私は塔城小猫であり、白音である……きっと多分   作:ヴィヴィオ

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何か忘れてるっす②

 

 

 

 

 

 

 ミッテルト

 

 

 

 さてさて、やって来ました崩壊した教会っす。廃墟なんすけど、なんか嫌な感じがするっす。そう、隣にいるご主人様に似た臭がプンプンするっす。それにこいつは――

 

「これは不味いっす」

「どうした?」

「悪魔の臭いがするっす」

「大丈夫そうか?」

「大丈夫そうじゃねえっす。血の匂いもするっす」

 

 ――人間の血の匂いっすね。

 

「行くぞ!」

「ちょっ、待つっすよ! ご主人様になにかあったらあたしが殺されるっす!」

 

 突入していくご主人様の後を空を飛びながらついていく。シスターの事は悪いとは思うっすけど、やっぱり自分の命が最優秀っす。なのにご主人様は!! ああ、もう、連絡を入れるしかないっす。えっと、ここはグレモリーにしておくっす! フィス様や小猫様の手を煩わす訳にもいかねーっす。

 

 

 廃墟となった教会に突入すると牙と翼の生えた下級悪魔が金髪シスターを裸にして首に噛み付いてやがったっす。しかも、アレがフル勃起で犯す気まんまんっすね。というか、吸血鬼が悪魔化した奴っすか。

 

「てめぇ、その子を離しやがれ!!」

「あぁ? 新しい餌が来やがったか。お前も……」

「はいはい、光の槍、光の槍っす」

「なっ!? 堕天――グギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 問答無用で最大出力の光の槍のプレゼントしてやったっす。今のアタシは5メートルの光の槍も余裕っす。下級悪魔なんて楽勝っすよ。

 

「ご主人様……聞いてねえっすね」

 

 シスターを抱き抱えて傷を確認――するついでに胸とかもしっかりと見てるっすね。全く、どうしてくれようか……っと、そうこうしている間にグレモリーの登場っすね。

 

「イッセー」

「部長」

 

 深紅の魔法陣から出てきた眷属の皆さん。もちろん、小猫様はいねえっす。今頃はフィス様とよろしくやってるはずっす。食事的な意味で。

 

「部長、この子を助けられませんか!」

「このままじゃ吸血鬼化しますね」

「こいつは相当弱いっすから、レッサーヴァンパイアじゃねえっすか?」

「それだと、グールになる可能性が高いわね」

「ゾンビ娘だと……」

「イッセー君」

「じょ、冗談ですよ」

 

 本気で考えてなかったっすか?

 

「あー、一応条件次第で報告するっす」

「あら、条件? 何かしら? この子はシスターなんでしょ?」

「そうっすよ。こっちが出す条件は身柄をこちらで預かる事とビショップの駒っすね。そっちに支払う情報はその子の神器の情報と素晴らしいビショップが手に入る事っす」

「部長、お願いします! こんな可愛い子がこのままグールになるんて人類の損失です!」

「そうね。そっちで面倒をみるならいいかしら。その情報を先に教えない」

「その子の持つ神器は聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)っす。悪魔も堕天使も治療出来る優れものっすよ」

「っ!? それは確かに優秀なビショップになるわね。いいでしょう、使ってあげるわ」

 

 それからはトントン拍子に進んだっす。シスター・アーシアを悪魔化して終わり。後はご主人様に担がせて帰宅するだけっす。まあ、ママさんの説得もあるっすけど。

 

 

 

 家に戻ったアタシ達をみたママさん達は――

 

「あなた、またイッセーが美少女を拾ってきたわよ!」

「また金髪か。お前も好きだな」

「どういう反応だよ!」

「あー、四人目っすもんね。とりあえず、この子はアタシの知り合いなんでしばらくいさせてやっていいっすか? 行くあても教会が崩壊して無いんっすよ」

「あら、あの教会の関係者なのね」

「もちろん、お金はアタシが出すっす」

 

 信者共とレイナーレ達の活動資金はしっかりと持ってきてるっすから問題ないっす。

 

「お金はいいさ。何、父さんが頑張ればいいだけさ」

「そうそう。いざとなったらイッセーにバイトでもさせればいいのよ」

「そうっすか?」

「そうだな。俺がバイトをすればいいだけだ。そのお金はミッテルトが自由に使えよ。生活費を稼ぐのは男の仕事だ」

「おぉー! じゃあ、頑張るっす」

「任せろ!」

 

 とりあえず、アーシアをここに居させる事は出来るっすね。後は小猫様をどう説得するかっす。

 

「じゃあ、中ボスは終わったんで、ラスボスに会いに行くっすよ」

「そ、そうだな」

 

 部屋に入るとベットに寝転がるあられもない姿で息を荒げているフィス様とその上に乗っている小猫様。

 

「ただいま」

「戻ったっす」

「にゃあ」

「お、お帰り……はふっ」

 

 ビクビクと痙攣しているフィス様。随分と絞られたようっす。

 

「で、ソレは何?」

「ご主人様の新しい女っす」

「……我、んんっ……説明……要求……」

「にゃあ」

「いや、違うから」

 

 ご主人様が説明していくので補足するっす。メイドは主人を立てるっすよ。擦り付けるだけっすけど。たっぷりと絞られてるっす。いい気味っすね。

 

「ぶっちゃけ、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)は修行にも便利っす。小猫様が食べたフィス様の治療もできるかも知れねえっす」

「にゃあ。大事、よくやった」

「我、許可」

「ほっ。って、あれ? 最初から説明してたら俺は怒られなかったんじゃ……」

「アタシ達の身体で満足してねえって言われたら、怒るのは当然っす」

「こくこく」

「我、同意」

「いや、そんな事は……」

「とりあえず、イッセー、食べる」

「ちょ、まっ」

「我も、食べる」

「じゃあ、アタシも搾り取ってやるっす」

 

 アーシアを無視して搾り取ってやったらいつの間にかアーシアが起きていて、真っ赤になってやがったっす。お前も食べられるっすよ。

 

 

 

 

 

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