捏造日本召喚   作:あまの

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原作とは人名位しか共通点が無い


ラ・サカミ プロジェクト室の懲りない面々

中央歴1643年5月22日

MT01船団と一緒にラ・サカミがタグボートに引かれてやってきた。応急修理で穴こそ塞いであるが 被弾が激しい。とりあえずドックに入れて調査からだ。

 

「艦体中央部に被弾してキールに損害出ていますね よくたどり着いたと」

「直せるのかい?」

「作り直しレベルですね」

「絶対直してくれという要望だしな。どうする?」

「キールの損傷部分交換から要りますから、艦体ばらす必要があります」

「キールつなぐ必要があるんだろ?」

「ええ」

「それならストレッチして武装増やしちゃうか? どうせ繋ぐんだし」

「何する気です?」

「30.5cm連装4基にして準弩級艦にしちゃおうかな」

「それ、部品を使った別物ですよ」

「期間かわるかい?」

「1-2ヶ月伸びるかな?てところでしょう」

「やっちゃう方向で強化策考えよう」

「先に話し通して来てください」

「わかった。上京してマイラスさんと話つけてくるわ」

 

中央歴1643年6月20日 ムー大使館にて

「マイラスさんこんにちは」

「東課長こんにちは」

「やっと捕まえられた ムーと東京行ったり来たりされているから」

「東課長が来られたって事はラ・サカミの件ですよね」

「そうです。調査してよく戻って来られたなぁというレベルで被害受けています」

「そんなに酷いんですか」

『被弾で武装が飛んでいたり、大穴があいているのは軽傷で、船として致命的な部分に損害が出ています。船の背骨 キールにひずみが出ちゃっているので艦体を一旦解体 損傷部分を切断して新しい部材で作り直す必要があります」

「オタハイト沖海戦の英雄です。なんとしてでも直してください」

「そういうと思いましたよ。で、訪ねたのは、そこまでやるならもっと強化しちゃおうかというご相談に伺いました」

「ちょっと聞くのは怖いですね」

「今回の海戦の被害が無くても、第2次改装で主砲を30.5cm 55口径 高初速砲に載せ替えるつもりだったんですが、つなぎ直すなら船体を継ぎ足して連装砲塔4基にしてしまおうかと」

「期間は変わりますか?」

「変わりませんね 1年半です 切断した部分と同じ長さの物を継ぎ足すか 長いものを継ぎ足すかの違いなので」

「艦姿が変わるとなると一存では答えられないので本国に問い合わせます」

「返事 お待ちしています」

 

 

中央歴1643年6月27日

『東課長こんにちは』

『マイラスさんこんにちは』

『やっちゃってください。どこまでできるか見てみたいそうです』

『わかりました。改装内容がまとまりましたらご連絡します』

 

ラ・サカミプロジェクト室

「ムー政府からも『いじれるだけ弄って良い」の許可はもらいました。ストレッチで行きたいので他の部分考えてください」

「機関担当としては機関室がむき出しになるので、メンテのたびに日本に来なくて良いよう高出力ディーゼルで行こうかとなぁ」

「量産型貨物船で使っているエンジンか。補修部品は手に入れやすいだろうな」

「8万馬 2軸4機かなぁ 巡航時は半分止められるようにして」

「ふむ」

「あと前回は時間が無くていじれなかったスクリューの可変ピッチ化も」

「武装の方は?」

「主砲は課長案で、ロケット砲は 無茶な使い方だったらしいから採用辞めて MK45 4基と対空砲 と魚雷は艦首から艦尾にして、2基づつ」

「どうして後ろに?」 

「速力が上がるから 前だと圧力が怖いし 横だと射出時に折れるかも 誘導魚雷前提だからどこで撃っても変わんないし」

「対空砲は?」

「ボフォース40mm 4連2基をイルミネーター付きに ブラックボックスでバルカンファランクス2基」

「それでいけるか概略設計して マイラスさんに報告だ」

 

ラ・サカミ改2要目

二万一千トン

全長190m

全幅23.2m

 

武装

30,5cm 55口径 高初速砲 連装4基 8門

MK45 5インチ自動砲 4門 イルミネーター付

ボフォース40mm 4連2基 イルミネーター付

バルカンファランクス 2基

89式魚雷 艦尾発射管2基×2 

対水上 対空 射撃用レーダー装備

 

8万馬力ディーゼル 4基 二軸 可変ピッチスクリュー

29ノット

 

中央歴1644年12月10日

「この街も二年ぶりか」

ミニラルは配属されていた海軍学校からラ・サカミの艦長へ戻るべく呉の街を訪れていた。海軍全体が壊滅的な被害を受けた後だけに4/5は新兵だ。彼等は先に到着して座学を行っている。前回受け取ってすぐに壊してしまっただけに陸に上がろうかと思っていたのだが、乗り比べて新兵育成してからと説き伏せられての赴任だ。

明日からは実際に動かさないと判らない部分の確認と試験と調整になる。

徹底的に弄ったと聞かされているだけにかなり不安だ。

 

「ミニラル艦長お久しぶりです」

「東さんお久しぶりです。 お手数かけました」

「オタハイトを守った結果じゃ無いですか」

「あまり自慢できないですが」

「まぁ、その話はやめて何をやったか説明しますね

 機関室への直撃弾でキールが折れかけていたので上部構造物をすべて撤去して艦体を分解。曲がったキールを切断して、新しいキールを繋がないといけないので、どうせなら延長。して主砲を2基増やしました・・・」

「まるで別物ですね」

「まぁ後は試験しながら説明します」

 

中央歴1644年12月15日

土佐沖 ラ・サカミ 艦橋

「東さん艦橋が露天でなくなったのは良いですね」

「艦長、水を嫌いますから電子機械は 船としての動きはだいたい確認できましたから武装をしましょう。対空砲火の方は標的の準備があるので 主砲から 一発づつ」

 

「結構まだばらつきますね」

「試作砲での測定値を標準として入れてありますから 訓練しながら管制盤の調整をしてください

 

中央歴1644年12月27日

「ミニラル艦長これで公試終了です」

「東さんありがとうございました」

 

一月上旬の護送船団と同行してムーに向かうことになる。

 

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