斂の軌跡~THE MIXES OF SAGA~ 作:迷えるウリボー
四月という月齢は、多くの人にとって気を引き締める時期だ。新たな出会いと生活を作る季節。帝国ではライノの花が咲き誇る。
エレボニア帝国領リベール州の南方、海港都市ルーアン。かつてはリベール王国における海の玄関口であり、導力革命における世界の近代化により観光産業に力を入れた風光明媚な一地方。
潮風の香りと、海と調和するような白石の景観。空には雲と共に鴎が人目を引き付け、彼らが羽を休める七燿教会は、教会というよりは観光地としての丸みを帯びた愉快な姿だ。
リベール州の中でも比較的牧歌的なこのルーアンは、王国時代とそれほど変わらない空気を産み出している。
四月も末の今日。リベール士官学院のリィン・シュバルツァーとヨシュア・アストレイは、空港の看板を背にしてルーアン市の景観を眺めた。
「ヨシュア先輩は、ルーアンに来たことは?」
「休暇で同級生との旅行、実地演習に向けた予習。その二回くらいだ」
本当なら観光に行きたいところではあるが、自分たちはあくまで学院のカリキュラムとしてきた。
リィンたちは早々にルーアン市内のリベール領邦軍の詰所へ赴き、ルーアン市への着任報告を行いつつ演習管理者によるオリエンテーションを受けた。「学生といえども、士官候補生であることに変わりはない」とは、管理者の士官の言葉である。
彼による実地演習の説明は簡潔なものであった。
一、演習の流れは着任報告に始まり、現地の地政軍事学習を目的とした哨戒任務が主となる。
一、演習地によっては行政長や遊撃士協会への着任報告も同様に行う(ルーアン市では軍事施設への任官報告のみ)。
一、哨戒任務での情報収集を終えた後、場合によっては自主性に基づき各判断による任務支援を行う。
そもそもが軍属の領域に入り込んだばかりの一年生がいる演習。二年生がフォローするといっても彼らもまた学ぶ立場にある。それに戦力として投入される以上最低限の指導しか受けられない。
必要なのは自主性だ。自分はなんのために、ここにいるのか。常にそれを問う、学生をふるいにかけるような実地演習。
リィンとヨシュアは各々の得物を携え、軍人との交代を機にルーアン市内へ繰り出した。
ヨシュアが先導し、哨戒任務と学習を兼ねて市民とのコミュニケーションを図る。加えて市外も哨戒範囲だ。
哨戒任務は、二人にとって初めての経験だった。現状、予習した程度の知識しかない二人では、得られる情報をどのように使うかもわからない。だから二人は、ルーアンの各所・各人から得られる情報を貪欲に吸収していく。
海港都市ルーアンを中心とするルーアン地方は、リベール州の南西部ほぼ一帯を占めているテティス海方面を守るエレボニア帝国の新しい要衝、という意味ではルーアンもまた軍拡の煽りを受けたと言えるが、軍港は地方内の町村から離れた区域にあるため実際に変化を感じることは少ない。
市長はモーリス・ダルモア。彼は元貴族という触れ込みだが、リベール州は王国時代に一度貴族制度を廃止しているため、血脈はともかく現状は貴族の立場ではない。だがダルモア家の邸宅をはじめとする財産は決して少ないわけではなく、帝国本土の伯爵家にも迫ると言われているらしい。
また、街の中には彼に関する怪しい噂も聞こえてきた。彼の市長としての運営は決して悪いものではないが……さりとて名君と言えるものでもないらしい。だからこそ、悪口の一つや二つも出てくる。
すなわち帝国の一員となったことで、再び貴族の座に返り咲こうとしている、という。
紹介任務の合間の小休憩。リィンはヨシュアに言う。
「さすがに、初めて来る街の哨戒は応えますね……」
当たり前のことだった。リィンにとっては帝国北方の故郷から遠い南の地。本土から属州へきて、さらに慣れないうちに別の地へ、だ。学院では軍人としての勉学や対魔獣・対人戦闘も行う緊張の連続。
ルーアンの情報はなんとなくではあるが知ることができた。だが、達成感よりも疲労感のほうが勝っている。
「ああ……僕もだよ」
そしてそれはヨシュアも同じだった。上級生で学年主席の逸材とはいえ、現場に出ることが初めてなのは変わらない。哨戒中の言動や情報収集の手腕は見事だが、今の表情と言動はリィンと同じ一学生のそれだった。
「けど、学生の内から現場に出て学ぶことができるのは有益なことだ」
「そうですね。自分の脚を使って回ることで、情報だけでない、生の現場を知ることができる」
リィンは知らないが、この『自分の脚で回る』というのは遊撃士が信条としていることだった。本来、遊撃士と軍人は相いれない存在だ。遊撃士は庶民に寄り添い柔軟に動き、軍人は国に身を捧げ規律を重んじる。軍人であるリベール領邦軍と士官学院だが、幸か不幸か軍拡化によって士官候補生たちは見聞を広めることができている。
そして、リィンとヨシュアは哨戒を再開する。引き続き、二人はすべての時間を自分たちの糧としていく。
問題が起きたのは、夕刻だった。
リィンとヨシュアは現在リベール士官学院の制服を着ているが、これに加えリベール領邦軍の軍人が哨戒中であることを示す
故に、一市民は制服が違うものの軍人である二人を見て当然のように行動に出た。大人にとってはリベール士官学院の制服が旧王室親衛隊のそれと酷似していた──そもそも制服の色調の由来は王室親衛隊である──のも拍車をかけた。
すなわち、助けを呼び求めるものだった。
リィンとヨシュアは壮年の男性の求めに応じ話を聞く。彼は年若い女性が二人、町の不良に半ば強引に連れられたと言っていた。
ルーアンにたむろしている不良がいる。すでに聞いていた話だったから、二人は即座に意識を切り替え、件のたまり場に急行することを決める。
本職の軍人に任すことも考えた。だが件の不良たちは倫理に触れても法律を犯すことは滅多にないと聞いていたので、一先ずは情報収集として二人で行くことに決めた。この実地演習の目的として自主性を高めることという文言が存在していたことも拍車をかけた。
ルーアンの市街地の一区画、港湾区のさらに中の倉庫。
夕方の時間帯。本来であればぼやけたオレンジ色の夕陽が赤い水平線に消えていく光景は素晴らしいのだが、今はそうも言ってられない。二人は景色に目もくれず、少しばかり乱暴に倉庫の扉を開ける。
そこには、決して少なくない数の青年と、そして二人の女性がいた。
不良たちは細かい差異はあるものの一様に黒基調の七分袖ジャンパーを着ている。その中の幾人かがこちらに気づく。
「ああ? なんだ、お前ら」
「僕たちはリベール領邦軍ルーアン方面隊だ。哨戒任務で市内を回っているところでね」
初めての切迫した状況だが、ヨシュアの所作は様になっていた。また一学年にしてはリィンも緊張をうまく隠している。たった数週間の学院生活ではあるが、ヨシュアを筆頭とする先輩や教師陣から学べるものは大きかった。その彼らでさえも、その源泉にはきっとカシウスの薫陶があるのだろう。真似事ですら、素人程度なら圧迫できる何かがある。
リィンは言った。
「市民からアンタたち不良が女性に粘着していると聞いたが……どうやら間違いないな」
女性二人が不良に交じって見える。幸いにも具体的な被害は被ってないようで、自分たちが図体を大きくして倉庫に入った意味はあったようだ。
「軍の野郎だと? ずいぶんと軟弱な色じゃねえか、青と白とはよ」
未だ、蔑むような笑いだ。ヨシュアは言い返す。
「君たち不良の価値観を理解するつもりはない。ただ、共通の倫理はさすがに理解できるだろう。二人を話さないなら、注意勧告だけじゃ済まさない」
「チ……どうするよ? ロッコ。ディンにレイスも」
不良の一人が言った。リィンとヨシュアから見えない場所から返事は聞こえた。
「まあいいさ。放してやれ」
不良たちが女性二人を話した。困った面持ちの二人はリィンとヨシュアの側に戻る。一先ずは危険のないところで自分の身を守るように伝えた。
一方、不良たちの中から三人が出てきた。いずれもどこか殺気立っている。たかが不良……とはいえ、油断できない雰囲気がそこにはあった。
薄赤髪──レイス。
緑髪──ディン。
そして紫の髪──ロッコ。
不良チーム《レイヴン》の幹部だった。
ロッコが言う。
「で? その綺麗どこ二人を放したお礼に、お前らガキ二人は何をしてくれる?」
リィンは返す。
「何もしない。罪に問わないでおく。それが最大の温情のはずだ」
「は、しゃらくせぇな」
ロッコは警棒を取り出すとディン・レイスに視線を流した。その二人も同様に警棒を取り出し、構える。
ヨシュアは自らの得物──双剣を取り出し構えた。
「ずいぶんと血の気が多いね。リィン、太刀を構えて」
「はい」
ヨシュアの目は本気だった。だがそれもうなずける。町の不良というにはこの三人は、どこか油断しきれない目つきと圧迫感。
リィンもまた太刀を抜き出す。
「女と遊べないなら、変わりはてめえらの血だ」とロッコ。
「ヒャッハハ、行くぜぇ!?」とレイス。
「てめえら、手は出すなよ」と舎弟に言うディン。
三人が一斉に突っ込んできた。
ヨシュアは双剣を駆使し、むしろ自分からロッコに突っ込む。士官候補生として鍛えた体だ、その右手の剣で警棒を弾くと左手の剣の峰でロッコの首筋を狙う。
だがヨシュアの攻撃もまた弾かれた。遅れながらも膂力に任せてレイスがヨシュアの剣を抑え込んだのだ。
一方リィンはディンと対峙し、八葉の一刀を振るった。が、ディンは迂闊に剣に飛び込まずに避ける、威嚇と繰り返す。
ヨシュアは怯んだロッコとレイスからむしろ距離をとった。と思うとレイスに向かい──しかししつこいほどにロッコに詰める。不良たちへの牽制だ。しかし、それもまたロッコには落ち着いた様子で対処され、一度距離を放された。正面突破では勝てないと踏んだのか。
背中合わせになるリィンとヨシュアは、違和感を感じていた。
「先輩、この不良たち……」
「うん。侮れないね」
正直なところ、所詮は田舎の地方のただの不良だと侮っていた。馬鹿にしていた。
士官学院に入り文武両道で一年を過ごしたヨシュアと、入学したばかりであっても八葉一刀流という流派に連なる武の実力者リィン。彼ら二人からすれば、不良の舎弟たちなど道端の石ころに他ならない。
この手の悪人は基本的に女子供に強かろうと軍人に弱いのは当たり前だったはずだ。けれど、実際幹部らしきこの三人はヨシュアとリィンの最初の数手を落ち着いて対処し、簡単にやられてはなるものかと素人ながら戦況を読みつつ防戦を保っている。
こいつら、ただの不良じゃない。それがヨシュアとリィンの結論。
当然今まで悪名高くなってない以上、馬鹿で無謀な犯罪に手は染めなかったのだろう。だが下手に刺激すると何を起こすか判ったものではない。ルーアンに馴染みのないリィンとヨシュアにはそれが判らなかった。
意外にも、簡単に警告とはいかなくなった。
なんだ、こいつらの只者じゃない空気の根源は。そう、リィンとヨシュアは考える。
だが考えるでもなく、その答えは判った。鍵は、倉庫へと入り込んだ新たな人物が闊歩する足音だ。
そして、彼らの力の正体を察するに余りある覇気だった。それほどに、その人物は一個人として存在感を放っていた。不良の舎弟も、ひょっとしたら多くの軍人たちでさえ目も眩むほどに。
「……なんだ、お前たちは」
明らかに歓迎とは言えない、しかし舎弟や幹部三人とも違い興味すらなさそうな声色だった。青年の、いっそ枯れたような雰囲気の声。
声が老人のように枯れているのではない。纏う雰囲気が、妙に焔の燃え
「僕たちは軍の者だ。この倉庫に女性が連れ去られたとの通報を受けて来た」
まだ、ヨシュアは冷静さを保っていた。その手に握られる双剣には、力を込めていた。
「……」
赤髪の青年は沈黙を保ち、リィンたちと、恐怖に震える女性たちと、そして不良たちを眺める。
ヨシュアは続ける。
「察するに、貴方はこの不良たちのリーダー、なのか?」
それは素人でも判る。彼がこの倉庫に足を踏み入れた途端に、不良たちの動きが止まったから。たじろぐのではなく、好戦的な雰囲気が消えないのは気にかかったが。
「……アガット・クロスナー。このレイヴンの
赤髪の青年、アガットは告げた。そのままなんの抵抗も警戒もなくリィンやヨシュアの脇を通ると、動きを止めたロッコ、ディン、レイスの正面で仁王立ちとなる。
長い赤髪をかきあげて言った。
「ロッコ。これはどういうことだ?」
わずかに怒気を感じる。だがロッコは怯まずに言った。
「最近、どうにもアンタが大人しくてつまらなくてな。少し遊びたいと思っただけさ」
「俺たちは他人の言いなりにならないだけだ。女子供に手をかけるグズじゃねえ」
「いい子ちゃんか? 昔俺たちを震え上がらせた悪童はどこに行ったんだか」
「気に入らないなら、ここを出てもいいんだぞ」
「そりゃこっちの台詞だ。いいぜ、また殴り合いで方針を決めても。ただし、今度は俺だけじゃねえ、ディンもレイスも俺側だ」
リィンとヨシュアという部外者がいるにも関わらず、不良たちは内輪揉めを続けている。アガットというリーダーの影響力が強いのは一目見て判る、だが少なからず反抗している幹部がいるらしいというのが見て取れた。
リィンでさえほんの少したじろいでしまうアガットに、紫髪のロッコは強気の表情だ。そのロッコに、レイスは狂気的な笑みで、ディンは無表情で近づく。
アガットは苛つきを隠さず、彼らと舎弟たちに凄みを利かせてからリィンとヨシュアに向き直った。
「……で、お前たちはどうするって?」
動けないリィンに代わり、ヨシュアが答える。
「貴方たちが女性二人を倉庫に連れ込んだ。まだ女性からの聴取もできていない状況だ。物的な証拠がない以上、貴方たちが抵抗しないのであれば一先ずは女性たちとともに退散する」
「ならとっとと出ていけ。目障りだ、軍人ども」
覇気は変わらず、しかし過度にこちらを脅すこともなく殊勝な対応だった。
ヨシュアは慎重に言葉を選んだ。
「確かに出てはいく。だけど不良が人を連れ込んだ、それだけで警戒に値する出来事だ。そんなことは犯さないと言えるのか?」
「周りには指図されない。誰かを無意味に貶めて利用する趣味はこのレイヴンにはない。少なくとも俺がいるうちはな」
「……判った。必要があれば、また事情を聴きに来させてもらう」
ヨシュアが双剣を鞘に納めたのを見て、リィンもそれに続いた。舎弟たちはアガットの登場に少しばかり緊張しているようだが、決して恐怖に震えてはいない。また幹部三人は納得のいっていない状況のようで、ロッコを中心に変わらずこちらを睨んできている。
だがチームの頭から一定の言質を引き出せた以上、少なくともこの場では退散する外なかった。二人は同じく二人組の女性を連れ、倉庫区画を後にする。
その後はルーアン方面隊の上層部にも報告を入れた。詰め所本職の軍人と同伴で彼女たちから事情を聞き出し、完全に辱しめを受けたわけではないことを知る。不良たちの雰囲気に凄みはあったが、本当に言葉通り
彼女たちからも事を荒立てたくないとの願いを受け、事件としては扱わない方針となる。演習管理者に事後報告を行い、いくつか対応の指導を受けた。
その後は哨戒任務の終了時間となり、リィンとヨシュアは休憩初めに自ずから反省会を開いた。紹介任務全般の反省もそうだが、一番の話題はレイヴンのことに他ならない
「町の不良、少しでも軍人として注意できればと思いました」
「うん。僕も正直、その判断だった。実際、セオリーとして間違いはなかったと思う」
だがそれはルーアンの実態を知らない二人だからこその判断で、レイヴンの素性を知る軍人ならまた変わっていた。
演習管理者は長くルーアンに勤めていたため、彼からレイヴンのことを聞くことができた。
不良チームレイヴン。七年ほど前、どこからか現れたアガット・クロスナーが町の若者たちを連れ回り、彼を頭として結成された集団。だが不良というわりに好き勝手に非道を尽くすことは少なく、倉庫区画を中心にたむろして生活していることが多いらしい。アガットの影響力はすさまじく、それまで弱い者に強いが強い者に弱いという典型的な小悪党気質の若者たちを統率して硬派な集団となっているらしい。
その彼の方針で、例えば窃盗やらリンチのような悪事は働かず、あくまで彼らの社会の基周りに影響されず暮らしている。だが軍人からの頭ごなしの抑圧には本気の抵抗を示したことが何度かあるようで、その時はルーアンが大騒ぎになったのだとか。だからこそリベール領邦軍も、下手に刺激することを避けてある程度自由にさせているのだとか。
「でも……そうというには、幹部三人は過激派に見えましたが」
「彼の……アガットの権力が弱くなっているのかもしれない。喧嘩でリーダーを決めようとしていたみたいだしね」
皮肉にも、アガットの絶大な力が他者を強くしてしまったということだった。
ともあれ、リィンとヨシュアも注意深く見守りはするが、最悪が起こらない限りは不干渉を貫くことに決めた。少なくともアガットは話が通じる。それが判っただけでも御の字だった。
反省会を終えた二人は仮眠に移る。それは今日の任務が終わたことを意味するのではなく、夜間哨戒がまだ残っていることを意味していた。
深夜、やはり二人はペアとなって暗闇のルーアン市内を歩く。春の季節、夜間はあだ肌寒い。また少ない街灯ではどことなく心細いが、声を大きくするわけにはいかなかった。
「大丈夫かい、リィン? 初日から大忙しだけど」
「初めての実習だから、お互い様ですよ。学ぶことが多いから、充実しています」
世間話も少しは許されるだろうと、二人は仄かに白い息を吐いた。
リベール士官学院、相当な試練を課される軍人養成校だ。
だが、ここは全ての導火線の、始まりの地。ただ学生の忙しさだけではなかった。
最初に気づいたのはリィンだった。
「……ん?」
リィンの反応を見て、遅れてヨシュアも気づく。
海港都市ルーアンには船乗りを導くための灯台が存在している。灯台は今現在リィンたちがいる住宅街からは少し離れているが、それでも大きな存在感を放ち、深夜であっても海に向かって煌々と光の筋を描いている。
その灯台の頂、通常人が立ち入ることも叶わない円錐状の屋根の上だ。
「あれは……」とリィンが指をさし、「白い……影?」と、ヨシュアが具体的に型付けた。
そこには、暗闇に霞む半透明の白い人影が。
遠目であっても白の外套を纏っていると辛うじて判る。
亡霊のようなその紳士が、いかにも舞台の演出のように、こちらに深い礼を捧げていた。
今回の変化
・カシウスが遊撃士にならない
→百日戦役後のやぐされアガットに会わない
→原作トラウマをさらに煮詰めた不良アガット爆誕
→アガットの影響でレイヴンの不良レベルが上がる