりのアドが取れました。材料代のお金をそっくりそのまま仕送りに()てられるのは非常にありがたいです。

 

 『そんなに無理して仕送りする必要ある?』と疑問に思われた兄貴がいらっしゃるかもしれませんので、簡潔に、【社】への仕送りによって得られるモノについてお話しします。

 

 仕送りによる文通では、もっとも自機への好感度の高い神様とやり取りをします。そして、仕送りの合計金額が一定に達するごとに、普通に仲のいい神様からはいいものを、弟子入りなど特別なフラグを立てている神様からは特別な代物を貰えます。自機への好感度の高い、の部分以外はシンプルなシステムですね。

 現在フリューくんとやり取りをしているのは、ツクヨミ様と、タケミカヅチ様です。

 こちらをご覧ください。半年の間にフリューくんが貰ったお手紙になります。

 内訳はタケミカヅチ様のが五通、ツクヨミ様のが八通です。ツクヨミ様多い……多くない? と思われた方もいらっしゃると思いますが、これには理由があります。

 いやまあ普通に貰ってるのと仕送りの報酬分のが別々に来てるってだけなのですが。仕送りによるお手紙と、ただ好感度が高いから貰えるお手紙は別なのです。

 

 肝心の頂き物ですが、タケミカヅチ様とツクヨミ様の場合、本を貰えます。秘伝書的なアレです。読むことで職業レベルが上がりやすくなります。魔本とは違いそれそのものに特別な加工はされていませんが、ゲーム的には魔本と同じくらい嬉しい代物になります。習熟にかける時間が少なくなるのは素直にありがたいです。

 また、仕送りの額が高くなってくるLv.3~4辺りになると、触媒なども送ってきてくれたりします。月女神特製のカタリストとか絶対ヤバイやつだってはっきりわかんだね。

 

 それでですね、ここからが重要なのですが、触媒の材料代が浮き、仕送りの額が増えたことで、アイズイベントの前にツクヨミ様からの『一冊目』とタケミカヅチ様からの『一冊目』を受け取ることに成功しました。

 本来のチャートでは、この段階ではタケミカヅチ様の秘伝書は一冊も獲得出来ていないはずでしたので、嬉しい誤算です。これによってより安定感が増しました。

 いかんせんワイヴァーン強化種はこちらをワンパンで沈めてくるのに防御不可能なブレスも備えているクソゲーの権化ですので、パリィの性能を上げてくれるタケ本獲得が間に合ったのは僥倖と言う他ありません。

 アスクレピオス先生! ありがとナス!

 

 それでは、パート3でこっそりと購入していた三本の《ナイフ》を加工……出来ちゃっ……たぁ!

 はい、《占星術師のナイフ》の完成です。製作難易度が低く安価な代わりに脆いので、扱いには気を付けなければいけませんが、ワイヴァーン戦で安定をもたらしてくれる一品です。この光沢、たまらねえぜ(恍惚)。

 触媒の形状にナイフを選択出来る職業は実はそう多くはなく、占星術師の利点のひとつと言えるでしょう。攻撃魔術を一切覚えない弱点を投擲で補えるのはうまあじです。……いややっぱつれぇわ。

 

 

 ここで、アイズイベントが始まるまでの尺を稼ぐのも兼ねて、本作の『占星術師』の解説をしとうございます。

 

 魔術師系職業に属するこちらの職業ですが、明確にマイナーで不人気な職業です。その理由は明らかで、効力に()()がある上に効果自体がややこしい、これに尽きます。

 ムラというのはもう直球にムラでして、その日の星の巡りによって魔術の倍率が変動するのです。調子のいい時と悪い時の落差が激しく、慣れないうちは判断を見誤ってしまう事態が頻発します。長期間迷宮に潜り続ける仕様と噛み合ってない、はっきりわかんだね。

 更にこの職業、攻撃魔術を覚えないのに加えて、単純な攻防バフも、回復系も覚えません。この時点で使いにくいのに、じゃあ何が出来るのかっていうと、ピーキーな性能ばっかりな占星術になります。

 具体的には星に魔力を捧げることでクリティカル率アップやみかわしの加護を授かったり、因果律の操作による諸攻撃の回避、特定の人物の居場所を探知するナビゲートなどです。総じて効果が分かりにくく、バフ時と非バフ時の違いが分からない、これだったら素直に攻防バフかける方がいい、となってしまいがちです。特に非操作キャラクターにバフした時が顕著ですね。

 特に攻撃の回避という部分がネックでして、他の職業における対範囲攻撃(AoE)防御のほとんどが障壁の展開、つまりバリアーを張るのに対し、占星術は『攻撃を逸らす』防御をします。前者の場合は攻撃を防ぎきれなかった場合も障壁分のダメージが軽減されるのですが、後者の場合失敗したら直撃します。逸らせなかったらそりゃそうなりますよね。さらに成否はその日の星辰次第です。

 ただ、占星術師にしか出来ない仕事も多いので、【戦争遊戯モード】ではそれなりに人気だったりします。

 

 総評すると、『不安定だけどパーティにひとりいるとたまーに便利』なのが占星術師です。不人気なのも頷けますね。

 だからこその【占星術師×幸運チャート】なのですが。

 

 

 

 ───んだらば動画の方に戻りまして、現在アイズちゃんがリヴェリアママに泣かされて、雨の降る夜のオラリオを盗んだバイクで走り出してる場面です。

 彼女がバベルの方向に走り去るのを確認して、追いかけます。この時、あらかじめ確保しておいた高等回復薬(ハイポ)と《占星術師のナイフ》を忘れずに持っていきましょう。

 ハイポに関しては必須ではありませんが、あるとタイム短縮になり、安定します。ただ高価ですので、触媒代とツクヨミ様の秘伝書一冊目の目処が立った上でまだ余裕があれば、で構いません。今回はアスクレピオス先生お手製のものをいただきました。アスPありがとナス!(再掲)

 

 マント代わりにしているぼろ布に雨水が染み込んでいますが、動きを阻害する程のものではないので無視して大丈夫です。頭以外装備なしだとこういった利点があったりします。無論デメリットには全く釣り合わないので、通常プレイでは、やめようね!

 また、イベントが始まる前の段階でアイズに気付かれると面倒なことになりますので、あまり距離を詰めないようにしましょう。

 もっとも、アイズの敏捷はAランクなので、あまり心配は要りません。クソステなフリューくんには無用の心配です。

 

 ……幼アイズほんっと速えな(嫉妬)。

 ちなみに、エディットキャラクターの『器の限界』は手を加えない限りランダムですが、原作キャラクターのは固定です。みんな高いです。気軽にSランクまで行ってます。トップのベル君は全アビリティSまで行けます。狂いそう……!

 既にアイズの姿は見えなくなっていますが、イベントの始まる場所は固定なので問題ありません。適切な早さで向かいましょう。

 

 

 地味に初めての単独(ソロ)探索はぁじまるよー(棒読み)。

 

 あっゴブリン君みーっけ、いただきまーす。

 ……お前を殺す(デデン)。

 このように、イベント会場まで正規ルートをひたすら進みます。進路上のモンスターは真正面から突撃して殺しましょう。この時出来るだけ静かに始末できるとモンスターが群がってくる危険が低くなります。

 占星術は温存です。純粋な白兵戦でいきます。

 

 (Ready GO!)

 

 ンなんだお前!?(エンカウント)

 うざってぇ……!(憤怒)

 立ち塞がるならば容赦はしない。イくぞ!(星四アーツ剣)

 ウザコン、お前らに、お前ら二匹なんかに負けるわけねえだろお前オゥ!(猛者(おうじゃ)

 郵便屋GOお前放せコラ!(斬首)

 仲間なんて必要ねぇんだよ!(蛮勇)

 

 (敵追加)

 

 なんだお前!?(驚愕) チッ(鍔鳴り)

 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(天下無双)

 ゴホッ(疲弊)

 あーやめろやめろ、どこ触ってんでい!(触れられてはいない)

 んぁい……どけこら!(殺意)

 イイイィィアアアッ!(勇者回転剣)

 

 

 ……はい。

 

 また、この探索では魔石を持ち帰らないでいいので、魔石を狙うのもいいと思います。強化種の発生は余裕がある限り抑えましょう。一般冒険者兄貴が困りますからね。

 【幸運】なせいでドロップアイテムがぽこじゃか出てきますが無視だ無視!

 

 ───10階層につきました。ここから先は霧が発生しており、モンスターの質も変わります。真正面から突撃してると逆に時間を取られますので、こちらも戦法を変えていきます。

 つまりは霧を利用した不意打ちですね。また、回避できる戦闘も可能な限り避けていきます。一般パルゥムが無双なんて出来るわけないだろ! いい加減にしろ!

 【勇者(ブレイバー)】? あいつは本当にヤベーやつなのでノーカンです。【ロキ・ファミリア(ヒロインの所属する派閥)】で団長やってるだけあって走者視点だと人外でしかありません。第一級は化け物揃いだってはっきりわかるんだね(一般冒険者並感)。

 霧に潜んで不意打ちを繰り返します。

 隠密行動は小人族(パルゥム)の十八番だからね、仕方ないね。妖精眼(グラムサイト)があるので相手の位置は丸わかり、こちらは潜んで首を落とすだけですので、楽です。

 

 ちなみにですが、フリューくんのステイタスだとオークに掴まれたら死にます。私の場合一撃で殺すので問題ありませんが、オーク兄貴はアイズちゃんも殺しかけてる序盤の難敵ですので、油断せずに戦うことをおすすめします。大型種怖いねぇ……。

 

 

 ───無事に所定の位置に到着しました。念のためポーションを少し口に含んだ後、一歩進んでイベントスタートです。

 なお、ここから先、ガバ注意です。

 やっぱり武器選択は長槍にすべきだったってはっきりわかんだね(吐血)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前、団長が語っていたことを思い出す。

 ダンジョンが燐光に包まれており、光源を確保する必要がないのは、必要に迫られてのことなのだと。

 序盤の怪物には闇を見通す能力はなく、故に光源を用意せざるをえないのだと。

 

 では、この階層のモンスターは。

 霧の立ち込める10~12階層の怪物達は、この白いカーテンを見通すことが出来るのだろうか。

 結論から言えば、出来るやつもいる。つまりは出来ないモンスターもいる。

 それを利用すれば、ステイタスに優れない私でも、この程度の行いは容易な訳だ。

 

 「しッ」

 『オッ』

 

 一閃。

 斬殺。

 背後から強襲し、首を飛ばす。

 そうして、豚頭の大型モンスター『オーク』は沈黙した。

 真っ当な戦闘とは言えない、読んで字のごとくな汚い戦い(ダーティプレイ)

 真正面から戦っても勝てるが、今は時間を重視する。

 

 『───ァ!』

 「っ、『インプ』……」

 

 かの怪物の鳴き声を確認して、素早く移動する。

 先ほどの『オーク』は霧を見通す能力を持たないので手早く暗殺出来るが、集団戦を基本とする『インプ』には暗視能力が備わっているので、工夫が必要だ。

 要するに、工夫さえすれば雑魚である。

 

 十秒もせずに、霧の中からそれは現れた。

 悪魔のような───私は悪魔を見たことはないのだが───と冒険者達に言われている外見は、体格だけならゴブリンに似ている。

 漆黒の痩身矮躯、額から生えた角、鉤のついた尻尾。つまり、ここでいう〝悪魔のよう〟というのは、子供の絵本に出てくる架空の生き物を指しているのだと思う。

 彼等は霧を見通せるモンスターの代表格と言っていい。

 なんでも、彼等の瞳は『熱』を感じているらしい。生きている限り人体が発せざるをえない熱を観て、霧の向こうから冒険者を見通すのだとか。

 音波を視覚の代わりにしている『バッドバット』とは違い、どんな隠密も看破してみせる『インプ』は、『オーク』や『シルバーバック』などの大型種(ファイター)のサポートを務める、生粋の斥候(スカウト)だ。

 

 ───だから、工夫すれば雑魚なのだけど。

 

 「ふぅっ」

 『ギャッ』

 『───!? ギァアッ!』

 「は───っ」

 

 彼等の瞳は熱を視る。

 生きている限り熱を持つ人間は、彼等の瞳から逃れることはできない───なんてことはなく。

 対策はとても単純で、()()()()()()()()()()()()()()だけ。

 むしろ瞳の性能に甘んじている分、足音を消して死角から近づくのはオークより低難易度だったりする。

 何より、瞳の性能は妖精眼(こちら)の方が上だ。

 斥候同士の白兵戦は、先に見つけた側の圧倒的有利である。

 群れのうち三体を仕留めた時点で誰何(すいか)の叫びを挙げられるが、既に大勢(たいせい)は決している。

 

 『ギャアアッ!』

 「っ───! ()()っ!」

 『ハゲッ!?』

 

 最後の一体を絶命させて、ぶんぶんと頭を振る。

 団長や、ヒュアキントス君がいないから、気が抜けているのだろうと思った。あるいは『求めるもの』が近づきつつあるせいか。

 ともあれ、最後の言葉は余計だった。

 猛省し、隠密し、次の戦闘に備えなくては。

 

 ───弱い。

 

 淡々と正規ルートを進む。

 金髪の少女が進んでいった道は、彼女に仕留められたのだろうモンスターの灰が教えてくれる。

 暗殺しながら進み、時折落ちている剥き出しの魔石を破砕する。強化種が生まれる危険は減らすべきだ。

 

 ───弱い、弱い。

 

 声がうるさい。

 

 ───弱い、弱い、弱い。

 

 そんなことはわかっている。

 だって、ここは『上層』だ。

 多くの下級冒険者が日々探索している場所だ。

 モンスターの特性を理解したり、装備を整えるだけで、死ななくなる戦場だ。

 そんなことは、ゴブリンを殺したあの日からわかっていただろう。

 だから、私は『遠征』の誘いを快諾して、

 

 「だから、私は、ここにいる」

 

 一言、口を開く。

 それでうるさかった声は消えてくれた。

 浅く息を吸って、ゆっくりと吐き出す。

 度重なる戦闘で火照った頬を迷宮の霧に撫でられる。

 自分の他に戦闘音はしない。

 こんな深夜に探索する酔狂な者はいないのだろう。あるいは、ここ数年暴れている闇派閥(イヴィルス)を警戒してのことだろうか。

 アポロン・ファミリアは確実に闇派閥ではなく、しかし明確に正義の側に立っている訳でもない、いわば善よりの中立を保っている派閥なので、正直、闇派閥の脅威というのを肌で感じたことはない。

 ……【幸運】なことなのだろうと、素直に思う。

 

 「……私は」

 

 私は、アポロン・ファミリアの一員として、アポロン様の名に恥じぬ振る舞いを出来ているだろうか。

 いや、せめて名を汚すような行いはしていないといいのだけれど。

 それを言うなら、ツクヨミ様や、タケミカヅチ様、社の神様達だって、そうだ。

 私には何もないのだから、せめて、与えられたモノに相応しい人間として終わりたい。

 

 

 

 

 

 

 『───ォォ』

 

 

 

 

 

 

 

 それは、咆哮だった。

 オークやシルバーバックの弱っちい叫びとは比較にならない、(おお)いなるモノの(たけ)びだった。

 弾かれたように疾走する。

 隠密なんて投げ捨てた。

 『求めるもの』の気配に思考が歪み、ただ()()と出会うことしか考えられない。

 最後に───接敵する間際、塵のような理性で、回復薬を口に含み、ダンジョン上層域の最奥、12階層の最後の広間(ルーム)に突入する。

 

 その、瞬間だった。

 

 「───ぁああああっ……!?」

 

 広間の入り口から、『何か』が飛んできた。

 それは私の横を通りすぎて、地面に叩きつけられて、ごろごろと転がった。

 それは、()()()()()()()()()

 

 「君、は───ッ!?」

 

 もやがかかっていた思考から熱が消える。

 ゴミのように吹き飛んでいったあの物体が人体だという事実に息が止まる。

 何より───何より。

 彼女は、間違いなく、()()()()()()

 それはあり得ない。

 上層に火炎を扱う怪物はいないからだ。

 では怪物ではなく人為的な───魔法、あるいは魔剣による攻撃の結果かと身構えた所で、()()は現れた。

 

 

 

 

 それは、巨大な体躯を誇っていた。

 それは、赤銅の鱗を纏っていた。

 それは、凄烈な眼光を発していた。

 

 それは、それは。

 

 それは、本来は持ち得ない、一対の翼を備えていた。

 それは、本来はあり得ない、吹き(すさ)ぶ火炎を牙の隙間より発していた。

 それは、本来は為し得ない、『同族殺し』を()()遂げていた。

 

 

 「インファント・ドラゴンの、強化種……!」

 

 

 相対距離、50M(メドル)

 かの竜ならば瞬きの間に詰められる間合い。

 絶望的なマッチアップ。

 何をしても勝てない敵。

 死力を尽くしても傷ひとつつけられないだろう、偉大なる怪物。

 ───全てを失った私が、求めていた存在(◼️◼️)

 ()()()()()()()()()()()()を背に、私は、『求めるもの』とエンカウントを果たした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




~本来のアイズイベント~

 12階層最奥でアイズが『インファント・ドラゴン強化種』と交戦開始。直前に普通のインファント・ドラゴンを仕留めていたのが原因で相手の強さを見誤り、負傷。

 自機が乱入。ここで『戦闘』と『アイズを伴って撤退』のどちらを選ぶかで分岐(最速は『撤退』)

 (撤退を選んだ場合)ドランゴくんから逃走。立ち塞がるモンスターを倒しながら走り続ける。

 原作とは違い12階層中間でタナトスと遭遇、問答の末に神威解放。

 ワイヴァーン強化種戦。


~今回の場合~

 1.インファント・ドラゴンが強化種の強化種だった(同種の魔石を二つ喰ってた)
 2.アイズの装備が《剣の祝杯(ソード・エール)》ではなかった。

 結果、アイズが『負傷』から『重傷』に。更に武器を失ってしまいました。死んでないアイズが凄いというレベルの修羅場。あかんフリューくん死ぬゥ!
 実際アイズがえげつない活躍をする予定ですのでどうか待っていてほしい(懇願)。


 占星術師について。

 主な仕事は探知と特殊バフ、回避。
 攻防バフなし純粋な攻撃魔術なし回復なし障壁(プロテクション)なしトドメに()()で倍率が変動する不人気職業です。
 プレイヤー同士で殴り合う【戦争遊戯】ではそれなりに需要があり、特に『旗取り』の形式では相手の旗の位置を占星術で割り出せるので大活躍。何かを探すことにかけては他の追随を許しません。




 ……つまり、【幸運】とのシナジーが最も高い職業の一つです。


 誤字脱字、ご指摘などありましたら、どうぞお気軽にご教授願います。よろしくお願いいたします。
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