捏造日本召喚   作:あまの

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神聖ミシリアル帝国訪日

中央歴1641年1月16日

 神聖ミリシアル帝国 帝都ルーンポリス

「それでは、これより出発します。」

 世界最強と言われし、最大の列強国、神聖ミリシアル帝国は、第3文明圏よりもさらに東にある文明圏外国家、日本国に対し、世界の先進11ヵ国会議への出席要望と、国交開設の事前準備のため、30名にも及ぶ先遣使節団を派遣しようとしていた。

 

 代表的な人物は

○外交官フィアーム

○情報局員ライドルカ

○武官 アルパナ

○技官 ベルーノ

である。

 

一行は空港の駐機場へと向かう。

駐機場には、白色に塗られた翼の付いた人工的な乗り物が駐機している。

彼らは『天の浮舟』と呼ばれる航空機に乗り込む。

日本国の西の地方都市、鹿児島市へ向かう。

観光を兼ねながら日本を体感し、首都東京で会合。

情報局員ライドルカは、天の浮舟に乗り、大きなイスに深く腰掛ける。 ふと右側を見ると、先に乗り込んだ外交官フィアームがおり、その顔は優れない。「フィアームさん、どうかしましたか?」

話しかけられたフィアームはライドルカの方向を向く。

「事前に説明は受けましたが……我々、中央世界の、しかも世界ナンバーワンの国が、わざわざ自分から、第3文明圏のさらに東の文明圏外国家に足を運ぶ行為が気に入らないのです。実質的にパーパルディア皇国に勝ったと説明を受けたが、元々恐怖による支配があり、国内に不満を多く抱えてきた。日本はそこを上手くついただけではないのか?だいたい、第3文明圏は、文明圏と呼んでいいものかと私は思っている。独自の文明は持ってはいるが、未だにワイバーン以外の飛行方法すら確立されていない。

私から見れば、第3文明圏そのものが、土地だけは広く、文明レベルの低い集合体にしか見えない。今から行く国は、そんな第3文明圏からもさらに外れているというじゃないか。

第3文明圏はレベルが低く、さらにそこから外れると、レベルの低さに拍車がかかる「今回の派遣は、あなた方情報局が主体となって提案したらしいな。まずは情報局だけで情報を集めてくるべきなのでは? 国交を結ぶにしても、まずは日本から来させるように工作くらいはしてほしかったものだ。」

「申し訳ありません。接触した結果として行った方が得られる物が多いと判断しました 文明圏の端であるにもかかわらずというのは ムーの神話にある転移国家というやつです」

「他の星から突然あらわれるというやつですか?」

「そうですね ムーの技術体系が魔法と外れている理由です」

「信じがたいな」

「それもあって行った方が良いという判断です 動かせない物を見るのが一番ですから」

 

アトラタラスの空港で一泊して一行は九州地方に近づいていた。

 

「船長からです まもなく日本の防空識別圏とやらに入ります。戦闘機が2機来るそうですが護衛と先導ですので気にしないようにとのことです」

 

ライドルカが荷物をごそごそ探し始める。何か箱形の物を取り出して操作し始める

「これでいいはず」

フィアームが「それは何です」

「魔信機みたいなものらしいですよ 空港と天の浮舟と戦闘機の通信がこれで聞けるはずです」

「それがですか」

「アトラタスで一人操縦室に知らない人が入ったのはこれの操作員です 機械を通すとなぜか言葉が伝わらないとかで」

『44Gr44G744KT44G444KI44GG44GT44Gdにほんへようこそ』

「後半だけわかりましたな」

「中央世界語を勉強してるそうですよ」

「それくらい当然ですな」

「最初は九州地方の基幹空港という話もあったのですが 誘導がうまくいかないと大混乱になるとかで 全員で見学する施設に一番近い 地方空港に決まりました」

「われわれを地方空港?」

「基幹空港だと2分に1回離発着があるそうで 誘導する装置をつんでないと事故の元だそうです」

「2分・・・ 信じがたいですな」

「今回行くところは1時間1本程度なので余裕があるそうです」

『6K236KGb5qmf44KI44KK6KaW6KqN護衛機より視認』

「いやぁ、私も日本国がどのような航空機で来るのか、非常に興味がありますね。」

技官ベルーノも話に入ってくる。

突如として、2機の機体とすれ違う。遅れて轟音。

2機の機体は、遥か後方で向きを変え、あっという間に天の浮舟に追いつき、1機が先導し、もう1機が横につく。

「なっ……何?速すぎる!」

「ムーの飛行機に使用しているプロペラが無いぞ!はっ!機の前方に空気取入口がある!まさか、日本国も、魔光呪発式空気圧縮放射エンジンを実用化しているのか!」

技官ベルーノは、驚愕する。

「しかし、なんて速さだ!制空型の天の浮舟の速度を凌駕している!」

武官アルパナが話に割って入る。

「あの翼型は……なんと!後退翼か!速度が音速を超えた場合に翼端が超音速流に触れないために考えられた翼型!我が国ではまだ、理論の段階だが、実物がまさか見られるとは!

アルパナ殿、あの戦闘機は少なくとも音速を超えますぞ!」

技官ベルーノは興奮気味に話す。ベルーノは後退翼の特性を見抜く。

外交官フィアームは、ワナワナと震え、話始める。

「バカな!!文明圏外国が、我が国を凌駕する航空機を持つはずがない!

あってはならない事だ!!」

「しかし、あの機体は明らかに音速越えを想定している。無意味な形の航空機は作らないでしょう。」

「我が国は、先進的な学問体系もさることながら、古の魔法帝国の遺産を多数研究出来るという、他国に比べても大きなアドバンテージがある。にも関わらず、航空機技術という、最も重要な一分野において、負けるとは!いったいどういう事だ!」

外交官フィアームは、困惑しながら日本国航空自衛隊の主力戦闘機、F15を眺めるのだった。

「44GT44Gh44KJ56m65riv566h5Yi244CA5YWI5bCO5qmf44Gr44GX44Gf44GM44Gj44Gm56m65riv44KS6KaW6KqN44GX44Gm5ZGo5Zue44GX44Gm44GL44KJ552A6Zm444GX44Gm44GP44Gg44GV44GEこちら空港管制 先導機にしたがって空港を視認して周回してから着陸してください」

「44KK44KH44GG44GL44GE44CA6KaW6KqN5b6M44CA552A6Zm444KS6KGM44GG了解視認後 着陸を行う」

「56m65riv6KaW6KqN44CA552A6Zm444KS6KGM44GG空港視認 着陸を行う」

「56m65riv566h5Yi244KI44KK44CA552A6Zm444Gp44GG44Ge空港管制より 着陸どうぞ」

着陸を確認すると 戦闘機は飛び去って行った。

空港の建物の前に来ると天の浮舟より巨大な機体が駐機していた」

「あれも魔光呪発式空気圧縮放射エンジンか」

後方で1機轟音を響かせて飛び上がっていく。やはり魔光呪発式空気圧縮放射エンジンのように見える」

フィアームは「ずいぶん山の中だな」

ライドルカ「さっきのように轟音を立てるので新しいところほど山の中だそうです」

機を降りた使節団は、日本国の出迎えと挨拶を交わし、彼らの用意した移動手段、バスで鹿児島市内のホテルに向かう。

一行は、旅の疲れを癒すため、ホテルに直行した。

車窓より都市が見えてくるが、これほどの大都市が文明圏外にあり、かつそれが1地方都市に過ぎないという事に、全員が衝撃を受ける。

 

その日の外交官フィアームの日記より

 私は今日、人生で最も衝撃を受け、最も疲れた一日であった。

ライドルカの言うとおり来て良かった。日本の使節団が来て説明しても「嘘だ」と決めつけていたであろう。

 

翌日 説明会が開かれる

7年前に転移の予兆をつかみ なぜ起きるかわからないものの起きた場合に備えてきたそうだ

明日、内之浦宇宙空間観測所とかで打ち上げとやらの説明と見学 その後複数班にわかれて行動とのこと

 

バスとやらでずいぶん揺られてついたところはまた山と海に挟まれた辺鄙なところだった

「内之浦宇宙空間観測所へようこそ ここでは主に科学観測衛星の打ち上げと管制をやっています」

「衛星?」

「星の周りをぐるぐる回る 小さな人工の月みたいな物ですね」

「僕の星というものか」

「まぁ 星と言えば星です」

「・・・」

 

「皆様には 今の予定ですと明日 イプシロンロケット157号機の打ち上げを見学していただきます 何しろ100年近い観測の結果が無駄になってしまいましたので 今必死にこの世界は何なのかを探っています。 明日打ち上げるのは太陽風観測衛星です」

「太陽風?」

「ええ われわれは魔法でなく科学を基本にしています。その中に魔力ではなく電気というものが根幹に存在します。太陽から打ち出される微粒子が電気を使ったいろんな物に影響します。 その基礎データー集めですね」

 

「3・2・1・発射」

轟音とともに何かが空に駆け上がっていった

 

「打ち上げも無事見られましたし 今日はここにもう一泊して 明日また鹿児島で一泊 その後2班に分かれていただいて 新幹線の九州―山陽ルートと九州―四国ルートで大阪へ向かいます」

「どっちの方が見応えがありますか」

「九州―四国ルートですかね 開業も新しいので高速化されていますし、海峡を3つも渡るので絶景ですよ」

「海峡を橋で渡るのですか?」

「ええ 最初に渡る豊予海峡大橋は世界一の吊り橋だったこともあります」

「・・・。」

「なにしろ島国で山国なので橋とトンネルの技術は世界一だとおもっています」

 

1週間後 外務省

○先進11ヵ国会議は2年に1度開催される。

○次回開催は、およそ1年後である。

○参加国は、世界に多大な影響力を及ぼす事の出来る大国のみで構成され、今後の世界の運営方針について、会議を行う。

○世界中(彼らの把握している範囲の世界)の国々が、同会議には注目しており、日本国が出席すれば、世界に大国として認識され、国益にもかなうと思慮される。

○参加国は、世界運営について、新たな意見を述べる事ができる。

○第3文明圏については、今まで固定参加1か国、持ち回り参加1ヵ国の計2か国であったが、今後は固定参加国を日本国にしたい。

 

日本は参加することとし、色々と会議について聞き出すのであった。

 

 




2020/02/06 改行句読点誤字修正
2020/02/08 日付挿入
2020/02/25 人名間違い ファイアーム->ライドルカ
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