魔法科高校の詠使い   作:オールフリー

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さぁさお待ちかね。イヴさんとアマデウスさんの再登場だよ!
いよいよ長かった交流会編もクライマックス(次話で完結)。

では、本編をお楽しみに!


黄昏色の詠ーーイヴは再び微笑んでーー

 Hir qusi clar, cori, Ema lef memori(約束しました。私の歌を送ります)

 jes kless qusi sari lef sophit(その旋律は心の刻(ふるえ)、), faite lef zarabel(涙の讃歌(まつり))

 Hir sinka I,bekwist HIr(それは世界を濡らす、)qusi celena poe lef wevirne spil(いとしい夜の抱擁(うた)なのだから)

 

 悲哀に満ちたその歌を聴きながら、ふと、カインツは昔を思い返していた。今のこの状況、そういえば前にも似たようなことがあったな、と。

 

 既視感に駆られたカインツは、名詠生物を呼び続けながらそのまま異世界のケルベルク研究所での出来事を思い出す。あの時もまた二代目(ネイト)第一音階名詠(ハイノーブル・アリア)を歌い上げ、あまたの灰色名詠式の名詠生物とその真精【ラスティハイト】を倒した。あの時もまた、今と同じように灰色の名詠生物に囲まれ、戦える人間が限られていた絶体絶命の状況下ではあったが不思議と不安はなかった。この子ならやれると、確信をもって言えた。

 だが今はどうだろうか?なぜか、カインツの心には緊張と不安の感情が満ちている。名詠士としての腕前なら冬夜の方が既に第二音階名詠まで使いこなしている。戦闘能力という点でも冬夜はネイト何倍も上をいくだろう。なのになぜか、カインツはネイトの時には感じなかった胸のざわめきを冬夜に対して感じていた。

 

(あぁ、そうか)

 

 時に接近してきた名詠生物の爪を避け、送り還しながらネイトの時と冬夜の時の違いに気付いた彼は、その理由に納得した。そしてそれと同時に、なぜかひどく悲しくなった。なぜならーー

 

(あの時は、二代目の夜色名詠士(ネイトくん)の傍に支えてくれる者(クルーエルさん)がいたっけ)

 

 あの時聞いた旋律を、カインツは今でもはっきりと覚えている。心を震わし安らかさせるような讃来歌の合唱。本来讃来歌には合唱という考え方は存在しないが、それでも聞き入られずにはいられない、心が洗われるような旋律だった。

 だが今は。そう、いないのだ。冬夜と合わせてくれる……冬夜を精神的に支えてくれる存在が、この場にいない。

 

 この光景を見て、カインツが連想したのは冬夜の答え。以前、一高との打ち合わせの時に聞いた、『彼にとっての名詠式という存在』に対する答え。あの時彼はこう言っていた。

 

『力です。自分の大切なものを守るための、誰かを助けるための力。それが、俺にとっての名詠式です』

 

 冬夜を支えてくれる存在だけなら、たくさんの人の名前が挙げられるだろう。雫、リーナ、水波、ティア、真夜に達也たち。そしてIMAやCILの面々。

 

 だけど恐らくは、彼の中で先に挙げた人たちは守るべき人たちなのだろう。彼にとっては後ろにいる人であって、隣にいる人ではない。そして、彼の隣にはまだ誰もいない。これまでの短い人生の中で、色んな人に支えられながらもいつも一人で立ち上がってきた彼には、必要なかったのだろう。

 いや、あの噂を聞く限り隣に立つべき人はいるのだろうが、彼の心の中ではまだ踏ん切りがついていないだけか。

 

(色んな人と一緒にいながらも、一人でずっと頑張ってきた。それがこれまでの君。でもこれから先はーー)

 

 かつての自分とイブマリーのように、かつてのネイトとクルーエルのように。いつかは君の隣にも誰かが付いていてくれるようにーー。

 

 並び立つものがいない、孤独な独奏(アリア)の名詠士に向けて、カインツはそう願わずにはいられなかった。

 

◆◆◆◆◆

 

 達也がまず見たのは、灰の粉から生まれた銀光だった。

 そしてそのあと、灰の上に立つようにして現れたのは人の形に寄り合わせた幾本もの針金。その両腕から生えているは、誰かと繋ぐ手ではなく全てを断ち切るためにある鈍色の剣。さらには、その本体を守護するように浮かぶ十二の武具。誰も近づけさせない、誰とも関わりを持たないーーそんな、孤高を貫くような灰色の真精。

 

十二銀盤の王剣者(イーゼルハイト)

 

  カインツも含めた最強格の名詠士・祓戈民(ジルシェ)でも手を焼く、灰色名詠最強の名詠生物。魔法師相手ならば、この一体のみで過剰戦力といって差し支えないほどの大物が、達也たちの前に現れた。

 

「これ以上『時間停止』を使えば、私が現出していられなくなる」

 

 達也と零式行列(冬夜)がその出現に危機感を覚え、深雪が顔を強ばらせる中、四条は淡々と告げる。大人げなく本気を出した灰色名詠士は、まやかの石像に目を向け達也たちに視線を戻す。

 

「遊びが過ぎた。これは私の反省だな……。だが、目的だけは遂げさせてもらおう」

 

 十二銀盤の王剣者が一振りで二体の名詠生物を送り還していく様を、達也と共に見つめる零式行列。新しい触媒を手にしながらも冬夜に化けたその表情は固い。なぜなら、彼(彼女)でも真精の登場は全くの想定外だったからだ。冷や汗が背中を伝うのを肌を通して感じる。

 

(対峙しているだけでこのプレッシャー……!どうする、なにか策はあるのか!?)

 

 反唱は全てマスターし、赤色名詠式と青色名詠式、白色名詠式ならば数体第二音階名詠を名詠出来る零式行列だが、彼女はまだ真精を名詠出来ない。例え名詠出来たとしても、第一音階名詠(ハイノーブル・アリア)に必要な長大な讃来歌(オラトリオ)を歌う暇がない。この凶悪極まりない名詠生物を目の前にして、倒すための方法を頭の中で考える。

 

「どう構えるな。お前たちの後ろにいる女の首を一つ切り落とせば私は消える」

「それを、させると思っているのか?」

「いくら反唱が使えても無意味だぞ。お前がその拳を当てるよりも早く、十二銀盤の王剣者はそいつの首を切り落とせる」

 

 達也と冬夜(零式行列)が十二銀盤の王剣者の出方を伺う。人質から開放された深雪もまた、達也の後ろでCADを片手に真精を丸ごと凍漬けにしようと魔法を発動させていたが、『時間停止』中では上手く発動できない。

 

(くっ。これでは、まやかたちを守るどころか、足手まといのままでしかない!)

 

 深雪が自分の無力さにそう歯噛みしている中、睨み合っている両者の間に割って入ったものがいた。

 城崎修。

 ミアを深雪のそばに置いて彼女たちの前に立った彼は、先ほど拾った孵石を抱えて四条に向き合った。

 

「……させねぇ」

「お兄ちゃん!?」

「ほう。させないと言うか」

「あぁ。お前も、その真精も、今度はオレが止める」

 

 四条に力強くそういった彼は孵石を右手で持って元の持ち主に見せる。どうやら孵石を使ってなにかを名詠をしようとしているらしい。だが四条は表情を変えない。修が自分と同じように第一音階名詠を名詠出来るとは考えていないのだ。

 

「なぁ。一つ聞いていいか?本当にこの触媒があればどんな色の名詠生物も名詠出来るんだよな?」

「そうだ。実演した通り赤色でも灰色でも問題なく使える」

「階級も関係なく?」

「そうだとも。それこそ真精も含めてな」

「そうか」

「ーーで、そんなこと聞いてどうする気だ?学生のお前が名詠出来るのは、せいぜい第三音階名詠までだろう?よしんば、第二音階を名詠出来たところで、この十二銀盤の王剣者(イーゼルハイト)には到底適うまい」

 

 冬夜や零式行列のような例外はいるが、基本的に名詠学校の生徒で卒業までに第二音階名詠(ノーブル・アリア)の名詠生物を名詠出来る生徒は極めて稀だ。在学中に第一音階名詠(ハイノーブル・アリア)にまでたどり着いた生徒など、これまで数多くの名詠士を輩出したエルファンド校でもいない。それほどまでに真精の名詠は難しく、多くは大学在学中や研究所などにやっと出来るようになる。

 そして、単体で周囲を焦土に変えられるほどの力を持った真精は、同じ真精をぶつけるのがセオリー。修もまた、大半の生徒たちと同じで第一音階名詠など使えない。努力の末、今の彼に名詠出来るようになったのは第二音階名詠(ノーブル・アリア)一体のみだ。必然的に、この場で彼が名詠するのもその最強の名詠生物となる。しかし普通に考えればそれでは力量不足でしかない。

 だが、それでも彼は前に出た。孵石を掲げ、全員を庇う様に真精の真正面へ進んでいく。

 

「………さっきお前はこう言ってたよな。『世の中には基本に当て嵌まらない例外というものがある』って」

「言ったな。それがどうした?」

「なら見せてやるよ。名詠士の中でも、既存に当てはまらない例外中の例外の力って奴を」

「………どういう意味だ」

「見ていればわかる。ーー本気で名詠するのは久しぶりだな」

 

 四条や達也たちが怪訝そうな顔をし、灰色の真精が無言で構える中、修は目を閉じて静かに詠い始めた。

 

 ped-l-killsie sheon(紺碧の鐘)rien-c-soa(鳴り響く)

 Yer be orator Lom nehhe(彼方(あなたの名前を称えます))

 lor besti(気高く)girisi ende(冷たく、) flan-l-branousi(愛おしい)

 

「なんだ、何かと思えば結局はただの氷狼の讃来歌(オラトリオ)か。いまさら第二音階名詠の名詠生物が一体増えたところでなにも変わらな……」

 

 四条の言葉が途中で止まる。達也たちも目を腕で覆いながら修の背中を見つめていた。その手に持つ孵石が、澄んだサファイアブルーの名詠光を放ちながら修の讃来歌(オラトリオ)に呼応する。

 

 Lor iflis corna sm jes veiz,(その爪には怒り、)ende iflis gil sm jes arma(その牙には誇りを乗せ)

 O kia quo qelno lef killsie I (その吐息と足で、凍れる世界を)peg Yem uc jes io tes wat(わたしと共に駈け抜けろ)

 Isa da boema foton doremren(さあ 生まれ落ちた子よ)

 ife I she cooka Loo zo via(世界があなたを望むのならば)

 O evo Lears(彼方は貴方となれ) ─── Lor besti madel-c-wavir = ende kia(切り裂き穿ち、駆ける者)

 

 

 名詠光の光が最高頂にまで達し、歌の終わりと共に開かれる名詠門(チャネル)。そしてその門をくぐって出てきたのは、四条が言うように第二音階名詠の小型精命、氷狼。薄氷を思わせる白銀の毛並みを持った赤獅子(マンティコア)同様、どう猛な名詠生物だ。

しかし、氷狼を見たことのある零式行列はその氷狼を見て驚いた。修が名詠した氷狼は、通常の氷狼よりも巨大な体躯を持っておりその獰猛さや雄々しさもまた、比例するように通常の氷狼より強くなっていたのだ。

 力強く、呼び出した主とともに達也たちを守るように修の隣に立つ氷狼。修が歌うことによって第二音階名詠の名詠生物のはずなのに、第一音階名詠にも届き得る能力を持った『特異個体』が、十二銀盤の王剣者と対峙した。

 

「普通の生徒じゃ、多分ソイツを止められないだろう。でも、()()なら、オレだけは止められる」

「……そうか。そういうことか!失念していたよ。まさか、『大特異点』がいるなんて思いもよらなかったからな!」

 

『青の大特異点』城崎修。

ーー今、四条とのラストバトルが始まろうとしていた。

 

◆◆◆◆◆

 

Yer she saria stig lef xeoi(夜色の祝謡(ちかい)をあなたの下へ、), Yer zayixuy-c-olfey she(遍(なが)く、永久(なが)く、いつまでも)

O la laspha, yupa Lom(世界(誰も)があなたを忘れても)dremre neckt lostasia U(僕はあなたのことを忘れない)

 

 べリスたちの奮闘もあり、夜色第一音階名詠(ハイノーブル・アリア)讃来歌(オラトリオ)も終盤に入った。あともう少し。あともう少しで歌が終える。そう考えた彼は、近くで戦っていたユミエルに目配せをした。

名詠式において必ず必要になる触媒(カタリスト)。第一音階名詠ではたった一つと定められている固有触媒の準備をしてくれるよう頼んだのだ。夜色の真精を喚ぶためには炎が必要になる。それも大量の炎がだ。

しかし、冬夜たちにとっては幸いなことに今この場にいる名詠士は三人とも赤色名詠式が使える。といっても、冬夜は名詠途中なので炎は呼べない。こちらに背を向け、手を回す余裕の無さそうなカインツを除いてユミエルしかいなかった。

二本の細剣(レイピア)を巧みに操り、一気に三体送り還した彼女は戦線から離れ、名詠の準備をする。ポケットから赤色折り紙を取りだし発声のために息を吸い込む。

 

どのような名詠士であれ、名詠する瞬間というものは神経を尖らせるものだ。歌い慣れた讃来歌ならその限りではないかもしれないが、冬夜であっても、讃来歌を歌い始める瞬間は気を張る。周囲の光景がホンの少しの間だけ見えなくなるぐらいなら。

………そのタイミングを元から狙っていたのか否か。

 

「ッう!」

『ユミエル殿!』

 

ユミエルが見せた僅かな隙をついて、石竜子(バジリスク)が彼女の背中を切り裂いた。彼女の背中を切り裂いた石竜子はすぐさまバイコーン(オロバス)が蹴り飛ばして送り還したが、予想以上に傷が深い。

 

『大丈夫ですか!?』

「だ、大丈夫………!」

 

オロバスの言葉に、石化した背中を忌々しそうに眺めながら、ユミエルは答える。攻撃の瞬間、冬夜は思わず名詠を中断しようとしかけたが寸出のところで立ち止まる。

今ここで、自分が名詠を中断してはユミエルが耐えていることの意味がない。そう感じたからだ。

 

「もう一度歌うから、少し私をーー」

 

ユミエルの言葉が最後まで続くことはなかった。なぜなら、ユミエルが攻撃を受けたことで生まれた僅かな隙を、数体の石竜子とネズミが抜けて冬夜のところに向かって行ってしまった。

 

「しまった!」

「……………!」

 

冬夜とユミエルの顔が驚愕に満ちる。ユミエルはすぐさま細剣を掴んで迎撃に向かったが、間に合いそうにない。冬夜も、腰の双剣に手を伸ばして振り抜く構えをしているが内心ではかなり焦っている。今ここで戦い始めてしまえば、これまで積み上げてきた集中が全てパーだ。もう一度歌い直す時間がない以上、ここで戦う訳にはいかない。

 

(どうする?考えている時間はないぞ)

 

迷い、躊躇っている僅かな間にも確実に敵は迫ってくる。ネズミの方は無視しても問題はないだろうが、石化能力を持つ石竜子の方は無視できない。迷った挙げ句、彼はーー

 

(……………やるしかない!)

 

双剣を引き抜くことにした。ただし、狙いは飛来してくる石竜子のみ。飛んできたのは三体なので、両の剣を一度ずつ振れば撃破できる。迎撃をするためにその手を触媒用のビンから蒼氷色(アイスブルー)の剣の柄に触れたその時。

 

ゴウッ!!

 

紅蓮に燃え上がる炎の渦が、冬夜の壁になるように現れた。灼熱の炎に焼かれ、悶えながら還っていく数体の名詠生物。炎の熱気に当てられ、思わず体を仰け反らせた冬夜は、その光景に思わず振り返って呼び出した名詠士の名を呼んだ。

 

「カインツさん!」

 

冬夜の呼び掛けに虹色名詠士は答えない。一度振り返り目を会わせて頷いただけで、すぐに前を向いてしまった。

 

(ーー歌い切れ、ってことか)

 

カインツの無言の視線に込められた意味を察した冬夜は、炎の渦を見つめ再び目を閉じる。散りかけた集中をもう一度建て直し、歌の続きを紡ぐ。

 

 Isa da boema foton(さあ生まれ落ちた子よ。)doremren O bearsa neighti(新しい風が吹きました)

 eposion lef hypne, eposion(微睡(ゆりかご)の時間は、約束の鐘)lef xeo, elmei jes muas defea(によって終わりを告げたのです)

 

 冬夜が手に持っていたビンを炎の中に放り投げるーー。

 瞬間、紅色の炎はビンの中に入っていた物質、【ルビジウム】との炎色反応によって色を変え、夜色の炎に。

幾度となく見たこの炎の色に、ちゃんと変化したことを確かめた冬夜は、顔をあげて空を見る。

結界よりも外側ーー暗く澄みきった夜色をしている天上に向けて。

きっと自分を見つめてくれているだろう相手に向けてーー

 

あの日のように、いつもと同じように。

 

冬夜は歌の最後の一小節を歌いきった。

 

 

 

 ende Wer she pridia……(そしてあなたは……)

--Ive lef Armalapsha(始まりの女(イヴ)、) ―― La Salah she maria sm neight(あなたは夜明けにに微笑んで)

 

◆◆◆◆◆

 

『冬夜、お前は相変わらず呼ぶのが遅いな』

「………アマデウス」

『全くね。最後の最後まで突っ走っちゃうのはネイト(あの子)そっくり。いったいどこで似たのかしら』

「……イヴ」

『そうだな、色々と抱え込みすぎるのはネイトとそっくりだが、それを命を削ってまで自分の力だけで解決しようとするのはお前の悪い癖だ。そんなに我らは頼りないか?』

「そうじゃない。ただーー」

 

夜色の詠が歌い終わり、天上に形成された夜の名詠門が開かれた。

その姿を初めて見たユミエルはその規格外の大きさに驚愕し、懐かしさすら覚える久しぶりの再会にカインツは自然と笑みがこぼれた。

そして、名詠と同時に空を飛んでいたカドモスのドラゴンを送り還した真精に問われた冬夜は、困ったような顔をして、いつもと同じ台詞を言った。

 

「ただ、まだ未熟なのさ。名詠士としても、人間としても」

『そうだな。お前はまだまだ未熟だーーネイトと比べても、な』

 

 一体のドラゴンとその背に乗る一人の小さな真精、そして、それらを見上げる一人の名詠士。

 久しく見たその姿に『変わってないなぁ』と思いながら冬夜は、笑った。

 

 

 





やっと出てきました黄昏色のゴールデンコンビ。次週でようやくすべてにケリが付きます。長かったな………。

では次回もお楽しみに!







………今更なんだか一周年記念とかやったほうがいいのかな?(してほしいことあったらメッセージ欄に投下してください)



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