TSロリが逝くダンまちゲーRTA   作:原子番号16

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話数を経るごとに文字数が増えていくので初投稿です。



鳥瑠様から誤字報告をいただきました。ありがとうございます。

EXAM様、佐藤東沙様から誤字報告をいただきました。助かります。


mp.5『放浪者→冒険者』

 パート5にしてやっと迷宮に押し入るRTA、ちょっと遅かったんとちゃう? ままええわ。

 

 

 前回、団長殿のお金で購入した装備をちゃんと装備してから、その足でダンジョンに突入します。

 ちなみに新米冒険者の初期装備代は【ファミリア】のお金で賄われるので、団長殿の懐は痛みません。ただし立場が上なほど『経費』で済む金額が上がります。フリューガーくんは《鉄刀》一振りあれば十全に動けるので即時的な恩恵には乏しいですが、例えば剣と盾、それに鎧を合わせて運用する騎士系の職業ですと、どのくらい必要な武具を『初期装備』扱いでゲットできるかがスタートダッシュに直結します。

 そういう訳で、基本、主神様からの好感度は高ければ高いほどにいいです。高すぎるとデメリットが生じることもありますが初期段階で発生するような代物ではありません。じゃけん、『入団試験』で好成績収めるのはもちろん、お目当ての主神に合わせて容姿とか技能とか背景を獲得しましょうね。

 え? フリューちゃんは入団試験なしで好感度MAXですよねって? 知ら管。

 

 

 着くぅ~(始まりの道)。

 

 ダンジョン一階層の入り口、だだっ広い一本道に到着です。

 現在時刻は朝の11時ほど。早朝のラッシュを越えた時間帯ということで、同業の方はそれほどいません。サポーターなしの零細ファミリア所属らしき兄貴達とぽつぽつすれ違う程度です。いかんせん、サポーターがいないと【魔石】の収集限界が辛いねんな……。

 

 団長殿が振ってくる軽口に適当に付き合いながら、初戦闘で注意することをお話しします。

 ダンジョン内での初戦闘は、イベント戦扱いになります。内容は『広間』と『ゴブリン一体』で固定。正真正銘、新米の冒険者(アビリティオール0)と迷宮最弱の怪物の一騎討ちです。

 この戦闘の成績によって、NPCの行動パターンがある程度決定されます。

 敗北であれば、そこで強制帰還です。ポーションを与えられた上でおんぶか抱っこでお家に帰ります。そしてしばらくの間本拠(ホーム)内で戦い方を教わり、改めてダンジョンアタックを行います。また、サポーター志望の方はこの時点でも転向を行えます。

 辛勝~完勝未満であれば、ポーションで全快させられた上で、一旦地上へ帰還します。神塔(バベル)で適当に休み、そうして『帰る』か『探索を続ける』かを選択します。

 そして完勝の場合、そのまま探索を続行でき、さらに【ファミリア】での評価が加点されます。先輩や同期の方々から、中々やる奴、と思われる訳です。

 RTAで狙うべきは、もちろん完勝です。なにせ完勝しない理由がありません。さくっと倒して探索しましょうそうしましょう。

 

 ───いました。只人(ヒューマン)の子供ほどの体躯、緑色の肌、牙の隙間から零れ落ちる(よだれ)、総じていかにもモンスターといった外見の怪物。ゴブリン兄貴がエントリーです。

 ばーっと流れるテキストを連打で捌き、チュートリアルもスキップ。さっさと始末します。

 ゴブリンと目が合いました。小人族(パルゥム)特有の現象ですね、こちらも子供ということもあって、体格差はほぼありません。おお怖い怖い、殺意剥き出しで怒鳴ってきてます。

 さて、さて。わたくしの腕の見せ所さんですね。【戦争遊戯モード】で()()()()()鍛えたワザマエをご覧に入れましょう(震え声)。ばか野郎お前俺は勝つぞお前! 占星術師に勝てるわけないだろ! 刀はそう得意って訳じゃないけど俺は魔剣!(FE)

 そんじゃあはりきって初戦闘───団長殿、何してるんです?

 

 

 (サウンドエフェクト)

 

 

 おおっと! 団長殿から、【演奏】による強化(バフ)をいただきました。流石迷宮都市でも有数の吟遊詩人(バード)、頼りになりますねぇ! ゴブリン相手にやや過保護な気がしないでもないですが。

 ともあれ、武器よし、長靴(ブーツ)よし、団長殿のバフ付きで万全以上。さらに念のため【占星術】でバフを決めまして。

 ……イイァアアアッ!(蜥蜴人銀の祝詞)

 

 

 ───やりました。

 

 

 先制取って初手確殺(ワンターンキル)、我ながらいい動きでした。

 団長殿の反応から察するに評価も完勝。予定通りです。やっぱゴブリンって雑魚だな……!(棍棒戦士並感)

 団長殿から水筒を差し出されますが拒否します。体力も精神も疲弊してませんからね。お気遣いありがとナス! ついでにバフにも感謝。

 さて、それではゴブリンから魔石をいただきましょう。例に漏れずチュートリアルをスキップして手早く済ませます。ドワーフの船長からいただいた《解体用のナイフ》がよく働いてくれていますね。元々購入する予定の代物だったので、あの場面でいただけたのは幸運でした。

 お、ドロップアイテムです。《ゴブリンの歯》を入手しました。……団長殿持っててやくめでしょ。

 

 ともあれ探索続行です。

 今日の目標は……まあ初日ですので、団長殿から帰還を提案されるまで、つまり行けるとこまで行きましょう。

 イクゾー!(五倍速)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、無事に地上につきました。

 既に日が落ちてしばらくといった様子ですね。迷宮帰りの冒険者兄貴がそこら辺をうろついてます。

 ともあれ、地上に帰ってきてからまずやることは、冒険者ギルドに行くことです。魔石の換金と、後は掲示板を眺めて情報を集めましょう。今回はアドバイザーをいただいていないので受付嬢とのイベントはキャンセルだ。

 早速倍速かけてギルドへ行きますよーイクイ───なんで等速に戻す必要があるんですか。

 

 ファッ!? 団長殿!? その動きは一体、ちょ、回避間に合わッ───流行ら(はな)せコラ! 流行らせコラ! ネックレスの時といい乱暴だな君は!(冠位術)

 ヌッ、これは……お米様だっこじゃな? いやいや何してんですか、不味いですよ! 何処行くねーん!? ギルドはあっちだって!

 は? もう帰れ? 換金は僕がやっとく? 風呂入って飯食って寝ろ? アッハイ。

 どうやら、団長殿からの好感度が思っていたより高そう……なのでしょうか。お米様だっこで強制帰還は好感度高いのか低いのかもうこれわかんねえな。

 あの、お家に帰るくらい一人で出来るんですけお。お米様だっこは恥ずかしいのでやめてくだち。え、無理? そんなー (´・ω・`)

 

 仕方ないので、団長殿の細いようで中々にがっしりした肩に乗って帰ります。びっくりするくらい振動がこないですね。いちおう拘束から逃れようと判定を試みていますが、(ことごと)くLv.3のステイタスに惨敗してます。

 なんという……これ【ファミリア】内の評価に影響しないといいのですが。ちょっと不安ですね。

 

 

 本拠(ホーム)に帰ってきました。門番の方々からの視線がアツゥイ! やめてくれ門番兄貴その術は走者に効く。ニャメロン、噂にするんじゃあない! せっかく上げた評価が下がっちゃーう! 

 拘束から逃れた瞬間にダッシュします。もう……お前、お前……もう絶対許さねえからなぁ!?

 

 実際タイム的には嬉しいのですが、同僚から『ダンジョン初日に団長にお米様だっこされて帰ってきた奴』扱いされるのは流石に辛いです。ただでさえ団長と一緒に探索したってことで他の新米冒険者達からの心証はよくないのに勘弁してくれよ……(憔悴)。

 ファミリア内の評価は、高いことのメリットと低いことのデメリットが釣り合っていないと言いますか、高くてもいいことないし低いと悪いことばっかりなクソステです。幹部、ないし団長の席に座る気がなければ、低くしないことだけ心がけましょう。

 

 とりあえず、団長殿の言葉通り、風呂入って飯食います。

 入浴シーンは倍速です。キャラクターのマッパが見たい方はR―18版を買ってどうぞ。

 アポロン・ファミリアには、ロキさん家のような『食事の際のルール』は特にありません。各々適当に食堂行って食べます。外食派の方も少なくないですね。

 極東勢特有のアクション(いただきます)をしつつ、夕飯をいただきましょう。この動作をロスとする兄貴は素直に認めるので私の代わりに走って♡ 走れ(豹変)。

 

 ヌッ、誰か来ますね。

 

 

 ……。

 

 

 …………。

 

 

 すいません、来ないでください。おい来るな、やめろお前あっち行けって。いやだってそれはアカンですよ駄目だって、不味いですよそれは一介の新米冒険者がたった一日でファミリアのNO.1とNO.2と関係もつのは流石にやっかみが凄まじいことに───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「食事中に失礼する! 貴公、隣にお邪魔してもいいだろうか!」

 

 貴方が顔を上げると、そこには一人の()()がいた。

 まず目につくのは、本拠(ホーム)内だというのに外していないグレートヘルム(バケツかぶと)

 身に纏う鉄板鎧(プレートメイル)には太陽の意匠が施されており、腰には質実剛健な長剣を携えている。

 まさに、騎士とはかくあれかしといった風体である。

 貴方は彼女の姿に見覚えがある。

 貴方がアポロンと初めて目を合わせた際、彼の傍らに団長と共に控えていた少女だ。

 迷宮内では長剣と、恐らくは盾を操るのであろう女性らしい両手は、今は食事の載った盆を持っていた。

 

 つまり、この女性は『隣で食事をとってもいいですか?』と言っているらしかった。

 

 

 【……どうぞ

 

 →【……すみません、ちょっと】

 

 

 貴方はゆっくりと辺りを見回して、慎重に言葉を選び、彼女の言葉に拒否を返した。

 そもそも女性と会話をしたくない。それに空いている席は他にもある。わざわざ自分の隣で食事をとる必要はあるまい。

 何より、貴方は気づいていた。

 目の前の騎士の後方。壁際にいる数人の男女が、こちらに強い視線を向けていることに。

 悪感情、ではない。いや悪感情ではあるが、それは騎士に向けられたものではなく、貴方に向けられたものだ。そしてそれが嫉妬の類いだともわかる。

 おそらく、というか、ほぼ確実に上級冒険者、言ってしまえば幹部に位置する熟練者(ベテラン)である。向上心の高い新米達(同期)からすれば是が非でも友好的な関係を築き、指導をいただいたり、便宜を図ってもらいたいのだろう。貴方は色々と察した。ついでに今日一日団長と一対一(マンツーマン)で迷宮探索したことも彼等の悪感情を加速させてそうだとも察した。

 貴方はわざわざ指を向けて、『貴方と食事の席を共にしたいと願う方々があそこにいらっしゃいます』と発言することはせず、それとなく、しかし高い技量を持つ目の前の女なら気づける仕草でそのことを示した。

 そして、派手に裏目を引いた。

 

 「私はどうしても貴公と食事を共にしたいのだ! 隣に座っても構わないだろうか!」

 

 貴方は硬直した。

 その言い方は、致命的だ。

 チッ、と。

 舌打ちが聞こえ、ついで視線が失くなったのを感じた。

 じろ、と貴方は瞳に非難を込めるが、かの騎士は首をかしげて「む?」とよくわかっていないようだった。なるほど天然らしい。

 

 

 →【……どうぞ】

 

 

 こうなってしまえば退路はない。ここでさらに騎士の申し出を断ってしまえば、【ファミリア】内での立場が危ういものになりかねない。少なくとも貴方はそう感じた。

 意図しない女性との同席に、いつにも増して暗く淀む貴方の心中に構うことなく、騎士は貴方の真隣に腰かけた。顔が近い。

 何か御用でしょうか。貴方はつい顔を逸らしながら、囁くような声でそう言った。気圧されたのだ。本当に近い。やめてほしい。

 

 「なに、オルフェ(団長)の奴から聞いたのだ。極めて将来有望な冒険者の話をな。そして、私にはファミリアの幹部としてその真贋を見極める義務がある。よってこの場にて奇襲をかけさせてもらった。

 まあなんだ。いきなり押しかけてすまんな! うわっはっはっはっはは!」

 

 よく通る声だ。

 底抜けに明るい声だ。

 力強い、人間的な魅力に溢れた声だ。

 なるほど、太陽の意匠を身に纏うだけはある。この騎士の立つ戦場で、彼女の仲間が太陽の輝きを見失うことはあり得ないだろう。

 

 「さて、それでは自己紹介をしよう!」

 

 グレートヘルム(バケツ)が取り払われる。

 太陽のごとく輝く金髪の美少女は、神々に与えられた名を力強く貴方に告げた。

 

 「私は【太陽の騎士】。名をソラールという! 見ての通り『神官戦士』だ。今後ともよろしく頼むぞ!」

 

 

 【無言

 

 →【名前だけ】

 

 

 貴方は少女に対し、小さな声で名前だけを告げた。

 およそ目上の者への対応とは思えない無愛想な態度に、ソラールと名乗った女は太陽のような笑顔を浮かべた。

 そして、

 

 「冒険者生活の一日目だ。ダンジョンはどうだった? 感想を聞かせてくれ!」

 

 ぐい、と、さらに顔を近づけて貴方に迫った。

 貴方はこの場から逃げ出してもいいし、きらきらと瞳を輝かせる少女の求めるままに今日一日の所感を語ってもいい。

 

 

 →【逃げる】

 

 

 

 貴方が食事を放棄して立ち上がろうとした瞬間、閃光のように少女の腕が動いた。

 貴方が椅子に座ると、少女は変わらぬ笑顔のまま、腕を下ろした。

 貴方はLv.1で、目の前の騎士は上級冒険者だ。

 

 

 →【話す】

 

 

 貴方は逃げ道がないことを察した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 恐ろしいガバを犯しましたが私は元気です(瀕死)。

 

 先程まで会話していたオネェサンは【アポロン・ファミリア】随一の戦士です。レベルは『3』。団長殿と並んでこのファミリアのツートップになります。

 ダークソウルで似たようなのを見たって? いやまあ太陽神の派閥に『太陽光(ソーラー)』をもじった名前のキャラクターがいるのはそんなに違和感ないし……ちゃんと別人ですし問題はないんじゃないですかね。なにせ女の子ですから。

 しかしまあ疲れました。やはり主神からの好感度が高すぎるとロスりますね。会話が増えるし同期からの心証も悪くなるしと踏んだり蹴ったりです。おいおい調整を入れましょう。

 

 さて、それではげんなり顔のフリューガーくんを操ってアポロン兄貴の神室に向かいましょう。ステイタスの上昇はもちろん、前回立てたフラグによって【魔法】が発現しているはずです。

 彼の部屋は本拠の最上階にあります。神様のお部屋ですからね、この辺りは大体のファミリアで共通です。

 

 アポロン兄貴お邪魔します、元気にしてたか~? 相変わらずにやにやしてんなお前な(無礼)。

 世間話もそこそこに、まぁとりあえず更新オナシャス!

 

 ……出ました! さてどんな【魔法】かなー?

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

 

フリューガー・グッドフェロー

 

Lv.1

力:I 0→2

耐久:I 0→1

器用:I 0→10

敏捷:I 0→3

魔力:I 0→8

 

魔法

【ディア・オーベイロン】

招来魔法(コール・マジック)

・対象は《縁》を結んだ妖精限定。

詠唱式

『パック』

悪戯妖精(グッドフェロー)悪戯妖精(グッドフェロー)、夜を彷徨う浮かれもの。妖精王に(かしず)く道化。夏の夜空に虚実を唄い、溺れる夢を囁いて】

 

【】

 

 

スキル

 

(略)

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 これはー、あー、なんとも言えませんね。

 今回狙っていた魔法は『妖精使役』だったのですが、使役ではなく『招来(コール)』ですか。

 うーん、これは……まあ誤差の範囲でしょう。そう信じます。使い所はまだまだ先なのでリカバリーは効くはず。

 

 おっと、アポロン兄貴から魔力が上昇していることについて聞かれました。そういえば『入団試験』で術を披露していないので、アポロンはまだフリューガーくんが占星術師だって知らないんですね。失念していました。せっかくなのでここで説明しておきます。

 アポロン様には魔術の逸話はありませんが、全知零能なだけあってすぐに理解をいただけました。これが魔術ガチ勢なオーディン様辺りになるとめちゃくちゃ突っ込まれます。さながら清少納言とか紫式部に作品を読まれるコミケ作家のように。つまり死ですねわかります。海外兄貴が発狂してたの素直に草なんだ。

 

 【魔法】が発現した場合、中堅以上のファミリアだと、上級冒険者に連れられての『試し撃ち』イベントが発生します。こちらはキャンセル不可能なので、諦めて受け入れましょう。

 

 

 ……お? 『主神からの褒美』ですか。こんな早期に発生するとは異常を通り越して笑えてきますね。

 このイベントは、一定以上の好感度を得ている状態で、納金ノルマの達成率や派閥内での評価などに依存する確率で発生するランダムイベントです。主神様から日々の功労を褒められ、こちらの要求に対応してくれたりくれなかったりします。

 もちろん要求できる物事の幅はその段階のLv.や立場などによって変動しますが、そもそも最低段階でも探索初日で発生するような代物ではありません。どういうことなの……。

 このイベントで主神様に嘆願出来る物事は多岐に渡り、武器や道具の調達はもちろん、一人部屋がほしいだとか、幹部の〇〇さんとパーティを組みたいだとか、いろんな活用法があります。

 

 今回、というより発生時期(タイミング)が早すぎただけで発生し次第要求しようと予め決めていたのですが、ともかく今回要求させていただくのは、【別居】です。

 本拠内に住んでいますと先程の太陽万歳ガールや同期の方々に絡まれ(ランダムイベント)る確率が無視できないので、本拠外のアパートにでも部屋を借りて夢の一人暮らしをします。

 こうすることで、眷属のみなさんに絡まれる危険がかなり低くなるだけでなく、魔道具の作成などを自由に行えるようになります。ロキやフレイヤ、ガネーシャなどの大派閥では許可されず、零細でも無理という、中堅派閥にのみ許された仕様です。

 フリューガーくんはアポロン兄貴からかなり好感を抱かれているので、まぁ要求は通るでしょう! 勝ったな風呂入ってくる。

 

 

 却下されました。なんででしょうねぇ(白目)。

 

 

 仕方ないので、ソロ探索の許可をいただきましょうか。

 新米の状態ですと、今回団長殿が付いてきたようにパーティを組むよう強制され、長時間の探索を制限されてしまいます。これは金策の面でも経験値狩りの面でもよろしくありません。

 なので、早期にソロ探索の許可を得たいんですね。一応今回の探索結果は完璧でしたので、階層の制限はつくと思いますが、要求自体は通ると思われます。

 

 

 却下されました。なんで?(殺意)

 

 

 しょうがないので『お手紙セット』でも貰っときましょう。ちっ、しけてやがるぜ。

 明日の魔法試射イベントのことを伝えられてから、神室から出ます。お休みなさいアポロン様。

 自室についたらさっそく手紙を作ります。送り先はもちろん、社の方々です。タケミカヅチ様冷えてるか~?

 内容はとりあえず近況報告……五体満足なことと中堅派閥に入れたこと、後はまあ適当に。

 この手紙を出すのは一週間くらい後です。迷宮で稼いだヴァリスを包んで差し上げろ。

 

 

 月明かりの差し込む部屋で文をしたためるフリューガーくんが、社での生活を思い出している姿をスクショしつつ、今回はここまでとさせていただきます。ご視聴ありがとうございました。

 

 




フリュー

 初日なのでがんばってモンスターを殺してたら同期から嫌われてなんか変なのに絡まれた。近い。
 一人の方が気楽なので別居を申し込んだら却下された。ソロでやらせて♡ も通らなかった。めげずにがんばろうと思っている。
 『女性らしい』ほどに強く拒絶反応が出る。ソラールさんは騎士姿かつ中身がアレだったのでギリギリ同席出来た。ツクヨミ姉貴は成熟した女性なので初期はかなり拒絶していた。
 エルフは無理。


アポロン

 駄目です(迫真) 
 幹部達と色々画策してる。詳しくは次回。


団長殿

 なんか変なのの担当になった哀れな人。次回視点を務める。


太陽万歳ガール

 太陽万歳!
 ダクソの彼とは明確に別人物。迷宮都市で太陽になりたいと願うのは間違っているだろうか?
 正直同じ名前使っていいか迷ったけれど、太陽万歳してるやつがソラール以外の名前を名乗ってるのが違和感しかなかったので美少女にした。許せソラール。
 アポロンの狂信者ではなく、互いに【太陽】に相応しい振る舞いを心掛ける間柄。つまり相性良好。
 彼女の死がアポロンに与えたものは大きい。


オーベイロンについて

 ウィキを見てほしい(小声)。
 シェイクスピアの『夏の夜の夢』では妖精の王様やってる存在。悪戯を好む妖精(妖精全般が悪戯を好んでいるが……)パックを従者としている。


走者について

 好感度がおかしいことになってるため若干ガバり気味。この時期に褒美イベントが来るとは思ってなかったけれど、この時期では【別居】が通らないことは察していた。
 【戦争遊戯】モードでけっこう名が通っている。


このゲームの操作について

 『サマーウォーズ』仕様。パソコンのキーをカチャカチャして動かすアレ。簡単操作でもプレイ出来る。
 プレイスキルがキャラクターの実力に直結しているものと思っていただければと。


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