ガンダム00世界で留美やネーナやコーラサワーとイチャイチャしながら生きる   作:トン川キン児

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キャラ把握の一助になればと思って作っておきました


ないよりはあったほうがいいオリキャラ設定まとめ

【ユリウス・レイヴォネン(Julius Leivonen)】

 

 2307年10月6日時点で28歳、男性。AEU領フィンランドにて生まれる。

 リンダ・ヴァスティ(旧姓レイヴォネン)とは兄妹にあたり、イアン・ヴァスティは年上の義弟、ミレイナ・ヴァスティは姪にあたる続柄である。

 容姿はリンダと同じ癖毛気味の金髪に碧眼。体格はやや大柄で、無精髭が生えると古のヴァイキングを彷彿とさせる。

 髪全部首にかかる程度までバッサリいったグラブルのノイシュみたいなイメージ

 性格は冷厳に感じられるが不寛容というわけではない、老成した性格……というのは、傾奇者のコーラサワーやパスレルの面倒を見なければならなくなっている内に身に付いた仮の姿であって、それを抜きにして話せるコーラサワーやパスレル本人、リンダやイアンといった家族との会話の際は、かなり砕けた様子で話す。

 ユリウス自身に向けられている、もしくは求められている他者からのイメージはかなり前者の方に偏っており、後者の面を覗かせる場は非常に少ない。

 が、人付き合いに長けているものが見ると、威厳ある振る舞いをしようとしていても、どこか無理をしているように感じられるらしい。

 このように常識人をアイデンティティとしているユリウスだが、こだわりには非常に偏執的な部分がある。パン食など手づかみの食事が普通とされる場合でも必ず箸を使う他、特にサウナに対してはあのパスレルが「発作」と言うほどの並々ならぬ欲求を常日頃抱えている。

 

 現代日本で「ガンダム00」を視聴した前世の記憶があり、王留美とネーナ・トリニティの扱いに思う所がある。二人の運命を変えるためにソレスタルビーイングのスカウトを受けられる人間になろうと決意し、AEU軍士官学校に入隊する。

 卒業後は同期であるパトリック・コーラサワーと共に第222戦術モビルスーツ隊へ組み込まれ、最前線である中東戦線で三年間を戦い抜く。

 コーラサワーの現場指揮能力とユリウスの戦闘能力で、中東戦争時の第222戦術モビルスーツ隊はいっとき世界最強のMS中隊とも噂された。そこに所属していたパイロットは、元222(トリプルツー)所属として特別視されることも珍しくない。

 TACネームはいつもコーラサワーを叩き起こす係だったことから「ズヴェーリア(目覚まし時計)」、パーソナルマークは時計の短針と長針がVサインを象ったもの。

 

 2303年3月に発生した、カティ・マネキン中佐の指揮する部隊と戦術予報士リーサ・クジョウの指揮する部隊との同士討ち事件にマネキン部隊側の小隊長として巻き込まれ、友人であるエミリオ・リビシを撃墜したことを皮切りに謎の能力が発現、力のままに8機の友軍を撃墜。精神に後遺症を負ったとして依病除隊し、AEU軍からは離れることとなる。

 皮肉にもこの悲劇が、戦争根絶への意思を持ちうる経歴の人間を採用する傾向にあるソレスタルビーイングのスカウトにユリウスがピックアップされる要因の一つとなった。

 そののち、パスレル・メイラントが所属するPMCへスカウトされ傭兵としてセイロン島などをはじめとした世界各地の激戦区を転々としつつ戦うようになる。

 

 後にソレスタルビーイングの支援組織・フェレシュテのガンダムマイスターとなるフォン・スパークの挑戦を退けた際、人類を超える能力を持つ戦闘用イノベイドすらも瞬間的に凌駕した操縦を見せる。

 そのことでリボンズ・アルマークが彼に興味を示し、ヴェーダへとユリウスをエージェントとして迎え入れることを進言。推奨ミッションとして認定され、王留美のスカウトを介してソレスタルビーイングのエージェントとなった。

 本来ユリウスは完全にソレスタルビーイングとして迎え入れられるつもりだったが、同時にスカウトされたパスレルの要望から雇用形態はソレスタルビーイング所属メンバーではなく、王留美の雇用する傭兵ということになっている。業務内容はエージェントと何ら変わらないので、ほぼ形式上のものである。

 来たる武力介入までに、ガンダムマイスターたちへMS操縦の初歩とシミュレーターでは補えない実践的な戦術フォーメーションの教導を行う指導役を務めた。その後は王留美と共に、一般的な諜報エージェントとしての業務へと移行している。

 エージェントとしてのコードネームは「マグナス・アルハンゲル(Magnus Arkhangel)」。

 天使=ガンダムの教導役を務めた、偉大なる大天使という意を込めてスメラギが命名した。ユリウス自身は厳めしすぎるとしてあまり気に入っていない。

 

 モビルスーツの操縦技術はAEUのトップエースであるコーラサワーに勝るとも劣らない能力を備えているが、そのコーラサワーに模擬戦及びシミュレーターで勝利を収めたことはない。

 本人曰くところその要因は、ゲーム的に言うとコーラサワーの「人読み」が一度見せた技が二度と通用しないと思えるほどに異様に上手いことにあるという。

 その操縦技術と前述した「謎の能力」の覚醒によって、ソレスタルビーイングでは最強のパイロットとして認知されており、AEUのみならず三大国家のトップエースに迫る実力を備えている。

 謎の能力は本人曰くところ「勘」と「経験則」であり、この能力によってユリウスは完全な死角からの攻撃を回避したり、数秒後の攻撃を予知し、その隙間を縫って反撃するなど、まるでエスパーのような能力を備えている。

 その能力が最大限に発揮された瞬間である同士討ち事件では、コクピット内で絶叫しながらまるで獣のごとき戦いぶりを見せていた。

 身体検査の結果、再生治療の進歩によって近年発見された脳領域である「X領域」の活動が非常に活発であることがヴェーダを通してリボンズの知るところとなり、リボンズは彼とその能力を「Xラウンダー」と呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

【パスレル“パシー”・メイラント(Passerelle“Passy”Maillant)】

 

 2307年10月6日時点で30歳、女性。AEU領フランスにて生まれる。

 …………と、このように表向きにカバーストーリーを付加され人間社会に放たれた情報収集型のイノベイドである。

 本来の名前として扱う登録番号は06928-AH119。塩基配列パターンは0026で、リボンズ・アルマーク、ヒリング・ケアなどと遺伝子提供者を同じくしている。

 パターン0026タイプの例に漏れず、地毛は黄緑色の非常に強い癖毛。その髪形は短くウルフカットにしておき、短いポニーテールを後ろに垂らしている。

 また、黄緑色の地毛は「キモい」と言って茶色に染めている。

 癖毛ポニテキャラあんまいないから例えが思いつかない。またグラブルだけど汚いイルザみたいな感じ

 過去の戦闘によって右腕は義手となっており、身体のあちこちには火傷痕、顔の右側には額や頬、目の近くなどに切り傷の痕が痛々しく点在している。

 しかし本人はそれを全く苦にもしないどころか、傷跡やソレスタルビーイング製になって元の腕より便利な義手はカッコいいものだと思っている節さえある。

 事実、全身の治療を行えたはずの再生治療では全ての傷をそのままに残していた。

 

 とにかく話かお喋り(ほとんどはパスレルの一方的な会話)を好み、独り言含めて四六時中何かを喋っていると言ってもいい。

 ひたすらに自己中心的で平時の精神構造がほとんど小学校低学年ほどのそれに近く、イノベイド特有の老化しない肉体も手伝い、実際の年齢よりも遥かに低く見られる。

 倫理観も常識的なそれとはほとんどかけ離れており、命を懸けて戦うことさえもパスレルにとってはお喋りの延長線上にある事柄の一つ。これは「本音での人付き合い」であればどんな形でもいいというパスレルの姿勢の表れとも言える。

 上述のようにひたすら人付き合いに餓えるパスレルだが、自分を陥れたりするウソをついたと判断した人間には容赦がなく、とてつもない嫌悪の情を向ける。

 そうした嘘がなく、自分の望み通りによく言葉を交わしてくれるユリウスに対しては並々ならぬ情を持ち合わせている。道具的な愛着でもあり恋慕でもあり友情でもある複雑な感情ではあるが、会話の途中に右へ左へと注意が逸れ、語彙も少ないパスレルの口からではなかなかそれが出てこない。

 

 本来の役割は西暦2295年からモビルスーツ・AEUヘリオンの本格的に導入が始まったPMCの情報収集用イノベイドであったため、正規軍などに在籍した経験は一切ない上、研鑽を重ねようなどと考えたこともない。

 そのためMS黎明期からの搭乗経験がありながら操縦技術は完全に我流で、ユリウスらエースパイロットと比べると技術面では明確に劣る。

 しかし物理的に人間の能力を超えるイノベイドであるほか、ユリウスと同じくその拙さを補ってしまうほどのXラウンダー能力を持ち、結果として総合的には相棒のユリウスと肩を並べるほどの腕だと周囲に判断されている。

 パスレルの強さを支えるのはこのXラウンダー能力が占める比率が高く、ユリウスの能力が「生き残るために、『自分に向かってくる危険な何か』を察知する」ことに留まるのに対して、パスレルは「生き残ることなどに関係なく、誰に向けられた『危険』であっても自分にとって危険であれば察知できる」ほどの強い能力を宿している。

 

 X領域から発せられる脳波は脳量子波に干渉する。故にパスレルは過去のある時点から能力への覚醒によってヴェーダとの繋がりが徐々に希薄になり、2303年3月の戦闘による重傷で体内のナノマシンが大量流出したことを機に、一時は脳量子波及びヴェーダへの接続が完全に失われていた。

 リボンズ・アルマークの企みによって再生治療を受けて脳量子波機能を回復したが、生死の境を契機にさらなる強化を遂げたX領域の脳波によって、ヴェーダにおける優先権が上位にあるはずのリボンズの命令を脳量子波を遮断することで拒絶する。さらにヴェーダとのリンクを接続するか拒絶するかすらも、完全に自分の意思でコントロール可能となった。

 これによりパスレル・メイラントは完全にヴェーダの手を離れ、いわゆる「野生化」を果たした現状唯一のイノベイドである、とも言える。

 パスレル自身の脳量子波とXラウンダーとしての能力を並列して使用できるかどうかはまだ定かではないが、この先彼女の能力がさらに拡張していくことは十分にあり得る。


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