捏造日本召喚   作:あまの

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誤算の連鎖

中央歴1643年6月2日 国境の街 アルー

 

まだ日本としては反攻作戦には出たくない。海上護衛に手を取られすぎていて余力が無いのだ。かといって、同盟国人を見捨てるのは無理である。それが師団集結前の浪江1佐のアルー配備である。指令内容は「遅滞防御を行い 民間人を避難させよ。」

「防げると思うかい?」

「向こうは3万弱 機甲師団らしいのが半分 歩兵師団が半分って感じですから航空優勢を確保できればできるかと」

「司令 早期警戒機から 敵航空基地より大部隊出撃 空自からは防空部隊出撃と入りました」

「仮設基地を潰して 侵攻するつもりでしょうね」

「よし、総員出撃 迎撃点で遅滞防御を行う。町長には避難勧告を」

 

グラ・バルカス航空隊 アンタレス戦闘機

今回はムーを攻めるにあたって陸軍の天敵な航空部隊を排除することだ。ムーの兵器では装甲車両には効果がないだろうが、トラックには致命的だ。

何かが光ったと思ったら僚機が次々爆散していく。そこで意識がなくなった。

 

自衛隊E2E

「監視者より 騎兵隊 全機撃墜 アルーからの避難民の上空哨戒を」

「騎兵隊了解」

 

グラ・バルカス 陸軍 第4師団

「前進」

戦車・装甲車が前進を始める。 ムーの陣地には後方の砲兵陣地から射撃が行われ頭を出せない状態にしている。塹壕を乗り越え、ムーの兵士をつぶしていく。砲兵陣地もつぶし。街の手前の森が見え始めた。

「ちか」

何かが光ったと思ったら僚車が次々止まっていく。

「司令部より 止まった車両の応答がない 確認を」

「こちら第3中隊指揮車より司令部へ 大穴が開いて貫ガ・・・」

「何があった指揮車」

「司令部 全車動けず 森の中から砲げ・・・」

「今のは誰だ」

 

陸上自衛隊10式戦車

「思ったよりもろいですね」

「最弱の予想と合うな 多分2個連隊あれば全部つぶせるぞ」

「とはいえこの森から出ることは禁じられていますしね」

「榴弾に切り替えて新たな目標が現れたら砲撃」

 

陸自連隊司令部

「思ったよりもろいなぁ」

「どうします?」

「一時的には落とせるだろうけど後詰がいない。なし崩しはまずいな。アルーの避難民が空洞山脈に入ったら、駐屯地を砲撃で耕して証拠隠滅してから撤収」

 

グラ・バルカス 第4師団司令部

「どうしたんだ どの部隊も陣地を超え、森が見えたところで連絡途絶だ」

「偵察小隊戻りました」

「森の手前で前方からの砲撃と思われるもので貫通しています。 小隊の一部が近づこうとしたら砲撃され全滅しました」

「森の中に何かいるかわかるか?」

「いえ 近づくと砲撃されるので」

「敵基地が砲撃されています」

「どこの部隊だ?」

「いえ、敵が自基地を砲撃しているようです」

「司令。敵は撤収しようといているのでは?」

「撤収してくれれば、アルーの街は落とせるな。暁闇に偵察に変更だ。何もいなければ歩兵部隊で街を落とす」

 

陸自連隊司令部

「先に撤収した砲兵隊が駐屯地耕し終えました」

「よし、撤収」

 

中央歴1643年6月3日 グラ・バルカス 第4師団司令部

「偵察隊戻りました」

「多数の装機車両の跡はありましたが今はいません。」

「よし道路を補修して アルーの街を歩兵で落とす」

「敵の正体がわからないのが不安ですな」

「仕方あるまい 壊滅状態になるとは思わなかったな」

 

アルーの街は陥落し、グラ・バルカス第4師団は再編のため後方に下がり、第6歩兵師団が警戒に当たるのであった。

 

 




作者の「誤算の連鎖」です。
原作6巻では市街地に砲撃かましてますけど支配したいんで焼け野原が欲しい訳では無いと思い変更です。
2020/02/25 誤字修正
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