私は塔城小猫であり、白音である……きっと多分   作:ヴィヴィオ

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何か忘れてるっす

 

 

 

 ミッテルト

 

 

 

 教会でレイナーレの計画が頓挫し、なんとか生き残ってアタシは今、兵藤家でメイドをしてるっす。アタシの主人はイッセー様で使い魔契約をさせられてるっす。興味もないやつだったんすけど、流石に生死の選択肢を突きつけられれば選ぶしかねーす。んな訳で、使い魔兼メイドにさせられたんっすけど。お陰で朝早くに起きて奥様達も含めて6人分の朝食とお弁当を用意し、洗濯物を洗って干してそれらが終わったら小猫様とフィス様を起こしたあと、イッセー様を3人で性的に起こしてやる。その後、朝日を浴びながら公園へと向かうっす。

 

「えっと、今日もするんだよな?」

「にゃあ、訓練」

「イッセー、ミッテルト、弱い。鍛える」

「そりゃ、無限の龍神からしたらよえーっすよ」

「我、弱い。グレートレッド、小猫、勝てない」

 

 相手が悪すぎっすよ。魔王どころか大魔王クラスじゃねえっすか。

 

「イッセー、先輩強くします」

 

 学校に行きだしたから一応先輩とつけてるみてーっすけど、明らかに上下関係は下っすし、てーへんっすね。

 

「はぁ……今日も地獄の特訓か」

「いいじゃねえっすか。ご主人様はご褒美あるだけましっすよ」

「まあ、そうだけどな」

 

 オーフィス様と小猫様の訓練フルコース。何度死んだほうがマシかと思った事か! ええ、ええ、あの選択を後悔してるっすよ! これも全てレイナーレのせいっすよ! よりによってこんな化け物共のお気に入りに手を出すなんて! 放置しておけば計画もうまく……はて? 何か忘れているような……

 

「さあ、飲む」

「お、おう」

「? ミッテルト」

「ああ、わかってるっす」

 

 オーフィス様から差し出されて黒い蛇。何時もこれを飲まされて修行させられるんすよね。ドーピングしてその力を自分のものにするんす。失敗すれば身体のどこかが吹き飛んでぴちゅん。これで死ねたら楽っすけど、そこは龍神様と大魔王にゃんこ様。ええ、身体を再生させられますとも。力が増えた状態でね。つまり、アタシはもう堕天使とドラゴンのハイブリットっすよ。

 

「まずは組手からです」

「お願いします!」

「お願いするっす!」

 

 イッセー様と組んで小猫様と戦う。瞬殺される。復活。瞬殺。ひたすらこれの無限ループっす。死の恐怖を克服し、ひたすら戦うっす。ちょこっとでも油断があればぴちゅんされてやり直し。なんとかこの訓練が終われば次はオーフィス様の弾幕ゲームっす。なんかシューティングゲームにはまったらしく、それをひたすら行われて回避と連携技術を鍛えられるっす。

 

「ん、2374回死亡。昨日より9回すくない」

「にゃあ。よくやったです」

「い、生きてるっすか……」

「し、死ぬぅぅぅっ」

「生きてるっすね」

 

 あたし達が倒れている間に2人が戦いだす。それの余波だけで死ねるんで急いでイッセー様を引きずって退避するっす。

 

「メガトンパンチ」

 

 何気なく放たれた小猫様の一撃は大地を砕くっす。

 

「どらごん波?」

 

 疑問形で出されて漫画の技は極大の光となって大地を穿つっす。デタラメな威力の応酬で地球が粉々にぶっ飛ぶっす。亜空間なんで大丈夫っすけど、惑星を可手間で破壊する威力をみてたらもう、なんというか逆らっちゃダメって身を持ってわかるっす。

 

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……このあとご褒美があるんだ……」

「おーすごい精神力っすね。そこまでエロが大事とは……」

 

 やれやれ、今日は何をさせられるやら。ちなみにイッセー様が修行を晩まで耐えられればあたし達が好きな事をさせてあげることになっている。それはもう、色々な事をさせてくる。まあ、別にいいっすけどね。

 

 

 

 さて、朝練が終わればご飯を食べてアタシを除く皆様は学校へ行くっす。アタシは奥様と一緒に家事を行っていく。家のことを片付けたあとはお昼まで家事の勉強をして、昼食を食べてから買い物に出かけるっす。イッセー様の命令で家ではメイド服っすけど、外では何時ものドレスっす。

 

「はて、やはり何か忘れてる気がするっす」

 

 今日の献立に買い忘れはないっす。言いつけもしっかりやってるっすから……やっぱ思い出せねえっすね。うん、じゃあどうでもいい事のはずっす。

 一旦家に帰ってから夕御飯の仕込みをしてから図書館に行くっす。そこでも勉強をして、帰りしにイッセー様と合流するっす。

 

「んーやっぱり忘れてるっすね」

「どうしたんだよ?」

「いや、ご主人様の顔を見てると何かを忘れて……」

「ん?」

「人間? レイナーレ? 計画? あっ」

 

 思い出したっす!

 

「どうした?」

「ご主人様、一人追加しても問題ねーすか?」

「一人追加?」

「家に一人追加っす」

「いや、問題ないとは思うけどよ」

「そうっすか。じゃあ、説得手伝ってくれっす」

「え?」

「女の子のピンチっす」

「ほう」

「それも金髪美少女っす」

「よし、いくか。女の子は助けねえとな」

「単純っすねー」

 

 行き先を変更して一緒にあちらを目指す。目的地は崩壊した教会跡地っす。すっかり生贄ように手配したシスターを忘れていたっすよ。殺すつもりだったすが、せめて行く場所くらいは用意してやるっすかね。

 

 

 

 

 

 

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