『色欲』
それを完璧に得るために青年ががんばるお話。
R17.9の作品ですので食事中とかは見ないでね。
悪魔として育てられた。
いつも聞かされた。長くて、飽き飽きしそうになって、眠くなるほど聞き飽きた言葉だ。
愛しなさい。
女、男、人間、市民、騎士、従者、サムライ、忍者、王、貴族、帝王、皇帝、教皇、神、悪魔、天使、堕天使、妖精、ドラゴン、白虎、青竜、玄武、朱雀、都市、国、世界、地球、宇宙、土地、海、空、過去、現在、未来、金、権利、交渉、政治、民意、武力、情報、虚無、無限、栄光、強欲、嫉妬、憤怒、傲慢、色欲、憂鬱、怠惰、虚飾、刀、剣、短剣、棍棒、棍、モーニングスター、鎖鎌、釘バット、槍、斧、薙刀、手裏剣、火炎瓶、手榴弾、ブーメラン、弓矢、拳銃、機関銃、ライフル、火炎放射器、
汚い生物も綺麗な生物も強い生物も弱い生物も負けている生物も勝っている生物も祖先も子孫も敵も仲間も天才も凡才も超人も常人も変態も全て関係ありません。
愛せばあなたは幸せになれる。
愛を忘れたとき、あなたは死ぬ。
愛を忘れた物に生きる意味など無い。
愛しなさい。
生殖器、精巣、陰嚢、精巣上体、精管、射精管、尿道、陰茎、精嚢、前立腺、尿道球腺、卵巣、卵管、子宮、膣、陰核、大陰唇、小陰唇、子宮、胎盤を。
生命の神秘はそこから生まれる。
愛しなさい―――――――――――――――
―――――――
「――――――――――――――――」
夢を見ていた。とても懐かしい昔の夢だ。いつのことかは覚えていないが懐かしい夢だった。それだけは分かった。
「目が覚めたかしら?」
横から声をかけられたためソファから起き上がり上半身だけを上げた。木製の西洋風の窓に腰をかけた女性の姿が目に入った。紅い髪と紅い瞳、そして抜群のプロポーションが性欲を駆り立てる。
スカートの隙間から下着が見えないか目を凝らすが見えそうにもなくため息を吐く。
「女性を見て、ため息なんて関心しないわね」
女性の説教を耳に入れながら室内の時計を見た。古い高価そうな時計の短針は4の近くに存在していた。昼休みにここに来て寝ていたはずだが放課後になるまで睡眠を取っていたらしい。
明日はちゃんと授業を受けようと自分に言い聞かせて
16㎝から17㎝ほどの棒状のソレはアダルトショップでよく売っているバイブレーションそのものだった。持ち手の近くのスイッチを入れるとそれはウィンウィンとモーター音を鳴らしながら振動と共に棒状の部分がうねり始めた。
「リアス、お前が入れたのか?」
自分でもなぜ制服の内ポケットに入っていたのか分からなかったため先ほどの紅い髪の女性、リアス・グレモリーに問いかけた。
リアスは窓から外を眺めて返事をしない。
「まぁ、いいや。朱乃たちはどうした?まさかストライキだったり?」
バイブレーション、縮めてバイブのスイッチを切り、ふざけ半分でリアスに挑発するとリアスは外を眺めたまま返答した。
「そんなわけないでしょう?みんな、忙しいのよ。学業に励んだり、良い友達関係を結んだり、いろいろとがんばってるのよ」
「じゃあリアスはぼっちか?」
彼の質問にリアスは頭を抱えながら返答する。
「そんなわけないでしょ、私は少し早く部活に来ただけ」
「そうか、なら俺とやらないか」
「キャッ!?」
いきなり彼はリアスに背後から抱きついて手に持っていたバイブをリアスのスカートの中に入れてスイッチを入れた。下着越しにいきなり振動が陰部を振るわせ驚いたリアスは彼を振りほどいて平手を彼の頬に一発入れた。
男は「ゲフゥ」と鋭い痛みに対する苦痛の言葉を上げて床とキスをした。
リアスは制服の
「なんでそうなるの!スイ!」
スイと呼ばれた男はリアスに叩かれた頬を
「だって男女一組が同じ部屋で良い雰囲気だったら誰でもセックスするだろ!?俺はそれだけが楽しみでお前の眷属になったんだぜ!なのになんでお前や朱乃や小猫はそうやって俺を拒むんだ!?俺はお前の
スイの熱演を聞くとリアスは額に
「確かにあなたは小猫や祐斗よりも先に悪魔に成ったわ!だけどあなたのやってることはほとんどセクハラ
リアスに説教されている彼は
それにより彼は駒王学園では嫌われ者であり、人気者でもある。
彼は駒王学園やその近辺では『
そんな彼を
「エロいのは男の罪……それを許さないのは女の罪………。セックスするのは正義、それを拒むのは悪!俺は正義の悪魔でありたい!そういうことでセックスさせろォオオ!リアス!お前の貞操は俺がもらってやる!」
スイが右手にバイブ、口にコンドームの袋を咥えて飢えた獣のように飛びかかってきたがリアスは冷静に右手でスイの頬を的確に叩いた。
パン、と乾いた音が室内に響き、スイの目から涙が零れた。
「スイ……今さっき言ったわよね。クールになりなさい」
リアスがゆっくりとスイに近づいてスイの両頬に手を優しく乗せた。
「あなたのその行動は私がよく知ってるわ、だからこそ、あなたは少しおだやかになるべきだと思うの、分かる?」
リアスの問いかけにスイは涙を拭うと立ち上がった。
「リアスのおっぱいオバケーーーーーーッ!!!」
スイはそう叫ぶと部室を飛び出して逃げるように出て行った。リアスは出ていくスイを見て「嫌な汗を掻いたわ」と独り言を言うと部室に備え付けられたシャワーを浴びるのだった。