ゲートに巫女さん   作:ソウクイ

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第11話

名無し

……

 

名無し

…………

 

名無し

………

 

名無し

………(/ω・\)チラッ

 

名無し

初手無言の始まり

 

名無し

絶句してるって事だぞ!

 

名無し

少し前に…特地の御一行が銀座の門を通ったよな。帰っていったよな

 

名無し

なんか……えっと……書き込む言葉が見付からないと言うのか。特地に帰る霊夢様は本当に現れたけど………とんでもなかった。とんでもなかった…あかんねん。あんなん。あれはモザイク必至やねん。

 

名無し

うえぁぁああ!!霊夢様を見れるって折角全裸待機してたのにぃ!!!なんか変なの見たぁぁ!!

 

名無し

鏡に写った自分でも見たの。

 

名無し

ネットでだよな?現場でないよな?全身コートで足元が生の怪しい奴が居たけどお前じゃないよな?

 

名無し 

まだ全裸者の方がマシだーー!!何なんだ先頭きってたあの二人は!

 

名無し

まさか自衛官が特地の人達よりも目立つとは…

 

名無し

勇気ある二人に敬礼した。

 

名無し

勇気ってなにさ

 

名無し

大事な何かを捨てること

 

名無し

そんな勇気いらん

 

名無し

あの二人の内の片方って銀座の英雄の伊丹二尉その人だよな。なにしてんだアレ……まさか趣味で

 

名無し

いやいや、いやいや

 

名無し 

伊丹二尉って、オタク自衛官ってのは有名だけど…本人の荷物?

 

名無し

無いだろ!自衛官としての仕事中だろうし!!

 

名無し

あんな私物を仕事中に持ってたら問答無用に首にされるわ

 

名無し

実はプライベートだった?

 

名無し

し、仕事中でなくてもあれは…隠さな…

 

名無し

晒し者…

 

名無し

くそ!何にしても伊丹のせいで霊夢さまの生写真が汚された!!何でどうやっても写る所に居るんだ!可愛い猫柄の箱を持ってて脳汁出るぐらい可愛かったのに!!

 

名無し

なんやねんあの二人は自衛官が公にあんなの持っていいんか。

 

名無し

どう考えても批判とか抗議が行くよな。誰も止めないっての不自然過ぎる。なにか意図があるのか?

 

名無し

どんな意図があってもあんなの許されんわ!

 

名無し

野次馬を遠ざけるために……

 

名無し

数時間前のRの証言かよ

 

名無し

証言?

 

名無し

妄言はどうでもいい

 

名無し  

Rってどなた。

 

名無し

Rってアレだろ工作員の話とか、博麗さま達が温泉街に行ったとか妄言を流したヤツ。

 

名無し

妄言…

 

名無し

あれって地元住民の証言もあってガチぽいんだけど、また何か言ってたのか?

 

名無し

霊夢さま達があの日にあの門の向こうに帰る情報あっただろ。

 

名無し

あったな。ネットの色んな所で情報書き込まれてたな

 

名無し

変だとは思わなかったか?

 

名無し

なにが?

 

名無し

政府が秘匿する必要のある情報が出たの普通じゃないだろ。

 

名無し

政府の情報漏れる…普通では?

 

名無し

お漏らししてない方が驚ける

 

名無し

悲しいけど情報管理がガバガバだもんよ

 

名無し

スパイが国会までフリーパスやで

 

名無し

い、いや!アレッて某国の工作員が意図的に広めた情報らしい。

 

名無し

なんで工作員が漏らす必要があるのか

 

名無し

人込みを意図的に造って誘拐…とか?

 

名無し

いやいや人込み出来てもあんな所で誘拐って相当に無茶あるだろ

 

名無し  

無茶やる国がお隣に…民間人巻き添えにして大混乱を起こして誘拐ぐらいは平然とするぞ。

 

名無し

お隣の国がやった事にして、ってパターンもあんな。

 

名無し

うぇ日にちが出てたの外国の思惑だったか。

 

名無し

下手したら騒ぎのために氏んでたんだぞ

 

名無し

ニュースでやってたし政府からマスコミに漏れたと思ってた。

 

名無し

政府からマスコミに漏れたでも正解かもよ。政府からマスコミに漏れたら工作員に漏れたも同然……

 

名無し

それマスコミがアレッて意味ですね

 

名無し

よけい最悪じゃねぇか!!

 

名無し

人混みの中で誘拐される可能性がある。

自衛隊も可能性を把握してたはず。

誘拐犯が紛れてるかもしれない野次馬は絶対に近寄らせたくない。

 

名無し

話を戻して伊丹の荷物。

 

名無し

まさかあの二人の荷物は人避け!??

 

名無し

いや、警護を強化して野次馬を近寄らせない様にしたら良いだろ

 

名無し

あの時の野次馬の数とか知ってるか?

 

名無し

警察とか道を確保しようと頑張ってたけど無理だったよ。

 

名無し

強硬にやれよ。要人を守る気ないのか

 

名無し

で、強硬にやったらバッシングすんだろクソヤ○ウ

 

名無し

野次馬の人等から自発的に避けて貰うのにあんな荷物持ってたってことなんか?いや確かに効果はあったんやけど……

 

名無し

あんな荷物を持ってた理由は一応はわかったけど手段が酷すぎ(笑)銃を向けたりとかするよりはマシだけど。 

 

名無し

確か…に?銃よりはマシ…マシなのか?

 

名無し

あの二人…あの荷物を持てとか命令されたんかな。公衆の面前であんな荷物を持って歩かされるって…

 

名無し

あんなモロに18禁みたいな作戦より他に手段あったろ!?上手くいかない可能性もあっただろうし。 

 

名無し

一か八かやってみた。

 

名無し

もしかして伊丹氏って嫌われてる?

 

名無し

銀座事件で一人だけ英雄扱いされてるの不満もたれてんのかな。

 

名無し

それありそう

 

名無し

国会で霊夢様筆頭に可愛い女の子たちが傍にってのも…

 

名無し

銀座事件でだけど、目撃者の話だと元から霊夢様と伊丹は知り合いだったみたいな話も有るんだよな

 

名無し

マジで

 

名無し

それは嫉妬される

 

名無し

嫌がらせ受けるなんて可哀想…(ざまぁ) 

 

名無し  

苛めいくない(笑)

 

名無し

本音漏れてるぞ。まぁ状態が主人公ハーレムだし妬みも仕方ない。

 

名無し

妬んでも嫌がらせは良くない。

 

名無し

命令した側は後で怒られそう。

 

名無し

なぁそれよりさ、なんであの話題出さないん?

 

名無し

あの話題?

 

名無し

いやほら!!霧雨魔理沙ぽい娘が居たの!

 

名無し

ん?…え?。

 

名無し

霧雨魔理沙はいたね。たぶん

 

名無し

何人か見たな。

 

名無し

うん現場に東方コスプレのヤツがいっぱいたし別に居ても言うことでない。

 

名無し

いや違うって!博麗霊夢のうしろに居たしただのコスプレイヤーと絶対に違う!

 

名無し

博麗さまの後ろに??

 

名無し

あーホントだ!

 

名無し

なんで気づかなかったんだろ

 

名無し

れ、霊夢さまに眼が釘付けになってたから

 

名無し

これ、一緒に居るってことは… 

 

 

 

 

 

「ようやく帰って……戻ってきた」

 

特地の方に戻ってきた。

 

はー疲れた。日本だと伊丹の奥さんからの撮影会やら国会に出たり、襲撃されたり、変な冤罪掛けられたり大変だった。

 

あの温泉の後は特地に出戻り。家に一回も帰れず。ご機嫌とりの為か買ってきてくれると言われた。遠慮なく代わりに護符の代金として色々と注文した。一部年齢的に駄目だとか文句もあったけど……温泉宿で一時見捨てた事についてと…アメリカンな人による幽霊騒ぎリターンとか言うと速攻で買ってきてくれた。

 

「……もう自分の荷物を持てよ」

 

伊丹が紙袋を首と腕に下げながらそう言った。袋の絵柄は……袋から飛び出す女の子のフィギュア。あんなの頼んだっけ?というか何で剥き出しの状態で?

 

「別に私が持ってもいいんだけど……」

 

元から自分のその手の荷物を人に持たせたくないし持つつもりはあった。 

 

「ダメです。こんなの持ってる博麗霊夢の姿とか見たくないです」

 

って伊丹と同じく荷物を抱えた倉田さんがいう。等身大の女の子のフィギュアを持つ姿がダメな意味でよく似合う。因みに私はこの倉田さんから小さな猫の絵柄の可愛い包みを持たされてた。

 

「……俺も自分がこんなの持ってる姿とかイヤなんだけど?なんでこんな事に?俺のハートがブロークン」

 

「隊長、台詞が気持ち悪いです。ただでさえ見かけでキツいのに」

 

栗林さんが容赦なく言った。

無慈悲な追い討ちに伊丹の目尻に光るものが。

倉田さんは家族とか見てたかなーと遠い目をしてる。家族…

 

「ま、まぁ二人のその姿のお陰で……門に続く人だかりがモーゼの様に開きましたしね。安全に門まで抜けられたので結果オーライでしょう。過激な行動も予見されてましたし本当によかった」

 

とフォローする桑原さん。言葉は良いけど目を逸らしてたらダメだと思う。モーゼって随分と良いように、ヤバい物から離れるって感じだった、黒い虫をみて避けるみたいな

 

物凄い人だかりだったのに、伊丹と倉田さんが前を歩くとサァァって人が離れっていった。

死んだ魚の目をして等身大の女の子のフィギュア等を持った自衛官二人が向かってきたら逃げるわ。私でも逃げて通報する

 

それにしても

 

「…………」

 

魔理沙がフリーズしたみたいに放心したまま。伊丹のせいか。それかいきなり未開の世界に送られる事になったショックで…

 

「お前の如何わしい買い物を見てだろ……」

 

 

 

 

俺は泣きそうだ。

人の視線って物理的に痛いんだな。

実体験でよくわかった。

 

「お前…もう少し買うもの選べよ」

 

買うもので趣味を隠そうともしなかった霊夢に文句をいう。やっぱ中身オッサンだろコイツ

 

「普通に段ボールとかに入れて運べば良かったのに、変な利用をしたのそっちなのに文句言われても知らんがな」

 

「……」

 

霊夢の言い分は言い方は腹立つけど霧雨ちゃんについてはともかく、少しは正論か……一番悪いの持たせたヤツだよな。

 

霊夢の買い物を俺と倉田に持たせるのはまだ良いよ。けどなんでアレな荷物を隠さず前面に出て人避けになれって命令されるんだよ。酷すぎるだろうが!!!皆でドン引きするなよ。恨むぞこんな作戦を提案して命令したヤツ…誰だよ命令したの!…って流石に上の命令でも文句をいうつもりで聞いたら、命令した人が何で不明なの?なに、俺が勝手にしたことになるの??吐くぞ??

 

俺ネットでなんて言われるんだろうなぁ。銀座の英雄の次は銀座のド変態とかか?英雄は地に落ちたとかって言われるか?ほんと誰だよあんな命令したの!

 

口から乾いた笑いが出た。横を見ると『博麗霊夢』と『霧雨魔理沙』が並んでるのが見えた。乾いた笑いが深い深い溜め息に変わった。

 

やっぱ俺はもうダメかも。 

 

この二人が並んでると…フラグにしか見えない…トラブルがやって来こないほうが驚ける。それもヤバイレベルの、無いと思いたいけど……閣下の事を思い出した。

 

これは国会前に俺が、自衛隊のトップ、立場的には天と地ほど差のある嘉納太郎、知人の防衛大臣閣下と会った時の話だ。

 

国会の前、公園で大臣閣下と出会っていた。

 

そして大臣から伝えられた事で俺は頭を抱えた。いや、国会質問で野党が何かしてくるつもりとかはまぁいいよ。

 

「……あー伊丹、大丈夫か?」

 

「明日…博麗霊夢の次は『霧雨魔理沙』と合流するとか言われて閣下、大丈夫と思いますかね?」

 

なんで合流させんの。俺は霊夢どころか銀座の英雄(笑)でもお腹一杯なんすよ。なのに此方での滞在が終わったら霧雨魔理沙も連れて特地に戻れって、別口に先に向こうに送ればいいやん。

 

「……伊丹すまねぇな。詳しくは言えねぇ」

 

卑怯だわー。

そうやって頭を下げられたら何も言えない。

 

「はぁぁ……その霧雨魔理沙って霊夢みたいな感じなんですか。それとも…」

 

「安心しろ…とも言えないが幻想郷から来た訳じゃない…と判断してる。此まで日本で暮らしてた奴だ。霧雨魔理沙についちゃあ、博麗霊夢と比べたら普通の女子中学生の範囲らしい。力もまだ何も使えないそうだからよ。だから博麗霊夢と違ってただ名前が同じで容姿が似てるだけって話もある」

 

「…そうなんですか」

 

似てるだけで巻き込まれただけってなら気の毒だな。…言い方に引っ掛かる部分があるけど

 

「それとこれを」

 

俺は棒が飛び出た紙袋を渡された。中身は大きい帽子とエプロンドレス、帽子と棒と思った箒が入っていた。霧雨魔理沙と合流でこれって……。

 

「あの……これを着てほしいって俺がまた言えと。勘弁してください。霊夢の巫女服でも苦情が来たんですよ。なんでか俺に」

 

霊夢の巫女服が俺が原因って事で、霊夢本人は面倒と思ってる位だけど、女性陣から俺の評価が地を這う事になってるんだ。大臣とか命令云々嘘だと思われてな。服装は俺の趣味だってな。誰もそれについて疑わない。部下からの信頼度に涙が出るわ

 

「頼むよ伊丹」

 

閣下は真っ直ぐな真剣な目で見てからまた頭を下げた。霊夢の服を渡すときもそうだったけど反則だ。断れないだろ。

 

「……はぁぁわかりました」

 

一体なんなんだろうな狙いは。少なくとも単なる趣味が目的じゃないのはわかる。オタク趣味があるからって流石に仕事に持ち込むような人じゃないしな。……何かあったんだろうな。

 

服を頼むのかぁ。霧雨魔理沙はどんな反応するのか。普通の女子中学生の範囲なんだよな。オッサン的に普通の女子中学生って怖いんだけど。既に同じく中学生の霊夢に頼んだ?アレの本性はオッサンだし。…ちょっと女の子成分もあるか。

 

「本当にすまねぇな。それと渡す時の説明は博麗嬢の時と同じで良いからよ」

 

大臣が土下座とかの設定の説明をまたしろと。

 

いいのかな。霊夢が完全に閣下のことを困った変態だって認識してるのに、スキャンダルに成ったりする可能性もある。閣下の事だから俺にだけ嫌な役を押し付けないってことだろうな。

 

「はぁ了解しました……話は別なんですけど、あの霊夢の護符の事なんですけど。なんとか要望の数を減らしてもらえません?」

 

霊夢がキレかけてる様子を何度か見掛けてる。不満をこのまま溜めたら霊夢が一人暴動を起こして自衛隊壊滅なんて事も………いや、やらないだろうけど実行は可能そうでコワ。

まぁキレたら家出成らぬ駐屯地からの脱走とかならやるよな。

 

「それは………善処はしてぇが、難しいだろうなぁ。国会で大々的に広まってしまって他国が要望してくる外交案件にもなってるからな」

 

閣下がゲンナリした顔をしてる。話に聞いてたけど予想よりすごいことに成ってるのか。

 

「俺から無理させないように指示はしとくが…………まぁ博麗嬢にはどんなに要望が来ても無理をしない範囲の数で良いって伝えといてくれや」

 

「……判りましたそう伝えときます」

 

それから国会で崖っぷちの議員達が張り切ってて、俺の証人喚問が大変なことになるとか、胃にまたドカリと来る事を教えられた。幽霊騒ぎの元凶とも言える霊夢を連れてけば災難を恐れて自重するかもって頼りない保証は貰えた。

 

で、閣下と別れる前に最後に話した事が意味不明。

 

「なぁ伊丹……スーパーヒーローって居るだろ」 

 

突然なんの話だって思った。

スーパーヒーローってアメコミの話か?

 

「そのだな。例えばの話だ。そのスーパーヒーローが活躍する世界でスーパーヒーローが居なきゃどうなると思う?スーパーヒーローが居ないだけで……スーパーヒーローの解決する世界の危機とかはそのままでと考えてくれ」

 

「それは…ウルトラ○ンがいないウル○ラマン世界とかみたいな感じですか?」

 

「怪獣はそのままでな」

 

「それはまぁ……ウルトラマ○の代わりに国か軍隊が代わり解決しなきゃいけないですかね?」

 

門の事とかこれに当てはまるか?別に向こうでも世界の危機みたいなモノなんて無かったよな。怪獣ってなら赤龍てドラゴンはまんま怪獣か…あの赤龍はともかく、ウルトラマ○の怪獣なら自衛隊の装備でダメージ与えられのか?

 

「……それじゃあよ。どんな兵器の攻撃の効かない軍隊じゃどうしようもない相手かモノならどうする?」

 

「それは……ご都合主義の科学か。人類の知恵と勇気でなんとかするか。それでダメならそれこそヒーローでも現れてくれないとダメですね」

 

一体何が言いたいんだ。

 

「もしだ。その危険をどうにかできるスーパーヒーローの代わりに成れる一般人が居たらどうする」

 

「あの閣下、なんの話ですか」

 

なんなんだ。この話は

 

「それは………あーいや…何でもない、すまねぇな。ちょっと疲れて変な話をしてたわ。伊丹、今の話は忘れてくれ」

 

いやそんな意味深な話をされて忘れられませんって

 

何の話なんだ。こんな時に脈絡なく意味の無い話をする人じゃないよな。スーパーヒーローが必要な何かあるのか。特地なら一番の脅威は赤龍?……恐ろしいけどあれで世界の危機って言わないよな。こっちでなにか?

 

それと一般人でヒーローになるってどう考えても………止めよ。考えただけで胃が痛くなる。たぶん考えたらダメな類いの話だ。マジな話だとしても俺が悩んでどうにかなるレベルじゃないだろう!

 

そんな事を思い出しながら隣の外見詐欺を見る。

 

「ネットが繋がらない。伊丹がどんな扱いなのかわからない」

 

博麗霊夢…そっくりな何か。

閣下の話に……関係してるよな

 

いや現実に主人公補正みたいな運命(トラブル引き寄せ)力とかないよな!無いと思いたいなぁ。なにも起きないとか無いよなぁ。せめて何か起きるにしても暫く後にしてもらいたいなぁ

 

帰還の報告をして荷物の事で怒られた後の話だ。柳田さんが誰かを連れてきた。連れてきた相手を見た。

 

「おいこら伊丹、どこに行く」

 

思わず足がバックしてた。

 

魔理沙とは違った東方project関係にしかみえない金髪の少女が見えたんだぞ。特地の人間は無反応、東方projectを元から知ってる倉田は驚愕の顔。東方projectを資料として見せられた他の部下はまたかよみたいな顔。霊夢は…

 

「伊丹、私達は何も見てないオッケー?」

 

「……オッケーだ」

 

俺たちの意思は同じだ。御互いに静かに強く頷きあった。そして柳田さんを見て強く訴えかけた。ソッチで何とかしてね!

 

「伊丹二尉わかるよな?諦めろ」

 

目がまるで笑ってない。俺に向ける優しさはないのかぁ!!再び霊夢と目を合わせると……霊夢は倉田を見た。そうだな。良いよな。東方project好きだろうし。

 

「「倉田(さん)、後は任せた」」

 

「は!ちょ!?」

 

俺と霊夢は倉田を前に押し出した。

 

「いや、それはダメだろ」

 

魔理沙がいつの間にか復活して突っ込みを入れてきた。

 

『アナタ達、何してるの……』

 

不思議な国から来たぽい少女は呆れた様な目で見ていた。此方の世界の言語、…此方に居るのかぁ。また面倒な

 

 

 


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