ゲートに巫女さん   作:ソウクイ

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第6話

『スタジオの奥田さん!!こちら○○神宮前ですが、ご覧ください!見渡す限り人人人!モノすごい人の数です!人が多すぎて進めません!例年の数十倍と関係者の方が言うほど、多くの人が詰めかけると言う珍しい現象が日本各地で起きているようです!あ、どうやら進めそうです。これから移動しますのでスタジオに一時お返しします!』

 

『中継ありがとうございます。但馬さん、やはりこれは……銀座の人々を救った東方projectと言う作品の博麗霊夢に良く似た少女の影響でしょうか』

 

『それも大いに理由として有るでしょうが……数日前にありました国会審議中に起きた怪奇現象も大いに関係あるでしょうねぇ』 

 

『ああ、あれですね。国会会議中に幽霊のようなモノが現れ議会で大混乱を巻き起こした…』 

 

『ええそれです』

 

『やはりあれですかぁ…。いえ、正直言いますと私、幽霊なんて存在しないと思っていたのですが……あれを見ると、信じざるえないですよねぇ』

 

『私も同じくですよ』

 

『お二人のように!あの映像を見て幽霊が本当に存在すると多くの人が思ったのでしょう!その証拠として先程の中継の映像の様に多くの人が神社やお寺等に訪れているのですね。幽霊から身を守るお守りが欲しいと!』

 

『お守りなど生産が追い付かないほど売れているようです。かくいう私も有名な○○のお守りを購入しました!…仕事を休んで買いにいきました』

 

『仕事を休むのはよろしくないですね…』

 

『お守りと言えばなのですが…』

 

『なんでしょうか』

 

『この度の騒ぎの元凶である先日の国会審議中に起きた怪奇現象について、当番組は独自に重大な新情報を独自に入手しました。どうやら御守りが事件の発端だという話なのです』

 

『御守りがですか…どういうことでしょう』

 

『匿名の政府関係者が話してくれた事なのですが、特別な御守りを与党関係者が入手していたという話があるのです』

 

『特別なですな』

 

『はい、政府に保護されている博麗霊夢に似た少女の作製した御守りです』

 

『ええ!!それは、お、驚きの事実ですね』

 

『情報提供者によりますと…その特別に作成されたお守りを持てば基本的に誰でも幽霊が見えるようになるそうです』

 

『幽霊が見えるお守りですか!…まさか!!』

 

『はい、情報提供者がお守りを使い実際に幽霊を見たそうです。さらに情報提供者によれば、そのお守りの力により国会会議中にテレビを通して幽霊が見えたという話です』

 

『なるほどぉ…つまりあの国会での事件は、特別な御守りを政治家が持っていた事で起きた事件なんですね。なぜあの様な事が起きたのか納得できました』

 

『文字通り目に見える形でお守りに効果があったんですねぇ』

 

『しかし、政府発表では博麗霊夢さん似の彼女は特地に特別顧問として随行しているとの事ですのですが、政治家達だけがお守りを貰っていたのですか……』

 

『…いえ、正確には与党の議員だけのようです』

 

『庶民には内緒で特別なお守りを権力がある者だけが取得していた!これが事実ならけしからん事ですね!』

 

 

 

 

「随分と露骨だな。持っていたのは与党議員だけでも無かったのにな」

 

「先日の国会での騒ぎについて彼女に聞いてきたのか」 

 

「はい。製作をした彼女に聞いた所、議員の皆様が持った護符が一ヶ所に集まりすぎた事から、護符同士の共鳴で力が増して件の現象が起きたのかもと」

 

「かも?作った本人にもわからないのか?」

 

「はい。護符等自分が持つ分だけしか持った事がなかったそうで、先日の議会での現象を伝えると本人も驚いていたようです」

 

「本人もか?」

 

「そもそも他人に護符を渡した経験など無かったそうです」

 

「本人も他人が使った場合に起こる事を知らないと言うことか。確か幽霊が見えることも知らなかったのだろう。なら他にも護符で不具合が起こるかもしれないぞ。」

 

「はい、ですので護符の調査を依頼した研究室に、さらに詳しい調査をするように頼んでおります」

 

「そうか」

 

「魔法みたいなもんだろ…科学的に解ることなのか?」

 

「発動のプロセスは難しいだろうが、何が起きるかだけなら調べられるだろう」

 

「今わかってることは、議場等集まる場所に護符を持っていくのはダメたと言うことか」

 

「いやどの程度集まればアウトなんだ。議員が集まる会合も不味いかもしれんだろ」

 

「…護符を一時的に回収するしかないか。他にも何かあるかもしれないしな」

 

「素直に返してくれるか?」

 

「反発もあるでしょうがあの幽霊騒ぎのような事があったんです、問題がないか確認するためなら納得してもらえるでしょう」

 

「次は…あの議会の時に複数の議員に対して騒いだ事についてか……幽霊がアイツに殺されたとか裏切られた騙されたと騒いでいたのを放置は無理だろう。世間の反応は」

 

「なぜ犯罪者を逮捕しないのかと連日に渡って、関係省庁等に対応困難なほど電話が来ているそうです…海外でも大手のニュースに…」  

 

「あんなハッキリ幽霊が見えたとなると海外のニュースにもなるよな…事実虚構どちらにしても幽霊が騒いだ件は放置はできない。幽霊の証言としてもあんなにハッキリと公に放送されたんだ。名指しされた議員はどうしてる?まぁわかりきっているが」 

 

「はい、件の議員の方々は其々全員が幽霊が話した事について否定しています」

 

「どう思う」

 

「…答えられないことを聞かないでください。 まぁ感想で言うなら怪しいですね」

 

「幽霊に告発された議員の顔色を見ただろう?完全に有罪の顔色をしていたよ。国民も有罪と認識している。今は日本は世界中から注目されている。……対応を間違える訳にはいかない。今は多少強行に動いても…」

 

「下手すればクーデターに成りますよ」

「難しいだろうが、せめて幽霊騒ぎで告発された議員については出来れば早急に拘束したい……」

 

「しかし物的な証拠がないと…」

 

「幽霊の告発だけでは弱いかな」

 

「難しいでしょう」

 

「議会に現れた幽霊の身元については?国会の放送のあとで知人や家族を名乗る人物から多数連絡がきたんだろう」

 

「はい、連絡があった人物を確認したところ…放送された幽霊と酷似した人物が確認されています」

 

「その酷似した人物の現状は…」

 

「全員が行方不明、又は亡くなっています…」

 

「事件性はどうなんだ」

 

「行方不明については突然消息を絶っているようです。亡くなって居る場合は殺人自殺や事故など。それと犯人不明の殺人事件………対象の議員とトラブルが起きていたという話も出ています」

 

「当然だが警察が捜査を開始しているのだな?」

 

「はい。公安も動いています」

 

「何が出てくるか……恐ろしいな」

 

「印象としてはパンドラの箱ですね。開いて良いものなのか」

 

「与野党関係なく対象の議員が多く、特に特定の国と関係が噂される議員が多かったからな……」

 

「マスコミが幽霊について報道しても、幽霊が騒いだ内容について触れてるのは殆ど見たことがない。笑えるよ」

 

「ふん、結構な事じゃないか。素知らぬ顔を全国民に見せておいて後から擁護しようモノならマスコミの自殺行為だ」

 

「今の時点では公安と警察の捜査結果待ちだな」

 

「それなのですが公安と警察関係から護符の配給の要望が来ています」

 

「警察がなんで必要なんだ」

 

「捜査に使えるか調べたいと」

 

「捜査に使うのか…随分と思いきった事を言うな」

 

「本当に捜査目的か?欲しいのはわかるが…」

 

「警察から来たのなら他からも要求が来るんじゃないか」

 

「はい、今回の騒ぎで野党ら海外政府、研究機関、宗教関係、様々な所から要望や要求が来ています」

 

「そうなるだろうな」

 

「宗教や野党などに……海外政府か」

 

「今の日本は味方をしてくれる国は一つでも欲しい。どのみちアメリカなどの国には渡さない訳にはいかない」

 

「それはそうだが、配るとすると数が足りない」

 

「増産してもらいたいが、今時点でも護符造りにだいぶ彼女に無理をさせたのだろ」

 

「そうだが現状の数でやりくりするのは…」

 

「……彼女以外で護符作製は無理なのかね?」

 

「博麗女子の護符で幽霊の反応を見ているのですが、各地で取り揃えた御守り等、幽霊などに大きく効果があると確認されたモノは現状では…」

 

「博麗霊夢、彼女の護符だけが特別か」

 

「彼女個人だけが特別であれば良いんだが」

 

「幻想郷と、その関係者やらか。いるのか?有ればとんでもないが、彼女本人が幻想郷については否定しているんだろ」

 

「有ったとすれば彼女は隠す側だろう」

 

「資料でみた設定としては幻想郷は日本の隠れ里の様な場所として有るのだよな。有り得ないとは思うが……あんな門が現実に存在するとなると、国内の調査の進展はないのか。博麗霊夢の保護者についても」

 

「保護者は未だに接触できていません、それと博麗神社の他には関連するモノは見付かってもいないそうです。怪しいと思える場所があると報告は有るのですが」

 

「先日報告にあった少女は?」  

 

「はい、現時点では、少し変わっている様ですが、ただの一般人の少女だと報告を受けています」 

 

「博麗霊夢と違いその少女は同姓同名の別人ということか?」

 

「いえ、容姿なども含めてただの偶然とは……その少女の件なのですが、彼女の監視の者から他国の工作員の様な者が目撃されたと報告も上がっています」

 

「それは…」

 

「不審者が居るとして少女の近辺に警察の巡回を増やすように要請しましたが、安全だとはとても言えません。近日中に保護すべきかと」

 

「…そう…だな。早急に保護してくれ。もちろん事情を話して本人と家族の了承をえてからな。話が拗れては不味い」

 

「了解しました」  

 

 

 

「まだ途上ですが護符の調査結果の資料になります」

 

「どれ…」

 

「うむ、これは……」

 

「伊丹二尉が本人から護符は元々は防弾チョッキ代わりだと聞いていたそうだが、本当に実弾も防いだのか…それもライフル弾クラスも…」

 

「何度も受けていると効果は薄れるようですが、万全の護符であれば相当な爆発にも耐えられるようですね」

 

「これは…護符はさらに必要とされるぞ」

 

「戦場で使うのにですか」

 

「いや戦場でなく要人が欲しがるだろう」

 

「護衛SP等も持っていたいよな」

 

「………彼女には悪いが護符の増産を頼めないだろうか」

 

「あの、それが」

 

「どうした」

 

「博麗霊夢女子が偵察部隊に紛れ込み…現在駐屯地に居ないと…」

 

「!?」

 

 

 

 

 

「……なんかスゴい此方に来たの正解と思う」  

 

「なんだ突然」

 

「何故か唐突にそう感じた」

 

私はいま門のある丘を離れて自衛隊の車にのって移動してる。行き先はイタリアとか言う町。イタリアと間違えそう。なんか陽気な女の子好きが多そうな気がしてきた。イタリカは伊丹と避難民の人がその町に物を売りに行くと聞いて、快く同意してもらってついていくことにした。関係ないけど伊丹の髪を使って呪いが本当にあるか調べようかどうか話してた

 

町に自衛隊が行く理由は情報収集だけど、町に行くってのは避難民の人の要望、避難民の人は物を売りに行くそう。そこは良いけど、町に物を売りに行く避難民の代表が私と同年ぐらいの女の子ってどういうことなのか。

 

 

避難民は女子供と怪我人が多かったけど男がいなかった訳でないのになんで?避難民の代表みたいなのは私と同年代ぐらいの女の子。せめて女の子の先生みたいな扱いのあのじいさんとかが来るべきだったんじゃ。亀仙人を思い出す爺さんだし来てたら車から蹴落としてそうな気がするけど。

 

若い女の子の方が自衛官の対応が優しいと気が付いて?

 

自衛隊の人以外の現地人は三人、

 

何故か居るゴスロリ、代表の女の子、エルフさん。一部年齢が怪しいけど三人とも可愛い女の子ばかり。

 

隊長は伊丹。

 

「やっぱり伊丹はロリコン確定と」

 

「俺が来てくれって頼んでないぞ!?」

 

選んでなくても隊長だし。女の子ばかりのメンバーを受け入れただけでもアウトじゃない?

例えば…オンラインゲームでほぼ女の子パーティー組んでるリーダーが男、リーダーの趣味嗜好が無いとか無理があるみたいな。

 

「うぅ」

 

「人をロリコンとか言う前にソコの巫女擬き、テュカに抱きつくのやめろ」

 

「擬きいうな。何か怖がられてるから慣れて貰おうとしてるだけなんだけど?」 

 

このエルフの娘、なにもしてないのに初対面から怖がられてて何度か会っても治らない。いい加減にどうにかしたいだけだし。決して不純な意思はない(キリッ) 

 

「補食者に抱きつかれて慣れるの死ぬ覚悟が出来た時だけだと思うぞ」

 

「私は熊か何かか」

 

「…正直……ライオンに捕まってるシマウマと同じにしか見えないし」

 

マジな顔で言うな。

私はそんな肉食系でないわよ

 

「感覚が鋭いみたいだし仕方ないわぁ」

 

呆れた声で黒ゴスロリがなんか言ってきた。

 

感覚が鋭いと仕方ないって、此方の人って何か変なモノでも私から感じてる?変な対応をしてきたのはまだ二人だけ、片方はエルフの娘。もう一人は黒ゴスロリさん。

 

ゴスロリさんはロゥリィと言う名前の人で亜神。亜神と言うのは人と神の中間の神になる前段階なそう。東方で言えば守矢みたいなの。この世界の神様は元は人ばかり。人から神、不老不死……凄く厄介そう。会いたくない。

 

因みに初対面の時にロゥリィが私の事を神とか言ってたのは、周りの魂が私の影響受けてたり、私から感じるものが神様みたいなモノだかららしい。私が神様に見えるってこの世界の神様……私と似てるなら人とそんなに変わらない?

 

神とか誤解された私はちゃんとただの一般人だと訂正してる。物凄い胡散臭げな視線を向けられた。本当に私みたいなふつうの人をどういう風に見えてるのか。

 

 

車に乗ってるのは私、伊丹。ゴスロリさんエルフさん、自衛隊の人。あとアニメキャラみたいな名前と髪の毛の蒼い髪の女の子。難民の代表。外見的に無口無表情キャラだと思ってた。

 

「この車と言うのはガソリンというので動いている。ガソリンは化石燃料、化石燃料とはなに?」

 

無口は違った。

 

質問好きな無表情娘のレレイ。無表情で青い髪にレレイ…プラグスーツ着せたいと思った私は間違ってないと思う。レレイは魔法使いというか学者さんらしい。知識欲旺盛。早々に日本語を覚えたりと頭いい。それで日本の色んなモノに興味津々なのは良いけど、 武器にも興味示すのにはアウトでしょうよ。

 

銃についても聞いてるの見たことある。民間人でも日本からしたら侵略してきた世界の住民。武器の事とか調べてたら過剰な反応する人が居ても可笑しくないんじゃない。連れてきた伊丹が注意しろと思う。

 

現地人がその三人で、他の車には自衛隊の人が栗林さんという小柄巨乳。清楚美人ぽい黒川さん。あと他男。

 

「黒ゴスロリ、エルフ、ロリ、小柄巨乳、清楚美人…………ねぇギャルゲーみたいな状況と思わない?もちろん主人公は伊丹」 

 

「誰もそんなこと思わねーよ!」

 

「じゃあ試しに伊丹の状況詳しく書いてネットで聞いていい?」

 

「社会的に殺すきか」

 

「伊丹を題材にギャルゲー作られたりして。やったね伊丹ちゃん!前髪で目が見えない系の主人公になれるよ!」

 

「そんなゲーム開発されるか!」

 

「わりとマジに銀座の英雄のネームバリューで真面目に開発されそうな可能性ありそうと思う」

 

是非とも友人としてプレイしたい。爆笑できそうだし。

 

「知名度でゲームできるならお前の方が可能性あるだろ…いや、もうあるのか」

 

「それ私が出てるゲームでない」

 

「知名度アップで作品が増えそうだよな」

 

「…ギャルゲーも出たら伊丹にやらしてあげるわ」

 

「精神的に死ぬから止めて」

 

「外見は黒髪の正統派ヒロイン……なのになんで中身が」 

 

ん?私にサインをねだってきた運転手の倉田って人が泣いてる。黒髪って、此処にいない黒川さんのこと?

 

「倉田、泣くなよ」

 

「だって博麗霊夢がこんななんて!!ギャルゲーとか言うなんて!」

 

こんなって言うな。

エロゲーって言わない配慮をしたのに。

 

「コイツは博麗霊夢は博麗霊夢でも、MADの中身が綺麗じゃないゲスな博麗霊夢の方なんだと思え」

 

「そ、そんな、そんなのあんまりです」

 

悔し涙みたいなのを流して抱き合う二人。失礼な。演技とわかりやすくて腹立つ。スマホで動画をコッソリと撮影。ネットの通じる所で某BLサイトにでも送っとこう。

 

「お取り込み中悪いですけど隊長、前の方に黒煙が出てます」

 

煙…確かに出てるわ。

 

「またか!!」

 

またって、そう言えば伊丹が前に偵察した時に黒煙が出てたって話しがあった、確かその時には、森が焼かれてて、森を焼いてたドラゴンが見付かった……って

 

ん?

 

つまり前方にドラゴンいんの?

 

ドラゴンにテュカ除いてエルフの村潰されてたのよね。この世界の人ってドラゴンに対抗とか出来ないのよね。ドラゴン居るなら此れから行く町が滅びてるんじゃ。

 

 

ドラゴンでなくて賊だった。賊に町が滅ぼされかけてるだけだった。ドラゴンは居なくて目的地の町は"辛うじて"残ってる

 

良かった良かった。

 

 

 

 

 

 

 


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