ハリー・ポッターと銀髪の少女   作:くもとさくら

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ホグワーツ特急

 

この世界のドラコとは彼の10歳を祝うパーティーで出会った。

 

 

ヴァレンタイン家はマルフォイ家の屋敷に招待された。

「いらっしゃいませ、ヴァレンタイン家の皆様」

 

純血貴族が多く招待されるパーティーにヴァレンタイン家も招待されたのだ。

 

「あらシシー、どうしたのそんな口調で」

ナルシッサ・マルフォイとマリア・ヴァレンタインはホグワーツ時代同級生だった、と聞いていた。

 

二人が仲良さげに話しているのを見て不思議な気持ちになった。

 

「こんにちは、私はナルシッサ。あなたのお母さんにはシシーって呼ばれてるわ」

「こんにちは。ティアラ・ヴァレンタインです。」

「たしか…うちのドラコと同い年よね?」

「ええ、そういえば…今日の主役はどこにいるの?」

 

マリアがそういったのを聞いて、ナルシッサもそういえば…と辺りを見回した。

 

すると、人混みの向こうに美しいブロンドの髪を見つけた。

 

───ドラコ…?

ちらりと見えた懐かしい姿を追い、人の間を縫ってそちらに向かうとドラコと、その隣で不機嫌そうに立っているルシウス・マルフォイがいた。

 

──…叱られたのかな?

 

いくらドラコでも誕生日に目に涙を浮かべているのはかわいそうだ。ティアラはゆっくりと二人に近づいた。

「マルフォイさんこんにちは、ティアラ・ヴァレンタインと申します。」

ルシウスはティアラの白銀の髪を見てすぐに先程の表情を仮面の下に隠し、にっこりと微笑んだ。

 

「ああ、ようこそ。ヴァレンタインのお嬢さん」

「ドラコさん、お誕生日おめでとう。」

「う、うん。ありがとう…」

ドラコは正式な場所で緊張しているのか、顔つきはこわばっておりお辞儀の動きもぎこちなかった。

 

──そんなこと気にしなくてもいいのに…。

 

だんだんドラコが可愛そうになってきて、ティアラはドラコの手を取った。

 

「私たちこの9月からホグワーツの同級生ね!なか良くしましょう?」

 

わざと声を明るくしてにこりと微笑む。

 

「…き、君も?」

「ええ」

 

同級生とわかったからか、ドラコは突然元気になって、たくさんの事をはなし、教えてくれた。

 

クィディッチのこと、今の生活のこと、ホグワーツのこと。

年相応に楽しそうに話すドラコはどうしても前のドラコには重ならない。

 

きっと、これがドラコの素なんだなぁと思うと嬉しくなってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は待ちに待った9月1日。ホグワーツ入学の日だ。

「ティア!時間よ!」

「すぐ行くわー!」

ティアラは部屋の鏡で自分の顔をみて頬をパチンと叩いた。

 

「さあ、戦いの始まりよ」

 

キングスクロス駅に着き預けていたトランクを受けとると、ティアラはドラコとルシウス・マルフォイそしてナルシッサと合流した。

 

「ティア、ホグワーツでもうちのドラコと仲良くしてね」

そう言って優しく微笑むナルシッサは前世よりもほんの少し柔らかい印象だった。 

ティアラも笑って、はいっ!というと、今度はマリアがドラコに声をかけた。

「あら、それを言うならドラコ?ティアが体を壊したらすぐにベッドに張り付けてちょうだいね。この子すぐに無茶するから」にっこりと微笑んでティアラを見るマリアは無言で''無茶をするな''と圧をかけた。

「はいっ!任せてください!」とドラコも元気に返事をする。

「ですが……」ルシウスがこちらを向いてふっ、と微笑み口を開いた。

「ティアラの体調が良くなって本当によかったですな。以前のように顔色も悪くない。」

その言葉を聞いた大人4人はティアラをじっと見る。

きれいに編み込まれたヴァレンタイン家の特徴とも言える美しい銀の髪。真っ白な肌は決して"顔色が良い"とは言えないがその髪と相まって美しいと十分に言い表せることができるだろう。若草色の大きな瞳にピンク色の形の良い唇。ティアラはどこからどう見ても美少女だった。

 

だが当の本人は元々鈍感なのに加え、男として十数年生きて来た事もあり、全くといって良いほど自分自身に向けられる視線に興味がなかった。もちろん異性からの好意にも気が付けるわけがない。

自分を見つめる大人4人を逆にぽかんと見るティアラを見てマリアはため息をついた。

「なんだか色々と心配になってきたわ…、ドラコ、本当にこの子の事よろしくね」

ドラコもこの鈍感すぎる幼馴染みを見てため息をついた。

「はい。そうしますね」

 

 

「さぁ、みなさん。行きましょう。もう45分ですわ」ナルシッサの一言で一行は9と3/4番線に向かって歩き始めた。

 

────────────

─────────

──────

───

 

《プシュー……》

柱を潜り、開けた視界。

 

ティアラがそっと瞳を開けるとそこには懐かしすぎる光景が広がっていた。

 

──煙を吐く真っ赤なホグワーツ特急。

 

心地よく、懐かしいホームの香り。

 

ホグワーツ特急に乗り込む子供たちを見送る親。

 

懐かしい紅色の蒸気機関車が、乗客でごった返すプラットホームに停車していた。

 

どれもこれも当たり前の事だが、この光景がティアラに何よりの幸福感をもたらした。

 

「さて、ティア、ドラコ。前も言った通り私たちはいろいろな家族に挨拶にいかなければならない。寂しいがここでお別れだ。」ルークが言った。

「二人とも体には気を付けるのよ」マリアも心配そうに言う。

「ドラコ。マルフォイ家として恥をさらすなよ」とルシウス。

「ドラコ、元気にね」とハンカチを握ったナルシッサ。

 

マルフォイ家もヴァレンタイン家も一応、いろいろと祝辞を述べに行かなければならないらしい。 

 

「わかったわママ、パパ。必ず手紙を送るわ」

「父上も母上も、お元気で。」

 

ドラコとティアラが両親と別れると、「お嬢様、荷物をお預かりします」とホグワーツの屋敷しもべがドラコとティアラのトランクを受け取りに来た。

 

「ありがとう」お礼を言ってティアラはドラコに向き合い、どこに座るかと聞いた。

 

「1号車に部屋をとってある。そこへ行こう」

「わかった」

 

ドラコに手を引かれ、一号車のコンパートメントでドラコと一緒に座る。

 

 

窓を全開にして、大きく乗り出してみる。

 

 

その時、ホーム全体に汽車の大きなベルが鳴り響いた。

 

 

 

───汽笛だ。そろそろ出発する。

 

 

おい、危ないぞ。そうドラコが腰に腕を回してくる。

 

その行動にやっぱりドラコだってただの優しい少年なのだと思い直す。

 

 

運命に狂わされただけなのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

だがティアラはホームに目を走らせ、真っ赤に燃えるような赤毛を探す。

 

 

───いた…!

 

 

ティアラが彼らを目にとらえたのと同時に列車は滑るように発車した。

 

 

母親から離れ、走り出す列車を小さな少女が一生懸命走り、泣き笑いで手をふっている。

 

 

「ジニー…」

 

 

うっかりと口に出して自分で驚いてしまった。

 

 

ドラコが「ん?何か言ったか?」と顔を覗き込んでくる。

 

 

ティアラはそれをごまかすようにコンパートメントの中に身を引いた。

 

列車はどんどんと加速し、暫くするとキングスクロス駅の姿はほんの小さな点になる。

 

 

ティアラは、「風が入るから窓閉めるよ」と言って立ち上がったドラコの服の袖をきゅ、と握った。

 

「ねえドラコ、私できたらこの電車でお友達を作りたいの。だからドラコとは別々に乗っても良いかしら?」

 

 

それを聞くとドラコは一瞬ムッとした表情になるが、ティアラの言うことも分かるのか「わかった」と呟く。

 

 

ティアラはパァッと顔を輝かせて「ありがとう!」と美しく笑い、ドアを開けてコンパートメントを出た。

 

 

──さぁ、ハリー達を探さなくっちゃ

 

 

ティアラはひょろりとしたのっぽの後ろ姿を思い出す。

 

 

懐かしのロン。

 

 

生涯の友となる相棒。

 

 

最後までハリー・ポッターの一番の親友で居てくれた。

 

 

大切な家を燃やされ、兄弟を傷つけられ、家族を失っても、僕に文句のひとつも言わなかった。

 

 

 

ロンはただ黙ってそばに居てくれた。ハリー・ポッターが何度彼に助けられたか、もはや数えることはできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

──だから僕は……それを知っている人がいないとしてもロンに恩返しがしたい。

もう二度と家族を失って涙を流している姿を見たくない。

 

 

 

 

ティアラは決意を固め、さっきジニーが手を振っていた方へと足を進めた。

 

──未来を変える。

 

そして──今度こそ守る──。

 

 

 

 

 

もう時計の針は進んでいる。ただ一直線に。

 

 

あの未来へと。

 

 

 

 

 

だからきっと、何もかもを起きなかったことにはできない。

 

 

こんなに弱いのだからもしかしたらなにも救えないかもしれない。

 

 

でも未来を知ってて見殺しする事なんか、もっとできない。

 

震える手で少し躊躇いながらもハリーとロンがいるであろうコンパートメントの扉をノックする。

《コンコンッ…》

 

『──はい、どうぞー』

 

「……!」

 

───懐かしい、あまりにも懐かしいロンの声が聞こえた。

 

最後に聞いたのはいつだったか。

 

 

ふと、さまざまな出来事が頭を過り、ドアを開けるのを躊躇する。

 

 

『ねぇハリー、ちょっと開けてみてよ』

 

 

 

ノックはあったのにドアが空かないのを不審に思ったのか、ドアが少し開き中から幼い二つの瞳がこちらを向いた。

 

 

「君も座るところがないの?ここ、空いてるから入ってよ」

 

 

 

ティアラの姿を確認するとハリーは大きく扉を開けてティアラを中に促した。

 

 

 

「ありがとう…、座るところがなくて困ってたの」

 

 

 

 

そういって部屋を見渡す。

 

…と、ティアラはコンパートメントの一点を見てピシリと固まった。

 

 

 

 

「え…?」

 

 

 

 

その視線の先には…ハーマイオニー・グレンジャー。

 

 

──彼女がいた。

 

 

突然動かなくなったティアラを3人はじっと見つめる。

その視線に弾かれるようにしてティアラは動きを取り戻す。

 

──おかしい…。…違う。

 

──ハーマイオニーと出会ったのはまだもう少しあとのはず。

 

 

 

 

ティアラは少し混乱しながらもハーマイオニーの隣、ハリーとロンの前の座席にぽすんと座り、3人を見た。

 

 

 

ずいぶんと幼く見える3人はこちらを見てにこにこと笑っていた。

 

 

 

 

「それで、君の名前は?」ロンが言う。

 

「あっ、ごめんなさい。─私の名前はティアラ・ヴァレンタインよ。よろしくね」

 

「ヴァレンタインって…君もしかして」

 

 

聖28一族の事を知っているのか、ロンが言った。

 

 

 

「ええ、一応純血よ。でも私も、うちの両親もそんなことにはこだわらないわ。どうか普通に接してちょうだいね」

 

 

 

「へぇ、珍しいね。まぁとにかくティアラ、よろしくね。僕の名前はロナルド・ウィーズリー。みんな僕の事をロンって呼ぶ。で、こいつはハリー。あのハリー・ポッターだ。」

 

 

 

少し得意気にロンは言うがハリーは困ったように眉を寄せて笑った。

 

 

 

「僕はそんな大したものじゃないよ。全然覚えてないしね。ティアラよろしくね。あ、彼女は…「ハーマイオニー・グレンジャーよ。よろしくねティアラ。仲良くしましょう」

 

 

 

ハリーの言葉を遮って言うハーマイオニーに、相変わらずだなあ、と苦笑する。

 

 

 

「ハリーにロンにハーマイオニーね?よろしく!」

ふふっ、と笑ってみんなと握手をし4人は軽い自己紹介をした。

 

ロンは自分の兄達について話し始めた。

 

「子供が4人もいるからママも大変なんだ。」

「4人兄弟なの?いいなぁ、僕には家族がいないんだ」ハリーが言った。

 

 

「ホグワーツに通うのは四人さ。ほんとは上にもう二人いて、妹も一人いる。それに、そんなに良いもんじゃないよ。期待にそうのは大変。一番上のビルは監督生で首席だったし、チャーリーはクィディッチのキャプテンだった。それに今度はパーシーが監督生だ。あいつ、夏休み中僕らにバッチを自慢してきた。それから、フレッドとジョージはみんなの人気者。イタズラばっかだけど......。それで僕がスリザリンなんかに選ばれてみろ。ほら、ホグワーツに入ると組分けの儀式があるだろ......きっとみんなの笑い者さ。」

 

 

ロンが想像したくもないと言うように顔をしかめた。

 

「じゃあ、あなたはグリフィンドールがいいの?さっき、フレッドが言ってたわ、グリフィンドールで会おうって。」とハーマイオニー。

 

「うーん、スリザリンじゃなきゃ、どこでも。でも、マルフォイとか、ノットとか......スリザリンは血を重んじるから、血を裏切るものじゃあ、そもそも、入れないかもしれないけど。」

 

「血を裏切るもの?」ハリーが聞いた。

 

「純血のクセにマグル贔屓だって、そういうんだ。」

 

「…、私はマグルも魔法族も壁隔たりなく扱われるべきだと思うわ。ハーマイオニーは?一人っ子?」

 

「ええそうよ。私の家族に魔法族は誰もいないの。だから手紙をもらったとき、驚いたわ。でももちろんうれしかった。だってホグワーツって最高の魔法学校なんでしょう?」

 

「ああ、ダンブルドア居る最高の学校さ!」

どうやら既にハーマイオニーとロンは仲良くなったらしい。

 

話しているうちに汽車はロンドンを後にして、スピードをあげ、牛や羊の居る牧場のそばを走り抜けていった。

 

四人はしばらく黙って通りすぎていく野原や小道をボーっと眺めていた。

 

十二時半ごろ、通路でガチャガチャと大きな音がしてえくぼのおばさんがニコニコ顔で扉を開けた。

「車内販売よ。なにか要りませんか?」

 

ハリーは朝からなにも食べていなかったので勢いよく立ち上がったが、ハーマイオニーも朝食は既に済ませているらしく、丁寧に「大丈夫です」と答える。

 

「私はカエルチョコレートを4つ貰えるかしら」とティアラ 。

 

「はいよ、カエルチョコレートだね?えぇと、4クヌートだよ。」

「はい」

「はい。確かに。」

 

4つの箱を受けとり、ロンとハーマイオニーとハリーに渡した。

 

「え、ティアラ?いいの?貰っちゃって」

 

「ええ。友達になった記念よ」

 

「「ありがとう!」」

 

「いえいえ、ハリーはなにを買う?」

 

「うーーん……」

ハリーは悩みながらもそれぞれを全種類買うことに決めたようだ。

 

 

ハリーが両手一杯のおやつを買い空いている席に………。

空いている席がない。

 

 

「わぁ、置場所考えずに買っちゃった…」

 

「大丈夫よ、ハリー。置かなければいいのよ」

 

「「「……?」」」

 

3人揃えて首をかしげるのに見ててと言って、荷物から杖を取り出した。

 

『ウィンガーディアム・レビオーサ 浮遊せよ』

 

そう唱えるとハリーの腕の中にあったお菓子はふわふわとコンパートメントの中にバラバラに浮かんだ。

 

「ずっけぇや…」とロンが見上げる。

 

「食べたいおやつの名前を言えば飛んで来るわよ。そうね…例えば…」

 

『かぼちゃパイ』 そう言うと上のほうでふわふわしていたパイはゆっくりとティアラの手の中に向かっていった。

 

「「すごい…」」

「ティアラ、もう魔法が使えるの?」とハリー。

 

「少しだけよ?ほんの少し」

「へぇ、すごいや。僕は全然。」

「ふふっ、ありがとう。さあカエルチョコ食べましょ」

 

その後はカエルチョコのカードの見せ合いや、百味ビーンズで盛り上がり楽しい時間を過ごした。

 

ロンがクィディッチの演説をしたり、

ハーマイオニーがレイブンクローかグリフィンドールに入りたいと言ったり、ハリーは…カエルチョコを捕まえるのが大変そうだった。

 

そんな風にわちゃわちゃしていたら車内に声が響き渡った。

 

「あと5分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内においていってください」

 

四人は我に返り、急いで学校指定のローブに着替えた。

 

 

ハリーもロンもハーマイオニーも緊張で顔が青白い。

おやつを詰め込み通路に溢れる人の群れに加わった時には列車の速度はだいぶ落ちていた。

 

 

汽車はますます速度を落とし、完全に停車した。

 

押し合いへし合いしながら列車の戸を開けて外に出ると、小さな、暗いプラットホームだった。

 

「イッチ(一)年生!イッチ年生はこっち!」

隣にいたハリーは大きなひげ面に飛び付いた。

 

「ハグリッド!」

 

「おぉ!ハリー!元気か?」

 

「うん!」

 

「さあ、ついてこいよ──イッチ年生はいないかな?足元に気をつけろ。いいか!イッチ年生、ついてこい!」

 

滑ったり、躓いたりしながら、険しくて狭い小道をハグリットに続いて降りていった。

 

「みんな、ホグワーツがまもなく見えるぞ」

 

ハグリットが振り返りながら言った。

 

「この角を曲がったらだな」

「「「「「わぁーーーっ!!」」」」」

 

生徒から一斉に大きな歓声が沸き起こった。

 

狭い道が開け大きな湖の畔に出た。

 

向こう岸に高い山がそびえそのてっぺんに壮大な城が見えたからだ。

 

大小さまざまな棟が建ち並び、キラキラと輝く窓が星空に浮かび上がっていた。

 

「四人ずつボートに乗って!」

 

ハグリットは岸辺につながれた小舟を指した。 ハリーとロンが乗り、ティアラとハーマイオニーが続いて乗った。

 

「みんな乗ったな?!」

 

ハグリットが大声を出した。 一人で大きなボートに乗っている。

 

「よーし!では、進めっ!」

 

ボート船団は一斉に城に向かって動き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先頭の何艘かが崖下に到着し、暗いトンネルを潜ると地下の船着き場に到着した。 全員が岩と小石の上に降り立った。

みんなは石段を登り、巨大な柏ノ木の扉に集まった。

ハグリットは大きな拳を振り上げて城の扉を三回叩いた。

 

 

 

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