ペルソナ5 The wild edge   作:ザ・ファントム

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一章後半:高因パレス
25.Description does not suit


 20XX年、4月6日。

 

 20XX年、4月7日。

 

 20XX年、4月8日。

 

 20XX年、4月9日。

 

 20XX年、4月10日、月曜日。

 放課後。

 

 運命の日は来た。

 放課後、俺たちは教室にて先生を待っていた。

 ノアとともにベンチで座って、菓子を食いつつ駄弁りながら、待っていた。

 

「先生遅いですね」

「ああ、なかなか遅いな」

 

 駄弁るのにも飽きて来て、スマホを見ていた。

 スマホの時計を見ると、もう既にここに来て一時間経っていた。

 と、そんな時ドアが開かれる。

 先生が来たのだ。

 一人の女子生徒を連れて。

 

「ンだよ、先公。こんなとこ連れて来やがって…」

 

 どうやら二年生、俺たちの一個上のようだ。

 その割には随分と…ちっこい。

 髪は黒く、かなり長い。

 学校指定であるパーカーだが、ボロボロなとこを見ると、多分お古なのだろう、ダブダブだ。

 頰に大きな傷口保護パッドを貼っている。

 おまけにあの顔、寝ていないのかクマがある。

 これはなんと言うか、酷い。

 可愛い顔しているのだが、上記のせいで悲しいことになっている。

 これはまともに生活しているようには思えない。

 

「あ? 誰だテメェら」

「んー…とな、あの熊が、こいつだ」

「…確かに先生の言う通りだ」

 

 先生の言う通りだ。

 だが聞いた話では妹だけだ、あれはお古じゃないのだろうか。

 聞いてないだけで、兄とかいるのかもしれないな。

 まぁ、そこら辺はどうでもいい話だ。

 とにかくこいつを…じゃなくて、先輩を使って認知を変えねばならない。

 だがどうする、この先輩、絶対話聞いてれないタイプだぞ。

 

「熊? なんの話してんだよ?」

「気にすんな。こっちの話だ」

「チッ…なんなんだよ、突然こんなとこに連れて来やがって」

「ほら、話せ」

 

 そう俺に向かって言う。

 俺に、全て話せと言うのだ。

 

「なんで俺!?」

「お前リーダーだろ?」

「え、そんな決めたっけ?」

「あれ? 決めてなかったか? …ま、いいだろ」

 

 そんな適当な感じ。

 とにかく俺はリーダーとして、話さなくてはならないようだ。

 さて、何処から話すべきか。

 とにかく頼み込んで見ることにした。

 まずは認知を変えるにはどうすればいいのだろうか。

 負けた、と言わせれば…とにかく頼み込んで見るのが一番だな。

 と言うわけで、土下座覚悟で頼み込んで見た。

 返答は…。

 

「は? バカか? アホなの? キチガイかよ」

 

 すんごい罵倒。

 もはや気持ちいいくらいの罵倒だ。

 どうしたものだろうか。

 ここで説得できなければ、改心…いや、あいつに近づくことすらできない。

 …そうだ、一つだけ納得させる方法がある。

 

「ノア、先生。パレス行くぞ」

「どした、突然。説得すらできてないのに」

「説得させるためだ。先輩、付いて来てくれ」

「はぁ…? なんでお前なんかに…ちょっ、待ちやがれ!?」

 

 俺は無理やり手を引っ張り、四人で校門に行くと、ナビを起動させる。

 すると景色が歪み…。

 

 

 

 動物園、パレスが出てきた。

 勿論、俺たちの格好も変わる。

 先輩を除いた、俺たちが。

 

「な、なんだここッ!!? て、テメェら、なんだその格好ッ!!? なんで動物え…あ、えぇっ!!?」

 

 肝心の先輩は、とにかく大混乱だった。

 それもそうだろう、突然こんなところに連れて来られたら、普通こうなる。

 

「ここは…そうだな、校長の認知世界だ」

「認知…あー、つまりなんだ、あの野郎は学校を動物園って思っていると言うことか?」

「まぁ、そういうことだ」

 

 なんとも物分かりのいい先輩だ。

 やりやすいな。

 俺は先輩を連れ、動物園に入る。

 とてもわかりやすく、簡潔に伝えるために。

 先へと向かう。

 地図に校長室は書かれていない。

 だが、奥へと進めば、とにかく見つかるはずだ。

 

「「「ペルソナッ!」」」

 

 だが勿論、道中大量のシャドウが襲ってくる。

 俺たちは先輩を守るように、ペルソナを出して戦う。

 今気づいたんだが、武器を使う機会が減ってきている。

 と言うか、ペルソナの方が明らかに戦いやすい。

 他二人も同様に、ペルソナのみで戦っている。

 あー…ちょっと違うな、直接攻撃してくるやつは、武器で叩き落としている。

 

「お、おい…その武器、模造品だよな…? ンで戦えんだよ…」

「これも認知の産物で…」

「ああ、あっちが本物だと思っているからか…」

 

 なんとも物分かりがいい。

 普通、いきなり言われても理解できないはずなのに。

 頭がいいんだろうか。

 

 戦闘を終え、先輩に近づく。

 

「…ンと…そうだな」

 

 髪を軽く掻くと、俺を見る。

 

「あたしは岡野 亜里沙だ。名前言ってなかったろ」

 

 軽くため息つきながら、そう言った。

 その瞬間だった。

 背後で、大きな音がした。

 歩くような、どんどん大きくなっていく。

 亜里沙、先輩は目を見開き、驚いていた。

 後ろを振り向くと、カースとロードがペルソナを出して、やつと相対していた。

 そう、あの熊とだ。

 

「…先輩。あれを倒すために、やって欲しいと言ったんだよ」

 

 周囲にはシャドウが集まってきていた。

 俺たちは背中合わせになり、この場を切り抜けるために戦いを始めた。

怪盗団は正義ですか?

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