斂の軌跡~THE MIXES OF SAGA~   作:迷えるウリボー

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4話 緋の帝都の遊撃士②

 

 

 グレートワッシャーが咆哮をあげながら威嚇してくる。三人の中で一番後ろに構えたフィーは、挨拶代わりに双銃剣に火を吹かす。

 その一弾が魔獣の口腔に吸い込まれると、魔獣はたちまちに暴れだす。その隙をついてエステルとガイウスは魔獣の後ろへ回り込む。

「ちょっとフィー、ずいぶん手荒ね……!」

「ん、時間稼ぎ。二人なら大丈夫でしょ?」

 仮にも命を懸ける戦場。けれどフィーは余裕のVサインを作った。

 少し憎たらしいが、これもいつものこと。こと戦闘において、フィー油断などと言うことは絶対にしない。

 気まぐれ少女の言う通り、戦闘慣れした二人は冷静に魔獣の隙を見ていた。

「はぁ!」

 掛け声と共に、ガイウスは渾身の突きを持って魔獣の腹を穿つ。

「セイッ!」

 体を巧みに翻し、体幹から生み出した力を肩肘手、そして棍に伝達。払えば薙刀。エステルは全力の払いを見舞う。

 槍の一撃は当然のこと、巧みな技術で振り払った棍の一閃も相当な破壊力を持つ。だがさすが手配魔獣と言うべきか、グレートワッシャーは怒気を顕わにしつつも生命力は衰えていない。

 鈍重そうな四肢を縮こませ、そして跳躍してきた。その狙いはエステル。

 決死の表情で後方へ飛ぶ。それでも魔獣は口腔を大きく開き、エステルを飲み込みにかかる。

 壁際に追い込まれた。退路はない。

「私を飲み込む? そういうのは──」

 少女は紅い瞳を煌めかせた。

「不良中年くらい強くなってからやりなさいよね!」

 棍の一端を壁と床の角に固定。もう一端を魔獣の口腔に突き立てる。魔獣は上顎を衝突させ、エステルを噛み砕くことも叶わずのたうち回る。

「ガイウス君、フィー! 今!」

「ラジャ」

「ふっ!」

 魔獣の後ろ脚を、フィーの双銃剣が切り裂いた。膝を折り踏ん張れない魔獣の喉元を、ガイウスの十字槍が地から天へ切り上げる。

 それぞれの一撃の後、三人は体制を整え後退した。

「どう、かな?」

「手応えはあったが……」

 薄暗い地下道では、肉薄しなければ魔獣の表情は見えない。まだ得物は構えたまま、視線も離さない。

 魔獣の眼光が禍々しくぎらついた。

 グォォオオオ! と雄たけびが鼓膜を震わせ、人間たちの肌を痺れさせる。

「まだだね。来るよ」

 平然とフィーが言った。その一秒後、地下道が揺れた。

 無軌道に暴れながら、壁に頭から激突し、そのまま壁を削りながら迫ってくる。命が途切れる直前の、魔獣の最後の炎だ。それは時に人間の予想をはるかに超えて窮地に立たせる。

 魔獣を前に、三人は散開を余儀なくされた。

「さすがに手配魔獣、一筋縄じゃ行かないわ……!」

 今日一番の窮地だ。ここまで暴れまわられると一撃に十分な破壊力を乗せる隙を作れない。うかつに近づくこともできない。

 それはガイウスも同じらしく、警戒は解いていないものの動けずにジリジリと同じ距離を保つのみ。

 魔獣はさらに飛び跳ね始め、さらに手が付けられなくなる。

「困ったな……」

「暴れまくるわね」

 遊撃士の道にいるだけあって魔獣に怯えるわけではないが、二人の実力は達人というにはまだほど遠い。

「二人とも、いけそう?」

 そう聞いたのはフィーだった。魔獣が暴れまわるそばから平凡で消え入りそうな声だ。

 ガイウスもエステルも、とっさには答えられなかった。一秒もたたずに少女は動いた。

「なら、私いくね」

「あ、こらフィー!」

 動き回る魔獣に合わせるように、フィーは疾駆する。今までよりも数段速かった。そして針の穴を縫うように、魔獣の牙が届かない絶妙な位置を保つ。

「ほいっと」

 そして不意に跳躍した魔獣に合わせ、腰を落としてスライド。双銃剣の弾丸をすべて、魔獣の腹へ打ち込んだ。

 さすがに腹部をえぐられれば、ほんの少しでも魔獣の歩みは止まる。

「シルフィードダンスはほんとは逆なんだけど」

 即座にフィーは体を起こし、体を無理やりに起こして、そして双銃剣の刃を叩きつけた。

「一丁上がりっ」

 末期の咆哮も上げられず、魔獣は沈黙する。

 のけぞったグレートワッシャーは、ゆっくりと地に伏せ、地下道を揺らした。

 それっきり動かなくなる。絶命したのだ。

「……すごいな」

「はぁ、また先を越されちゃったかぁ」

 フィーの洗練された動きを見たガイウスは静かに驚いている。一方のエステルは平然と受け入れるが、少し悔しそうな顔だ。

「エステル、倒したよ」

「はいはい、さすがフィーね」

 ともあれサラの依頼は達成だ。周囲を確認し、小休憩を終えれば戻るころ合い。

「……今更だが、フィー」

「どうしたの? ガイウス」

「年齢を聞いてもいいか?」

 ガイウスは近々十七歳、エステルは十八歳。ガイウスが長身で、エステルが平均的な身長とはいっても、フィーの背丈は明らかに小さい。当たり前のように双銃剣を用いて戦闘に参加しているが、それは世の常識から考えれば不自然なことだった。

 ついでに言えば、魔獣を前にして平然としている胆力に、平然と魔獣を屠る戦闘力。エステルとガイウスをしのぐ身体能力。自分が帝都にきて初日だということを考えても、フィーの戦闘力は並みのそれではないと思えた。エステルが妹分と言っていることからも、彼女が年上などと言うのもあり得ないだろう。

 双銃剣を調節しながら、フィーが答える。

「今年で十五。別に遊撃士はやってないよ」

 遊撃士には年齢規定がある。準遊撃士の資格を得るには、十六歳にならなければいけない。

 それではどうして年端もゆかない少女がここにいるのか、という疑問も生まれはするのだが。

「私だけじゃなくて、サラさんの妹分でもあるのかな?」

「エステルがお姉さんなら、サラはお母さんじゃない?」

「それ言ったらサラさんにしばかれるわよ」

 仲睦まじい二人だが、そんな様子を見てガイウス

「フィーは、どうしてここにいるんだ?」

「サラについてきただけ、暇つぶしだよ」

 打てば響くような返答だった。

「詮無いことを聞いたな」

「? まあいいけど……さっきみたいに気にならないの?」

「ふむ?」

 これにはガイウスもエステルも疑問符をあげたが、時間をかけずに気づいた。手配魔獣と戦う前にガイウスとエステルが帝都に来る経緯を明かしていたことだ。遊撃士ではないが、フィーがここにいる理由が気になるのは同様だろう。

「どうして私がここにいるのか。エステルにも結局この半年間、聞かれるんじゃないかと思ってたけど。サラにも聞いてないみたいだし」

 とフィーは言う。フィー自身がこの話題を気にしているようだった。

「そりゃ気にならない訳じゃないけど……でもフィー、話したがらない子の口を無理やり開かせる私だと思う?」

 エステルからすれば、フィーはサラに指示した時からの縁だ。フィー自身はサラのところへ来たのはエステルが帝都に来た頃とそう変わらない、と言っていた。

 それからは積極的な参加ではないものの、師弟となったサラとエステルにくっつく形で遊撃士協会の依頼に参加している。

 今日初めて会ったガイウスから見ても、彼女の背景が普通の女の子とは違うのというは察せられるところだ。エステルに至っては、半年間で気づかないはずがない。

「エステル、だいたいは鈍感なのにね」

「余計なことは言わない! ……だからまあ、フィーが話したくなったら聞くわ」

 この辺りの懐の深さは、サラに言わせれば「さすが剣聖の娘」と言わせるものだった。当の本人に言わせれば「あんな不良中年と比べられても」というものだったのだが。

 姉妹の様子をみたガイウスは、優し気な笑みを浮かべる。この辺りは、雄大なノルドの大地で育った少年だからなせるものだった。

「なら、余計なことは言わない。話したいことは、話したいときに話せばいい。違うか?」

「……違わない」

「俺にも妹がいる。シーダ、それにリリといってな」

「ん?」

「フィーが強いのは判った。頼りにするが、同じように遠慮なく頼ってくれ」

「んー……わかった」

 フィーが身を翻して、一足先に行ってしまう。その様子を見届けながら、エステルがクスリと笑った。

「ガイウス君」

「なんだ?」

「あれ、照れ隠しだから。さっそくフィーと打ち解けたわね」

「エステルやサラさんという巡り合わせがあってこそだろう。これも、風と女神の導きだ」

「風?」

 ノルドの民は、大地にそよぐ風を神聖なものとしてみる。命を運び、ときに無慈悲に刈り取る死と再生を象徴する風。だが畏敬の念はなく、ノルドの民は風を生涯の友として生きる。おそらく帝都においてはガイウスのみが身に着けた人生観だろう。

 すでにフィーの姿は見えない。だが彼女は戦闘力もあるし、なにより手配魔獣を見つける少し前に地下道に入った時とは別の出口も見つけたので、そこからもう陽の光を浴びているのだろう。

 平和な帝都に帰る時も近い。

 感覚の鋭いガイウスは、出口から吹き抜けるそれを感じて、改めて言うのだった。

「今日は、言い風が吹いている」

 ガイウスは穏やかな顔つきで言って、フィーの後を追う。

 一時間以上も地下道に潜っていれば、急に外に出たときの太陽は鬱陶しいほどの刺激だ。

「あれ、もう夕方か……」

 出た先も路地裏だったが、入ってきたころと比べて明らかに暗かった。

「ふむ、先ほどの通りではないのだな」

「エステル、ここどこ?」

 皇族アルノール家が住まうバルフレイム宮があり、帝国の行政の中心である帝都ヘイムダル。とは言え住民は平民が多く、遊撃士協会支部があるアルト通りは庶民的な雰囲気だ。遊撃士との距離も近く、喫茶店や住宅街が多く、水路の音も聞こえる穏やかな通り。

 対して今三人がいるサンクト地区は同じ穏やかさと静けさはあるが、肌に感じる空気は神聖さもあった。

「アルト通りからちょっと離れたわね」

 人通りはあるが、そもそも通りと比べて広間を中心に公的施設がある地区だ。少し背筋が張る。

 その最たる理由は、天高くそびえ立つ、帝国で最大級の七耀協会礼拝堂があるからだった。

「ふむ。エステル、すまないが少し礼拝に寄ってもいいだろうか」

 ガイウスが言った。帝都地下道での言葉端から理解できたが、彼の信仰心は高く敬虔だ。

「ええ。サラさん、お酒飲んでるかもしれないし。少しは私たちも好きに動いちゃいましょう」

 真摯な少年の願いを無碍になどしない。エステルは了承した。

 そしてフィーは

「礼拝、するの?」

「ああ。フィーはあまり礼拝はしたことがないか?」

「あんまり。興味もなかったし」

「そうか。なら一緒にするか?」

「いいの?」

「ああ。空の女神も断りなどしないだろう」

 最初に来た時に礼拝に誘ったときは、確か「めんどくさいからいい」とか言ってどこかに逃げた気がするが、半年間の親交に加えガイウスのコンボがあればフィーの態度を崩すのも余裕だったらしい。

 出会って二時間もたっていないのに、もはや端から見れば完全にお兄ちゃんと妹だった。

「姿勢も大事だが、一番は礼を尽くす心だ」

「そうなの?」

「だからまずは、胸の前で手を組む。これだけでもいいから、やってみるといい」

「うん」

 二人を見て微笑みつつ、エステルはその後ろを歩く。

 仕事終わり。エステルは本来昼間で終わるはずだったし、ガイウスもこれ以上仕事を振られるなんて慈悲の無い所業はいけないだろう。そしてフィーは遊撃士ではない。

 時間に追われることもない。仕事終わりの穏やかな時間だ。

 礼拝堂へと歩いていると、不意にエステルの耳を声が打った。

「……様、走ると危ないですよ!」

 振り向く。正面に控える赤い夕陽が痛かった。

 その下には、黒を基調としたドレスの制服を着た金髪の少女。活発な挙動がフィーと全く逆の印象を与えるが、彼女と同じくらいの年だろうか。金髪の少女の後ろには、たった今小走りを諦めた様子の艶やかな黒髪の少女。彼女が叫んだのだと分かった。

「エリゼー! 早くこっちにいらっしゃいな!」

「まったくもう!」

 二人とも同じ服装で、それが制服だと判った。そういえば、このサンクト地区には聖アストライア女学院──両家の子女が通うお嬢様学校があったか。

 ふわふわと髪が浮かぶ金髪の少女、艶やかな黒髪の少女、そして三人目は……。

「どうしましょう? 先輩」

「仕方ありませんよ。エリゼさん。彼女も外に出るのは久しぶりでしょうから」

 現れた三人目、黒髪の少女が振り返ったその人に視線を向けようとして、夕日がエステルの視界を覆う。

「あ……まぶしっ」

 二秒後、眼をゆっくりとあげる。視界には太陽の軌跡が目に映るものの色彩を狂わせている。別に後悔するわけでもないが、少し不覚だった。

 遠くにいる髪の色だけで識別した彼女たちも、良く見えない。少し時間が立たないと視界は元に戻らなそうだ。

「まあ、いっか」

 エステルは気を取り直して、ガイウスたちを追いかけた。

 礼拝堂を出たころには、完全な夜とは言わないものの夕焼けは鳴りを潜めていた。

 三人は導力灯のトラム列車でアルト通りへと戻る。そして遊撃士協会に向かう道ではないところに歩を進める。

「遊撃士協会には戻らないのか?」

 エステルは苦笑いを浮かべる。

「こういう時のサラさんはね、絶対にお酒を飲んでるの」

「酔いつぶれはしないけど、絡み方はウザくなる」

 喫茶店エトワール。遊撃士もよく訪れる。夜になればアルコールも提供される。ついでに言えば、サラの知り合いもバイトをしている。夜の時間にサラを探すなら、まずはここを訪ねろというのがエステルの帝都にきて理解したエステルの最初の教訓だった。

 そうでなければ別の地区の酒場まで足を運ぶ必要があるが、今日はそんな必要はないらしい。

 扉を開けると、中は心地の良い音楽が響いていた。たまたま近くにいた橙色の髪の女性が声をかけてくる。

「あら、エステルさん、フィーさん。こんばんわ」

「フィオナさん、こんばんわ」

「ども」

「サラさんかしら? 今日はあそこにいるわよ」

 酒場ではないが、店の中は賑わっていた。人ごみをかき分けると、サラ・バレスタインが案の定顔を崩して笑っている。

「あらエステル、ガイウス、フィーも。遅かったじゃないの!」

「サラの押し付けが急だったからね」

「なーによう」

 なんとなしに、三人はサラが据わるテーブル席に腰かけた。サラのおごりという暗黙の了解で、エステルとフィーは食事を注文し始めた。

「エステルー、あんたもたまには飲みなさいよぅ」

「あのー、私未成年なんだけど……」

「ならガイウス!」

「俺も同じくだ」

「なによ、仲良くしちゃってぇ」

 サラはビールをあおった。なかなかの酒豪っぷりだ。落ち着いた音楽には似合わない。

 フィーに進められて、ガイウスも控えめに注文をすることにした。

「ま、それはともかく」

 顔は紅いまま、けれど表情は達人のそれ。喫茶店で出す表情としては滑稽だが、サラは優しく真剣な眼差しとなってガイウスを見る。

「ガイウス。初仕事の感想は?」

 じっと見られて、ガイウスは戸惑った。「私がリーダーだったのに!?」とショックを受けるエステルは、フィーによしよしと頭をなでられている。

 少し考える。初めての帝都。少なからず緊張はしていた。遊撃士として必要な知識、帝国のこと、前もって頭に入れてはいたが、通用しないことも多いだろう。エステルやフィーにしてみれば地下道に入ってからの印象だけが強かっただろうが、ガイウスにとっては遊撃士協会の扉を開いてからのすべての時間が、異世界との接触に等しかったのだ。

 だが、それでも。思うことは一つ。

「とても良いものだった。これからも、このチームで研鑽を重ねたいと思う」

 頼れるエステルと、本質は親切で優しいフィー。その二人が信頼しているサラ。この三人は大切な仲間となる。そんなことは、風と女神に聞かなくても判った。

「だから、これかれもよろしくお願いします」

 ガイウスは頭を下げた。

 エステル、サラ、ガイウス、フィー。新たなチームの誕生だ。

 ガイウスの懇親会も兼ねることになった食事会は、思った以上に長い時間をかけて行われた。ガイウスに対する質問や、逆にエステルたちに対する質問が飛び交った。

 この場に内向的な人物はいないし、フィーやエステルは時に人をからかうのが好きだったりする。サラもすでに出来上がっているし、出会ったばかりのガイウスでは彼女ら三人を制御するのは難しかった。

 喫茶店内の人の数も少なくなり、時間が落ち着いたところで、サラが言った。

「フィー。エステルの今日の先導はどうだった?」

「ん。戦闘は私も少し助けたけど、指揮は問題なかったと思う」

「もうすぐ正遊撃士にもなる。そろそろ頃合いかもしれないわね」

「へ? サラさん、どういうこと?」

「エステルには帝国本土に来てからの半年間、ずっと私についてきてもらったからね」

 おかげで正遊撃士まであと一歩のところまで来たから感謝しているが。一年以内に正遊撃士昇格というのは、なかなか類を見ない速度らしい。

「四月になったら私たちはケルディックに行くから、その後にはなるんだけどね。でも……」

 それはエステルが待ちわびた言葉だった。

「エステルも結構仕事をしてくれて頼もしくなってきたし、そろそろ自分の目的のためにガッツリ仕事をしてもいいわよ?」

 それはエステルが近しい人にのみ伝えていること。今の時点ではサラとフィーと、そして故郷の父カシウスだけが知ること。

 帝国本土を理解すること。鉄血宰相ギリアス・オズボーンを理解すること。帝国本土とリベール州を繋ぐ問題や、その土台となった帝国の闇を知ること。

「いい情報屋を知っているの。五月になったら紹介してあげる」

 遊撃士になりたいと思っても、試験を受ける資格を得ても、一年間止まってきた。そして半年間、先輩の後ろを歩いてきた。

 燻っていた太陽が、今動き出す。

 

 

 

 

 









太陽の娘エステルと、悠然蒼穹ノルドの申し子ガイウス。
この二人にかかれば猟兵の娘の一人や二人、攻略など容易いのです。
(血染めの虎娘?知らないなあ)

それにしても……ガイウスの「サラさん」呼びが慣れない。

次回、ケルディックへ。
5話「燻る影」
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