ロックマンキラーズ纏め編   作:グルルre

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vol.6 宿るは狂気

「俺は誰だ・・・・?俺は一体何者だ・・・・?」

カブキマンの脳裏に宿る記憶・・・・。

自分は芸能用ロボット・・・・そうメモリーは記憶している。

「それなのになんだこの記憶は・・・・?」

脳裏に蘇るのは自分よりも遥かに背の高い人間に見下ろされている光景。

必死に厳しい指導の下、自身の腕を高めていく日々。

思えば自分がその名前の通り、歌舞伎をやり始めた頃からだった。

初めてなのにも関わらず一度教えられれば自分はすぐにできる様になった・・・まるで思い出す様にすぐに頭に入って行く。

芸能用ロボットとして造られたのだ当たり前と言えば当たり前だがそれ以上に感じる違和感。

普段から派手にそして豪快な性格をしているカブキマンは決して表には出さなかったがその気持ちはますます強くなっていく。

そして親方の自分を見る哀れみを含んだ哀しい目・・・自分は彼を知る以前からその目を知っている様な気がした。

 

「これで貴方は解放されますよ」

 

影は一枚のチップをちらつかせ言う・・・・。

そして徐々に蘇る忌々しき記憶の数々。

自身が造り出されたその理由・・・戦闘用ロボット増産計画。

そのベースとして自分は生み出された・・・芸能ロボットと言う事を隠れ蓑にして。

カブキマンの予想通り今日は己の体に本来必要無い筈の武装を・・・取り付けられる日だった。

 

ガチャン・・・・・!!

 

武装の取り付けが終わるとカブキマンのカプセルのガラスが開かれる。

カブキマンはゆっくりと目を見開くと辺りを見渡す。

「気分はどう・・・・?それとその体についている物なんだけど」

やや暗い表情で話しかけてくる楓にカブキマンは目で見据える

己の体についている武装の数々・・・説明などいらない・・・これをどう使うのか子供でも分かる。

 

ガチャッ!!

 

「・・・・・・え?」

「いかん・・・・!!プログラムエラーか!!?」

突然銃口を向けられ状況を把握できず硬直する楓。

その間にヤマトマンが割って入ったのとカブキマンの指からエネルギー弾が放たれたのはほぼ同時だった。

 

ドガガガガガッッ!!

 

「ぐぬう・・・・!!」

楓を庇い光弾をまともに受けたヤマトマンは片膝を床に付く。

「カブキマン!!どう言う事だ・・・!!」

「どうもこうもない・・・・壊してやる!!全てを破壊!!ぐおおおおおぉぉぉっっっ!!!」

常軌を逸した表情でカブキマンは笑う。

その目に浮かぶのは歓喜か或いは狂気か。

焦点の合わない目でカブキマンはヤマトマンを見据える。

「ガルルルルルルルルルルッ!!!」

獣の様な声を上げながらカブキマンはヤマトマンに襲いかかる。

「ぬうっ・・・!!東条博士を守らねば!!」

咄嗟に放ったヤマトスピアでカブキマンを突き刺すヤマトマン。

自身の得物に胸部を貫かれながらもゆらりと立ち上がるカブキマン。

(まさか・・・・カブキマン。お主は・・・!!)

ヤマトマンの脳裏に浮かぶ最悪の事態・・・だがそれを口に出すのは憚られた。

そして彼の隣にいる楓も同じような表情でカブキマンを見つめる。

 

「さてカブキマンさん・・・貴方の手伝いをしてあげましょう」

 

「だ・・・・誰!?」

突如として響く声に女性は声を上げる。

次の瞬間、次々と黒子の姿をしたロボット達が姿を現しヤマトマンと女性を取り囲む。

 

「フフフフ・・・ヤマトマンさんに東条楓博士。カブキマンさんには我らの手駒になって頂きます」

 

辺りに響く声にヤマトマンが周囲を見渡すがそこには誰も居ない。

「クロコボット?どうして彼らが」

「むう・・・おのれ!」

クロコボットに取り囲まれた楓とヤマトマンが叫ぶ。

「ガルルルルルルルルルッッ!!!」

 

「ハッハッハッハッハ!行きなさい・・・全ては我らが為に」

 

闇より響く嘲笑。

それきり声は響かなくなるがカブキマンは踵を返すと数体のクロコボットを連れてその場から立ち去ろうとする。

「待て・・・・カブキマン!まさかお前、記憶を・・・・!!」

ヤマトマンの言葉に僅かに反応し振り返るカブキマン。

そして彼は口を開く。

「俺は人間が憎い・・・・・」

 

ドガンッーーーーーー!!

 

その言葉と共に壁を壊しそのまま立ち去るカブキマン。

クロコボットに取り囲まれたヤマトマンと楓はそれをただ見送る事しかできない。

「ぬう・・・しまった!」

ヤマトマンもカブキマンを追いかけたいのだが楓がいる事もありで追いかける事が出来ない。

「とにかくこの場を切り抜けて・・・・外に連絡を入れねば」

「ごめんなさい・・・貴方だけならカブキマンを止める事も出来たのに」

歯噛みするヤマトマンに楓は申し訳なさそうに頭を下げる。

「いやいや・・・そんな事はないですぞ。しかしこれは由々しき事態・・・」

そう言って楓の肩に手を乗せると彼は身の丈を超える槍を取りだす。

「ともあれこの場を切り抜けねば」

刹那、ヤマトマンは周りにいるクロコボットにその身に封じた闘気を解き放った。

 

 

「なんだか騒がしくなったじゃねえか」

そう言って西部劇のガンマンの様な姿のロボットが街の中心部に目を向ける。

荒野の無法者と恐れられるロボット、バンデッドマンである。

彼は元々、連邦政府主導の世界に不満を抱きアメリカ西部で度々連邦政府に戦いを挑んできた。

ワイリーとは違う形で世界的にも有名なテロリストの一人である。

そんな彼が今回、手勢を率いてのワイリー軍団への参加を申し込んできたのである。

彼自身も含め精強な部下を持つ彼らの参戦はワイリー軍団にとってはこの上なく大きなプラスだった。

「むう・・・その様でござるな・・・」

先程までこれからの事を詰めていたシャドーマンが一言呟く。

「まあ俺には関係無いな・・・んじゃあ作戦決行の時にはワイリー博士によろしく言っておいてくれ」

そう言って踵を返すバンデッドマン。

「我ら『ワイルドバンチ』一同・・・アンタの目指す世界の為に頑張るってな」

「相分かった・・・」

バンデッドマンが去った後、シャドーマンは再び街の中心部の方向に振り向く。

そしてその中心にあるロボットの反応がある事に気が付く。

最初こそ信じられなかったがすぐにシャドーマンは状況を理解する。

「良からぬ事になればよいのだが」

シャドーマンは呟きそして姿を消した。

 

 

・・・・・・・・・・・・。

ブハッ!

エンカーは慌てて飛び起きあたりを見渡した。

特に変わった状態ではない・・・・。

「まったく、嫌な夢を見たぜ、イチチチチ!」

おまけに頭も痛く完全に二日酔いの状態のようである。

「まあ、俺も若かったな・・・・」

夢に対し独り言のように感想を言うエンカーであった。

今の所はワイリーの世界征服の計画も始まっていない。

今日もまた平和で退屈な一日が始まるだろう・・・とにかく気分を変えようとテレビをつけた。

「昨夜街で起こった怪事件についてですが・・・昨夜の事、謎の物体が空を飛んでいたのです!」

エンカーは少しだけ思い当たる節があった・・・たぶんあいつだ絶対に・・・・!

「まるで東洋の国ニホンに伝わるモンスター「天狗」に似た生物が民家の窓ガラスに頭から突っ込み窓ガラスを割るなどの事件が・・・」

「見たんだよ!顔を真っ赤にしてさ!拙者は一陣の風とか言ってほら!あそこのビルにも頭から突っ込んだんだ!」

目撃者の証言を聞きながらエンカーは二日酔いの頭をさらに痛めそうだった・・・おそらくこれは昨日酔ったまま基地に帰ったテングマンの仕業だろう。

しかも都合の良い事にテングマンは酒で酔った事を忘れるタイプだ。だからこそ達が悪い・・・。

エンカーは忌々しげにテレビを切ると部屋を出て昨日のカブキマンの件を話そうとワイリーの研究室へと向かって歩き出した。

「・・・ん?何じゃ歌舞伎じゃと~?それをできるように改造してくれと言うのか?」

生みの親である悪の天才科学者ことDr.ワイリーはいきなりのエンカーの頼みにびっくりしたと言う表情で彼を見ていた。

「まあ別に歌舞伎ができるようになっても戦闘能力さえ削がなければ・・・別にかまわんがの・・・」

そんなワイリーの言葉に顔を輝かせるエンカーであったが・・・

「しかし!今は無理じゃぞ。今は次の計画の為にこやつらを急ピッチで作っておるところじゃ」

そういうワイリーの後ろには数体のロボットがカプセルに入れられた状態で眠っていた。

「・・・・こいつってキングに似ていますね博士?」

エンカーはそのうちの一体のロボットを指差すが

「当たり前じゃ!こやつはキングの後継機じゃ。前にブルースの奴に設計図を壊されたが・・・おかげで一から作り直すはめになってしもうたわい!」

ワイリーはその事を思い出したのか悔しさそうに顔に歪める。

「・・・・で博士、前に言ってた例の究極のロボットはいつ動くんですか?ボディの開発はもう済んだはずなのでは?」

「あれは・・・そのう・・・肝心の頭脳と言うか・・・元と言うか・・・「あれ」が全然できとらんでのう・・・まっ!そのうち動くわい!」

ぎこちなく答えるワイリーに怪訝な表情をするエンカーであったが思い出したようにワイリーが口を開く。

「そうじゃ!次の計画ではお主らナンバーズ総出で決行する予定じゃ!最近何もせんだった分、皆で派手にやってしまおう!」

自身ありげに胸を叩くワイリー。

「ワシはこれからこやつらのテストをする為にここを離れるでな。お主らは計画の準備が整うまで勝手に事を起こすで出ないぞ」

そう言ってワイリーは輸送機に開発中のロボット達をいれたカプセルを積み込み基地を離れていった・・・。

ここ都市郊外の基地ではできない、おそらく実戦形式でのテストであろう。

ワイリーを乗せた輸送機を見送った後、エンカーは部屋に戻り二日酔いで痛む頭を抑えながらテレビを見ていたのだがそこに突然、現場の中継が放映される。

このワイリー基地が郊外にある街が何者かに襲撃されていたのだ、もうワイリー博士の計画が動き出したのか。

いやワイリー博士はさっきここを離れたばかり・・・それに事を起こすなとも言った。

エンカーはいくつかの可能性を考えたがそう言ったものではないことはすぐに分かった。

そして街で暴れているロボットの正体が分かりエンカーはテレビにしがみつく。

黒子型ロボットに命じて街で暴れ、髪を振り回しながらポーズを決めるロボット・・・それはあのカブキマンであった。

「なんであのカブキマンが暴れてるんだよ!なんなんだこれは・・・?」

エンカーはただ呆然とテレビに食いついていた・・・・。

 

 

街で暴れまわるロボット達・・・黒子に扮したロボット、クロコボット達は普段は演目の荷物などを運ぶ作業用だが重い荷物を持つため出力が高い。

内臓武器こそ無いもののその力を生かしそこらへんに転がる瓦礫や鉄パイプなどを投げ暴れまわっていた。

途中であわてて現場に駆けつけたポリスロボットだったが数の多いクロコボット達に阻まれ思うように動くことができない・・・。

 

・・・・・そしてなにより。

 

駆けつけたポリスロボット達を圧倒するカブキマン、確かに彼は従来のロボットに比べ判断能力も優れ電子頭脳も最新の物だろう。

カブキマンの両手から光弾が発せられ次々とポリスロボットをなぎ倒していく。

本来ならば必要の無いはずの武装・・・それが街で暴れているカブキマンには搭載されていた。

「なんでそんな武器を内蔵してやがんだ・・・・」

エンカーはいてもたってもいられなかった・・・。

しかし今自分が出てしまえば今回の暴走はワイリーの計画であったと言う事になってしまう。

ワイリーからも事を起こすなと言われているし。これを口実にカブキマンが処分されてしまうかもしれない。

今のところ街の一角で暴れているだけでそこまで被害も広くない。

もしかしたら今止められれば何とかなるかもしれないのだが。

突如、カブキマンの目の前で爆発が起こりカブキマンが後ろへ飛びのく。

テレビは青いボディをした一人の少年を映し出していた。

「・・・そうだこいつがいやがった。お早い登場・・今日ばっかりは感謝するぜ!」

エンカーはテレビの前でガッツポーズをしかけたが、自分でそれに気づきあわててそれをやめた。

彼の前には幾度もワイリーの計画を打ち砕いてきた。エンカーの・・いやワイリーナンバーズの宿敵であり人類にとっての英雄ロックマンが現れたのである。

当初は勢いで優勢だったカブキマンだったが所詮は芸能ロボット、元家庭用とは言え戦闘用ロボットのロックマンにじりじりと追い詰められていく。

そしてロックマンのチャージショットをまともに受け後方の瓦礫の山に吹き飛ばされそのまま埋もれてしまった。

「・・・これで確実に動きは止まったはず」

エンカーはホッと胸をなでおろした・・・がロックマンが活躍したと言うことでやっぱり心中は複雑だった。

テレビの向こうのロックマンも同じようでやや困惑した顔をしながらも警戒しつつカブキマンの埋もれた瓦礫の山に近づいていく・・・。

 

ガシャアアァァァンッッ!!

 

瓦礫の山を吹き飛ばしカブキマンが立ち上がったのである。

そしてカブキマンの上半身が変形していきまるで獅子のような姿・・・いや上半身を獅子その者の姿と化したカブキマンが咆哮をあげる。

 

ボワワァァァァ!

 

いきなりカブキマンは口から火炎をロックマンに向けて吐き出し彼の体を一瞬で包みこむ。

奇襲ではあったがそれには難なく耐え、ロックマンは距離を離すが正に獅子の素早さで距離を一気につめカブキマンはロックマンに襲い掛かる。

獅子の強靭さに敏捷性・・・性能、武装の面での差かそれともロックマン自身がためらっているのか戦いは再びカブキマンが優勢になっていった・・・。

「クソッ・・・!ええい!もう我慢できねえ!」

エンカーは壁に立てかけてあったバリヤードスピアを手に持つとそのまま外に飛び出す。

途中、他のナンバーズ達が声をかけてくるが一言挨拶をしただけでそのまま街に向かって走りだした。

「なんだエンカーの奴、何慌ててんだ?」

エアーマンが首をかしげていたがその時にはエンカーの姿はもう見えなくなっていた。

 

 

「ちくしょー!もっと早く走れねえのか俺!」

混乱する街を脇目にエンカーは自分への憤りを口に出しながら走っていた。

エンカー自身、正直な所自分が行った所で何かが変わるとは思ってもいなかった。

だが走らずにはいられなかった。カブキマンの身に一体に何が起こったのだろうか。

カブキマンが暴れる街の中心部へと向かうエンカーの前に3体のクロコボットが立ちふさがる。

おそらく逃げ惑う一般市民を追って来たのだろう。

「・・・・・・・・」

クロコボットは黙したままエンカーに向かい、鉄パイプや瓦礫などを手に襲い掛かってきた。

「お前らの相手をしている時間はねえ!そこをどけえぇぇーーーー!」

エンカーは気合の声を発すると眼前のクロコボットの胸を貫き、クロコボットを貫いたままもう一体に向かって投げつける。

 

ドガッ!

 

折り重なるようにして2体が吹き飛ぶが、残るもう一体がエンカーに向かい鉄パイプを振りかざす

 

ガキンッ!・・・ザシュ!

 

そのままエンカーは鉄パイプを槍で受け止めると返す刃でクロコボットの首を跳ね上げた。

頭部を失ったクロコボットの体はしばらく痙攣を起こしていたがすぐに動かなくなった・・・。

一瞬でクロコボット達を倒したエンカーの後ろで、先ほど仲間と共に吹き飛ばされたクロコボットが仲間の体を押しのけ腕を銃の形に変えエンカーにバスターを放った。

・・・・・が。

 

キーン!

 

鏡が割れたような音が辺りに木霊する・・・・。

見ればエンカーの槍が輝きを放ってバチバチとエネルギーを放出していた。

「言っておくが俺にエネルギー系の飛び道具はご法度だぜ!!倍返しだぜ!!」

 

ドーーーーン!

 

エンカーのミラーバスターを喰らったクロコボットはバラバラに吹き飛んだ・・・。

「なんでこんな作業用に武器が内蔵されてんだ?・・・・これは!」

倒したクロコボットを調べるエンカーは彼らがただの作業用ではない事に驚いた。

黒子の衣装の下には一対のモノアイを持つ戦闘用ロボットがいたのである。

「ジョー・・・・?なんでうちの量産型が中に入ってるんだ?」

ジョー・・一般にスナイパージョーと呼ばれるワイリー製作の量産型戦闘用ロボットである。

かつてドクターライトの元を去ったブルースをベースに作られたものであり、盾を用いたその戦闘能力はかなりの物である。

「ワイリー博士がかかわってるのか?・・・・いやそれはねえ博士は今、新型ロボットのテスト中のはずだ・・・じゃあ誰が?」

エンカーは様々な可能性を考えるがわざわざカブキマンを操ってまでするほどのメリットがあるとはとても思えなかった。

「それなら最初からジョー達を出したほうがワイリー軍団の仕業だと分かるし世間も騒ぐ・・・正体を隠そうとする意味がわからねえ」

その眼前で派手な爆発が起こる。カブキマンの暴走で街の被害は激化の一途を辿っている。

「っと!そんな事考えている暇じゃなかった!待ってろよロックマン!」

エンカーは歯を軋ませると走り出した。

 

エンカーがようやく現場にたどり着いた時、追い詰められたロックマンにカブキマンが止めと言わんばかりに攻撃を仕掛けようとしていた時であった。

「グルルルルゥゥ・・・・・・!」

カブキマンの獅子のたてがみに隠された銃口が次々と姿を現す・・・。

合計3対の銃口からの連続して放たれるバスターがロックマンを貫くかと思われたが・・・。

 

キーン!

 

「・・・・・君は!?」

ロックマンの目の前にバチバチと火花を散らす槍を手に浴衣姿にサングラスのあやしい姿の青年が立っていた。

「なにたるんでやがる!ロックマン!」

その青年はバトルモードへと姿を変えると金色のボディをしたロボットが現れた。

「エ・・エンカー!どうして君が!?」

「今はそれどころじゃねえだろ!とにかくこの暴走野郎を止めるぞ!」

突然のエンカーの登場に驚くロックマンだったがそんな彼をエンカーは大声で叱咤する。

「うん・・分かった、さっきはありがとうエンカー」

「お前を倒すのはフォルテよりも先に予約済みなんでね」

礼を言うロックマンにエンカーは気にするなと言う表情で槍を構えた。

そんな彼にロックマンはわずかに微笑むがカブキマンを見ると表情を引き締める。

「一体あんた、どうしちまったんだ?なんか気に入らない事でもあったのか?」

「・・・・・・・・」

エンカーの問いにカブキマンは答えない・・・・。

その瞳には何も感じていないのか人形の様に一切の感情を映していなかった・・・。

カブキマンはクロコボット達に命令を出し、ロックマンとエンカーの周りを取り囲む・・・。

「グルルルルルルル・・・・!」

獣のうなり声をあげるとカブキマンは周りのクロコボット達と共にロックマンとエンカーに襲い掛かった!

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