エグザマクス・クライシス   作:アインスト

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ということで記念すべき一話です。
まだ最初なので情報開示量が少なくて困惑するかもしれませんが、今後詳細を明らかにしていきますので気長にお待ちください‥‥‥(土下座)

ではほんへ、どぞー。


chapter1 "胎動"

 

──逃げなくては。

 

唐突に逃亡から始まって申し訳なさが溢れ返るが、今の私にそんなことを考えている暇すらない。

 

無機質な通路を駆け抜け、必死に逃げる。

 

後ろから追っ手が迫る。

 

なんとしても、私は逃げなくては。

 

私の持つ"力"を悪用されてはいけない。

 

絶対に逃げて、地球へと行かなければ。

 

こんな不毛な戦争を、止めなければ──!!

 

 

 

「こっちだ、早く追え!」

 

「絶対に逃がすな、生かして連れ戻せとの命令だ!」

 

「待て、この非国民が!!」

 

 

待ってやるものか。逃げ切ってやる。

 

この通路の先にはハンガーがある‥‥‥すなわち、ポルタノヴァがある可能性がある。

 

絶対に、たどり着かなければ全てが水泡に帰してしまう。

 

 

「おい、この先はまさか‥‥‥!」

 

「不味いぞ、あの”姫様”ポルタノヴァに乗るつもりだ!」

 

「行かせるな!!最悪生きてさえいれば良い、撃て!」

 

「了解!」

 

 

その矢先に、背後から銃弾が飛び交う。

 

これは、不味いことになった‥‥‥!

 

だけどあと少し、あと少しで──!

 

その思いが通じたのか、ようやくハンガーまでたどり着いた。

 

さぁ、あとはポルタノヴァに乗って、”ゲート”に飛び込むだけだ。

 

幸い整備中だった数機のポルタノヴァのうちの一機を拝借することに成功。

 

動力を起動させ、ポルタノヴァを動かす。

 

 

「くそ、不味い!おい第23番隊!あのポルタノヴァを止めろ!」

 

『了解、さぁ姫様。おとなしく引き下がってください。貴女の身に何かあれば‥‥‥』

 

「お黙りなさい!私の力を使おうとしたところでしょうがそうは問屋が卸しませんわ!私は行かなくてはならないのです!そこを退きなさい!」

 

『やれやれ、残念ですよ姫様‥‥‥なら、力ずくで止めるまで!!』

 

 

来る──!

 

掴み掛からんとするポルタノヴァに対し、私は体当たりをして怯ませる。

 

その隙に私は急ぎハンガーから脱出し、ゲートまで急ぐ。

 

 

 

『ぐぅっ‥‥‥待てっ!』

 

『隊長、射撃許可を!もう我慢なりません、あのような非国民は即刻排除すべきです!』

 

『ダメだ!上層部から生かして捕らえろとの指示を蔑ろには出来ん!』

 

『しかし!』

 

『最優先事項は姫様の確保だ!それを忘れるな!』

 

『くっ‥‥‥了解!』

 

 

 

仲間内で口論しているうちに私はようやくゲート前までたどり着くことが出来た。

 

‥‥‥さぁ、あとは運頼みだ。

 

私は、意を決してゲートに飛び込んだ。

 

 

 

『しまった!』

 

『クソッ‥‥‥HQ、目標ロスト!繰り返す、目標ロスト!』

 

『なんてこった‥‥‥!』

 

 

 

──────────────────

 

 

視点は変わって、地球。

 

ここ地球連合軍日本支部に新たに配属される隊員が一人、その門の前で佇んでいた。

 

 

「今日から俺も、エグザマクス乗りかつ初の中尉での仕事かぁ‥‥‥ここまで長かったなぁ‥‥‥」

 

「おいそこの!お前だよお前、そんなしれっとした顔でいるが誰だ?階級は?所属は?」

 

「ああすいません、自分こういう者で」

 

 

そう言って青年はIDカードを見せる。

 

 

「”早乙女悠”‥‥‥中尉!?こ、これは失礼!」

 

「あぁいやいや、いいっすよさっきのタメ口で。IDを見せなかった俺に非があるんですから」

 

「そういうなら、まぁ‥‥‥それで、目的は?」

 

「ここの実験小隊に配属になったんですよ。上から実験小隊に来ないかって言われて」

 

「なるほど‥‥‥しかし中尉か。コネか?」

 

「いやいや、皆の嫌がる仕事を率先してやってたらいつの間にかこんな地位についちゃってて」

 

「なんだ、万年門番の俺に対する皮肉かこいつめ」

 

 

門番は軽く悠の肩を叩き、続けて「ま、頑張れよ。こんなご時世だけどな」と激励した。

 

その後門番に一蔽し、基地へと向かう。

 

その途中で、悠はふと空を見上げる。

 

 

「‥‥‥こんなに空が綺麗だってのに、戦争してんだもんなぁ‥‥‥なんか複雑」

 

 

ぼそりと呟いた直後、警報が鳴り響く。

 

──敵襲だ。

 

 

「マジ、かよ──!」

 

 

急いで近くにあった施設に逃げ込み、事なきを得る。

 

逃げ込んだ施設はどうやら整備ドックだったようで、何十人もの整備員たちがせわしなく動いている。

 

 

「急げよー!敵は待っちゃくれねぇぞ!」

 

「おやっさん、”フォース”と”ハーピー”の準備が出来やした!」

 

「よぅしでかした!パイロットはまだか?」

 

「いえ、既に搭乗済みっす!」

 

「上々!よしハッチ開け!二機とも出すぞ!」

 

「おやっさん、”ローレンス”はどうします?」

 

「もしかしたら何かに使えるかもしれねぇ、一応火を入れとけ!」

 

「アイサー!」

 

 

そうしてハッチから緑のエグザマクスと青のエグザマクスが出撃する。

 

悠自身も何か出来ないか探しはじめる。

 

 

「こうしちゃいられないな‥‥‥何か、できないか‥‥‥?」

 

「──あ、おいアンタ!パイロットか!?」

 

「え、あぁそうだけど?」

 

「丁度良い、今は人手が足りてないんだ!こっちへ!」

 

 

一人の整備員に連れられ、たどり着いたのは白いエグザマクスの元。

 

特徴的なツインアイが二人を見下ろす。

 

 

「あの、こいつは?」

 

「特型アルト、”ローレンス”だ。今は説明してる時間が惜しい。こいつに乗り込んでくれ」

 

「はい!?俺が!?でも大事な実験機なんじゃ──」

 

「今は四の五の言ってる場合じゃない!アンタにもわかるだろ?」

 

「‥‥‥わかったよ。乗り込んだら?あとはどうすればいい?」

 

「ハンガーラックにライフルとシールドがある。それを持っていけ。あとは訓練でやった通りにやればいい。いいな?」

 

「了解、やるだけやってみるさ。壊しても文句言うなよ?」

 

「大丈夫だ、壊してもまた直すだけだ。安心して行ってこい」

 

「──ああ!」

 

 

 

そう言って悠は白きエグザマクス、”ローレンス”に乗り込んだ。

 

コックピットの中で手慣れた動作でシステムを立ち上げていき、全システムを起動させる。

 

 

「さぁて‥‥‥どこまでやれるか───やってやろうじゃねぇか!」

 

 

その瞬間、ローレンスのツインアイが輝いた。

 

 

 

To be continued...




《次回予告》
突如として戦禍に巻き込まれた青年。

この戦いで、青年は何を見る。

次回、”邂逅”

この蒼き惑星に、救済を。



──────────────


というわけで第一話でした。

怒濤の急展開すぎたかもしれない‥‥‥(後悔)

まだ序盤の序盤なので情報が不足がちですが、今後明らかにしていきます。

どうか楽しみに気長にお待ちくだs──あぁ待って、石を投げないで!ちゃんと続きますから!(汗)

では、次回の更新でお会いしましょう。

感想、待ってます(半裸待機)

ではでは( ´-ω-)ノシ

貴方は地球連合軍?それともバイロン軍?

  • 地球連合軍
  • バイロン軍
  • その他第三勢力

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