ラブライブ!サンシャイン! 小原家の長男(養子)の日常は飽きない。 作:腹巻きおにぎり
〜とある日の練習終わり〜
善子と千歌がスマホの画面を見て話をしている。
「ねぇねぇ善子ちゃん、ここってどのキャラ使ったらいいのかな?」
「そこ?そこは敵とステージそのものがが少し特殊だからそれにあったキャラを入れればいいんじゃない?あとヨハネ」
「このキャラとか?あ、あとこっちは?」
「んーどっちかって言うとこっちの方がいいと思うわよ。あともう少し全体的にレベル上げした方がいいと思うわ」
「えぇ〜!これでもレベル上げした方だよ〜!!まだダメなの〜?」
「安定して攻略するにはレベル上げする他ないの、それが嫌なら課金でもすれば?」
「うぐっ・・・、それはできない・・・地道にレベル上げするしかないのか・・・」
なんの話しをしてるかと思えば、モンスターを弾き飛ばすあのゲームの話をしてるのか。俺はウイニン○イレブンとパ○ドラぐらいしかやってねぇからなぁ。
そーいや昨日ウイ〇レで【CANAN210】とかいうプレーヤーと当たったんだがこれが引くくらい強かった。日本レート15位とか書いてたな・・・是非ともまた対戦したい・・・
そんな事を思ってると不穏な空気をまとう、とある人物が口を開く。
「千歌ちゃん?レベル上げもいいけど歌詞の修正箇所とか色々たのんでおいたよね?そっちの方は出来てるの?」
oh......ニコニコ顔の桜内梨子さん登場、ひしひしとお怒りモードなのが伝わってくる・・・
「あはは・・・いいワードが浮かばなくて・・・気分転換にゲームしてたら眠くなっちゃって・・・その・・・出来てないです・・・」
「ふーん、それなのにゲームに精を出すなんて随分と余裕があるのね。ふーん」
「あわわわわ・・・」
高海千歌!追い詰められる!!不利!!圧倒的不利!!
まぁ自業自得な部分もあるしな・・・・助け舟を出してやらんこともないが・・・
「まぁ梨子?まだ本番まで日数はあるんだし今日明日で完成させるようにすれば余裕で間に合うだろ?そんなに怒んなくても・・・なぁ?曜!」
「え?!あたし!?そ、そうだよ梨子ちゃん!!千歌ちゃんだってやればできるの知ってるでしょ!今日は私と悠くんが見張っておくから大丈夫だよ!!」
「悠くんと曜ちゃんは千歌ちゃんを甘やかしすぎなの!早くに歌詞を完成させてメロディと合わせて余裕を持って全体練習に移さないとダメなの!」
うむ、確かにそのとおりだ。桜内梨子さんの言う通りです!!全く持ってその通り!だか千歌の性格上ある程度のびのびやらせんと本領を発揮しないからなあ・・・
てか今思ったけど今夜俺も千歌の見張りをする羽目になっているのでは?
少々形勢が不利になっている所にさらにダイヤさんが追い打ちをかける
「確かに梨子さんの言う通りですわ。余裕を持って練習することはよりよいパフォーマンスに繋がりますからね。まさか善子さんも千歌さんも睡眠時間を削ってまでゲームをしてるなんて言わないですわよね?」
「「「ギクッ」」」
痛いところを疲れてしまった・・・、ん?あと2人「ギクッ」って言わなかったか?
「ヨ、ヨハネのこの姿は仮の姿・・・睡眠なんぞ少量でも我が魔力で補えるわ!!」
「それはもう夜更かししてるって言ってる様なものずら・・・」
と、国木田のツッコミ、善子やっぱりお前は正直で善い子だよ・・・
「千歌ちゃんはゲームで夜更かししないの?」
「曜ちゃん!!さすがに私の事なんだと思ってるの!私はお泊まりの時以外は12時を過ぎるとねむくなっちゃうんだよ!!」
「なんの自慢にもなってないわよ・・・もう・・・」
はぁ・・・と梨子がため息をつく。あと1人って誰だ?
コソッと周りを見渡すと姉ちゃんが口パクで「か・な・ん」と言ってくる。えー・・・果南ねぇだったの・・・てか、果南ねぇもソシャゲやるんだ。テレビゲーム派だと思ってた。向こうで善子と千歌がお説教を食らってるのを後目にほかのメンバーにもソシャゲやるのかと話題を振る。え?なんで振ったかって?気になるからだよ。
「なぁ、思ったんだけどルビィもスマホでゲームやったりするのか?」
「ル、ルビィ?ルビィはその・・・えーと・・・」
「ルビィちゃんはパズルゲームをしたりするずら。」
「へぇー!ルビィもゲームしたりするんだな」
「う、うん・・・けどお姉ちゃんあんまりこーゆーの好きじゃないからそんなにやってないんだけどね、えへへ」
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛天使かよ・・・健気すぎじゃろて・・・けど意外だったな、てっきりやってないものだと思ってたからな。
「花丸はゲームすることあるのか?スマホ持ってないとはいえ、ルビィとか善子の携帯借りてとかした事あるだろ?」
「1回ルビィちゃんの借りてやったことあるんだけど全然上手くできなかったずら・・・あんな操作出来ないずら・・・未来ずら」
未来関係なくね??まぁここは予想通りだな、問題は・・・
「果南ねぇはゲームするよな?もちろん、小さい時から強かったしな。ゲーム。しない訳が無い。」
「あ、あたし?あたしは別に・・・それを言うなら鞠莉だってある程度ゲーム強いじゃん!!!」
「私?私は銃を使って相手をずばばんっ!バキューン!!ってやるゲームが最近ハマってるわね!!」
「だから最近姉ちゃんの部屋からスラングが度々聞こえてきたのかよ・・・」
「アレ?うるさかった?」テヘペロ
「んで、果南ねぇはゲーム何やるの?」
「チッ、別になんでもいいでしょ!!あたしのやってるゲームなんて」
この子舌打ちしなかった?今?
「別に恥ずかしがることないよ、夜更かしゲームしてるのダイヤねぇに黙っといてやっからさ、ほれほれ言ってみ?」
「・・・・・・レ」
「果南?もっとbigな声で言って?聞き取れないデース」
「・・・ウ・・・レ」
「え?なんて?」
「ウイ○レだよ・・・悪い?他の子みたいに女の子らしいゲーム苦手だからさ・・・」
え?ウ〇イレ?まじで?てことはもしかして・・・
「もしかして果南ねぇユーザー名【CANAN210】だったりする?」
「え!なんで知ってるの?!知ってるの曜だけだと思ってた・・・」
「え、なに曜もウ〇イレやってるの?」
これは是非とも対戦したい!!なんて思ってるとダイヤさんが
「千歌さんから『果南ちゃんも悠くんもよく夜更かしでゲームしてるって言ってたもん!!』と、言っていますが本当ですか?お二人共?」ビキビキ
oh......これは対戦なんて言ってる場合じゃ無くなってきたな・・・
「ほら、お二人共?こっちへいらっしゃい??」ニッコリ
〜ダイヤさんお説教中〜
終わった・・・あれから30分位みっちりお説教でした。
帰り際、俺と果南ねぇは罰として千歌の作詞添削を命じられた。曜も衣装のイメージを合わせたいという理由で着いてきてくれた。これはチャンスと思い、果南ねぇへのリベンジと曜への挑戦をしたが驚くぐらい強くてボコボコにされてめちゃくちゃ悔しかった。これはまた夜更かしで特訓コースだな。うん。
次の日徹夜したらバレてダイヤねぇにこっぴどくしかられました。
僕もウイニングイレブンにどハマりしてます。