5月30日
「....相変わらず、俺らは避けられてんな」
「まぁ良いんじゃないか。変に気を使われるのもアレだし」
今日は井の頭公園で清掃活動だった。清掃後、俺は班が違った竜司と蓮と合流していた。
「....それもそうか」
「それにしても暑いな....」
「だな....何か自販機で買いに行くか。二人とも何が良い?」
「おっ、奢ってくれんのか? じゃあ俺はコーラ」
「俺は緑茶」
「はいよ。じゃあちょっと買ってくる」
そう言って、俺は自販機に向かった。
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「あ」
「あれっ? 君は確か....露崎君か」
自販機に行くと、偶然にも丸喜先生がいた。
「丸喜先生。丸喜先生も買い出しですか?」
「まぁそんなところだよ。露崎君も?」
「そうです」
そう言いながら、俺は自販機で飲み物を買った。
「あ、そういえば豚汁どうだった?」
「豚汁ですか? あぁ、めちゃ美味かったですよ。ごちそうさまです」
「そっか! なら良かったよ!」
丸喜先生は笑顔でそう言ってきた。
「あれ? 先輩に、丸喜先生」
すると、背後からそんな声が聞こえてきた。振り向くと、そこには鞄を持ったすみれが
いた。
「すみれ。もう帰るのか?」
「はい、この後練習があるので。お二人は何を....」
「自販機で飲み物買ってたら偶然会って話してたんだよ」
「そうだったんですね。....あ、じゃあそろそろ時間なので私は行きますね。お二人とも
お先に失礼します」
そう言うと、すみれは駅の方に走っていった。
「....露崎君、芳澤さんと随分仲が良いんだね」
すみれの姿が見えなくなると、丸喜先生は俺にそう言ってきた。
「まぁそうですね。たまに飯に行ったりもしてますし」
「そうか....」
そう呟くと、丸喜先生は何か考え込んでいるようだった。
「どうかしました?」
「あぁいや! 何でもないよ。ちょっと考えたいことがあってね。....おっと、そろそろ
戻らないと」
丸喜先生は時計を見るとそう言った。
「それじゃあ僕は戻るね。また今度カウンセリングに来てね」
そう言って、丸喜先生は歩いて行った。
「(っと、俺も急いで戻らねぇと....)」
俺はそう思い、急いで蓮達のもとに戻った。
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「いや~! やっぱ肉食わねぇと元気が出ねぇな!」
夜、井の頭公園の帰りに俺は蓮と竜司と渋谷にある牛丼屋に来ていた。
「てか、来週は社会科見学か。お前らどこにするか決めたか?」
「俺はテレビ局だ」
「俺も一応それにしたな」
「何だみんな一緒かよ! なら、見学の後とかにどっか遊びに行こうぜ!」
「別に良いぞ。どこ行くか、また話し合おうぜ」
「そうだな。なら、グループを作っておくか?」
蓮は携帯を取り出してそう聞いてきた。
「そうするか」
そう言って、俺達三人のグループができた。
「あ、あと杏も誘って良いか? アイツもテレビ局みたいだからな」
「良いぞ」
「OK! んじゃそろそろ出ようぜ」
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竜司 やっぱ行くならドームタウンか?
An 気が早すぎでしょ....
REN だけど面白そうだな
Kai 俺は美味いものが食いてぇ
An スイーツだったらあの辺美味しいとこあるよ?
竜司 スイーツか....
An あんたには言ってないっての
REN かなり色んな店があるみたいだから調べてからでもいいかもな
Kai それもそうだな
An そうだね
竜司 じゃあなんか良い店見つけたら教えてくれ
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「良い店ね....ちょっと調べてみるか」
そう呟き、俺はパソコンを開いてテレビ局周辺の店を探した。