喫茶ステラと死神の蝶 二次創作小説シリーズ 作:UonijiU - おにじ
原作:喫茶ステラと死神の蝶
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続くとは言ってない。
あとエロゲで小説書くの初めてで色々とガバってそう。
ご容赦願いたい気持ちしかない。
今回は、『喫茶ステラと死神の蝶』より、涼音ルートのお話です。
涼音がルートに入るとバリバリ乙女っぽくなるので、そこを可愛く書きたいよねって話ですが、初めて書いたから呼称も口調も自信がない。
色々ご容赦願う…
数ヶ月前の私に、今の私の状況を伝えても信じやしないだろう。
卒業からケーキ一筋だった私の人生。
その中で、大きな壁にぶち当たったあの時。
私のケーキには、何か大きな問題があるんじゃないか…?
そう考えだしたら、止まらなくなってしまったあの時。
気づけば店を飛び出していて、再就職先も見つからず、疑心暗鬼な気持ちがどんどん深まっていって。
何もかもがどうでも良くなりそうだった…あのままだったら、私どうなってたんだろう。
そんな私に大きな変化が訪れた。
宏人に強引にとある店に連れて行かれたあの時から。
そこの人たちは、まっすぐだった。
お客さんを笑顔にしたい。
その思いがとてもまっすぐな、何の経験もない若い子達だった。
プロだと自信を持っていた私に、足りなかったことを教えてもらった気がする。
この店で働くようになって、私のケーキは常に評判になっているらしい。
自分の中で、色々と納得できそうな所まで来ている。
…それは、その中にあのエロガキがいたからなんだと思う。
まさか、弟と同じ年の男に惚れるなんて思ってなかったけど。
喫茶ステラと、そこにいるみんなと、高嶺昂晴のおかげで、今の私があるんだ。
――――――
昂晴と付き合い始めて少し時間が経った。
最初からフェラまでして、結局昂晴のエロガキな所に流されて、私も夜は喘いでしまっている所がある。
私も相当なエロ女なのかもしれない。
そうは言っても、仕事には妥協しない。
ステラでは、昂晴といつも通りの仕事をこなしている。
…とは言っても、周りがそうとは限らないんだけど。
職場恋愛だからと、昂晴と話し合って、みんなには報告をした。
流石に二人で言うのは恥ずかしすぎたので、私が一人で報告した。
したんだけど…
――――――
「へ~…」
そう口を漏らしたのは、希さんだった。
「どうしたの希ちゃん」
それに、愛衣さんが食いつく。
「あっ、えっと」
「何か知ってそうな顔でしたよね今…」
少し慌てる希さんに、栞那さんも食いつく。
ただ、なんでそんな反応をしたのか、私にも分からなかったから、私も困惑していた。
「これはお話を聞く必要がありそうね…」
「ちょっと待って、なんでナツメさんもノリノリなの?」
こういう時抑えてくれそうなナツメさんもそっち側に行ってしまった事で、話がややこしくなっていく。
「いえ、正月の前に昂晴君に気になってる人とかを誘って初詣デートでもしてみたら?って言って…それで涼音さんを誘ったってのは知ってたので、うまく行ったんだなぁ…って…」
「え~!!アレって希さんの差し金なの!?」
全然知らないことだったから、気づいたら大声で驚いてしまっていた。
「まぁ涼音さんも高嶺君も雰囲気良さそうだったもんね」
「そうですね、最近仲いいな~とは思ってました」
「そういう雰囲気で、そういう初詣デートでもしたら…そうなりますよね…にひひっ」
「ちょっと待って!そんなふうに見えてたの!?みんな!?み~んなそう思ってたワケ!?」
「まぁ…そうですね」
「顔が赤かった日も高嶺君関係だったんだなって今納得しました」
「あ~、先輩になにか言われて…」
「まぁそうやって簡単に繋がるくらいにはバレバレだったと思いますよ?」
「ええええ~~~!!!」
――――――
とまぁ、年下の女の子達にバレバレだったことが明らかになって、顔を真っ赤にしてしまう羽目になった。
それからと言うものの、なんというか厨房で昂晴と二人、というだけで変に周りのみんなが意識している所があって、私としては仕事は別で一応考えてるつもりなのに、ちょっと意識してしまう。
…アレ以上のことは言ってこられてないんだけどなあ…みんな祝福してくれたし…
そんな事を考えながらも、少しお客さんも落ち着いてきた頃だった。
「涼音さん」
「ん?どうしたのナツメさん」
ホールから戻ってきたナツメさんが声をかけてきた。
「今日、仕事終わり時間あります?」
「え~っと…今日は仕事終わったら飲もうかなって思ってたから、空いてるけど?」
「なら、ちょっと付き合ってくれません?明月さん、墨染さん、火打谷さんも揃って、年も明けましたし、女子会って感じにしないかって話になってて」
「女子会か…」
そんなのとは縁遠い人生を歩んできたなあ…私。
ふと『女子会』というワードで思ってしまった。なんか悲しい。
…というか、
「そういうのをナツメさんが誘ってくるイメージなかったんだけど」
そう、こういう話をナツメさんがするイメージがなかったのも、なんかふと考えてしまった原因だった。
なんかそういう、多く人がいる所とか好きじゃなさそうだから…
「あっ、私もこういうのはあんまり経験ないんですけどね、墨染さんとか火打谷さんがやりましょうって…」
「あ~なるほど、だよね」
「納得されてしまうのに、自分が納得してしまうのが悲しい…」
「ごめんごめん…」
ナツメさん、お誘いは幾らでもあるみたいだけど、全部断ってそうだもんね。
まぁこんなに可愛いんだから、いずれは彼氏連れてそうだけど。
「場所とかまだ決めてないんですけど…」
「あ〜…私の部屋で良い?もう今日の為にビール買っちゃってるし、帰ったらビールって口になってるから…」
「ホント涼音さんって飲みますよね…その切り替え力が羨ましい…」
――――――
「って事で、昴晴。今日はみんなと飲むから、よろしくね」
涼音さんは仕事終わりにそう言って笑う。
新年女子会をやるとの事、俺が立ち入る余地はなさそうだ。
「たまにはそういうのも良いんじゃないですか?女子会楽しんでくださいね」
「あ〜っ、そう言いながらちょっと不服そうじゃん、何をするつもりだったのかな〜?」
「別に不服じゃないですよ」
いつものジト目で、俺の顔を覗いてくる。
まぁ…明日は定休日だし、一緒に過ごせたらとは正直思ってたけど。
「ホントかなぁ?…まぁ明日は定休日だし…明日は二人でって事で…それで埋め合わせって事で…どう?」
「えっ、あっ…」
もっと煽ってくると思ってたんだけど、顔を赤くして恥ずかしそうに話す涼音さん。
ちょっと予想外だったので、変な声が出てしまった。
「…どうなの?」
「是非、よろしくお願いします…」
「よろしい」
頬を染めて頷く涼音さんは可愛い。
付き合い始めて、涼音さんのいつもは見られない可愛いところをどんどん目にしている気がする。
「って事で、高嶺さん。彼女さんお借りしますね。にひひ」
「私達が居る所で気にしなくなってきてるわよね…二人とも」
「「あっ…」」
声の主は明月さんと四季さんだった。
見るともうほぼほぼ支度を終えている女性陣が、生暖かい目で俺達を見ていた。
「おアツイですなあ…」
「ホント、昴晴くんがこんな感じになるなんて想像付かなかったなあ…」
「ごめん私があんな事言ったせいだ…」
「いえいえ、言ってくれたのは嬉しかったから…」
二人で気恥ずかしさを噛みしめる結果に。
――――――
場所は涼音さんの部屋らしく、マンションまでは一緒に帰った。
帰り道も別行動にされるかと思ったんだが、流石にそんな事はなかった。
「じゃあ昴晴、また明日ね」
「はい、また明日」
「高嶺くん、彼女さんをお借りするわね。フフッ…」
「…?、はい。あんまり飲ませすぎないでくださいね…」
四季さんの顔はいつもより上機嫌そうで、笑みを浮かべていた。
なんでだろう。まだシラフだろうに。
「他のみんなもよろしく」
「はい、わかってますよー…にひひっ」
「はい!分かってますって」
「うんうん、任せといて!」
よく見ると、明月さんも、希も、火打谷さんもどこかにやけてる気がした。
「…?」
俺はその真意が理解できないまま、みんなと別れることになった。
――――――
「みんなビール持った?」
「私と愛衣ちゃんは未成年なので持てませんよ…」
「あぁ、そっか」
私の部屋に、ステラ全女子が揃っている。
机上には、ビールと、お茶と、お鍋。
お鍋は、希さんが作ってくれた。
もうそういう事になっていたみたい。手際も良さそうで、良いお嫁さんになりそう。
もう鍋も出来ていて、あとは…
「誰が乾杯する?」
「ビールまで持たせたんですから、ここは涼音さんでいいんじゃないですか?」
「じゃ私が…」
「かんぱーい!」
「「「「かんぱーい!」」」」
こんな女子で集まって、新年会みたいなことするのは初めてかも。
前の会社でも一応新年会はあったけど、男も割といたし。
ここ(ステラ)に来て、色々変わったんだなぁ…私。
「くぅ〜、誰かに作ってもらったご飯にビールが合う…幸せ…」
「…始まりましたね〜」
「そうですねぇ〜」
「え?何?」
「「「「じー…」」」」
私がビールを飲み、鍋を食べ始めると、希さんと愛衣さんの意味深な声。
顔を上げると、私の事をみんなが見ていた。
「あっ、色々崩しすぎちゃった?いつもこんな感じで…」
「涼音さん、今日は何の為に、集まったと思います?」
すごくニコニコしている栞那さんが尋ねてくる。
「え?女子会で新年会だって…」
「それはそうなんですけどね…?」
「え、何何?ちょっと怖くなってきた…」
みんなからの圧を感じる。とりあえず標的は私一人らしい。
「今日はですね…涼音さんと高嶺君が、どんな調子か色々と聞こうって、私達決めてきたんですよ」
「え”っ」
ナツメさんが、凄くニコニコしていた。
笑顔が下手なナツメさんが、凄く笑顔だった。
凄くウキウキしていそうだった。
私はこの時もう察した。
…今日は長くなりそうだと。
――――――
「というわけで、『第一回チキチキ涼音さんに恋バナ聞こう大会』を始めましょうか」
「イェーイ!」
「ナツメさんがこんなノリノリなんて…誰も止めてくれる人がいないじゃない…」
完全に嵌められたらしい。
よくよく考えたら、分かる話だった気がする。
付き合い始めたと報告した時の反応…アレはもう完全に興味津々だった。
流石に昂晴と一緒にとはしなかったのは優しさなんだろうか…それとも女子でしかできない話を…?
場所も私の部屋にしてしまったから、逃げ場はない。
楽しそうなこの4名のお客様を満足させるまで、この地獄からは逃れられない訳だ…
それが、まだケーキを作って満足してくれるならマシだが…私と昂晴の話とか…
「で、実際どうなんですか?昂晴君と」
「ど、どうって言われてもなあ…」
希さんが声を上ずらせている。
「というか、希さんは良かったの?昂晴の事、私で」
「あ~、昂晴君にこんな日が来るとも思ってなかったですし…涼音さんみたいな年上の女性と付き合うなんて、私は嬉しいですよ?」
「その大人の女性が、この酒飲みなんだけどね~…」
昂晴が一番仲が良かったのは確実に希さんだったと思うんだけど、希さんと昂晴はやっぱり幼馴染って所で完結してるんだな、付き合うと言ってから思うようになったかも。
「で、で、どうなんですか?うまく行ってますか?変なこと言って、雰囲気壊してませんか?」
「希ちゃん完全に先輩のお母さんみたいになってるよ…」
もしかしたら、そういう気持ちがあるかもしれないって、内心ちょっと不安だったんだけど、希さんにそんな気はなかったみたい。
「まぁうん…昂晴と一緒にいれて…幸せ…かな?」
「「「「おぉおぉぉぉ…」」」」
「や、やめて…そういう反応…恥ずかしいから…」
顔がどんどん熱くなっていくのを感じる。
この熱さは、ビールに酔っている…という理由だけでは説明できない。
好きになった彼氏の話を、しているから。
しかも、今日はそんなつもりじゃなかったから、尚更。
みんなにこうやって聞かれていることに、私は予想以上のダメージを受けているらしい。
「どこまで…行ったんですか?」
「ど、どこまでって…何が?」
愛衣さんは、まだ顔を赤くしながら慌てて聞いてくれるので、まだこちらにも余裕が出来る方なんだけど、その質問に口ごもってしまう。
どこまでって…そもそも私からキスしてこうなったし…
その先だって…
「あっ、これそこそこ行ってますね」
「ちょっ、そこそこって…えっ?」
「涼音さん…?」
「えっ、待って私何も言ってないのになんでそうなるの!?」
栞那さんが、ニヤニヤしている。まるで私の事を見透かしたかのように。
「いやだって、そんなに顔を赤くするってことは、何かあるってことじゃないですか?」
「うわ涼音さん顔真っ赤~!」
希さんにも目を見開いて驚かれている。そんなに今顔赤いのか私。
「ちょ、ちょっと待って!そんなに赤いの?ビールじゃなくて??」
「それはもう真っ赤ですよ、涼音さん…湯気出てきそう…」
「えっ…ちょっ…」
そんなに顔が赤いのは、きっと脳裏に昂晴としてしまった事がよぎったから。
今でもありありと思い出せる。
昂晴の息子を上でも、下でも…
「~~~~ッ!!」
「あっ、悶えてる…」
「これもう半分答えみたいなものじゃないですかね、どの体位でやったんでしょう?涼音さん小さいですもんね」
「普通のテンションで明月さんは何を言ってるの!?」
「体位…もう涼音さん、本当に大人に…?いや、もう大人なんですけど…」
皆がざわめいているのが分かるのに、誤魔化すことも出来ない。
完全に自爆してしまった…
「で、どこまでしたんですか?」
「え~、もう分かったようなもんでしょ…」
「こういうのは当人から聞きたいじゃないですか~」
もうナツメさんの顔は赤いのだが、明月さんはノリノリだった。
もう、自白するしか道はない。
それぞれの視線が私に集中していた。
「えっとその…しま…した…」
「本当に…シたんですね…」
「大人だ…」
「うわぁ…すごい…」
「あっという間にセ◯クスとは…」
「言わせたのはそっちでしょうが~!!!」
皆が息を呑んでこっちを見るもんだから、声を荒げてしまう。
未だに顔の熱さが収まりそうもないし、こんな話のせいであの時の事をありありと思い出してしまって、むしろもっと熱くなってしまうんじゃないかとさえ思う。
「それは…前儀とかも…したんですよね?」
「へ?」
「いや、その、セッ……って痛いって言うじゃないですか、だからその前…こう、しゃぶったり…とか…」
「え”っ……あ」
顔を赤らめながらナツメさんが言ったことはあまりにも、あまりにもドンピシャの事で、また声を上げてしまった。
「しゃぶったんですか!」
「めっちゃこだわるねそこ」
「しゃぶったんですね!!」
「…はい…」
「涼音さん…本当に大人になられて…」
「ナツメさん今すごい失礼なこと言ってるからね?」
すごい力強く聞いてきて、そんなちょっと感慨深そうに言われると、自分の体型を考えたりとかしてしまう。
「ごめんなさいごめんなさい、でも順調そうで、そこまでもう行ってるなんて思わなくって、興味…出てきちゃって…」
「顔真っ赤にする割には結構グイグイきてますよね、ナツメさんって…私にいつもツッコミ入れる割に…」
「う、うるさいな」
栞那さんが今度は標的をナツメさんにしている。
でも実際、ナツメさんがここまで興味を持つのは意外かも。
「ナツメ先輩って意外と付き合ったら、色々と尽くすタイプなのかもしれないですね…あはは」
「尽くす女性かぁ〜」
「ちょっと、今の話の中心は私じゃないでしょ!」
愛衣さんと希さんにも追撃されて、ナツメさんも真っ赤だった。
こういう所が出てるのは、酔ってるからなのかも。
「涼音さんは…!涼音さんは、高嶺君に尽くすつもりなんですか…?」
「えっ、ど、どうだろう…」
強引に矛先を私に戻してきた。ナツメさん必死というか、いつもと雰囲気違うかも…
「どうなんです??」
「すごい酔ってない?ナツメさん、止めなくていいのコレ、というか私を酔い潰して本音を吐かせるとか、そういう流れじゃなかったの?これ」
ナツメさんは、明らかにいつもよりテンション高いし、感情が凄いストレートに出てきていて、逆に調子狂う。
「そのはずだったんですけどね…ナツメさん、聞いてるだけで恥ずかしくなってすごい飲んじゃってるので…」
確かにいつもは飲まないと言ってるナツメさんの前にはビールの缶が何本もあった。
これは酔う…
「これ明日になったらめっちゃ恥ずかしいやつですね、ナツメ先輩…」
「水持ってきますね〜」
「うぅ…飲まなきゃ恥ずかしくて…で、どうなんですか涼音さん…」
後輩にも気を使われる中、頭をちょっと押さえながらもまだ興味は止まらないらしい。
「どうだろう…でも…」
「でも?」
「エロい事言われても…『エロガキ〜』って言いながら割とノリノリかもしれない…」
「「「「…」」」」
ボソッと呟いた言葉で、水を持ってきた希さん含めて全員が固まった。
「えっ、あの流石にリアクションないのはそれはそれで恥ずかしいんだけど…」
「…涼音さんって、意外と乙女なんですね、にひひ」
「なッ__!!」
いつものようにニヤッと笑う栞那さんだけど、その言葉に顔がまた一気に熱くなってしまった。
「仕事とプライベートで切り替えが凄い涼音さんをこんな風にさせちゃうなんて…昂晴君って意外と凄いのかな…」
「確かに…涼音先輩、恋する乙女って感じかも…」
「涼音さん、幸せそう…そんなに上手く行ってるなら私達が心配する事はなさそうですね」
「やめてやめて!今すっごい恥ずかしいからそういうのやめて!!」
みんなにニヤニヤされながら私は顔を覆う。
後輩達に好きになったガキの話で弄られている…
凄いムカつくし、恥ずかしくて仕方がない。
なのに、幸せだなぁ…私。
ケーキ一筋だった私に、
壁にぶつかって、どうでも良くなりかけた私に、
色んなモノをくれた人。
私の中で、あの時のことも早く一区切りつけて、昂晴を安心させてあげないと。
こんなに恥ずかしいのに、好きな人の話をさせられているのに、幸せだった。
「…ついに、お惚気始めましたよ涼音さんが」
「へ?」
栞那さんの声で我に帰る。
するとみんながそれぞれの表情で私をじっと見ていた。
「私が言うのもどうかと思いますけど、涼音さんもかなり酔ってるんじゃないですか?…全部口に出てましたよ、今」
「………」
全部口に…って何が?
その言葉を、私はすぐに理解できなかった。
皆が顔を見合わせたかと思うと、こっちをもう一度見る。
私は、まだ思考が追いついていなかった。
「「「「なのに、幸せだなぁ…私…」」」」
「うわぁあああーーーーーーーー!!!!!!!」
それを理解した時にはもう、恥ずかしくて死にそうだった。
今日程、自分を祟りたくなった日は多分無いと思う。
翌日、昂晴と会った時に最初まともに顔が見れなかったのは、また別のお話…
なんかガバってたら教えて下さい…
今後もエロゲ系たまに書けたら良いなと思ってます。
というかこれどうだったんだろうか…