謎の転校生と忍学生が出会う時新たな奇妙な冒険が始まる!!
周りを学生が通り過ぎていくなか一人の学生が目の前の学校を見ながらつ立っている。
「ここが半蔵学院。俺がこれから世話になる場所か・・・・」
国立半蔵学院。学生数1000人を抱える名門マンモス進学校と有名な学院だ。
学生、
俺みたいな学生には似合わない所だ。
そう思いながら丞悟は
「・・・・・・内容が内容だけに転校も仕方ないけどなんで承太郎さんはこんな
急な転校になったためダチ達ともろくな別れもできなかったことに不満もあるのだがのっぴきならない事情もあるので渋々了承して今日にいたった。
ドン。
物思いにふけっていると背中に軽い衝撃きた。
「あっ、ごめんなさい!」
後ろを振り返るとマフラーをした女子がいた。
明るい感じな子で、容姿も整っていて特にその胸が凄かった。思春期の男子ならすぐにその胸に目がいくことだは間違いないだろうと思いながら内心を出さないようにして丞悟は目の前の女子と話をした。
「・・・ああ、気にすんな。俺も校門前で突っ立ってて悪かったな」
「本当にごめんなさい。急いでいたもんで・・・」
「そうか。でっ、時間は大丈夫なのか?」
「えっ?――――ああぁぁぁぁ!!急がないと!ごめんなさい。それじゃ!」
「おう・・・」
そう言うと女子は慌てて去っていった。
丞悟はそんな後ろ姿を少し心配しながら見送った。
「せっかちな奴だ。・・・ん?」
先ほど女子がいたとこに何か落ちていた。おもむろに拾うと先ほどの女子と他の女子が写っているプリクラが張られたキーホルダーだった。
それを見た丞悟は女子が去っていた方を見て溜息をつくのだった。
「はぁ~、我ながら難儀な性分だぜ」
JOJOカグラ
飛鳥は急いでいた。一般生徒が通らない校舎、廃校舎に入りそこの一室。茶道部屋に入りさらにそこに掛けてある掛け軸の裏の隠し通路に飛び込み目的地の忍学科の教室にたどり着く。
「すいません遅れました!」
「遅いぞ。飛鳥」
教室内にはすでに忍学科担任霧夜と同じ忍学生で3年、斑鳩と葛城。1年の雲雀と柳生が待っていた。
「遅刻ですよ。飛鳥さん」
「おう、遅かったな飛鳥」
「おはよう。飛鳥ちゃん」
「おはよう」
「おはよう、みんな。霧夜先生遅れてすいません。歩道橋でお婆さんが大変そうにしてたので助けて遅れました」
「・・・またか、人助けもいいが時間は守れ。これは一般人も忍も問わず大切なことだ」
「はい!」
「よし、では今日の修行内容を説明する」
霧夜の言葉に霧夜に忍学生たちの視線が集まる。
「今日、おまえ達に一つの任務を与える」
「「「「「任務?」」」」」
「実はここ一週間前からこの半蔵学院の女子生徒が謎の暴行を受けて入院する事件が相次いている」
「最近学院内で噂になっている事件ですか!」
「そうだ斑鳩。すでに8人・・・いや9人だ。昨日もまた被害者が1名でた」
「「「「「!!!」」」」」
事件の内容を知らされた5人はすでにそれほどの被害者が出ていたうえ新たな被害者でてたことに驚愕する。
霧夜は説明を続けた。
「被害者はこれまでの被害者たちと同じように全身打撲の上に何かに締め付けられた後があったため同一犯の犯行だ」
「!―――っ、女子ばっか襲うだと!ふざけやがって!!」
「うん。許せないよ!!」
霧夜の内容を聞いた葛城と飛鳥は犯人の犯行に怒りをあらわにする。
「おまえ達の任務は暴行事件の犯人を捕らえることだ。心してかかれ」
「「「「「はい!!」」」」」
「うん。以上だ」
ボウン!
そう言うと煙玉で煙幕を出し、煙が晴れると霧夜は消えていた。
「私たちで捕まえられるかな・・・・」
「大丈夫だ。雲雀は俺が守る」
内容を聞いて怖がる雲雀を柳生が安心させる。
逆に飛鳥と葛城はやる気満々だった。
「必ず犯人を捕まえよう!」
「おうよ、当たり前だ!」
「やる気があることは良いですがどうやって犯人を見つけるか考えているんですか?」
冷静な斑鳩は今にも飛び出しそうな二人に質問をする。
「・・・・アハハ・・・」
飛鳥は考えてなかったようで誤魔化すように笑った。
「虱潰しで探せばその内見つかるだろう」
葛城は運まかせな探索だった。
それを聞いて斑鳩は呆れて溜息吐いた。
「はぁぁぁ、まったくあなた達は・・・。こうゆう時はまずは情報収集して襲われた人たちの共通点と襲われた場所と時間帯を調べましょう。そうすれば犯人の手掛かりが見つかるかもしれません」
「さすが斑鳩!」
「うん。それでいこうよ!」
「雲雀も賛成!」
「それが無難だな」
斑鳩の案にみんな賛成した。
「それじゃみなさ「やれやれ」っ!!?」
「「「「!!?」」」」
任務を開始しようとしたその時、謎の声とともに誰かが隠し扉から入ってきた。全員一斉に入ってきた人物を見るとそこには一人の学生、成島丞悟がいた。
180越えの高身長で体格もしっかりしている。右頬に古い大きい切り傷の痕がありそれも合わさって大の大人を圧倒する迫力を全身からにじみ出していた。
「こんなとこに繋がっていたのか・・・」
「君は―――――――!!」
その姿を見て飛鳥は驚いた。それは先ほど校門でぶつかった学生だった。
一般学生と思われる侵入者に驚く他の忍学生たち。
丞悟は忍学生たちを見まわし飛鳥に目を止めると飛鳥に近づいてきた。
それを見て警戒する忍学生たち。一方丞悟は忍学生たちの態度を気にするそぶりも見せず飛鳥の前に来ると手のひらを開いて見せた。
「落し物だ・・・」
「! あっ、私のキーホルダー」
「さっきぶつかった時に落としたんだろう」
そう言うとキーホルダーを飛鳥に手渡した。
「わざわざ届けに来てくれたの?」
「・・・それ、大事な物なんだろう?」
「うん。友達との記念なんだ///」
「なら、今度は落とすなよ・・・」
そう言うと丞悟は忍学科の教室のドアに歩いていきドアを開けた。
それを見た斑鳩は慌てて呼び止める。
「待ちなさい!あなたは何者ですか?どうやって一般学生の知らない此処にこれたのか全部白状してもらいます!」
凄味を出して詰問する斑鳩。それに対して丞悟は淡々と言う。
「・・おそらく先輩だろうけど、何分転校初日なもんで色々忙しいんだ。文句や用件はまた今度にしてくれ」
そう言うと丞悟はドアを閉じて出っていった。
「! 待ちなさい!」
慌てて斑鳩はドアを開いて追いかけようとするがドアが全然動かなかった。
「!? これは、ドアが開きません!?」
「あっ?何言ってんだ。退いてな斑鳩あたいが開けてやるよ」
「! 葛城さん」
そう言って葛城は斑鳩をドアの前から退かして自分がドアに手を掛けて開こうと引いたが忍学科一番の力を持っている葛城でもドアは開かなった。
「!! なっ、なに!? フン~~~~~~~~~~~~っぷは、だっ、だめだ。あたいの力でも開かないよ。あいつこのドアに何かしやがったのか!!」
葛城は先ほど出ていった学生の所為だと決めつけるが、雲雀と柳生はそれを否定する。
「で、でもあの人何かするそぶりなんか無かったよね。ねえ、柳生ちゃん?」
「そうだな。雲雀の言うとうりあの学生は何もしていなかったぞ」
「それじゃ!なんで!フ~~~~~~~~~~ン!!この、フ~~~~~~~~~~~ン!!ドアは、フ~~~~~~~~ン!!開かないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「葛ねえ、私も手伝うよ!!」
「すまねえ、飛鳥」
飛鳥もドアの取っ手に手を掛けてた。
「行くぞ!飛鳥!」
「うん!」
「「せぇぇぇぇのぉぉ【ガラ】おおおおおお!???」」
力いっぱい引っ張ったとたん先ほどと違い簡単ドアが開いた。
飛鳥と葛城は力いっぱい引いた勢いで横に二人とも飛んでいってしまった。
「飛鳥さん、葛城さん!!」
「ふえぇぇぇ・・・」
「あててて・・・」
斑鳩が慌てて近寄ると二人は互いが重なり合うように倒れ目を回していた。
雲雀と柳生は外を見るがすでに学生の姿はなかった。
JOJOカグラ
放課後学園の秘密たる忍学科の教室を学生に見られたため忍学生たちは別れて学生を探索をした。
飛鳥は先ほど出ていった学生を捜して校舎裏の外れまで来ていた。
「・・どこに行ったんだろう?」
「どうしたんですか?」
「―――!!」
背後から急に声をかけられて飛鳥びっくりした。そして振り返ると男子生徒がいた。
「急に声をかけて驚かせてごめんなさい。誰もいないこんな場所に人がいたもんでつい声をかけてしまったんです」
「そうなの・・・・そういう君はなんでこんなとこに?」
人がいないこんな所に生徒がいたため飛鳥は用心しながら質問する。すると男子生徒はなんてことないように言った。
「ああ、あの窓から落し物をしたもんでね。それを取に来たんだ」
男子生徒は上を指さしながら答える。飛鳥もつられて見るとそこには確かに窓があった。
「本と―――――!」
窓を見て納得した飛鳥。だがその瞬間忍としての勘が危険を報せる。咄嗟に横に跳んだ。
ズン!
飛鳥が立っていた地面からぶつかる音ともに土煙が発生した。
「!?」
土煙が晴れるとへこんだ地面が見えた。それを見て絶句する。
「!!―――っ、これは・・・」
「あれ? 避けられちゃった」
「!!ッ―――」
「困るなぁぁ、モルモットが勝手に動いちゃぁぁ」
「あなた・・・」
先ほどまで気の良さそうな態度から一変した男子生徒。
それを見て飛鳥気づく。
――――この人が女子生徒を襲っていた犯人・・・!
「次は外さないよ・・・」
男子生徒は飛鳥に近づいてくる。
このままじゃ・・・仕方ない・・・!
覚悟を決める飛鳥。
「忍!転身!」
忍転身した飛鳥、忍装束を纏い腰に差していた忍刀二刀を構えた。
男子生徒はいきなり服装が変わった飛鳥に驚くもすぐに興味深そうに飛鳥を見る。
「・・・へえぇぇぇ、只の
「あなたなんかに絶対負けない!飛鳥!正義のために舞い忍びます!!」
JOJOカグラ
――――――さっきの攻撃は見えなかった。どんな攻撃かわからない・・・。なら・・・・。
男子生徒に真正面から突っ込む飛鳥。
―――何もさせないで倒す!
忍として瞬発力を活かした速さで懐に入ろうとする。
!―――っ。
バッ。 ズン!
「おしぃぃ~~♪」
あと一歩のところで飛鳥は後ろに回避した。それと同時に地面が陥没しする。それを見て男子生徒は楽しそうに笑っている。
そんな男子生徒に飛鳥は詰問した。
「っ・・・何でこんなことをするの!?」
「・・・テスト、試運転さ」
「試運転・・・?」
「そうさ、最近になってこの力が使えるようになったのさ。最初は解らなかったけどそのうち自分の想いどうりに使えることに気づいた。しかも俺以外誰も見えないときたんだ。どんな力があるのかどこまでできるのか知りたくもなるだろう?」
「ならなんで女子生徒達を傷つけたの!?」
「うざいから。只それだけ」
「なっ!?」
「あいつら人が真面目に予習している横でうるさくおしゃべりして本当に邪魔なんだよ。だからお仕置きを兼ねて
「・・・あなたは・・・」
「今日から実験をもう一段階上げる予定だったところに君が現れてくれて助かったよ。そろそろ実戦で試したかったんだ。今までは隠れて襲ってたからね」
・・・この人、遊んでいる。手にいれた力で遊んでいる。
男子生徒の言動と態度で飛鳥は内面を読み取った。
「さて、続きをしようか。簡単に終わらないでくれよ?」
男子生徒が飛鳥を見る。
くるっ!
飛鳥は忍刀を構え見えない攻撃に警戒する。
目で見ないけど相手の視線で攻撃を予測すれば・・・・。
男子生徒の視線を飛鳥は注視する。そして男子生徒は胸元を一瞥した。
・・・――――ここっ!
飛鳥は胸部を防御した。
「かはっ!?」
胸に衝撃が走り衣服が破れ散った。
―――――・・・なっ、なんで!?
吹っ飛び地面を数回転がり飛鳥は倒れこむ。そしてあまりの衝撃に飛鳥は激しく咳き込んだ。
「~~~~~~~・・・ッ、ケホッ!ゲホッ!」
地面に倒れている飛鳥を学生は観察していた。
「なるほど・・・どうやらこいつの攻撃は触れられない、防げないようだね。素晴らしい・・・!見えないうえに防御もできない最強じゃないかっ!!!」
学生の言葉を聞いて飛鳥は絶句する。
触れない・・・?そ、そんなのどうやって対処すれば・・・・・っ!?
倒れていた飛鳥は両腕と胴体を見えない何かに絞めつけられる触感とともに体を持ち上げられた。
学生の前で宙づりの飛鳥。学生は飛鳥に話しかける。
「ありがとう。いい実験結果が得られたよ。・・・さて、君には他の子と同じように暫く病院のベットの上に往ってもらうね」
「ううぐっ!!」
飛鳥の身体を持ち上げている見えない何かが体をきつく締めつけてくる。
く、苦しい!見えない太いロープで私の身体が締め付けられてるみたい――――!!
飛鳥は自分の身体が軋む音を聞きながら痛みに耐え忍ぶ。
「おいおい、これはなんだ・・・?」
見知らぬ声が聞こえた。男子生徒は顔を飛鳥は視線を声のしたほうに向けると一人の学生、成島丞悟がいた。
捜していた人物の登場に痛みを忘れ飛鳥は驚いた。
男子生徒も現場を見られた為焦り顔になったがすぐにニヤリと笑みを浮かべながら言った。
「・・・残念だけど見られたからには君も病院送りだね」
「! だめ、逃げてッ!!」
飛鳥は逃げるように声を上げるがそれより速く男子生徒が動いた。
「おせぇぇよ。くらえ!」
見えない触れられない不可視の攻撃。目の前の学生に避けられない悲劇に飛鳥は絶望する。
ドガ!
学生の近くの木が抉れて学生は無傷だった。
えっ・・・・?もしかして・・・防いだ?
自分も防げなかった攻撃が目の前の学生が防いだ。その事実に飛鳥は唖然となった。
それは攻撃をした男子生徒も同じだった。自分の攻撃が目の前の学生の背後から現れた謎の腕によって弾かれたのだ。そんなこと今まで無かったことに学生も唖然となった。
一方攻撃された学生、成島丞悟は宙に浮いている飛鳥の姿を見て納得した顔で男子生徒を睨んだ。
「・・・なる程ね。今まで起きた女子生徒暴行騒ぎは全部おまえの仕業か。しかも犯人が俺と同じスタンド使いだったとはな。胸糞悪いぜ・・・」
飛鳥がそんなことを考えている中、飛鳥の目には見えないが丞悟の背後から謎の人の姿が現れた。
それは自伝車競技をする選手の被るメットのような頭で全体像は一流のアスリートと軍人が合わさった姿をしていた。これこそが男子生徒のスタンドを防いだ正体。成島丞悟のスタンド、タイムスピードだ。
「タイムスピード!!」
『ぜりゃ!ぜりゃ!ぜりゃ!』
ドガッ!ドゴッ!ズゴッ!
丞悟はスタンド、タイムスピードはその拳で飛鳥を空中で拘束している正体、八つ目のタコの姿をした男子生徒のスタンドのボディと飛鳥を拘束していた二本の触手に拳を叩きこんだ。
その衝撃で飛鳥を拘束していた触手が緩んで飛鳥は解放されたが宙に投げ出される。いきなりの事に受け身をうまくとれなかった飛鳥は落下の衝撃を覚悟して目を閉じた。
だが、落下の衝撃ではなく誰かに受け止められる感触がした。目を開けると目の前には丞悟の顔があった。
飛鳥が慌てて確認すると自分がお姫様抱っこされていることに気づき思わず顔が真っ赤になった。
そんな飛鳥に丞悟は声をかけた。
「大丈夫か?」
「!?は、はい!!」
「そうか、ならいい」
飛鳥の相手をして背を見せている丞悟を見てチャンスだと思った男子生徒は自分のスタンドを動かそうとする。だが、スタンドは動かなかった。
如何なっているんだ?動け、動いて奴を叩きのめせ!!
何度命じても自分のスタンドは一向に動かなかった。それに男子生徒は混乱して叫ぶ。
「何で、何で動かないんだぁぁぁ!?」
「いや、動いているぞ確かに。ただし、超低速でな」
丞悟はお姫様抱っこしていた飛鳥を降ろし、男子生徒に振り返りながら言う。
「俺のスタンド、タイムスピードは触れた対象のスピードを自在に変えることができる。だからおまえのスタンドは動いてないと見えるほど遅くなっているのさ」
「!!なっ、ななななな!??」
タイムスピードの能力の規格外さに男子生徒はさらに動揺する。
丞悟は男子生徒に近づいていく。
それを見た男子生徒も怯えだした。
「さてっ、おいたが過ぎたクソヤロウにはお仕置きだな」
丞悟の背後からスタンド、タイムスピードが出現する。
それを見た男子生徒が涙目で震えだした。
「ひ、ひいぃぃぃぃぃ!!く、くるなぁぁぁぁ!!!」
「い や だ ね。お仕置きタイムだ!!」
『ぜりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!!!!』
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!!!!!!!
タイムスピードのラッシュが男子生徒に叩きこまれ男子生徒は全身ズタボロになりながら吹っ飛んで地面に落下して気を失いスタンドも消えていった。
ズシャ。
気絶した男子生徒に対して丞悟は指をさしながら言った。
「一応手加減はしてやったが数カ月はベットの上だ。そこで自分の起こした悪事を反省していな」
スタンド能力に目覚めた一般学生。
スタンド:名前不明、能力不明。
全治3カ月のうえ精神的ショックの影響でスタンドが使えなくなって引きこもりになりリタイヤ!
目の前で起きた不可思議な出来事の連続に呆然となっている飛鳥に頭から何かが被された。急に目の前が真っ暗になったことに飛鳥はパニックなる。
「! わぷっ!?」
「それで肌を隠してろ」
「?・・・!!ッ」
被された物をどかして顔を出した飛鳥に丞悟が言う。
その言葉に飛鳥は自分の今の状態に気づいた。先ほどの見えない攻撃で服のいたる所が破けて下着が見えてしまっているのだ。
慌てて被され物、学生服で肌を隠した飛鳥は赤らめた顔で丞悟に御礼を言う。
「・・・助けてくれてありがとう///」
「! ・・なに、気にすんな。俺がしたいからしただけだ///」
「うふふ」
飛鳥の礼に丞悟は照れた顔をそっぽを向きごかました。それを見て飛鳥は微笑む。
そこへ4人の少女が近づいてくる。
「飛鳥~~!」
「飛鳥さん!」
「飛鳥ちゃん!」
「飛鳥!」
「みんな!」
仲間だと気づいた飛鳥は喜ぶがその姿を見た丞悟はその場を去ろうしたが4人は去ろうとしている丞悟の姿に気づいた。
「! あっ、てめえわぁぁ!!」
「!あなたわ」
「!! さっきの人!」
「!!」
丞悟に気づいてさらに近づく4人は飛鳥の格好とぼろぼろの男子生徒にも気づく。
「! これは・・・・」
「てめえがやったのか!!」
「雲雀、おれの後ろにいろ」
「や、柳生ちゃん・・・」
4人は丞悟対して身構えた。それを見て飛鳥は丞悟を庇うため4人の前にでる。
「みんな誤解だよ!この人は犯人から私を助けてくれたの!」
「もういい」
「えっ・・・?」
自分を庇ってくれている飛鳥を押しのけ丞悟は4人の前に出る。
「俺は逃げも隠れもしない。好きなようにしな」
「「「!!?」」」
「!――・・・・」
丞悟の発言に飛鳥は驚き心配する。
葛城、雲雀、柳生は丞悟の素直な投降に困惑しながらも警戒する。一方斑鳩は丞悟の態度と彼を庇った飛鳥に倒れている男子生徒とこの惨状について思考した。
・・・飛鳥さんの言うとうり彼が飛鳥さんを助けてくれた・・・・?倒れているこの生徒が犯人?でもどうやって飛鳥さんを追い詰めたのかしら?・・・・・・・・・・・解りませんわ。
「・・・解りました。では私たちについて来てくれ「その必要はない」――――ッ!!?」
急に聞こえた声と共に謎の老人が現れた。
彼の名前は半蔵。この半蔵学院の設立者にして飛鳥の祖父にして伝説の忍びだった強者。
急に現れた半蔵に忍学科の生徒は驚く。
「じっちゃん!?」
「「「「半蔵さま!!?」」」」
半蔵は驚いている飛鳥たちを素通りして丞悟の前に来る。
いきなり現れた謎の人物に丞悟は警戒した。
そんな丞悟の態度を見て半蔵は懐かしむ顔して丞悟に話しかけた。
「お主が
「? ・・・あんた俺の爺を知っているのか?」
「知っているとも。共に戦った戦友じゃた」
「じっちゃん。この人こと知ってるの?」
「うむ、正確には彼の祖父をじゃ。名は飛影。儂の戦友じゃた男」
「じっちゃんの戦友・・・・!」
「「「「!!?」」」」
半蔵の説明を聞いた5人は驚きあらためて丞悟を見た。
そんな彼女たちを見て丞悟はため息を吐くのだった。
「はぁぁぁぁぁ、やれやれ・・・」
TO BE CONTINUED
続きを書くのは未定ですが感想やストーリーが思いついたら書いてみようとおもいます。気長に期待しないで待っててください。