捏造日本召喚   作:あまの

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攻守逆転です。


戦略攻撃

中央歴1645年9月

 

レイフォルのグラ・バスカル出張所は占領後も維持を許されていた。立場は逆転したが。

「無条件降伏を受け入れる気になったか?」

「無条件というのは受け入れられない」

「ならば作戦を継続するまでだ」

「せめて何か花を持たして欲しい」

「ふむ。帝室の保持だけは約束しよう。他は約束できない。それが最大限の譲歩だ」

「現皇帝の責任を問わないでいただきたい」

「それはできない。捜査の上決定することだ」

「話にならん。帰らせてもらう」

「お客様のお帰りだ。まだ無条件降伏が条件だ」

 

ムーによる攻撃か続く。グラ・バルカス近海はムーのB32の投下した機雷堰で封鎖されている状態。昼は近海に展開した空母機動部隊からのF8FベアキャットとA1スカイレーダーによる航空撃滅戦と精密爆撃。

夜はB32(空中給油ができるようになっている)による戦略爆撃。次々と都市は瓦礫に変わっていく。

 

何度かの交渉が行われるが物別れである。

 

話は変わるが、核攻撃。それは死者のレートを決めることでもある。

「軍人」を「戦場」でいくら殺しても軍事国家の場合「死ぬこと」が仕事のためレートが上がらない。民間人を各国でなぶりたい放題なぶった報復が必要なのだ。

陸上自衛隊がそれなりならばグラ・バスカル本土侵攻とかもオプションに入るのだが、一部即応自衛官招集しただけでも産業界から大クレームに発展する状態。とても本土侵攻軍など組織できない。他の国では兵器のレベルが違いすぎて本土侵攻など無理だ。

古代帝国がICBMを躊躇無く使っていたことも有り、ここで味方に防御手段の普及をさせるためにも使ってみせる必要がある。

多弾頭ICBMを解体して取り出した弾頭10発を再突入カプセルに入れてH2Cで持ち上げ、使用することにした。

目標は

アーレリッツ 湾の奥 大規模な海軍基地と海軍工廠がある 四発

ルレベルク  内陸  大規模な陸軍工廠がある      二発

フスハイム  内陸  大規模な航空産業都市       二発

ロルバッハ  内陸  工業都市 鉱山を抱える      二発

を攻撃することとする。

中軌道に持ち上げられたカプセルはヒドラジンモーターで再突入コースへ誘導される。

 

中央歴1645年12月

 

神聖ミシリアル帝国 日本大使館 会議室

「我ら首脳部に極秘で見せたい物があると召集が来たが何を見せたいのかな?」

「伝説の復活ですかね」

「どの伝説かね」

「竜人たちの祖先の国、インフィドラグーンを焼いたコア魔法というやつです」

「なっ」

「古代帝国の遺跡で原理が書かれていた石盤が見つかっていましたが、その時点で我々も持っていたんです。綺麗に忘れていましたが」

「忘れていた?」

「我が国が前世界大戦の後、主義主張の違いで分断国家になってしまいましたが、分断した片方の国が規模が小さいにもかかわらず、我々が攻め込めなかったのは、それを持っていたからです。私たちの主義主著の国たちは宗主国に管理を集中させることで効率化し,負担を減らしていました。この兵器の性格は原理は簡単、作るには国を傾けるほどの資金が居るというものです。もう一方の主義主張の国たちは各国で持とうとし、管理コストで国家崩壊になりました。わたしたちの分断先もです。崩壊した後に併合し、宗主国とこの兵器の廃棄には同意しては居たんですが、廃棄施設の建設場所や廃棄した後出るゴミの処理先を巡ってトラブルに。なんせ何億年単位で安全に管理する必要が現在の技術ではあるので。そして転移騒ぎで忘れられてしまったと」

「でそれが今回の極秘招集と」

「復活した古代帝国は問答無用で使ってくると思うので、こっちももって居る事を示しておこうかと言うのと、同じレベルであれば防げることをお伝えしようかと」

「ふむ。で、どこで示すのだ」

「グラ・バルカスの都市の内いくつかは意図的に攻撃しないでおいたので、そこに使って映像中継をします。交渉も進んでいないのでちょっと押してみようかと」

「いつ頃だね」

「もう最終段階に入っていますので5分以内には。この映像をご覧ください」

4分割された中継画面が表示される。

「光りながら落ちてくる物があるな」

「宇宙から再突入させた弾頭ですね」

 

「町が一撃で吹き飛んだぞ」

 

「前の世界ではこれを何千発単位でお互いの国に向け合っていたんですよ」

「なんという世界だ」

「相互確証破壊による平和と言われていました」

「防ぐ手があるといっていたな」

「お互いに向け合っていますから、防御兵器も発達するわけで飽和攻撃されない限りは防げますね」

「そうか」

「これでグラ・バルカスも折れてくれば良いんですが」

「どうする気だ」

「戦後処理と古代帝国戦に向けた組織構築でこの兵器を我が国から切り離してしまおうと思っています」

「これで世界を脅さないのか」

「我々は商売がしたいんで、戦争したいわけじゃ無いんですよ。まぁ今日はここまでです」

 

 

 

数週間後条件付き降伏をグラ・バルカスは受け入れた。

 




使ってしまいました。
現実の日本では絶対あり得ないオプションです。
この世界線だから使ってしまったということです。
まぁ誰かさんたちに見せつける意図もあるかと。
2020/03/01 必要・・・必要 になっていたので 必要・・・あるのでに修正


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