終わり往く者   作:何もかんもダルい

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 難産だった…………クライマックスだけはしっかり決まってるのにそこから逆算したらえげつないズレが出て来てて笑うしかない

 感想でも言及されてましたが、騎士と狩人イベントはかっ飛ばします。だってグラニと相性悪すぎてイベント終わる頃にはカイナ君首吊っちゃうから…………


塵狼の牙と無垢な陽だまり、そして。

 情けなくもスカジへと当たり散らした後、彼女はいつの間にか消えていた。当然気分が良い訳もなく、胸の奥に吐き出せない引っ掛かりを覚えたままに夕暮れと共にキャロルの家へと戻った。

 

「……ただいま」

「あ、おかえりなさい傭兵さん」

 

 扉を開ければ、屈託のない笑顔を向けてくるキャロル。数週間寄宿していたせいか赤の他人同士という独特の緊張感が抜けており、まるで長年共に暮らしているかのような安心感すら感じてしまう。

 こんなままではいけない、逃げ続けてきた責務を果たさなければという焦燥感がじわじわと蝕んでくるものの、どうしても今の安寧を手放せずにずるずると……嗚呼本当に。

 

「情けないなぁ……」

「……? どうかしたんですか」

「ああいや、こっちの話だ」

 

 疑問符を浮かべて小首を傾げるキャロルを適当にあしらう。虐殺と殲滅という自分の所業を知ればすぐに切れてしまうだろうという程度の細く薄い縁、幾らでもあったはずのそれの一つを失うことに今更躊躇してしまっていることに失笑しか浮かばない。

 

「そうですか。何か困ったことがあったら気にせず相談してくださいね」

「いや、そこまで世話になる訳には」

「いいんです。これでも村長なんですから、少しは偉そうにさせてください」

「……そう、だな。その時になったら頼らせてもらう」

 

 健気さに涙が出そうになる。集落の皆からの信頼具合から見ても、それが上辺だけの態度で無いことはよく理解できている。だが、それでも少女という外見と村長という重責の掛け合わせというものは庇護欲を誘って止まない。

 自分が護衛を辞めたらこの子は生きていけるのか―――と考えて、その思考を吐き捨てた。()()()()()()()()()()()。眼前の少女は自分のような塵芥よりも余程人間が出来ている。少なくとも初見の傭兵相手に毅然と仕事の依頼が出来る程度には強いのだ。仮に自分が居なくなったとしても一人で踏ん張れるだけの胆力を備えている。

 

「……立派だな、君は」

「ど、どうしたんですか急に」

「いや、思ったことが口から出ちまっただけだ、気分を悪くしたのなら謝る」

「いえその、そんな嫌とかそういうわけではなくて……まだ背だって小さくて威厳もないし……」

「村長なんて立場をその年で背負いきってるだけでも、俺からすれば凄いよ」

「ぅあ、あの」

「こんな()()()()()より、ずっと立派だと本心で思ってる。胸を張っていいんだ」

「あの、もう止めてぇ……」

 

 また顔を真っ赤にして俯いてしまった。不機嫌になったというわけではないと理解してはいるが、それにしても褒められる事への耐性が無さすぎるのでは無かろうか? 悪い男に騙されないか割と本気で不安になってきた。自分が言えた口ではないのだが、少しはそういうことを諭した方がいいのだろうかと要らぬ世話を焼きたくなってしまう。

 

「相変わらずの天然タラシね、極悪というか最早クズと言うべきかしら」

「もう何も聞かんが、取り敢えず死角から出てくるな」

 

 何処かに行ったと思っていたのに、気づけば真後ろにスカジが居た。というか何故あの装備でほぼ無音かつ気配を消して近づけるのか分からない。何なんだ。気配の無さといい無駄な技量といい怖いんだよお前。あと罵倒の圧が酷い、他の奴にはそんなに饒舌じゃなかった筈だろうが。

 

「お前何処に行ってたんだよ」

「別に、何処でもいいでしょう? 貴方には関係ないはずだけど」

「ああそうかよ、お前はそういう奴だったな畜生」

「ええ、あんな風に女に八つ当たりするような男に話すことは何も無いわ」

「ぬぐ、それは……」

「あ、あの!」

 

 先程の醜態を盾に此方を追い詰めてくるスカジ。それを遮ったのは、どこか緊張したような面持ちのキャロルだった。先程まで寝ていた耳はぴんと立ち、瞳は妙に輝いてスカジへと向けられている。

 

 ―――――そして、それは最悪のタイミングだった。

 

「―――――ッ!」

「うわっ!?」

 

 

 

 スカジから殺気が漏れると同時、コンマ一秒のラグなくキャロルを抱えて民家から飛び出す。

 

 

 刹那、無数の凶刃が他ならぬ自分へ向けて投射された。

 舌打ちと共に足裏で振動地雷を励起、地面の破裂で一気に加速し敵手の射程から逃れる。同時に屋内から窓をぶち破ってスカジが突貫、手近に居た相手を地面ごと薙ぎ払った。

 

「ひ……!」

「――――クソが、頭下げてろ!」

 

 しかし、相手はそれを一顧だにぜず此方へと再び投刃を行う。一切の乱れなく行われる()()()()は淀みが無く、それはつまり正規の訓練を高密度で受けてきた連中という事。此処まで来れば、あとはもう分かりきっている。

 

「イェラグの貴族(ゴミ)共……」

 

 スラムでも追ってきた、イェラグ貴族の暗殺者とレユニオンの混成部隊。どういう訳か連中は自分が生存していることが相当我慢ならないらしい。保守派だの何だのとほざいていたくせに狡い手には先鋭的な辺り、まるで絵物語のような屑っぷりに苦笑すら出てくる。

 

 背後に着地したスカジへとキャロルを投げ渡す。

 

「きゃ!?」

「その子を頼む、死んだら()()()

「どうやら貴方の知り合いみたいね、後で説明してくれない?」

「ふざけろ、生きてられるかどうかも分からねぇってのに!」

 

 スカジがキャロルを小脇に抱えて疾走すると同時、ナイフを構え腰を落とす。暗殺者達は此方を注視して、スカジには目もくれていなかった。

 

「よくも此処まで生き延びた」

「そして、よくも此処まで同胞を殺したな」

「…………我らのために死ね、塵被りの狼犬(ビースト)

 

 顔を隠す仮面の下から、殺意と怨念を混ぜ合わせた重苦しい宣誓が響く。暗殺者の有する殺意にしては何処までも沸騰しきっていて、血糊だらけの錆びた鉈のような粘ついたものになっている。僅かに覗く瞳はどろりと熱量に濁っている。

 

 ああ、こいつ等の言い分はつまり()()()()()()()

 

「何だ、俺が殺した連中にお前らの知人でもいたのか?」

「…………」

「親、先輩、恩師、或いは友人恋人その他諸々、よくある話だな。汚れ仕事だからこそ育まれる絆がある。良く分かるよ」

 

 ぎち、と、ナイフを持つ手に力が篭る。胸の内と頭の芯で、汚泥のような感情が点火する。

 

()()()()()

「―――――」

 

 絶句する敵手。何が可笑しい?お前らだって羨望の一つや二つ、抱いたことくらいあるだろうに。まさか、俺がそんなに身も心も鋼みたいに凍った存在だとでも? そんなのは()()()()()()()だけで十分だ。

 羨ましい。生まれてこの方、肉親にすら抱けなかった親愛を素直に抱けるその真っ当な感性が羨ましくて仕方ないんだ。

 

 ああ、だから。

 

「いい加減にしろよ」

 

 点火した感情がまるでガソリンをぶち込まれたように爆発的に燃え上がって沸騰する。

 勝って、狩って、駆って、お前達と同じように血に塗れて戦ってきたのに、どうして俺にはソレが与えられない? 

 いつものように、まるで執拗な狩人のように追い立ててくる殺意の応酬、これが逃げに徹した罰だと? “成長”を拒んだ、“主役”から逃げた対価だと? ()()()()()()()()()()()とでも?

 斬撃を回避し、投擲された短刀を振動で破砕する。敵手の耳と尾が引き金となり、脳裏をよぎるのは柔らかく笑うフェリーンの少女の顔。

 

「気持ち悪い…………!」

 

 死ねよ、糞が。お前なんか大嫌いだ。家族、地位、名声、仲間、絆。何もかもに恵まれている癖に“自分は悲劇に囚われている”とでも言いたげなその横顔、思い出すだけで皮を剥いで捨ててやりたくなる。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()何でそんな風に満たされない顔ばかりしているんだ、だからお前達は嫌いなんだよ。

 

「お前を拒んだからか?」

 

 凶刃をいなし、蹴りで強引に距離を取る。相手に此方のやり口は割れている、当然のように一定以上の距離を保ちながら攻撃を仕掛けてくる。 

 

 あの笑顔を拒絶して切り捨てたからこんな目に遭っている、そんな錯覚が止まらないんだよ。例えそれが八つ当たりの類だと理解していても、“お前のせいだ”という感覚がどうしても消えてくれない。

 

 思案を重ねに重ねて、膨れ上がる感情を押さえつけて、そしてとうとう何かが切れた。連中の衣装を見るたびにちらつく記憶の影が鬱陶しくてたまらない。こんな感覚に陥らせるこいつ等が目障りだ。

 腹の底から炸裂するのは、いっそ清々しい程の悪意。口の端が歪につり上がり、目に喜悦が走る。

 

「何処までも何処までも延々と鬱陶しいんだよ、ストーカーみてぇにコソコソコソコソ付いて来やがって」

 

 邪魔だ、気持ち悪い。

 ストレスを発散するために、まずはどうしようか―――――答えは簡単。

 

「殺してやるから、死ねばいい」

 

 スカッとするために敵を散々に痛めつける。それは何処までも道徳から外れた行いで、だからこそ気持ちがいい。

 間違っていることは気持ちがいい。最低で、下劣で、だからこそスッキリする。大好きだろう、じゃあやろう。自分より優れた奴らを一方的に甚振って尊厳を踏み躙って、そして心も矜持も体諸共粉砕する。最悪最低、愉悦で身体が疼く。魅力的だ、やってやろう。

 

 

 ―――――さあやるぞ、と。意識を切り替えた後は簡単だった。

 まずアーツ使い―――先頭に直接参加していないことから治癒担当か―――だろう後衛を真っ先に狙い、防がんと殺到する近接担当の刀使いから腕を切り落とした。続いて腕を掴み、アーツで蝕む。ブルブルガクガクと震え始めた腕を投げ付ければ、弾道の途上で炸裂し血肉を撒き散らして視界と精神を一瞬奪う。

 それだけあれば、もう十分。刀使いのアキレス腱を斬ってから疾走、投刃使いから指を奪って、ついでに構えていた短刀も奪って投擲、膝と肘を得物で打ち抜いて標本に。

 

「3人いれば()()か」

 

 あとは簡単、背中を蹴って地面に転がしてから疾走、双剣使いの首を刎ねてその頭をぶん投げて、そして相手の眼前で唐竹割り。脳漿と中身でバランスを崩したボウガン使いの脳髄に刃を捩じ込んだ。

 最後に治療を行おうとしたアーツ使いの頭に先程拾った短刀を投げて、コレで終わり。

 

 さあ、ここからは蹂躙だ。プライドも何もかも泥を塗ってやる。

 

 

 

 

 

「あ、ァ……」

「いやだ、たす―――――」

「やめ、ひギィ」

 

 腹を破裂させ、喉笛を割き、全身の骨を粉砕する。なるべく苦しむように、そして見せしめにするために、いたぶり嬲って遊び殺す。

 

 一度意識を切り替えた後は、何処までも一方的だった。殺しを本職とする暗殺者とテロリスト紛いの暴徒では、どれだけ技量が有っても連携がままならない状態。一人殺せば後は芋蔓式に崩れていた。

 

 血と脂に刃が滑るが、振動で吹き飛ばせば新品同然の切れ味を取り戻す。顔面の皮を剥ぎ、鼻と耳を抉る。目はダメだ、神経に近いから失神しかねない。それでは意味がない。

 爪を剥いで激痛で目を覚まさせ、肋骨を一本づつ折って絶叫させ、太い血管から遠い骨を粉々に踏み砕いていく。ショック死を避けるように加減しつつ、失血死させないように開いた傷を最低限かつ乱雑に縫合・止血しながら極限まで嬲り上げた。

 

「あぎ、ひ、なん……で」

「おねがい、おねがいだから、死なせてよ――――」

「苦しんで生きてくれよ。自分で言ったろ、塵被りのバケモノだって」

 

 ケタケタ、ケラケラと嗤いながら、もはや存在しない揚げ足を取って心まで蹂躙し尽くす。“お前が悪いんだ”と、最低な理屈で人間を無視のように弄んだ。

 

 

 

 ―――――だから、その存在に気付かなかったんだろう。

 

「……何を、してるんだ」

「…………」

 

 震える声色に振り返る。そこに居たのは小柄な少女。尾と耳からしてクランタ族だろう。瞳は怒りに燃え、握る槍は握力で軋みを上げている。

 青みがかった髪を一つに纏め、特徴的なバイザーをした、変形機構を有する槍を使う、小柄な少女。ここまで情報が揃えば、脳は勝手に照合を開始していた。

 

「グラニか」

「カイナ……君は、何を」

「反撃、それ以外に何がある」

 

 胸ぐらを掴まれる。彼女にしては珍しく青筋を額に浮かべていて、それを冷たい視線で眺める。どうせ痛めつける必要なんて無いとか諭すつもりだろう、()()()()()()

 

「連中は報恩を知らない。助けたところで勝手に逆恨みして襲い掛かってくるぞ。“恵まれてるくせに”、ってな」

「だからって…………!」

「拷問の必要はないって? いいや有るさ。こういう手合いは目に見える恐怖がないと同じ事を繰り返す。()()()()が必要なんだよ」

 

 それっぽい結論を並べる。実際見せしめ狙いではあったが、それはあくまで理由の一つ。残る理由が心底どうしようもない、屑の理屈であることを自覚していたから語らなかっただけ。

 

 話は終わりだと視線で伝えて服を掴む手を払い、キャロルの元へ歩き出した。

 

 

 

 

 キャロルの依頼はご破算になった。

 自分がいる限り、今後も敵手はやってくる。被害を増やさないためにも去らなければ――――なんて、そんな綺麗事は当然建前で。あの後口論になったグラニの側に居たくなかったのが本音。

 

 彼女は太陽だ。タルラのそれとは違う、温かくて眩しい日溜まりを生む優しい星。そんな光の側にいたら、日陰でしか生きられない自分が余りにも惨めで死にたくなってしまって、遠ざかった。そして、惨めさと一緒に感じたのが、あんな日溜まりに自分が近づけばきっと陰ってしまうという経験則からの怯え。他人の輝きまで奪いかねない自分の存在が嫌で嫌で仕方なかった。

 

「罵倒して、死ねの一言くらいぶつけたっていいだろうにな……」 

 

 腰のポーチに入った()()に触れる。キャロルが臨時報酬だと笑って託してくれた餞別だった。

 あんな立派な子と、それを支える善人の村人達。自分なんか居なくたってきっと生きていける。けれどそれは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()という裏付けでもあって―――――

 

「………いいさ、どうせ人殺ししか出来ない屑だ」

 

 未練たらたら、後ろ髪を引かれる思いで、足元の亡骸を気にも留めずに集落を後にした。

 

 

#####

 

 

 ―――――どうした、と問われた。少し出てくると返した。

 

「彼、か」

 

 何らかの草食獣を模したのだろう仮面の下から、奇妙な口調で紡がれる声。それは確かに此方を案じ、そして同時に疑っている。

 

「心配しなくてもいい、少し話をしてくるだけだ。それ以上は何もしない」

「そうか、時間も無い、早めに、帰って来い」

 

 作戦が控えているのだから――――と後付けして、仮面の巨躯は去っていった。他の()()はあくまで我関せずを貫いている。相手が大震災(テラクェイク)と暗喩された大事件の元凶ゆえに、相当の警戒と共に無関心が不文律と化しているためだ。

 

 要は“接触する分には構わないが、それで痛手を負っても知らないぞ”という事。事実()()()()が挙がっているにも関わらず彼女達の誰もが動こうとはしなかった―――――これまでは。

 

「相も変わらず自分のやり方を嘆いているのか、お前は」

 

 中空へ向けてぼやくように言葉を投げた。傷だらけの手を星空へと伸ばし、そして握る。恨みも怒りも憎しみも無く、ただ食べ物と寝る場所が欲しいというだけでレユニオンへ入った異端者の少年を思い起こして、独り笑った。

 

 道中に待ち構えていた部下の姿を視界に収め、今度は苦笑する。

 

「お前達……」

「とうとう行かれるのですか」

()として、たまに様子を見るくらいは良いだろう」

「でしたら……」

 

 手で制し、二人までだと付け加える。レユニオンの白い衣装は目立つ、大勢で動けばあちこちの勢力から目を点けられてしまう。それに―――――

 

「あの子は臆病だ。山ほど押しかければどういう反応をされるか分からんぞ」

「…………そう言われては、どうにも弱いですな」

 

 部下の中でも年長の男が仮面の下で苦笑し、命令通り二人を選抜した。過去の大事件を知っていて、かつ“彼”とも面識がある二人だった。 

 

 

 

 

 ――――――雪の女王が動く。運命が稼働する。決して決して、彼という異物を逃がさない。




Tips

グラニ
 クランタ族。騎士と狩人イベにおける実質主人公。女の子だけどイケメン。
 陽だまりみたいな性格ゆえにカイナとの相性は最悪。ロドスにいた頃もカイナが一方的に避けていた。視界に入ったらすぐ逃げるレベル。当人は人格面では然程嫌ってはいなかったのだが、見せしめや拷問を良しとする戦い方とかで反りが合わなかった。

スカジ
 あんまりに重要なことを喋らな過ぎる白髪ゴリラ。戦闘の余波で山だか崖だかが抉れたらしい。海がどうこうってお前クトゥルフとでも戦ってんの?
 カイナの事は嫌いではないが好くほどでもない。仲間としては信頼してるが、男としてはないわーって感じ。

雪の女王
 何とかノヴァさん。コードネームかっこよすぎて惚れる。マップ兵器はマジでやめろ下さい。
 レユニオン時代に比較的同年代という事で親交はあったが、やはりカイナが避けていた。若干年下という事で姉のように振舞っていたことがある。揶揄されるとキレるので注意。

カイナ
 自己評価が地の底どころかマントル突き抜けてるので相対的に他人の評価が高い。しかもそれを素面で口に出して褒めるから余計タチが悪い。どっかの息の詰まる日々だった巫女さんにも同じことをしていた。コイツいっぺん死んで良いんじゃねぇかな。
 人殺し、というよりは相手の身も心も蹂躙することが得意。しかしそれが心の在り方とかみ合っておらず、自分の所業に自分で落胆する。いわゆる才能と気質の齟齬。


次回投稿日は未定。気長にお待ちくださいな。

感想・評価お待ちしています(乞食)

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