転生者と灰被りのお姫様   作:アイリエッタ・ゼロス

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Student council president again

 5月17日

 

「(やっぱり昨日見た絵は全部斑目の弟子だったか)」

 次の日の昼休み、俺は中庭で昨日見ていた携帯の検索履歴を見ていた。

 

「(そうなると、あのジジイが潰した人間の数は鴨志田以上になるな。このままの

 状態ですみれを行かせるのは危険だな。ここは一度メメントスですみれを鍛えてから

 行ったほうが良いな....)」

 そう考えながら、携帯を見ていると....

 

「こんな所で何をやってるのかしら?」

「....生徒会長さんか」

 俺の背後に生徒会長がいた。

 

「見ての通り、携帯をいじってただけだ。逆に生徒会長さんは何でここに?」

「飲み物を買いに来ただけよ」

 そう言いながら生徒会長は自販機でお茶を買っていた。すると、会長は不意にこんな事を

 聞いてきた。

 

「....怪盗お願いチャンネル、聞いたことある?」

「....一応知ってるが。それが何か?」

「誰がそのサイトを作ったか、あなたは知らない?」

「....それは遠回しに俺を疑ってると思っても?」

「....さぁね」

 そう言いながら、会長は俺から目を逸らした。

 

「....この学園にいると思ってる推理、考え直したほうが良いと思うがな」

「....何ですって?」

 俺の言葉に会長は俺の方を見た。

 

「鴨志田から蓮達が被害を受けたのは間違いない。だが、鴨志田によって退学をした生徒達が

 いるだろ? その生徒達がこの状況を知れば、怪盗団は彼等にとっては正義のヒーローになる。

 そんな彼等がヒーローを称えるサイトを作るのは不思議ではないだろ?」

「....」

「それに、サイトにはこの学園にいる教師の名前もいくつか見かけた。その投稿者の書き方から

 察するに過去の事のようにも思える。これだけでも可能性としては十分だろ?」

「....確かにそうかもしれないわね」

「理解が速くて助かるぜ、会長さん。だからよ....あんまり俺らに変な疑惑をかけるのを

 やめてくれよ? ハッキリ言って迷惑だし、俺らも穏やかな学生生活を送りたいんでな」

 俺は少し圧をかけながらそう言った。

 

「っ!? ....わかったわ」

「話が早くて助かる。じゃ、俺は教室に戻るか。じゃあな、会長さん」

 そう言って、俺は自分の教室に戻った。

 

 ~放課後~

 

 放課後になり、俺は一人斑目のパレスに来ていた。そして、俺は周辺にいるシャドウを

 倒していた。

 

「(この辺のシャドウでこれぐらいの強さか....これだとすみれのペルソナじゃしんどいな)」

 俺は倒したシャドウが消えた場所を見てそう思った。

 

「(....少し、鍛えたほうが良いな)」

 そう思い、俺はパレスを出てメメントスがある渋谷駅に向かった。

 

 

 

 

 

 

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