ペルソナ5 The wild edge   作:ザ・ファントム

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9.Separated daily life

 20XX年、4月2日。

 20XX年、4月3日。

 20XX年、4月4日。

 

 20XX年、4月5日。

 

 20XX年、4月6日。

 

 

 

 20XX年、4月7日。

 

 

 

 20XX年、4月8日。

 

 

 

 20XX年、4月9日。

 

 

 

 ……………………

 

 

 

 ……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが俺の、いや、新生怪盗団の始まりです」

 

 人気のないカフェ、ルブランという名前だ。

 レトロな雰囲気が良い味を出している。

 コーヒーはとても美味しく、俺の心を極度なまでに落ち着かせていた。

 

 相対するは、一人の女刑事。

 その見た目はかなりの美人で、誰もほっとかないだろう。

 どのくらい偉いかは聞いてないから知らない。

 でも結構偉い位置にいるそうだ。

 名前は、真さん。

 だよな。

 

 この前貰った名刺の名前を思い出す。

 苗字は確か……。

 

 と、考えたところで、声を出す。

 

「つまり貴方は、自分が怪盗団のリーダーと言いたいのね?」

「はい、そうです」

 

 俺は今、全てを自供している。

 これは全部、みんなで考えたことだ。

 自供して、協力を得る。

 その為、この腐った世の中で唯一信頼できる大人、彼女に協力を求めた。

 その代わりこっちは、情報を吐く。

 俺たちが怪盗団として活躍していた事実を。

 

「……怪盗団の始めの被害者、いや違うわね。最初に改心させられた人、それが貴方の通う高校の校長。の……『高因 高尾』だった。そうね?」

「はい。確かに俺たちはあいつ……あの野郎を改心させました。もしあの時、改心させなかったら俺たちは……大変なことになっていましたから」

 

 そう……と言い、鞄から一枚の紙を出す。

 それは予告状であった。

 

「これは貴方たちが作った予告状。そうね?」

「そうです。これは俺たちが作りました」

「それは……その世界に影響があることを知っていて?」

「認知、とは言うものの、イマイチよくわからなかったんですよ。だからあの怪盗団たちと同じことをした、それに過ぎません」

「そう……なら聞かせて。どうやって改心させたのか。全部」

 

 それに頷き、俺は自供を続けていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 20XX年、4月2日。

 

 目覚ましの音に、目がさめる。

 俺は手探りでスマホを探し、アラームを止める。

 起きると、カーテンの隙間から光が差し込んでいた。

 

 眠いとは思いつつも、学校があるため、起きざるを得なかった。

 自分の掌を見つめ、昨日起こったことをしっかりと思い出す。

 そして軽いため息をつき、小さいテーブルの上に置かれているテレビリモコンを持って、テレビをつける。

 

『……ですね。それでは! ここ最近の驚いたことを聞いていきましょう!』

 

 特に面白くもなさそうな、朝のニュース。

 まぁそんなものだろうと思い、洗面所に向かう。

 朝ご飯は途中コンビニでも行けばいいかと思い、歯磨きを手に取る。

 と、スマホが震える。

 手に取ると、ノアからの連絡であった。

 

 そう言えば昨日IDと連絡先を交換していたな、と言うことを思い出す。

 

 

 

『どうですか? 昨日はよく寝れましたか?』

 

『全然大丈夫、と言いたいところだが……実はまだ眠い』

 

『私もです』

 

『昨日あの後色々考えてしまって……』

 

『あの世界、どうにかできないんですかね?』

 

『まだ詳しいことがわかるまでは、一旦放置していた方がいいと思う』

 

『俺たちはまだ、あの世界について詳しく知らないからね』

 

『そうですね!』

 

『私もそれがいいと思います!』

 

『それではまた学校で会いましょう!』

 

 

 

 そこで会話は途切れる。

 俺はスマホを置き、うがいをして、制服に着替え始める。

 時間は……まだ全然猶予がある。

 朝ご飯買って、向こうで食えばいい感じだろう。

 鞄を持ち、スマホをポッケに入れ、学校へ向かう。

 外に出る途中、この寮を管理しているおじさんに出会った。

 昨日もだが、今日も掃除しているようであった。

 

「おはようございます」

「……ああ、おはよう」

 

 軽い挨拶を交わし、学校へ向かう。

 学校行くには電車路に乗らなくてはならない。

 四軒茶屋から電車に乗って渋谷に。

 そして少し歩いたら学校だ。

 異様な広さを誇る、学校が待っている。

 

 昨日は色々浮かれていたが、校長……高尾のことを考えると、そう浮かれていれなかった。

 昨日のあの世界、あの世界の高尾について考えてしまう。

 ……あの世界の高尾といちいち言うのもアレだし、シャドウ高尾と呼ぶことにしよう。

 敵みたいなもんだしな。

 

 電車に乗る。

 俺はそこで、通勤ラッシュってやつに巻き込まれると言う体験を果たした。

 

 それを乗り越えた先に、俺は学校へたどり着いたのだった。

 おかげさまで、朝ご飯を忘れていたのだが。

貴方は怪盗団が好きですか?

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